「京極流」は明治に創設された箏曲の流派であり、その二代宗家である雨田光平は福井県生まれの彫刻家/画家/作曲家で、日本に本格のハープ奏法を持ち帰ったハープ奏者。本作は「考えうる最高レベルの古今東西融和」(俚謡山脈)を人知れず成し遂げていた幻の傑作であり、現代のアーティストや作家達を惹き付けてやまない秘曲、京極流箏曲「新春譜」。作者、雨田光平の貴重な自演と電子音楽の名工、SUGAI KENによるリワークをカップリングしてお届けする必殺の1枚!.
スモール・レーベルがセンスと心意気で作ったビッグ・サウンドの集大成! これは2020年日本の『No New York』か?『Pillows & Prayers』か? いや、そんなもんじゃないだろ。YPY / goatの日野浩志郎が運営する崇高(無謀)D.I.Y.チャレンジング・レーベル、《Birdfriend》初のレーベル・コンピレーション見参。これを聞けば貴方は無性に創造したくなる!.
「ネット内に埋もれている国内indie popアーティストを紹介するべく」2012年に発足したレーベル、Ano(t)raks。配信を主として今日型シティ・ミュージックを打ち出し、Shin Rizumu、辻林美穂、へそのすけ、Sodapopなど2010s新世代の才能を紹介して一躍注目を集めてきたコンピレーション「Light Wave」シリーズをem Recordsがフィジカルに再コンパイル。インディー・ポップとシティ・ポップの交差点、すなわち日本の注目すべき現在が記録されています。解説は松永良平。.
湘南バレアリック・メロウ・ディスコ! Bankの両A面ニュー・シングルは前作とまるで違うヘヴィーでダビーで80sメロウなポップス! 軽やかな雰囲気を持っていた前作と違い、デュランデュラン/カルチャークラブ/トムトムクラブといった80sディスコ/ダンスミュージックへ核心的に接近し、ダビーでメローなポップ・サウンドを獲得しています。繰り返し聴きたくなる心地よい音作りも注目!.
電子音楽作家/ダクソフォン奏者の森山ふとしは、90年代の終わり、内橋和久のワークショップを介して即興演奏を始め、関西ゼロ世代の象徴となった新世界ブリッジでソロ・ステージ・デビュー。 西川文章とのかきつばた、アキビンオオケストラへの参加、栗原ペダル(neco眠る/NEW MANUKE)とオシロスコッティとのユニット、マイクロふとし等で活動し、その後、自身のワークショップも主催。 そんな中、Birdfriendの日野浩志郎のすすめで(←歴史的英断) この初のソロ作品集『ゆうたいりだつ』(2015年)をカセットで発表した。 本版はそれをヴァージョンアップした<永久保存版>だ。.
ニューエイジ・ミュージック的な作風のDolphins Into The Futureをはじめ、複数の名義で活動しているベルギーの作家、リーヴォン・マーティンス・モアーナが本名で発表するアルバム。この『Three Amazonian Essays』は、スペインの伝説的スタジオ・プロジェクト、フィニス・アフリカエによるアマゾン探検を題材にした名盤『Amazonia』(1990 年) を丸ごと音素材として使用し、別のアマゾンを抽出しようとする試みとのこと。副題に湯浅譲二、武満徹、アイヴスへのデディケーションがあるように、これまでのクラブ寄りの視点からでなく、クラシック 現代音楽と捉えた方がしっくりくる作品といえます。.
自然環境、外的要素から得たイメージを音に彫刻するコンポーザー・デュオ、バートンとプリシラのマクリーン夫妻が1979年にフォークウェイズで発表した電子ランドスケープ・アルバム「Electronic Landscapes」の新装CD化。新たにそれ以降に制作された3作品を追加。彼らが長年取り組んできたピュアな電子音楽のエッセンス全てを網羅しました。.
1983年のリリースながら、オリジナル英国盤は、世界中のフィメール・フォーク/アシッド・フォーク/ネオアコースティック・マニアが探し求める逸品。その幻の作品をem recordsがついに復刻しました! オリジナル・アルバムにボーナス・トラック2曲追加。リンダ・パハークスやヴァシュティ・バニヤンを引き合いに出した紹介文に偽りナシ! 静かに興奮してます。.
“オーストラリアのシド・バレット”といわれ、90年代オルタナ・シーンに再発見されたピップ・プラウドは、ダニエル・ジョンストンをはじめとする80s/90sロウファイ音楽の先駆的作家であり、独創性の高さからフォロワーも成立しなかったアウトサイダー。幻の1stアルバムを含む60年代音源と70年代の秘蔵音源をコンパイルし、世界で初めて英詩を掲載した新旧リスナー双方の必聴盤!.
ローランド・P・ヤング、80歳のニュー・アルバム。40年以上に渡って取り組まれてきた彼の「アイソフォニック・ミュージック」というコンセプトは、ソプラノサックス、キーボード、ドラムマシン、レコーディングスタジオの可能性をコンプロビゼーション的に使用しそれを結晶化させたもの。本作では13 曲の新作を収録。ジャズ、アンビエント、ソウル、ニューエイジ、電子音楽のエレメントを取り入れた魂に訴えるマルチワールド・アヴァンミュージックを堪能してください。.
スモール・レーベルがセンスと心意気で作ったビッグ・サウンドの集大成! これは2020年日本の『No New York』か?『Pillows & Prayers』か? いや、そんなもんじゃないだろ。YPY / goatの日野浩志郎が運営する崇高(無謀)D.I.Y.チャレンジング・レーベル、《Birdfriend》初のレーベル・コンピレーション見参。これを聞けば貴方は無性に創造したくなる!.
em recordsから14年越しのリプレス入荷! 1967年に発表されたノラ・ガスリーの幻のソロシングルをオリジナルカップリングで。作品は両面ともに当時付き合っていたエリック・アイズナー(ex ストレンジャーズ)の作曲で、そのハーモニー/リズム構成はジャズ、またジョアン・ジルベルトの影響が聞きとれるもの。ノラのひっそり控えめな歌声とソフトサイケ風で不思議な楽想とあいまって、美しくメランコリーな世界。はかなくて、吸い込まれそうに美しい作品です。装丁デザインを刷新、レーベル面、ジャケット方式を変更、さらに2009年版に掲載できなかった貴重写真と歌詞も掲載した完全版仕様でお届けします。.
Tapes曰く「サーフ・シンセ・アシッド・ダンスホール・ロック!!」。電子音楽家、7FOの新曲はこれまでのイメージを更新するド変ポップな一曲でかつシングル・オンリー。まるで温泉でのぼせた寺内タケシをサイバー幻聴してしまったかのようです。「謎のDIY音楽家になった気分」(気分でなく実際そう)で臨んだという新曲「ヒーリング剣」は、7インチポップス時代とジョー・ミークへのオマージュ作。「蛇 」は一発録りのモノラル・ロウファイひと筆書きチューン。.
クラブでもノイズでも隔てなく活動してしまう希有なデュオ、Rie LambdollとMAYUKoの電子音楽ユニット、シンセ・シスターズ待望の新作。自由度の高い電子音素描集といえる前作『Aube』(2014)から一転、この『Euphoria』は、特定のイメージ(Euphoria)を主題にシンセとヴォイスのみで造り出されたトータル・アルバム。と言っても、アンビエントでも癒しのニューエイジ音楽でもメディテーション音楽でもない。プログレでもなければヴェイパーウェイヴでもテクノでもない。これは2020年代を目前にした今、アンダーグラウンド発の、ニッポン・シンセミュージックの深化を証明し、未来を切り開く音!.
東北最古の盆踊り唄の「現在進行形」がこんなにヤバかったとは! 俚謡山脈監修の民謡発掘シリーズ第5弾はフロア向けの絨毯爆撃盆踊りチューン、岩手県北部二戸市の「ナニャトヤラ」。「ナニャトヤラ」というワンフレーズをひたすら繰り返すトランシーなこの盆踊りは「謎の歌」として知られ、その由来は諸説ある。2002年録音、2015年録音、2023年録音の3バージョンを収録。.
CASIOトルコ温泉、neco眠る、EMERALD FOURなどで活動してきたおじまさいりのソロ作。まさかのem recordsからのデビューです。レーベルコメントより→おじまさいりのソロプロジェクト《くまちゃんシール》のアルバム完成。透き通ったヴォイスが浮遊してぐるぐる回る無重力サウンドワールド、その真の魅力は奥に宿る胆力の強さ。Le MakeupとTakaoの全面サポートのもと、代表作ができました!.
待望のサイプレス入荷! レーベルコメントより→激動の90年代関西アンダーグラウンドに出現した化け物、サイケアウツの正統性を証明する永劫保存コンピレーション! 80年代関西ノイズ/インダストリアル・シーンを出自とする大橋アキラが、UKのゲトーミュージック新種、ジャングルに同じ匂いを嗅ぎ付けそれを呑み込んで変態した伝説のユニット、それがサイケアウツだ。雑多な音楽ソースとサブカルチャーを傍若無人にちゃんぽんし、内外アーティストにショックを与えた美学は21世紀音楽の先取りであり、現在、世界各国で盛り上がるモダン・ジャングルにも共鳴しフリークどもを狂わせる。.
アールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻。高橋悠治と藤枝守のマックを用いたコンピューターシステムの共演。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源が交錯。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示している。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。 .
これはいったい何なんだ!?! ヘンリー川原、スリン・パークシリ、サイケアウツと並ぶエム重要アーカイブ・リリース。90年代から00年代初頭にかけ、竹村延和のChildisc等から作品を発表した大阪出身のクリエイター、Hyuの迷宮に秘められた驚異の作品群を解読するコンピレーション。2LP版にははっぴいえんど「風をあつめて」のカヴァーをボーナス収録。本人による楽しく啓発的な解説も必読。装丁は虚木へずが担当。.
HIP HOPのグローバルとは?ローカルとは?ハイプまみれの<馬鹿世界>を塗り替えるタイの異能ラッパー、JUU4Eの新作は21世紀の汎アジア・ミュージック希望の灯であり、世界に向けて放たれた黒船だ。いや、白昼堂々出現したのが黒船ならば、本作は夜を縫って海を渡り<新しいヤバいもの>を運んでくる密貿易の小型船だ。マレーシア音楽の影響を受けたタイ南部の舞踊芸能ロン・ゲン、日本民謡、テレサ・テンの曲の引用など、レペゼン・アジア! 自分のローカルを力強く表明した相も変わらずフレッシュでドープな大傑作!.
これはいったい何なんだ!?! ヘンリー川原、スリン・パークシリ、サイケアウツと並ぶエム重要アーカイブ・リリース。90年代から00年代初頭にかけ、竹村延和のChildisc等から作品を発表した大阪出身のクリエイター、Hyuの迷宮に秘められた驚異の作品群を解読するコンピレーション。本人による楽しく啓発的な解説も必読。装丁は虚木へずが担当。.
2023年em recordsの最終リリース作。米の電子音楽デュオ、ジョージアと日本のヴォーカリスト/プロデューサー、ドーヴの初コラボレーション盤です。「ドーヴが朗読した日本語の詩篇とジョージアの電子楽器操作で作られた本アルバムは、ヒューマンヴォイスの拡張の可能性を探って新領域に分け入る」(レーベル解説より)。環境に配慮した新素材BloVinylでのプレス。.
ナナ・ヴァスコンセロス meets 高田みどり!? 多重録音楽団ひとりの人外魔境探検から生まれたアンビエント密室エキゾ幻想のダンスミュージック、静と動が繊細かつ大胆に交錯する脅威の作品「Beginning」。15種以上の打楽器をひとり多重録音で操り、テープ逆回転やヴォイスと組み合わせ出現させた10分超の大作! なんとこれが初の「ソロ」レコーディング曲。カップリングは大人気DJ、レーナ・ヴィリケンスによるREMIXで「Beginning」のトライバル成分を抽出した怒濤のファンキー・アッパー・カット!.
再入荷! 和モノ&ワールド&エキゾ・ファンに捧げる最強(狂)7インチ。「ソーラン節」 と「恋の季節」のまとわりつくようなタイ語カバーでお届けする日タイ友好リリース。「ソーラン節」は、バンチョップ・チャイプラのファンキー歌唱で歌詞はニシン漁師さんには申し訳ない内容に変貌。伴奏は60sルークトゥンの王道パターンだが、リズムが何故かドドンパ。「恋の季節」はご存知ピンキーとキラーズの昭和歌謡ヒットで、ルークトゥンの革命児、サマイ・オーンウォンがカバー。60年代に来日したサマイが当時ブレイクしていたこの曲に惚れ、帰国後に吹き込んだなんだこりゃキラーカットだ。前半は気合いの日本語、後半はタイ語で歌い、彼のトレードマークであるケーンを伴奏にぶち込んだズンドコgroove&国籍不明エキゾ感、ごちゃまぜがキモのルークトゥン妙味を味わうにもってこいの内容です。.
「京極流」は明治に創設された箏曲の流派であり、その二代宗家である雨田光平は福井県生まれの彫刻家/画家/作曲家で、日本に本格のハープ奏法を持ち帰ったハープ奏者。本作は「考えうる最高レベルの古今東西融和」(俚謡山脈)を人知れず成し遂げていた幻の傑作であり、現代のアーティストや作家達を惹き付けてやまない秘曲、京極流箏曲「新春譜」。作者、雨田光平の貴重な自演と電子音楽の名工、SUGAI KENによるリワークをカップリングしてお届けする必殺の1枚!.
かつて自らの過去を葬り消息を絶ったミュージシャンがいた。その名は岩本清顕。ポスト東京ロッカーズ期のシーンに姿を現し、ポストパンク・バンド<美れい>としてあの『都市通信』に参加。美れい解散後、工藤冬里とガイズンドールを結成し工藤と連名で『Hard Rock Album』を発表。その後、消息を絶つ。本作は岩本がコジマ録音で自主制作した唯一のソロ作『SOUGI』(1983)に、千紗子と純太によるリワークをプラスしたもの。ミニマム極限のオリジナル曲とECDをも驚愕させたジョイ・ディヴィジョン「Love Will Tear Us Apart(愛が僕らを引き裂く)」の《超訳》カヴァー収録。.
その名も「イスティクバルと即興」。なんでまたエムで古典ピアノ作品??と訝しむなかれ。耳障りはいいが、これが実は相当な孤高・異端作品なのである!! なぜ孤高かといえば、そもそもアンダルシア古典音楽でピアノは末席中の末席、スカンドラニが現代に開拓したも同然の演奏法であること。なぜ異端かといえばこの人以前のアンダルシア音楽のコンサートでピアノ独奏はありえず、また、題名にもなっている「イスティクバル」(アンダルシア宮廷音楽の様式のひとつ)をピアノでやるなど誰も考えつかなかったのだそうです(当時も物議をかもした)。ここで展開されるオリエント/西洋/アフリカが鍵盤上で優雅に交差するさま、その不思議な世界が最大の魅力です。.
「平和なアジア」の心象風景を託した琉球電子サロンミュージック。この二つとない逸品『水中庭園』(1993)の発表30周年を祝した初LPリリース。沖縄の音楽家、コージュンこと國場幸順(こくば こうじゅん)。「平和なアジア」とは、海上交易で繁栄したかつての東アジア 東南アジアの営みを想像したもので、そのネットワークでは物だけでなく音も行き来し、どの音楽(音階)も新しく「ポップな」ものとして迎えられたと彼は思い描く。.
激動の90年代関西アンダーグラウンドに出現した化け物、サイケアウツの正統性を証明する永劫保存コンピレーション! 80年代関西ノイズ/インダストリアル・シーンを出自とする大橋アキラが、UKのゲトーミュージック新種、ジャングルに同じ匂いを嗅ぎ付けそれを呑み込んで変態した伝説のユニット、それがサイケアウツだ。雑多な音楽ソースとサブカルチャーを傍若無人にちゃんぽんし、内外アーティストにショックを与えた美学は21世紀音楽の先取りであり、現在、世界各国で盛り上がるモダン・ジャングルにも共鳴しフリークどもを狂わせる。.
『Calla(カーラ)』は、彼女の幼少期からの体験と記憶のかけらを、音に、作曲に、歌に、編曲に、細かく丁寧に転写していくことでひとつの世界を「結晶」のように出現させる。内省的なこのアルバムは、自己のエクストリームさを主張することよりも、アオシスのような憩いを共有することの意味を無言で提案している。温かく輝き、優しくきらめき、喚起的でエモーショナルな、簡潔で愛らしい珠玉の作品集。前作「Orca」同様にDan Shuttがプロデュース、Illicit Tsuboiがミキシングを手掛けたセカンド・アルバム。.