白人女性でこれだけソウルフルに歌えたら気持ちいいでしょうねえ。とにかく抜群のフィーリングとリズムセンスの持ち主。これが彼女のデビュー作。A-1「Let's Be Friends」の素晴らしさは卒倒もの。ハイファイでも“マリリン・スコットみたいな”は、信頼に足る形容詞として長く使われてきました。オリジナルのアナログは今もなかなか見かけません。.
【曲目】Pilot Me / In Your Eyes / There Is A Breeze / See You Soon / Old Folks / Rooty Toot Toot For The Moon // My Opening Farewell / I Got You Covered / On The Road / Study In E Minor / Happier Days / You've Got To Be Carefully Taught
ファーストLP。スタンダードを軽々と60'sポップスに変えてみせる彼らの基本にして名作。大ヒット曲「Deep Purple」もいいけど、ムシ声にも似たエイプリルのキュート・ヴォイスがかわいいアップテンポ「One Dozen Roses」はじめ、実は小粋なツイスト系ダンス・ミュージック満載。シャーリー・エリスあたりのファンにも聴いて欲しいな。Bラス「I’ve Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart」は、確か最長曲名でギネスブックを狙った曲だったはず……。.
収録曲・データ
【曲目】Deep Purple / Paradise / Baby Weemus / True Love / It's Pretty Funny / Tears Of Sorrow // Sweet And Lovely / One Dozen Roses / (We'll Always Be) Together / Indian Love Call / Shine On Harvest Moon / I've Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart
タイトル曲は、ブレントン・ウッドの「Gimme Little Sign」にも通じる、いや、それを上回るグッドタイム・ソウルの大名曲! もともとはデトロイトのマイナー・レーベルCarlaでの録音。NRBQみたいなグッドタイム感覚と、若々しいノーザンソウル感覚が共存しています。優しくて楽しくて。時代を経ても愛おしさは不変です。山下達郎さんもフェイヴァリットに挙げています。.
ヒットシングル「初恋の並木道(Things)」にひっかけたアルバムタイトル。収録曲がすべて「Things」という言葉が入っているわけではありません。ボビーの自作曲を中心にした、リラクシンなポップ・アルバム。「Beachcomber」(最高!)「Theme From Come September」とインストも2曲収録。「Nature Boy」のカヴァーもユニーク。.
収録曲・データ
【曲目】Things / I’ll Be There / Lost Love / Look For My True Love / Beachcomber / Now We’re One // You’re Mine / Oo-Ee-Train / Jailer Bring Me Water / Nature Boy / Theme From “Come September” / Sorrow Tomorrow
イギリス人シンガー・ソングライターのギャリー・ファーがマッスルショールズでレコーディングしたアルバム「Addressed to the Censors of Love」からのシングルカット。ほんのりとティファナ風味と放浪感を漂わせた曲で、ソウルフルな歌声が素晴らしいです。モノラルミックスはDJ盤のみ。.
5年ぶりのセカンドではスティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツのプロデュース。メリハリの効いたエイティーズ・サウンドですが、アコースティック感覚も絶妙に活かします。「James Dean」や「The Motown Song」など若き日の憧れを描いたようなナンバーが多いのも本作の特徴。波間を漂うようなゆったりしたエンディング曲「Tar On The Roof」がこれまた格別です。.
1963年の全米ナンバーワン「Sugar Shack」の大ヒットでポップス史に名を残すグループ。ワンヒットワンダー的なイメージですが、67年にこのアルバムのタイトル曲でもある「Bottle Of Wine」が全米9位に。活動歴も1950年代末からで意外と長いのです。ブルーアイドソウルとソフトロックの狭間にある立ち位置。いい曲多くてびっくりです。.
ルー・リードのライヴ盤「Rock ‘n’ Roll Animal」での流麗すぎるギターソロや、アリス・クーパー、ピーター・ガブリエルのバックバンドでも名をなしたギタープレイヤー。これがファーストソロ。ロックマインドのフュージョンという意味ではジェフ・ベックと並んで評価されてもいいのにと思います。ビーチボーイズ「Sail On Sailer」のカヴァー、しびれます。.