【曲目】Simpatico / Rio Rhapsody / Nocturno / Little Girl Blue / Choro In “A” // Mood Antigua / The Color Of Her Hair / Lonely / I Didn’t Know What Time It Was / Carioca Hills
邦題「市俄古への長い道」。デビュー期に2枚組を連発していた彼ら。これはその路線での最後くらいの作品です。かえって今聴くと新鮮に思える名曲が眠っています。特にD-2「Call On Me」はシティポップ/ハワイアンコンテンポラリーファンにもオススメしたいブリージー名曲! はじけてるラテンインストC-2「Mongonucleosis」もカッコイイ!.
Blue Note紺レーベル(黒おたまじゃくしロゴ。発売同年のプレスですが、セカンド・レーベルになります)。
“スカイハイ・サウンド”の由来は本作にあり。
ドナルド・バードを時代の寵児に再生させただけでなく、ラリー&フォンス・マイゼル兄弟のサウンド作りを核とした70年代Blue Note(BN-LA時代)サウンドの雛形を作った傑作。本作に収録したその名も「Sky High」という曲が、そのままマイゼル兄弟の”スカイハイ・サウンド”の由来となりました。ここから次作「Places And Spaces」へ、一気にひとっ飛び!.
「Leaving Me」「I Just Want To Be There」などのヒットを持つシカゴ産スウィートソウル名グループのベストアルバム。甘さだけでなく、熱さもあるし、日本人好みにフィットした70年代ソウルのひとつだと思います。バラードはドラマチックでありながら聴き手に寄り添う優しさがあり、アップテンポは切なくこみあげてきて。「I Love You, Yes I Do」の、逃げも隠れもしないタイトルが素晴らしい!.
【曲目】Me About You / I’m With You / I Keep Wanting You / Dodn’t Want To Have To Do It / What Ever Happened To Happy / Baby Close Its Eyes // Music Man / The Girl Song / Splendor In The Grass / Nobody’s Home To Go Home To / Nicole / High Coin / I’ll Turn To Stone
80年代半ばを迎え、彼も第一線というより円熟の領域に。それでも自分らしさを見失わずに良作を仕上げています。ジョニ・ミッチェル、ドン・ヘンリーら旧友たちが参加し、キーボードの音色こそデジタルですが、暖かみはまさにJT印。バディ・ホリー「Everyday」やジーン・ピットニー「The Man Who Shot Liberty Valance」といったオールディーズのカヴァーも、うまいですね。.
収録曲・データ
【曲目】That's Why I'm Here / Song For You Far Away / Only A Dream In Rio / Turn Away / Going Around One More Time // Everyday / Limousine Driver / Only One/ Mona / The Man Who Shot Liberty Valance
50年代後半乗りに乗っていた時期のネルソン・リドル。華やかで気持ちのいいオーケストラ&ジャズサウンドで、恋する若者たちの毎日を応援!といったテイスト。アレンジも凝りまくっていて、「Have You Got Any Catsles, Baby?」ではビックリするほどスインギーなヴァイオリンが登場。ラストのタイトル曲の開放感も最高です!「C’mon... Get Happy!」と対をなすアルバムです(同じ男女モデルがジャケに登場)。.
収録曲・データ
【曲目】Let’s Face The Music And Dance / You Are My Lucky Star / You And The Night And The Music / Younger Than Springtime / You Leave Me Breathless / You’re An Old Smoothie // Then I’ll Be Happy / I Get Along Without You Very Well / I Can’t Escape From You / Have You Got Any Castles, Baby? / Darn That Dream / Let Yourself Go
クラリネットの名手とアコーディオンのデュオ。このコンビ尾では数枚ありますが、中でも本作は、ユニゾンしたり離れたり、ふたりの遊び心が顕著に現れました。不安定な美しさがやみつきになりそう。リズムセクションを置いてゆくほどのマッドな高速プレイ「Bus Driver In The Sky」に目が点、いや、耳が点。「Nica's Dream」にはエキゾ感も。.
ベイシー楽団の専属で活躍するなど長いキャリアの男性シンガーがBlue Noteでポップスを歌った異色盤です。スティーヴィー・ワンダー「I'd Be A Fool Right Now」のカヴァーは、とにかく必聴ですよ! 他にもジャジーな渋みが曲に違った表情を与えている「Can't Take My Eyes Off You」や、ミルトン・ナシメント畢生の名曲「Bridges」など、新鮮なアレンジが素晴らしいです。ジミー・ウェッブ作「Didn't We」など、じっくり聴かされてしまいます。.
【曲目】A Taste Of Honey / I'm In A Dancing Mood / Black Orchid / Take Five / Stranger On The Shore / Walk On The Wild Side // Exodus / A-Me-Ri-Ca / Route 66 / Clair De Lune / Violetta / The Wild One
ネルソン・リドルの素晴らしいオーケストレーションに導かれて、柔らかいナット・キング・コールの歌声がすっと入り込んでくる。A-1「Dreams Can Tell A Lie」を聴くと、これが本当にこの世の音楽かとすら思います。それほど唯一無二の美しさを感じさせるのです。その美しさに導かれて、ドアを開けると「I Just Found Out About Love」のふくよかなビッグバンドスイング。この歌の魅力とは何たるかを証明した1枚。タイトルに偽りはないのです。.
A-1「Love March」が不思議に耳に残るんです。すでにスタープレイヤーたちは脱退し、その代わりにこの時期のメンバーにはバジー・フェイトン、 デヴィッド・サンボーンらが参加。ホーンのアンサンブルがサウンドのキモを担う、かっこいいファンキーロックになっています。「So Far So Good」は激烈ノーザンソウルというかファンク。.
何はさておきA-1「Jazz Mambo」! ピアノもボンゴもリズミカル&クールにマンボ。トリッキーなイントロもよろしい。サイ・コールマンは才能がありすぎて、どれを買っても違う顔。クールにピアノトリオで決めたこれ、単純にかっこいいですよ。「Gypsy In My Soul」では右手の技術見せまくり弾きまくり。ジャケは氷の上にコールマン(凍るマン)。.
収録曲・データ
【曲目】 Jazz Mambo / Witchcraft / Hooray For Love / Isn’t It Romantic? / You Fascinate Me So / Gypsy In My Soul // Alley Cats / Foggy Day / Sing You Sinners / Bess, You Is My Woman / I Want To Be Happy
70年代はドノヴァンの迷走期とも言われますが、あらためて耳を傾けてほしい瞬間はいくつもあります。アンドリュー・ルーグ・オールダムとの共同プロデュースの本作では、A-1「Operation Manual For Spaceship Earth」がドノヴァン流レゲエなんです。ドリーミーなグラムロック感覚は同時期のデヴィッド・ボウイとも結構通じるんです。ジャケで和装&正座しているのは来日した影響かも?.
のちにソングライター/プロデューサー、そしてレアグルーヴ劇名盤「Outlaw」などをリリースするユージン・マクダニエルズ。彼が若き日にポピュラー寄りのソウルシンガーとしてデビューした時期のアルバムです。レパートリーはスタンダード中心。恋愛にまつわる揺れる心をテーマにした選曲で、「Love Me Tender」をとりあげているんです。.
【曲目】Laura / My Blue Heaven / The Man I Love / Taking A Chance On Love / Imagination / Aye, Aye, Aye // Harpo Woogie / All The Things You Are / Sweet Sue / Solitude / In A Sentimental Mood / I Got Rhythm
知的でジャジイなセンスと、都会的なブルーアイドソウル感覚。そのふたつに加え、NYポップスの伝統を知るヴィニ・ポンシアのプロデュースワークが合致した70年代半ばの彼女の作品は、実は素晴らしい完成度。本作でもマイケル・フランクス「Monkey See, Monkey Do」カヴァーにコロリ。「There's More Where That Came From」は超名曲!.