美人シンガー、女優として活躍したキャリアのみならず、現在では奇才音楽家レイモンド・スコットの妻として彼を支えたことも大きな関心を以て語られる彼女ドロシー・コリンズ。本作は廉価版レーベルVocalionからのリリースで、彼女がCoralにバーニー・ケッセル・トリオと残した残した人気盤「Songs By Dorothy Collins」からの数曲と、おそらくシングル曲などから編集されたアルバム。彼女の歌う「Only You」など、珍しい録音もありますし、注目はレイモンド・スコット作曲&アレンジの「Where Have You Been Billie Boy」を収録していること!.
収録曲・データ
【曲目】The Lady’s In Love With You / But Not For Me / Moments To Remember / Out Of This World / It Never Entered My Mind / Where Have You Been Billie Boy // Love And Marriage / I See Your Face Before Me / Only You (And You Alone) / Guess I’ll Hang My tears Out To Dry / Mr. Wonderful / Come Rain Or Come Shine
B-1「Take Me In Your Arms」のイントロに少々プチノイズ入ります(試聴サンプルは今回入荷商品から録音しています)。
エキゾラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」!
イスラエル出身の女優/シンガー、アリザ・カシ。60年代後半にアメリカに進出し、これが全米リリース3作目(そしてラスト)。パーカッションが印象的なエキゾチックラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」が、ありそうでない感じ。ポップスに接近したテイストもあり。彼女のアルバムではこれがいちばん見かけません。.
前作に続きデイヴ・グルーシンのプロデュース。AOR〜フュージョンとブラコンをつなぐ存在として評価された彼女。アッパーなファンク「People Make The World Go 'Round」など、このアルバムではぐっとブラコンに接近し始めた感じです。それでも、タイトル曲をはじめ、エレピの浮遊感が印象的なメロウチューンは相変わらずの良さ。アップも良いですが、しっとりとしたミディアム・テンポの楽曲が絶品なのです。.
収録曲・データ
【曲目】I Try / People Make The World Go Round / Angel Of The Night / Rainbow Child (Little Pas) // What I Wouldn't Do (For The Love Of You) / The Feelin's Love / Love To Last / The Voyage
ジャッキー・パリスとの気絶しそうなほどかっこいいデュエット・アルバム(1974年)で、その存在を知っていた美女ヴォーカリスト。81年リリースのソロ・アルバムです。NYのクラブなどで歌い続けていたのでしょうね。少し低い声ですが、自由にスイングするフレージングが魅力的。ジャズAOR的なタイトル曲や「Corner Of The Sky」が耳を惹きますが、バラードにも静かな色気あり。.
J's・ウィズ・ジェイミーがレーベルを移籍して改名、ジェイミー&J・シルヴィア・シンガーズとしてのセカンド。「It's Not Unusual」収録のファーストにまったく引けを取らない素晴らしい内容です。とりあえず、ハイ・スピードな展開にエレキまで飛び出す「Hold On Tight」でノックアウト! 「Who Am I」や「You’ve Got Your Troubles」の飛翔感も最高! 「What The World Needs Now」もスウィートで素敵なワルツに。アレンジはドン・コスタです。.
収録曲・データ
【曲目】Hold On Tight / Goin' Out of My Head / Secret Love / I've Grown Accustomed To Her Face / What the World Needs Now / The Inch Worm // You've Got Your Troubles / Sweetness / What Now? / Dear Heart / Who Am I? / Sleep Away
オーストリア出身のシンガー/女優で、ドイツ語圏で大きな人気を誇ったロリータ。彼女が歌った「Sailor, Sailor」がパトゥラ・クラークやアンドリュース・シスターズにカヴァーされてヒットしたことで、代表曲を集めたこのコンピレーションがアメリカでも発売されました。端正な歌声が気持ち良いです。ドイツ語版「Theme From A Summer Place」も収録。.
【曲目】Star Eyes / Between The Devil And The Deep Blue Sea / Time On My Hands / You Go To My Head / The Music Stopped / I’m Beginning To See The Light // Just Squeeze Me / Dream, Dream, Dream / Wonder Why / Here Comes Heaven Again / I Remember You / I Hadn’t Anyone Till You
50年代からソウルフルなヴォーカル盤で鳴らした彼女ですが、この知られざるライヴ盤には仰天です。サンバ・アレンジの「Mack The Knife」、ウッドベースのイントロからかっこいい「Close To You」、そして極めつけには先を急ぎすぎるくらい超速の「After You've Gone」! ケニー・バレル、ルー・レヴィら最強ジャズメンが全面参加。この生々しいグルーヴ感を満足と言わずして何を言うのか…。.
収録曲・データ
【曲目】Close To You / Ev’ry Time We Say Goodbye / After You’ve Gone / The Best Thing For You Is Me / Everybody’s Blues // Mack The Knife / Get Out Of Town / Little Boy Lost / I’m Old Fashioned / Make Someone Happy
デヴィッド・フォスターが作曲・プロデュースを担当したクリスタルAOR「Now And Forever」を収録。AORファンはこれだけでも買いな1枚です。実力派シンガーだけあって、80'sなサウンドになっても、貫禄充分の歌声を聴かせる彼女。透明感たっぷりのバラードB-3「When You’re Gone」も美しい出来です。.
収録曲・データ
【曲目】Now And Forever / Who’s Leaving Who / My Life’s A Dance / Call Us Fools / On And On // Heartaches / Reach For Me / When You’re Gone / You Never Know / Gotcha
タイトル曲「In The Name Of Love」を彼女が採り上げたことがケニー・ランキンにとってはソングライターとしての出世の第一歩となりました(ちなみに作詞はエステル・レヴィット)。ビリー・メイによる4ビートアレンジの「The Boy From Ipanema」も素敵。デイヴ・グルーシン、ラロ・シフリンを2曲でアレンジャーに迎えているのもキモ。.
収録曲・データ
曲目】In The Name Of Love / My Sin / The Boy From Ipanema / Shanngri-La / Talk To Me Baby / There’ll Be Some Changes Made // After You’ve Gone / The Right To Love / Theme From Joy House / Senza Fine / When In Rome
正式なアーティスト・クレジットにはギタリストのジョー・ベックが連名で記されています。さらにもうひとりギターで参加しているのがスティーリー・ダンの「Peg」のソロに抜擢されることになるスティーヴ・カーン。アンディ・ニューマークやウィル・リーといったNYの凄腕セッションマンがサポートしたファンキーでメロウなソウル・アルバムです! レパートリーは「Going Out Of My head」を除いて、「Unforgettable」などよく知られたスタンダードナンバーばかり。.
1961年に編まれたコンピレーション。全米19位のヒットとなった1958年の「There Goes My Heart 」を筆頭に58年から60年に発表した8枚のシングル曲からまとめられています。ストリングスやコーラスを伴う親しみやすい曲が並び、ほんのり甘酸っぱい、幸せ気分のナンバーが並びました。.
収録曲・データ
【曲目】There Goes My Heart / Little Things Mean A Lot / There Must Be A Way / Be My Love / I Still Get A Thrill / We Know / They Really Don't Know You / Are You Sorry? / My Prayer Of Love / I Laughed At Love / Perhaps / I Still Get Jealous
もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
戦前から長いキャリアを持つだけでなく、70年代にもガボール・ザボと共演したソウルジャズ盤を残すなど精力的であり続けた名シンガー。彼女のしっとりとした魅力をゴージャスかつジェントルなアレンジで引き出した1枚です。サミー・スミスのヒット曲「I’ve Got To Have You」(クリス・クリストファーソン作)がしっとり染みます。.
83年の「Good Girl」が「サバービア2000」に取り上げられ、一躍、新しいリスナーからも注目を浴びた女性ジャズ・シンガー。実は彼女はチャーリー・パーカーの娘でフィル・ウッズの親戚! 本作でもマル・ウォルドロン(p)エド・シグペン(ds)アイズラ・エッキンジャー(b)を迎えて、クールな色気のある歌声を聞かせます。ジャズ・ボッサ「Singing Dancing (On My Way)」をぜひ!.
彼女の素晴らしい歌唱力と“生”でこそ冴える対応力を存分に引き出すために用意した「On Stage」。観客の声がしない訳は裏ジャケを見るとわかります。広いホールにフルバンド&フルオケを入れて、無観客で録音を敢行したのです。やりますね! その意気に応えて粋にスイングしまくる「Taking A Chance On Love」から、僕たちが拍手!.
収録曲・データ
【曲目】Taking A Chance On Love / Just One Of Those Things / You Turned The Tables On Me / But Not For Me / Get Out Of Town / All Right, Okay, You Win // I Got Lost In His Arms / Better Luck next Time / I’m In Luck / I’m Shooting High / You’re Getting To Be A Habit With Me / One For My Baby
カナダ出身の才女姉妹ケイト(ルーファス・ウェインライトの母でもあります)&アンナのフランス語作品を集めたアルバム。カースティ・マッコールがカヴァーした「Complainte Pour Ste-Catherine」など70年代の名作の再録+新作という内容。優しさだけではない、ストイックな手厳しさも奥に秘めた母親のような肌触りに満ちた愛すべきヴォーカル・アルバム。.
【曲目】Let There Be Love / I Cover The Waterfront / I Warm Up / Out Of This World / You Took Advantage Of Me / You'd Be So Nice To Come Home To // Easy Does It / You Do Something To Me / Make Love To Me / You're Driving Me Crazy / I'm Glad There Is You / Easy To Love
【曲目】Lover / Baby Won’t You Say You Love Me / Manhattan / With A Song In My Heart / You Must Have Been A Beautiful Baby / It’s Magic // You’re My Girl / Heart And Soul / There Will Never Be Another You / Dream A Little Dream Of Me / I Love You Much Too Much / I’ll Walk Alone