トット・テイラー主催のコンパクト・オーガニゼイションからデビューしたモッドガール、マリ・ウイルソン。ウキウキ感いっぱいの60'sソウルを、80年代に、単にリヴァイバルとしてではなくマニアックに蘇らせた名作だと思います。彼女がいなければ、スイングアウトシスターはのデビューも無かったかもね。何回聴いても「Wonderful To Be With」は感動します! 最高!.
決して「PUNK」なレーベルではなかったA&Mに訪れた新たな潮流。その勢いを表現するために制作されたコンピレーションで、A面にポリスのライヴ・レコーディングを2曲(「Landlord」「Next To Yo」)を収録していることで80年代にはコレクターズ・アイテム化していました。いまではむしろこの毛沢東風の人物がエレキギターを弾いているジャケこそがセンセーショナルかも!.
【曲目】Alone In The Dark / Fujiyama Mama / Everybodys Boring But My Baby / You're In Trouble Again / Do Your Homework / Cowboys & Indians / Losing To You // Filipino Baby / Lets Go Upstairs / Rough Kids / Out With The Girls / Heaven Is Gonna Be Empty / At The Dentist
イギリスの新世代ロカビリアン。若くてさわやかなプレスリーみたい。本国での大ヒット曲「You Drive Me Crazy」は最近日本でもCMで使われてましたね。現代版プレスリーみたいな感じ(歌声はだいぶ線が細いですが)で、プレスリーに歌わせてみたかったカヴァーとか、いいんですよね。アーマ・トーマスの「It’s Raining」とか、NRBQの「Don’t She Look Good」とかね。.
出身はオハイオ州ですが、成功のきっかけをつかんだのはイギリスのStiffと契約してから。ニューウェイヴ世代のガールシンガーとしてアイコン化した彼女のサード・アルバムです。80年代サウンドでのフィレス・メドレー「Then He Kissed Me / Be My Baby」は、彼女のハスキーな声質もあいまって最高なんです。このアルバムにはシンディ・ローパーの先駆け的なムードもありますね。.
キッド・クレオールのバックコーラス三人娘のソロ。ブリリアントにスイングする80sガール・カリプソ・ファンクなB-2「Did You Have To Love Me Like You Did?」や「オズの魔法使い」の人気曲B-3「If I Only Had A Brain」の気の抜け具合が最高! サヴァンナバンド・ファミリーによる最後の傑作と呼べる愛嬌豊かなセンスに酔いしれることが出来ます。.
ドリーミーなブリティッシュポップを70年代に貫いた名グループ、スタックリッジから、よりモダンポップなユニット、コーギスへの転身。シクスティーズ・オマージュあふれる名曲「If I Had You (とどかぬ想い)」収録のファースト。です。ブリティッシュロックとネオアコの間をつなぐミッシングリンクのひとつとも言えます。.
ラスト・アルバム。キッド・クレオールとコーティ・ムンディが脱退。ストーニー・ブラウダー・ジュニアとプロデュースのサンディ・リンツァー主導の作品となりました。ヴォーカルはこれまでと同じコリー・デイです。ジャイヴ/ネオロカなノリでキメていて意外と新鮮。クリスマスソング「Christmas In N.Y.」、最高です! これがラストアルバムだなんて!.
ドラムとトイ・ピアノだけで歌われるA-1「Settin' The Woods On Fire」のとぼけたチープさは衝撃! dB'sのドラマーが85年に作った唯一のソロ・アルバム。リリースはヨ・ラ・テンゴの設立した自主レーベルから! グッドタイムな曲からヴェルヴェット・アンダーグラウンド〜ダニエル・ジョンストン的なものまでドゥーイットユアセルフ、好き放題やり抜いています。裏ジャケのエルビスのイラストも最高!.
【曲目】The Word Girl / Small Talk / Absolute / A Little Knowledge / Don't Work That Hard // Perfect Way / Lover To Fall / Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin) / Hypnotize
今も根強い人気を誇るダンサブルな80sUKグループ。本作はセカンド・アルバム。まずはジョージ・フェイム「Yeh Yeh」の80sモード・カヴァーでご挨拶。続く「Dancing In The Street」は洒落たサンバ・チューン。ラー・バンド風の浮遊感が気持ちいい「Summer Song」や、女性Vo.のスウィンギー・ボサ「Fly By Night」など良曲揃いです。この時期、イギリスには、この手のスウィング・ジャズ、ラテン風味の洒落たグループが結構いましたっけ。.
収録曲・データ
【曲目】Yeh Yeh / Dancing In The Street / Undercover / Fly By Night / Smooth / More Than I Can Bear // I Wonder / Just Can't Stand It / Summer Song / Sweetest Love Affair / Up Front
1986年の第一弾は当時日本盤LPも発売され、ネオアコ少年少女たちのバイブル的アルバムになってました。こちらはその翌年にリリースされた第二弾。elレコードの年次報告的なコンピレーション。新しい才能を迎え入れつつ、気骨のあるサウンドが展開されています。キング・オブ・ルクセンブルグのデヴィッド・ボウイやキンクスへのオマージュあふれる「Trial of Dr. Fancy」最高ですね。.
キッド・クレオールことオーガスト・ダーネルとその舎弟ジッチー・ダンが80年代に産み落としたサヴァンンナ・バンド系ノスタルジック・ディスコポップの最高傑作。サヴァンナ・バンドとスイングアウト・シスターの間をつないだと言いたくなる名曲A-1「Night In New York」で一晩中踊れます。艶っぽくてヤクザなナンバー満載。キュートな女性シンガー、ステファニー・フラーは、コリー・デイやラー・バンドを思わせますね。.
キッド・クレオールことオーガスト・ダーネルとその舎弟ジッチー・ダンが80年代に産み落としたサヴァンンナ・バンド系ノスタルジック・ディスコ・ポップの最高傑作。”サヴァンナ・バンドとスイングアウト・シスターの間をつないだ”と言いたくなる名曲A-1「Night In New York」で一晩中踊れます。艶っぽくてヤクザなナンバー満載。キュートな女性シンガー、ステファニー・フラーは、コリー・デイやラー・バンドを思わせますね。.
収録曲・データ
【曲目】A Night In New York / Other Guys / Happy Times / Our Love Will Always Stand / Happy Birthday, Baby // Mama's In Love Again / I Got You / I Call It Like I See It / I Belong To You / You Got Me High
エイティーズ好きには「Copernicus」で知られる歌姫バーシアが在籍していたマット・ビアンコのファースト・アルバム。ブラジリアン・テイストの「Half A Minute」や、打ち込みスウイング名曲「Get Out Of Your Lazy Bed」、スムースボッサなインストなど充実したすばらしい内容。でも、やっぱりバーシアの麗しいヴォーカルが一番好きです!.
収録曲・データ
【曲目】Whose Side Are You On? / More Than I Can Bear / No No Never / Half A Minute / Matt's Mood // Get Out Of Your Lazy Bed / It's Getting Late / Sneaking Out Of The Back Door / Riding With The Wind / Matt's Mood II
パリからNYに渡り、NO NEW YORKシーンに遭遇。ZEからデビューしたことでカルト的な評価を得るに至った彼女。衝撃的なデビューばかりが取り沙汰されますが、コスモポリタン的な音楽性と、ヒリヒリとした感性をいち早く融合させて表現していたその作品は現代をはるかに先駆けたものでした。このアルバムは85年ブラジル録音。チェット・ベイカーがトランペットで「My Funny Valentine」など5曲も参加しています。フランス盤オリジナル。.