【曲目】I’m A Believer / The Day We Fall In Love / I’m Not Your Stepping Stone / Look Out Here Comes Tomorrow / I Wanna Be Free // Last Train To Clarksville / She / Theme From The Monkees / Mary Mary / Your Auntie Grizelda
全米を熱狂させた若きホセ・フェリシアーノ。名声を決定づけた大ヒット「Light My Fire」(ドアーズのカヴァー)を収録したアルバムで、最高全米2位。1年以上もチャートにとどまったメガヒットアルバムとなりました。ヒスパニックとしての誇りを失わず、アメリカのヒット曲を独自の幽玄さとグルーヴで塗り替えてゆきます。「California Dreamin’」は「ワンス・アポン・アタイム・イン・ハリウッド」見た人には忘れられないはず。.
Philips移籍前、Vee Jay時代のナンバーを集めた編集盤。なかなか渋めの選曲が通好みで、ホワイト・ドゥーワップ・グループとしての彼らの出自を明らかにしてくれる向きも。「Silhouettes」や「Why Do Fools Fall In Love」などを収録してます。ちなみにここにも収められている「Honey Love」のバックコーラスは大滝詠一「君に夢中(いつも夢中)」に使われてますね。.
収録曲・データ
【曲目】Silhouettes / Sincerely / Yes Sir, That’s My Baby / Why Do Fools Fall In Love / Long Lonely Nights / Lucky Lady Bug // Since I Don’t have You / Teardrops / To-Night, To-Night / Honey Love / Happy, Happy Birthday Baby / Goodnight My Love (Pleasant Dreams)
ファーストLP。スタンダードを軽々と60'sポップスに変えてみせる彼らの基本にして名作。大ヒット曲「Deep Purple」もいいけど、ムシ声にも似たエイプリルのキュート・ヴォイスがかわいいアップテンポ「One Dozen Roses」はじめ、実は小粋なツイスト系ダンス・ミュージック満載。シャーリー・エリスあたりのファンにも聴いて欲しいな。Bラス「I’ve Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart」は、確か最長曲名でギネスブックを狙った曲だったはず……。.
収録曲・データ
【曲目】Deep Purple / Paradise / Baby Weemus / True Love / It's Pretty Funny / Tears Of Sorrow // Sweet And Lovely / One Dozen Roses / (We'll Always Be) Together / Indian Love Call / Shine On Harvest Moon / I've Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart
ヒットシングル「初恋の並木道(Things)」にひっかけたアルバムタイトル。収録曲がすべて「Things」という言葉が入っているわけではありません。ボビーの自作曲を中心にした、リラクシンなポップ・アルバム。「Beachcomber」(最高!)「Theme From Come September」とインストも2曲収録。「Nature Boy」のカヴァーもユニーク。.
収録曲・データ
【曲目】Things / I’ll Be There / Lost Love / Look For My True Love / Beachcomber / Now We’re One // You’re Mine / Oo-Ee-Train / Jailer Bring Me Water / Nature Boy / Theme From “Come September” / Sorrow Tomorrow
楽しいー! 人気絶頂期の彼らのオンステージを収録したライヴ盤。いわゆるヒット曲大会ではなく、大人のオーディエンスも意識したレパートリーを取り入れたエンタテインメント精神溢れるステージ。丁々発止のやりとりも含め、彼らのキャリアとタフさを感じます。どうやってヒット曲を作るのかを歌にした寸劇風「How Do You Make A Hit Song?」で、数々のヒットもちょっとずつ出てきます。ライヴ・バンドのアレンジはチャーリー・カレロと、ちゃんとクレジットされてます。.
オールディーズのアイドルのひとりと日本ではとらえられていますが、実は64年ですでにこの人は30歳。他のシンガーよりもひと回り上だったのです。そんな彼がビートルズ来襲に対抗すべく(?)、デヴィッド・ゲイツをプロデュースとアレンジに迎え、ビート感重視で制作した攻めの気分のカヴァー・アルバムです。大穴トラックは「Our Day Will Come」! ボ・ディドリー・ビートでこの曲をカヴァーしたのは、アメリカ広しと言えどもこの人くらいでしょう! かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Memphis / I Want To Hold Your Hand / Raindrops / The Loco - Motion / Kansas City / Hey Baby // Walk Right In / Sweet Little Sixteen / Mashed Potato Time / Searchin’ / Way Down Yonder In New Orleans / Our Day Will Come
両面ボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオ・コンビ(アレンジはチャーリー・カレロ)。60年代末を迎え、よりアダルトなリスナーへのアピールを志向していた時期のシングルです。A面はオーケストラルでドラマチックなバラード(全米29位のヒット)。B面は「I Make A Fool Of Myself」の続篇的な曲調で、隠れ名曲の感あり。70年代に一度セルフ・リメイクもしてますね。.
大ヒット曲「This Magic Moment」収録。NYのホワイト・ドゥワップ・シーンから出てきた彼らが、自分たちのルーツに立ち返って、ポップスをコーラスする楽しさを追求したアルバムです。内ジャケに書かれた数々のデディケーションに、彼らの愛情の深さがにじみ出ています。「Goodnight My Love」「So Much In Love」が素晴らしい仕上がり。Beach Boysも採り上げている「Hushabye」もいいアレンジです。じつはこれ、69年リリースのアルバム「Sands Of Time」と同内容です。.
ケニー・ローゼンバーグこと、のちのケニー・ヴァンスが在籍。ホワイト・ドゥワップからスタートし、後期には甘さを湛えたポップス・グループへと成長。ロネッツ「Do I Love You」「Walking In The Rain」の素晴らしいカヴァーをはじめ、60年代のポップスをモダンなアレンジで再生させようという“Oldies But Goodies”な試みの一枚。ポップス・ファンにはたまらない名解釈連発です。.
当時まだ20歳ですが、若くしてポップスター/作曲家としての才能と名声を獲得したポール・アンカが、大人の階段を意識してジャズ・ソングをスイングしたゴージャスなポップ・アルバムです。歌声に若さと甘さがちゃんと入っていて、そこが時代を作ったスターなんだなと感じます。「Love Letters In The Sand」のスイング版とか、最高ですね! ラストは自作の「Train Of Love」!.
「My Name Is Mud」などあっけらかんとしたポップソングを歌わせたら最高! ソングライターとしても優秀。唯一のアルバムには未収録で、DynoVoiceでのラストシングルがこちら。ガールポップの反対語でボーイポップという言葉があれば、ぜひ彼に差し上げたい、まさしくそんな曲! B面もリズムがかわいい!.
MGMでのラスト・アルバム。彼のような立場のアイドルシンガーにとっては新作を発表しにくい時代(ロックの台頭)にあって、フォークロック /ソフトロック的なセンスを採り入れた意欲作でした。P・F・スローンが提供した「Cling To Me」やアーティ・シュロック作の「Make This Train」あたりは、埋もれさせておくには惜しい凛とした魅力があります。.