渡英後に制作した「Blossom Time Live At Ronnie Scott's」のUS盤。自身のピアノと歌を含めたトリオでの演奏です。このときすでに40代のはずですが、年齢をみじんも感じさせません。ホントにキュート。「On Broadway」の自在でグルーヴィーな演奏にも、彼女らしい好奇心がうかがえますね。デイヴ・フリッシュバーグの名曲「I'm Hip」も披露。この歌って、お客さんが笑う歌なんですよね。.
RCA時代のイーディ・ゴーメには、彼女が歌い継いで来たスタンダードソングの伝統と、新しい時代のポップスに踏み込む瑞々しさが同居しています。この時代のスティーヴ&イーディを支えた「Stage II Productions」のクレジットは、信頼の証とも言えます。バカラック・ナンバー「This Girl’s In Love With You」も良いですが、ボッサな「It's You Again」も最高。これを試聴筆頭に。.
収録曲・データ
【曲目】By The Time I Get To Phoenix / It Had To Be You / You Can Have Him / I Should Care / What Am I Doing Here? // When You Gonna Learn? / Kiss Him Now / It’s You Again / Solitaire / Black Dress / This Girl’s In Love With You
彼女が50年代半ばのEpicに残したLPやヴォイシズ・オブ・リタ・モス名義の7インチを知らなければ、このジャケは若い黒人ガールシンガーのアルバムに思えるのでしょうね。彼女は50年代からカルト的な評価を誇る超絶ヴォイス・パフォーマー。それをマーティ・ペイチのクールなアレンジが、ギリギリのところでポピュラー作品として成立させています。研ぎすまされた音程コントロール、これが聴きこむほどにゾクゾクと思えてきます。複雑な音階を要する「Alfie」や「Wake Up Heaven」の緊張感ったらないですよ。.
シカゴからNYにやってきたダニー・ハサウェイをメンバーを迎えて制作したアレサのニューソウル路線での傑作。リズムの跳ねが16ビートになっているバカラック「April Fools」やデルフォニクス「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」の素晴らしいカヴァー・ヴァージョンが新しい風を運んでいます。また、「Rock Steady」や「Day Dreaming」など彼女の自作曲が4曲あって、アレサのソングライターとしての実力も思い知らされます。.
正統派美人ヴォーカリスト、スザンナ・マッコール。彼女がイギリスに招かれてレコーディングしたハリー・ウォーレンのソングブックアルバムです。ピアニスト、キース・インガム率いるカルテットをバックに、心地よくスイングします。もちろん曲が名曲ばかりというのもあるんですが、クールさのなかにきちんと心を込められる彼女の歌声が、やっぱりいいですね。ボッサな「I Only Have Eyes For You」すばらしい!.
【曲目】 They Can’t Take That Away From Me / Embraceable You / I Can’t Be Bothered Now / Boy! What Love Has Done To Me! / Fascinatin’ Rhythm // Funny Face / Lorelei / Oh, So Nice / Let’s Kiss And Make Up / I Got Rhythm
オランダ・ジャズ界が生んだ歌姫リタ・ライスのロンドン録音盤。名アレンジャー、ピーター・ナイトが手掛けたストリングスとスインギーなリズム・セクションが彼女の魅力を自然と引き出します。一曲目の「The Moment Of Truth」がとにかく素晴らしい出来。バカラック・ナンバーも2曲含むなど、しとやかさの中にもスインギン・ロンドンの香りが漂っていて、聴き込むほどに引き込まれます。.
【曲目】Star Eyes / Between The Devil And The Deep Blue Sea / Time On My Hands / You Go To My Head / The Music Stopped / I’m Beginning To See The Light // Just Squeeze Me / Dream, Dream, Dream / Wonder Why / Here Comes Heaven Again / I Remember You / I Hadn’t Anyone Till You
マイアミ録音でバックはディキシー・フライヤーズ。製作はアリフ・マーディン。悪かろうはずがないですよ。タイトなソウル風味の名作です。タイトル曲「Just A Little Lovin'」は「Dusty In Memphis」冒頭を飾る超名曲です。あの「More Today Than Yesterday」やローラ・ニーロ「Goodbye Joe」など、選曲センスが抜群で。ギター一本をバックにした「Didn't We」にも涙ナミダなのです。.
収録曲・データ
【曲目】Just A Little Lovin’ / Something / I Thought I Knew You Well / I Want You / More Today Than Yesterday / Here There And Everywhere // Carry That Weight / Breakfast In Bed / I Love The Life I Live / What’cha Gonna Do / Didn’t We / Goodbye Joe
マイケル・オマーティアンのプロデュース。彼女のソウルフルなヴォーカルと、ラリー・カールトン、ネッド・ドヒニー、デヴィッド・スピノザら強力メンバーがバックアップ。曲の半数をセヴリン・ブラウンと共作してるのも見逃せません。最高のアコースティックなファンキーソウル「The Way I Am」収録! せつない!.
収録曲・データ
【曲目】Come Home / I Promised / The Way I Am / High Moon Alibis / Cleveland Snow // Emotion / Give Him Time / Then I'll Lose You / Innate / For Everybody's Sake
素晴らしい女性SSWアルバム。小粋なグッドタイム感が素敵な「I'd Like To Make Love With You」から、女性らしくしっかりとしたサウンドポリシーを感じる構成。エレピを効果的に使い、ローラ・ニーロ的情感を醸し出すメロウなBラス「I Hope She'll See」には思わず目が潤むほど。最近、海外でも人気がどんどん上昇してます。.
デューク・エリントンの寵愛を受けた北欧の歌姫アリス・バブス。74年5月に亡くなったエリントンを追慕し、盟友ニルス・リンドベルク率いるビッグバンドと制作したアルバムです。ヨーロッパ屈指のヴォーカリゼーションで歌われるエリントンの自作曲。「Don’t Get Around Much Anymore」など、素晴らしいです。.
ブロンクス生まれの黒人ジャズシンガー。マイルス・デイヴィスの名曲「Milestones」の高速ヴォーカリーズで度肝を軽く抜いてみせます。演奏はとてもシャープ。数オクターブを行き来する彼女の躍動する歌声をダイナミックに支えます。トリッキーな展開の「It's A Most Unusual Day」も最高。レア!.
「Friends In Love」が一時AORファンの間ですごく人気でしたが、だったらこちらもぜひ。デヴィッド・フォスターを筆頭に、クリス・クリスチャン、ロビー・パットン、ブルース・ロバーツ、デヴィッド・ラスリーら西海岸AORシーンを代表するライター陣が佳曲を提供しています。ディオンヌのAORはどれもよいです。なんといっても、あの「It’s The Falling In Love」のディオンヌ版!.
本名はローラ・イエーガー。ローラ・ニーロなどこの時代の女性シンガー・ソングライターに寄せた個性を押し出したというところでしょうか。デビュー作ではまだポピュラー色もあった彼女ですが、このセカンドでは歌も演奏もすっかりSSWモードで、とてもいいです。キャロル・キング、レスリー・ダンカンのカヴァーもナイス。「You Keep Me Hanging On」の解釈には驚きました。.
美しい…。彼女にとっては約10年振りのソロ・シンガーとしてのレコーディング(アルバムとしては14年ぶり!)はジャズ・ピアニスト、ボブ・フローレンスと二人だけのスタジオ・ライヴ。あのうるわしい声に衰えはなく、ますます表現力を増しています。「One Note Samba」から「A House Is Not A Home」に至る後半には特に圧倒されます。.
彼女のアルバムの中でも一、二を争うのではないかと思えるほど美しいポートレート。ジミー・ハスケルによるたおやかなストリングスをバックに、ロマンチックなナンバーを歌った1枚です。「The End Of The World」や「My Coloring Book」といったヒット曲がレパートリーに加わっているのもステキです。.
収録曲・データ
【曲目】In The Wee Small Hours Of The Morning / As Long As He Needs Me / Red Sails In The Sunset / Every Time I Meet You / The Second Time Around / That’s All // You Go To My Head / I Wanna Be Around / The End Of The World / No, Not Much / My Coloring Book / Autumn Nocturne
【曲目】Times Square / The Blue Millionaire / Falling From Grace / Morning Come // Ashes In My Hand / Running For Our Lives / Ireland / She's Got A Problem
1962年に「Love Letters」をヒットさせた彼女(ジュリー・ロンドンで有名ですが、チャートに上がったのは彼女のほう)。その後もアルバムを重ね、ここでもソウルフルにスイングしたヴォーカルを聴かせます。ディオンヌ・ワーウィックもカヴァーした「You Can Have Him」がグルーヴィー・ゴスペル。.
スチュ・フィリップスの柔軟なオケをバックに、伸びやかに歌う女性シンガー。ふくよかさとクールなハスキーさが同居しています。ジャケの美女が彼女なら、さらにイメージアップ! 「Love’s A Snap」なんて曲を歌うくらいですから、リズムに対する感覚もいい。多彩なリズムを相手に絶妙なスイング感を披露してくれます。.
収録曲・データ
【曲目】Love’s A Snap / Easy Does It / The Nearness Of You / Something’s Gotta Give / Time After Time / The Very Thought Of You // I Like The Likes Of You / You, You Romeo / You’re My Thrill / Suddenly / Easy To Love / You’re The Greatest
ブロードウェイで役者修行をしていた彼女の元に舞い込んだ歌手デビュー話。相棒は若きバリー・マニロウ。ここからアンドリュース・シスターズ「Boogie Woogie Bugle Boy」(最高!踊れる!)が大ヒットするのですが、「Do You Wanna Dance」「Chapel Of Love」などのスタンダード解釈も斬新かつ魅力的。「Friends」ってなんていい曲なんだろう!.