【曲目】Hungry Nights / I Think I Know Too Much / Love Hangs By A Threat / Soon / Somewhere Down The Road // Straight For The Heart / Don't Call It Love / I Almost Let You Go / Our Song / Time Of Our Lives
1976年に発表された通算5作目。Arista移籍を契機に、サウンドがぐっと洗練されました。ルパート・ホルムズの向こうを張る、洒落ていて、ちょっと偏屈で都会的なサウンドにようこそ。今も人気の高いCapitolでのファーストアルバムから「Feel Your Groove」をアレンジを明るくメロウに変えて再演。「Sunday Kind Of Love」のジャジーなカヴァーに、虚をつかれたように心ほだされてしまいます。.
都会っ子系SSWの名作中の名作「Prime Cuts」で知られるランディ・エデルマン。アルバムの発表を重ね、ナイーヴ&ドラマチックな作風がほぼ成熟の域に達した時期の、とても美しいアルバムです。「It's Hard To Say Goodbye」などで見せる、都会的な哀愁をふくよかなサウンドで料理する手腕はさすが。オールディーズ・カヴァー「The Night Has Thousand Eyes」も、選曲・アレンジとも絶妙です。ジェフ・ポーカロらLA人脈がバックアップ。ストリングス・アレンジはジーン・ペイジ。.
72年にBellからリリースされた彼女のデビュー・アルバム(今回入荷品はAristaからのリイシュー)。プロデュースはトーケンズ出身のハンク・メドレスとデイヴ・アペル。このアルバム、フリー・デザインのクリス・デドリックが多くの曲に関わっていることは、意外と知られていないのでは? 「One More Mountain To Climb」みたいな曲を聴くと、女性版JTとたとえたくもなります。.
ランディ&マイケル・ブレッカーの兄弟に加え、デヴィッド・サンボーン(ts)が加わった最強の3管編成。ギターにスティーヴ・カーンも迎えたバンド名義でのアルバムです。70年代半ばのフュージョン・ブームを支えた一枚ですが、ファンキー&メロウな感覚が今聴くとまた新鮮です。ルーサー・ヴァンドロスが歌う「What Can A Miracle Do」最高ですよね!.
博学のジャズ・マスターにして、最高のオシャレ貴族、ベン・シドランのArista時代の3枚目。ある意味、彼がもっともAORと蜜月になっていたと言える時代の、ミッドナイト感、そしてファンキー度高めの内容。16ビートを交えたA-1「Kiss In The Night」のドラマチックな展開がカッコイイです。インスト「The Cadillac Kid」にもやられます!.
収録曲・データ
【曲目】Kiss In The Night / You Got The Power / Moose The Mooch / The Cadillac Kid // That's Life I Guess / Doing You / Tell Old Bill / Mr. Bill Goes To Brazil / Face Your Fears
ポインター・シスターズを従えて軽やかにジャイヴする「Flat Foot Floogie」のモダンなこと! ベン・シドラン・プロデュースによる洗練された感覚を備えた傑作ソロ。70年代の音色を、ここまでジャイヴにうまく吸収した例はないかも。ヒューバート・ロウズの「No More」を鮮やかにソフィスティケイテッド・ファンクに塗り替えたA-3も最高(ボズ・スキャッグスがゲストでギターソロを弾いてます)。クラブ・クラシック「I’ll Bet You Thought I’d Never Find You」もお忘れなく!.
収録曲・データ
【曲目】Flat Foot Floogie / Naima / No More / On The Trail // Tell Me The Truth / Old Folks / I'll Bet You Thought I'd Never Find You / Blues For Pablo
Arista第2弾(アメリカでは1977年リリース)。Capitol〜Blue Thumb時代に比べ、いまいち評価が低いのは納得できません。メロウ&ファンキー度は抜群、大人の遊び人をあえて演じてみたようにジャズとAORの間を行き来するこの頃の彼は最高なんです。とりあえずA-2「Sing A Song For A Sucker Like You」聴いてください。ノックアウト! 「Charlie's Blues」もクール…。この”粋な軽さ”がたまりません!.