60年代にもベスト盤や編集盤が出ていますが、「Sherry」から続いた60年代の至福の時間をばっちりまとめたものとしてはこの2枚組は画期的でした。このベストと、この年の暮れにリリースされた名曲「December, 1963 (Oh, What A Night)」の大ヒットでフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズは再び活躍のレールを走り始めたのでした。.
セカンドソロ。もちろん傑作の誉れ高いファーストに続き、アレンジにチャーリー・カレロ、ボブ・ゴーディオ。プロデュースはボブ・クリューという完璧なフォー・シーズンス人脈での制作目。MORの良い見本のような完成度高い1枚です。「Watch Where You Walk」「September Rain」など、大ヒットこそ出ませんでしたが、NY流ポップナンバーの完成度はファーストアルバムに並びますよ。.
彼らのキャリアとしてはラストから数えて2作目。初期のノンエコーな近しさはまだしっかり保ちつつ、アーニー・フリーマンの施したウェルメイドなアレンジでポップスの名曲を歌います。ヴァン・マッコイ作のタイトル曲のモダン(60年代当時風の)ポップさには驚きます。「Mr. Sandman」のアレンジも素晴らしい! ジェリー・ゴフィン&ラス・タイトルマンの「What Am I Gonna Do With You」など、彼らは新進作家たちの曲を取り上げるグループでもありました。なかなか見かけない1枚。.
収録曲・データ
【曲目】Softly As I Leave You / Mr. Sandman / Go Away, Little Girl / Little Things Means A Lot / Before And After (Losing You) / Almost There // Since I Don’t Have You / This Is My Prayer / Footsteps / Lonely Is As Lonely Does / What Am I Gonna Do With You / I’ll Be There
【曲目】Sweet September / Save Your Heart For Me / Blue Velvet / Secretly / Yesterday / Turn! Turn! Turn! // You Were On My Mind / The Things We Did Last Summer / Mr. Tambourine Man / And I Love Her / Crying In The Chapel
Vee JayからPhilipsに移籍しての第一弾。新天地で自分たちの魅力を見つめ直した、颯爽としたポップ作です。コーラスグループとしての実力を見せつける「16 Candles」や、ボッサなアレンジがバッチリきまった「You Send Me」、ビーチ・ボーイズとのアプローチの違いがはっきりわかる「Do You Want To Dance」など名カヴァー多し!.
「Go Away Little Girl」「Only You」「Love Letters In The Sand」などスタンダード曲を中心としていた60年代前期のアルバムで、ジミー・ハスケルによるスケールの大きなアレンジには新たな時代の芽吹きも感じます。優しく甘いコーラスが、よどむこと無く青春の香りとなって極上の雰囲気。「Secret Love」のアレンジが際立って素晴らしい! ジム、トニー、ボブのオリジナル・メンバー期の作品です。.
収録曲・データ
【曲目】Go Away Little Girl / Sincerely / Forget Him / Till Then / Through A Long And Sleepless Night / The Shelter Of Your Arms // Secret Love / Only You /All I Have To Do Is Dream / Love Letters In The Sand / Blue Moon
彼らの大ヒット「ジュディのごまかし」は全米ナンバーワンになっただけでなく、ドイツ、スイスでも1位を獲得。ガレージっぽい不良っぽさに、ブラスも加わるポップ性がポイントで、日本でもダイナマイツもカヴァーするなど、GSバンドにも好まれてましたね。NRBQのアル・アンダーソンが在籍したワイルドウィーズのヒット「No Good To Cry」のカヴァーも収録。.
Vee Jay時代のナンバーを集めた編集盤。ベスト盤というよりなかなか渋めの選曲が通好みで、ホワイトドゥーワップグループとしての彼らの出自を明らかにしてくれる向きも。「Silhouettes」や「Why Do Fools Fall In Love」などを収録してます。ちなみにここにも収められている「Honey Love」のバックコーラスは大滝詠一「君に夢中(いつも夢中)」に使われてますね。.
収録曲・データ
【曲目】Silhouettes / Sincerely / Yes Sir, That’s My Baby / Why Do Fools Fall In Love / Long Lonely Nights / Lucky Lady Bug // Since I Don’t have You / Teardrops / To-Night, To-Night / Honey Love / Happy, Happy Birthday Baby / Goodnight My Love (Pleasant Dreams)
東海岸ポップコーラスグループの雄、ヴォーグスのピッツバーグ時代のデビューアルバム。デビューヒット「You're The One」を筆頭に、「It's Not Unusual」「Lovers Concerto」など当時のポップヒットをカヴァーしたものが中心。ワーナー時代ほどの洗練性はなく、ローカルミュージシャンの演奏にもいなたさはありますが、熱気と若々しい空気は満ちあふれていますよ!.
ボブ・クリューに見いだされてデビューしたティーンロッカー。移籍して放ったスマッシュヒットが「Action」でした。ブリティッシュインヴェイジョンに対抗すべく濃厚なビートで「Papa's Got a Brand New Bag」や「Hang on Sloopy」などをカヴァー。若きボイス&ハートによるサーフポップ風「Let Me Show You Where It’s At」にも注目。.
ファーストLP。スタンダードを軽々と60'sポップスに変えてみせる彼らの基本にして名作。大ヒット曲「Deep Purple」もいいけど、ムシ声にも似たエイプリルのキュート・ヴォイスがかわいいアップテンポ「One Dozen Roses」はじめ、実は小粋なツイスト系ダンス・ミュージック満載。シャーリー・エリスあたりのファンにも聴いて欲しいな。Bラス「I’ve Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart」は、確か最長曲名でギネスブックを狙った曲だったはず……。.
収録曲・データ
【曲目】Deep Purple / Paradise / Baby Weemus / True Love / It's Pretty Funny / Tears Of Sorrow // Sweet And Lovely / One Dozen Roses / (We'll Always Be) Together / Indian Love Call / Shine On Harvest Moon / I've Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart
ヒットシングル「初恋の並木道(Things)」にひっかけたアルバムタイトル。収録曲がすべて「Things」という言葉が入っているわけではありません。ボビーの自作曲を中心にした、リラクシンなポップ・アルバム。「Beachcomber」(最高!)「Theme From Come September」とインストも2曲収録。「Nature Boy」のカヴァーもユニーク。.
収録曲・データ
【曲目】Things / I’ll Be There / Lost Love / Look For My True Love / Beachcomber / Now We’re One // You’re Mine / Oo-Ee-Train / Jailer Bring Me Water / Nature Boy / Theme From “Come September” / Sorrow Tomorrow
オールディーズのアイドルのひとりと日本ではとらえられていますが、実は64年ですでにこの人は30歳。他のシンガーよりもひと回り上だったのです。そんな彼がビートルズ来襲に対抗すべく(?)、デヴィッド・ゲイツをプロデュースとアレンジに迎え、ビート感重視で制作した攻めの気分のカヴァー・アルバムです。大穴トラックは「Our Day Will Come」! ボ・ディドリー・ビートでこの曲をカヴァーしたのは、アメリカ広しと言えどもこの人くらいでしょう! かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Memphis / I Want To Hold Your Hand / Raindrops / The Loco - Motion / Kansas City / Hey Baby // Walk Right In / Sweet Little Sixteen / Mashed Potato Time / Searchin’ / Way Down Yonder In New Orleans / Our Day Will Come
両面ボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオ・コンビ(アレンジはチャーリー・カレロ)。60年代末を迎え、よりアダルトなリスナーへのアピールを志向していた時期のシングルです。A面はオーケストラルでドラマチックなバラード(全米29位のヒット)。B面は「I Make A Fool Of Myself」の続篇的な曲調で、隠れ名曲の感あり。70年代に一度セルフ・リメイクもしてますね。.
大ヒット曲「This Magic Moment」収録。NYのホワイト・ドゥワップ・シーンから出てきた彼らが、自分たちのルーツに立ち返って、ポップスをコーラスする楽しさを追求したアルバムです。内ジャケに書かれた数々のデディケーションに、彼らの愛情の深さがにじみ出ています。「Goodnight My Love」「So Much In Love」が素晴らしい仕上がり。Beach Boysも採り上げている「Hushabye」もいいアレンジです。じつはこれ、69年リリースのアルバム「Sands Of Time」と同内容です。.