NY録音の70'sブリージーシティポップの隠れた逸品。本作は何と言っても「You've Come Over Me」! 涼風に吹かれるような傑作チューン! 甘酸っぱいラヴソング「Let's Get To Livin'」や、英国風ニッチポップな「Where Have They Gone」「Misery Loves Company」など、軽いフットワークも魅力です。.
AORの範疇に入る時代ですが、アコースティックなテイストの良さも失われていなくて。ギャラガー&ライルのヴァージョンも最高なA-1「I Wanna Stay With You」が最高です。ほのかに漂う良質なシティポップ感覚がとても魅力的。自前のバンド編成での録音ですが、アイアートやジャコ・パストリアスが要所で起用され、アクセントになっています。.
シティポップ傑作。あのアンダース&ポンシアのヴィニ・ポンシア制作によるイノセントなポップサウンドとすっきりしたハーモニー。グッドタイム好きには「Dancin’ On Ice」や「Sugarloo」、オーシャン系がお好きなら「Satelite Touchdown」を。ポンシアの旧友ピーター・アンダース提供の「If I Can Just Get Through Tonight」もあり。かつてのハイファイ名物コーナーGreat3片寄セレクションで「なんともまあ情けない面がまえのトリオですが、曲も期待を裏切らず情けない路線まっしぐらでグレイト。いい曲書いているけれどヒットしなそうなところがいいね」とのコメント。.
収録曲・データ
【曲目】Dancing On Ice / Rainy Weather / American Beauty Rose / Satellite Touchdown / Better Wages, Better Days // Empty Room / If I Can Just Get Through Tonight / You Think You're Too Good To Be True / Sugarloo / Would You Believe
【曲目】It's Going On Saturday / Our Lives / I'm In Love Again / Faster Gun / Humpty Dumpty // Move Up To Love / Cosmos Lady / Walking On Air / Lullabye On New York / Hey, Little Mama
もともとギター少年で、バッファロー・スプリングフィールド〜ポコ〜ロギンス&メッシーナ、そしてソロへ。ジャケから想像するイメージを裏切らない、間違いなくオーシャン系AORの傑作です。スリリングな16ビート「Do You Wanna Dance」のかっこいいこと! 続く「Seeing You」もあきれるほどメロウで! ボズ・スキャッグスがTOTOの力を借りてやったことを自前のバンドでやってみせたというのも、歴戦の人ならではの意地でしょうか。日本語ライナー付。.
収録曲・データ
【曲目】New And Different Way / Do You Want To Dance / Seeing You (For The First Time) / Free To Be Me / Talk To Me // Love Is Here / Waitin' On You / (Is This) Lovin' You Lady / The Magic Of Love
4チャンネル盤。ロギンス&メッシーナのサード・アルバム。タイトルやジャケットからも伝わるように、オーシャン&ブリージーな路線の一枚です。前作からのシングル「Your Mama Don’t Dance」の大ヒット(全米4位)が心のゆとりを与えたのかも。とりわけメッシーナのオーシャンサウンドへの傾斜はのちのソロ作「Oasis」の前哨戦にも思えます。.
シアトルの南、ワシントン州オリンピア在のSSWのプライベート作品で、録音はシアトルです(バンドにはマーティン・ルンドなど、あのパパーヤ周辺の人脈も参加)。74年から書きためられた曲には青春の甘い香り。B面ではジャズ風味が濃厚になります。「Too Much Thinkin'」「Someday」でのジャジーな展開にイチコロ。一度聴いたら忘れられない、永遠の(誰も知らない)名作。.
収録曲・データ
【曲目】Jamie / Woman I Love / You Can Go If You Want / Without Love / Gray Cloudy Days // Wish I Could Sail Away / Too Much Thinkin' / Someday / Just A Dream / A Song To Me
もとはイーストコーストのカントリー・ロック畑。しかし、時代の流れで、こんな驚きの傑作を残してくれます。AORファンもぐっとくるメロウナンバー「Ooh My Love」で幕を開けるセカンド・アルバム! フォーキーなテイストを活かしたまま、ぐっと洗練させたサウンドが痛快なのです。兄弟ならではのハーモニーがばっちり決まったスイングナンバーB-1「Ya Ba Da Ba」も是非! ウェストコーストのように思えて、彼ら東海岸なんです。.
近年はハワイで暮らしたジェシ・コリン・ヤング。そのことを何となく連想させるオーシャン系AORの名曲「Slow And Easy」収録のアルバムです。続く「Maui Sunrise」もしっとりとした潮風を頬に受けるようなソフト・ブリージーなナンバー。B面の組曲的な展開も◎。ハワイへの憧憬あふれるオーシャン系名盤です。.
元ドン&ザ・グッドタイムス〜ポール・リヴィア&ザ・レイダースのギタリスト。70年代初めにCCMレーベルでシンガー・ソングライターとしてデビュー。こちらはキリスト教色は比較的薄く、シアトルの音楽仲間と制作したブリージーポップなアルバムです。「Switzerland In The Rain」や「Rainbow Dancer」のような神秘的でメロウなアコースティック名曲がよいですね。曲のレベルもとても高いです! とりわけB面の落ち着いた展開はじんと沁みます。.
元バッキンガムスの二人による青春系サウンド。これがサードです。ELOのカヴァーの「Nightrider」から最高。せつなくピアノで幕開けして、やがてパーカッションとともにブリージーに疾走するのです。「You''re The One」も夏のオーシャン系の名曲。若さとメロウが共存しています。キャロル・キング、デヴィッド・T・ウォーカー、ジェイ・グレイドンら客演アーティストにも注目!.
マーカス・ジョセフとダニー・ディアドルフのユニット。ブラウンスミスをメロディー重視にしたような、心地よいオーシャンポップ気分。アコースティックでさわやかで、ハワイものが好きな人もこの音色にはやられるはず。ふたりのソロ作もそれぞれ珠玉の名作になっていますよ。「Lovely Lady」、フリートウッド・マック(ボブ・ウェルチ)のカヴァー「Sentimental Lady」ジェフリー・コマナー作でイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーでおなじみ「We'll Never Have To Say Goodbye Again」など、琴線が震えっぱなしです。.
収録曲・データ
【曲目】One More Story To Tell / We'll Never Have To Say Goodbye Again / Chicago Blue / Nighttime Love / Sentimental Lady // The Castle / Golden Road / Lovely Lady / Sing My Song / Little Kings Of Earth
歌姫マリア・マルダーが、もっともシティサウンドに接近した一枚です。とにかくレオン・ラッセル作曲のA-1「Make Love To Music」が最高にブリージーメロウ! プロデューサーのクリストファー・ボンドはホール&オーツも手掛けていた人で、甘くなりすぎずに彼女の魅力を引き出してます。「真夜中のオアシス」が好きな人は、たぶんこのアルバムも好きですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Make Love To The Music / Say You Will / I'll Keep My Light In My Window / I Got A Man / Cajun Moon // I Can't Say No / Here Is Where Your Love Belongs / That's The Way Your Love Is / Joyful Noise / My Sisters And Brothers
【曲目】You Sold A One Way Ticket To Love / I Was There / Don't Fight The Hands (That Need You) / Love And Conversation // Now That I Got You / Act Of Mercy / Houdini / Old Habits / Get On The Bus