Stiffから登場したガーリーなアイドルのファースト。彼女はオハイオ州アクロン出身のアメリカ人ですが、本作はバックをブリンズリー・シュワルツ人脈が固めた英国録音。ロックファンの心をくすぐりますよね。「B-A-B-Y」をはじめ、各所で聞かれる60s/スペクター風アレンジも嬉しい仕上り。彼女の声ってちょっとロニー・スペクターにも似てるところがあるんですよね。異色なのが、ミスティックでダビーな「It's So Different Here」。最高です。.
収録曲・データ
【曲目】B-A-B-Y / I Go To Pieces / Who Does Lisa Like? / Wildwood Saloon / Suspended Animation / Sad Song / It's So Different Here / Cuckoo Clock / Pin A Medal On Mary / Stranger In The House
87年のトッド・ラングレン「I Saw The Light」がネオアコ〜渋谷系ファンに愛されたUKバンド。本作はその前年にリリースされたセカンドアルバムです(イギリスではCherry Redからのリリースでした)。このサウンドのまま現行のインディーギターバンドと紹介しても全く違和感のないサウンド、グッドメロディ、そして青春の香り!.
キッド・クレオールのバックコーラス三人娘のソロ。ブリリアントにスイングする80sガール・カリプソ・ファンクなB-2「Did You Have To Love Me Like You Did?」や「オズの魔法使い」の人気曲B-3「If I Only Had A Brain」の気の抜け具合が最高! サヴァンナバンド・ファミリーによる最後の傑作と呼べる愛嬌豊かなセンスに酔いしれることが出来ます。.
世界的ブレイクのきっかけとなったサードアルバム。キャッチーなファンカラティーナ〜ラテン風ダンスナンバーが満載! 大ヒットした「Don't Blame It On That Girl」はもちろんのこと、ノーザンソウル風「Jack Of Clubs」も最高! ラテンの肉感的な感覚と、メタリックなニューウェイヴ感覚が見事に合体した「Wap Bam Boogie」も格好良いですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Don't Blame It On That Girl / Nervous / Slide / Say It's Not Too Late / Wap Bam Boogie / Don't Blame It On That Girl (12" Mix) // Good Times / R & B / Hanging On / Jack Of Clubs / Indigo / Good Times (Miami Mix)
イギリスの新世代ロカビリアン。若くてさわやかなプレスリーみたい。本国での大ヒット曲「You Drive Me Crazy」は最近日本でもCMで使われてましたね。現代版プレスリーみたいな感じ(歌声はだいぶ線が細いですが)で、プレスリーに歌わせてみたかったカヴァーとか、いいんですよね。アーマ・トーマスの「It’s Raining」とか、NRBQの「Don’t She Look Good」とかね。.
ドリーミーなブリティッシュポップを70年代に貫いた名グループ、スタックリッジから、よりモダンポップなユニット、コーギスへの転身。シクスティーズ・オマージュあふれる名曲「If I Had You (とどかぬ想い)」収録のファースト。です。ブリティッシュロックとネオアコの間をつなぐミッシングリンクのひとつとも言えます。.
それまでイギリスでのヒットはあったものの本国アメリカで成功できていなかった彼ら。このアルバムでアメリカでも(日本でもCMで)ブレイクしました。バブリーな香りもあるゴージャス・ポップの連発ですが、サヴァンナ・バンドの中核だった実兄ストーニー・ブラウダー・ジュニアが曲作りに参加。すごくいい曲を提供してます。コリー・デイ、ダリル・ホールも顔だしてます。ジミー・ソウル「If You Wanna Be Happy」カヴァーも最高!.
収録曲・データ
【曲目】The Lifeboat Party / Underachiever / If You Wanna Be Happy / Distractions / Survivors / Call Me The Entertainer // There's Something Wrong In Paradise / It's A Wonderful Life / Bongo Eddie's Lament / Broadway Rhythm / Back In The Field Again / The Seven Year Itch
スイングアウトシスターのきらびやかさとシュヴァリエ・ブラザースのスイング感を合わせたよう。ベースとドラムは黒人、白人女性ヴォーカル、カーメル・マッコートのトリオとして1984年にアルバム「Drum Is Everything」でデビュー。本作でもそのフォーマットは崩さす、ファンキーなネオ・ジャイヴやラウンジーなジャズR&Bを展開しています。声のソウルフルさといい、エイミー・ワインハウスがやっていたことを80年代に先駆けていたとも思えたり。かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】A Hey Hey (Everybody's Got A Little...Soul) / It's All In The Game / Every Little Bit / Nothing Good / Azure / Sweet And Lovely / Jazz Robin / Lay Down / I Do, And Do / A Hey, Hey (Reprise)
80年代ファンカラティーナの申し子たち。このセカンドがふっきれてて最高なのです。プロデュースは洒落者トニー・ヴィスコンティ! イギリス版サヴァンナ・バンド〜キッド・クレオールのラインですね。「Don't Stop The Crazy Rhythm」最高! 「High Life」「Cherry Pink And Apple Blossom」気持ちいい! いやはや、改めて聴いても文句無しの快作です!.
今も根強い人気を誇るダンサブルな80sUKグループ。本作はセカンド・アルバム。まずはジョージ・フェイム「Yeh Yeh」の80sモード・カヴァーでご挨拶。続く「Dancing In The Street」は洒落たサンバ・チューン。ラー・バンド風の浮遊感が気持ちいい「Summer Song」や、女性Vo.のスウィンギー・ボサ「Fly By Night」など良曲揃いです。この時期、イギリスには、この手のスウィング・ジャズ、ラテン風味の洒落たグループが結構いましたっけ。.
収録曲・データ
【曲目】Yeh Yeh / Dancing In The Street / Undercover / Fly By Night / Smooth / More Than I Can Bear // I Wonder / Just Can't Stand It / Summer Song / Sweetest Love Affair / Up Front
1980年代後半、キャラクターもしっかり確立され、音楽性は安定しますが、チャート面では彼らはやや下降期に入っていきます。このアルバムも曲は充実しているのに当時は意外なくらい底評価でした。ぜひ再評価お願いします。A面が「In Praise Of Older Women」、B面が「Other Crimes」と、二本立てになっている作品でもありました。B-5「You Can’t Keep A Good Man Down」はジッチー・ダンの人気曲カヴァー。.