シティポップ傑作。あのアンダース&ポンシアのヴィニ・ポンシア制作によるイノセントなポップ・サウンドとすっきりしたハーモニー。グッドタイム好きには「Dancin’ On Ice」や「Sugarloo」、オーシャン系がお好きなら「Satelite Touchdown」を。ポンシアの旧友ピーター・アンダース提供の「If I Can Just Get Through Tonight」もあり。かつてのハイファイ名物コーナーGreat3片寄セレクションで「なんともまあ情けない面がまえのトリオですが、曲も期待を裏切らず情けない路線まっしぐらでグレイト。いい曲書いているけれどヒットしなそうなところがいいね」とのコメント。.
収録曲・データ
【曲目】Dancing On Ice / Rainy Weather / American Beauty Rose / Satellite Touchdown / Better Wages, Better Days // Empty Room / If I Can Just Get Through Tonight / You Think You're Too Good To Be True / Sugarloo / Would You Believe
1976年に発表された通算5作目。Arista移籍を契機に、サウンドがぐっと洗練されました。ルパート・ホルムズの向こうを張る、洒落ていて、ちょっと偏屈で都会的なサウンドにようこそ。今も人気の高いCapitolでのファーストアルバムから「Feel Your Groove」をアレンジを明るくメロウに変えて再演。「Sunday Kind Of Love」のジャジーなカヴァーに、虚をつかれたように心ほだされてしまいます。.
【曲目】Hungry Nights / I Think I Know Too Much / Love Hangs By A Threat / Soon / Somewhere Down The Road // Straight For The Heart / Don't Call It Love / I Almost Let You Go / Our Song / Time Of Our Lives
ファースト・ソロ。ザ・バンドが事実上の解散をした後に制作されているのですが、ロビー・ロバートソンをはじめ4人のメンバーがそれぞれ別の曲にゲスト参加しています。ボビー・チャールズの「Small Town Talk」(リックとの共作曲)このアルバムで知ったという人も多いでしょうね。実直な人柄がにじみ出ていて、今さらながらよいアルバムだと気が付かされました。.
ディスコと言うより、これはメロウ。16ビートと洗練されたアレンジが織りなすメロウさが際立つグルーヴをたっぷり味わえます。ピーター・ネロのピアノのタッチにも、ぐっとジゴロな色気が加味されて。冒頭の「Jazzman」(キャロル・キング)「Feel Like Makin' Love」(イントロから最高!)「Don't You Worry About A Thing」などキラー連発!.
収録曲・データ
【曲目】 Jazzman / Feel Like Makin’ Love / Superstition / Love’s Theme / Emmanuelle // Soul Ballet / Nothing From Nothing / Brother Louie / Don’t You Worry About A Thing / Young nd Restless
「Brother To Brother」と共に、彼の代表作に上げられることの多い81年作。AORにカテゴライズこそされていますが、サウンドクリエイターとして30年余も孤高の存在で有り続ける人です。周囲のミュージシャンとの交流も少なく、いかにも孤高と評するのがふさわしいのに、作り出す音楽はメインストリームのど真ん中。それも気合い充分で、その迫力はすごい。白人・黒人の双方の音楽を、高い場所でまとめ上げて独自のブルーアイドソウルです。.
ランディ&マイケル・ブレッカーの兄弟に加え、デヴィッド・サンボーン(ts)が加わった最強の3管編成。ギターにスティーヴ・カーンも迎えたバンド名義でのアルバムです。70年代半ばのフュージョン・ブームを支えた一枚ですが、ファンキー&メロウな感覚が今聴くとまた新鮮です。ルーサー・ヴァンドロスが歌う「What Can A Miracle Do」最高ですよね!.