なめらかでシルキー、そしてソウルフルな歌声はいつも爽快です。時代がディスコ/16ビートに移行していくこの時期は、まさに今こそ聴いていただきたいのです! 流麗でせつなくて。数々の名カヴァーを生んだ「You're The Song」(トニー・リヴァース&ケン・ゴールド作)やボズ・スキャッグス「We’re All Alone」のカヴァーが最高。アレッシー、テディ・ランダッツォら、ソングライターのセレクションにも目が行き届いてます。プロデュースはボブ・ゴーディオ。70年代のフランキー・ヴァリにじつは駄作無し。.
まだまだ現役宣言ともいえるアルバム。ボブ・ゴーディオ、ボブ・クリュー、サンディ・リンツァーら長年のスタッフがプロデュースで参加。しかしノスタルジーにはならず、80sエレポップ的なアレンジのポジティヴなアプローチにびっくり! モノトーンズのドゥーワップ・クラシック「Book Of Love」もデジタル・ダンスナンバーになって二度びっくり!.
両面ボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオ・コンビ(アレンジはチャーリー・カレロ)。60年代末を迎え、よりアダルトなリスナーへのアピールを志向していた時期のシングルです。A面はオーケストラルでドラマチックなバラード(全米29位のヒット)。B面は「I Make A Fool Of Myself」の続篇的な曲調で、隠れ名曲の感あり。70年代に一度セルフ・リメイクもしてますね。.