【曲目】Come See About Me / Your Precious Love / Rhythm Of The Rain / Tears On My Pillow / It's All In The Game // New Orleans / Searchin' / Earth Angel / Cathy's Clown / Stagger Lee
アンディ・ウォーホルの手によるジャケで有名な一枚。中身もAORファンには充実のひとことです。ジェイ・グレイドン、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、リー・リトナーら豪華メンバーによる贅沢なサウンド。最高のミディアムメロウナンバー「Never Gonna Fall In Love Again」せつなく踊れます。全曲自作で、バラードもハイレベル。.
収録曲・データ
【曲目】(You Bring Out) The Best In Me / Wildflower / The Painter / Closing Doors / Happier // Living Isn't Living / Aldous (Instrumental) / I'll Help You / Never Gonna Fall In Love Again (Like I Fell In Love With You) / Do I Love You? (Yes, In Every Way) / Prelude〜(You Bring Out) The Best In Me (Reprise)
【曲目】What Cha Doin' / The Two Of Us / Love Him, Love Her / Everything Needs Love // Shout / Still In Love / Pra Vos / I Need Your Love / Long, Long Time
Epicでの3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
トラフィックではドラマーとして、スティーヴ・ウィンウッドの後塵に甘んじたプレイヤーでしたが、ソロに転じてがぜんやる気を発揮。ソロ・アルバムはどれも多彩で興味深いです。このアルバムはLA録音のAOR/ディスコ路線。ディーン・パークス、レイ・パーカー、エド・グリーンらがバックアップ。A-3「Stay With You」が必殺のメロウディスコです。.
日本盤はまったく違うジャケットで発売されたので「あれ?」と思われるかもしれませんが(AORではよくあることです)、このジャケがオリジナル。ギターのリフが際立つソリッドなサウンド作りながら、メロウ・ナンバーが出色。「Where Would I Be Now」「Just For You」「Take Your Time」など、泣かせる名曲にやられます。プロデュースは自身もAOR名作でおなじみジョー・シャーメイ。.
【曲目】Anywhere Love Goes / Just Like Love / Midnight Radio / Rowboat In The Attic / Worry 'Bout You // Too Late Now / I Don't Care / Born To Love You / In Your Pocket / Even Cowgirls Get The Blues
【曲目】Hungry Nights / I Think I Know Too Much / Love Hangs By A Threat / Soon / Somewhere Down The Road // Straight For The Heart / Don't Call It Love / I Almost Let You Go / Our Song / Time Of Our Lives
心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.
数多くのアーティストに作品を提供してきたソングライター。元フィフィス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドのプロデュースによるデビュー作がこれ。リリース元はEW&Fのモーリス・ホワイト主宰のARC。切れ味のいいNY系白人ブルーアイドソウルなサウンドに、ちょっと口ごもったようなヴォーカルが良い味です。とにかく曲がいい。「Just Like Paradise」は男性版「Chuck E’s In Love」みたいな曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Just Like Paradise / Broken Down Rock'N Roll Man / Don't Let_ _ Do Ya Talkin' For Ya / Lose Myself // Sleepy Town / Real Good Thing / Wasn't I Your Friend / Sleep On It
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
【曲目】Amarsi Un Po' / L'Interprete Di Un Film / Soli / Ami Ancora Elisa // S , Viaggiare / Questione Di Cellule / Ho Un Anno Di Pi / Neanche Un Minuto Di "Non Amore"
レオン・ラッセルほどの才人もスティーヴィー・ワンダーには魅了され、影響を受けずにはいられなかったのです。A-1「Easy Love」はそのものずばり! さらにそこにマーヴィン・ゲイ的要素を加味したメロウなタイトル曲「Make Love To The Music」など、レベルの高い内容です。AORファンに人気のゲイリー・オーガンが全面的に制作に関わっている(2曲では共作も)のもポイント。ファンキーでオーシャンな雰囲気も濃厚な、埋もれた名作。.
収録曲・データ
【曲目】Easy Love / Joyful Noise / Now Now Boogie / Say You Will / Make Love To The Music // Love Crazy / Love Is In Your Eyes / Hold On To This Feeling / Island In The Sun
1960年代から活動するスペインの大人気グループ。1974年にユーロビジョン・コンテストの優勝曲「Eres Tu」を全米トップ10に送り込んだことから、アメリカでもその名は知られています。長い活動歴の中、彼らが発表した82年の本作ではあまやかなラテン・ポップスの中にランディ・ヴァンウォーマーの「アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)」のスペイン語カヴァーが収録されていて、ちょっとうれしい驚きです。.
60年代ポップ・スターも70年代後半から様々なスタッフと音楽づくりに向かいます。自らもすぐれたソングライターですし、この人の時代に対する嗅覚は確か。本作はジェイ・グレイドン、デヴィッド・フォスターが参加し、グレイドンとは2曲、フォスターとは5曲を共作のほか、2人が全7曲に絡んだAORタッチの作品。ペイジズも参加してます。このアルバムからピーター・セテラとハモった「朝のとばりの中で(Hold Me'til The Mornin' Comes)」がヒット。アルバム単体では未配信。.
イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
「Brother To Brother」と共に、彼の代表作に上げられることの多い81年作。AORにカテゴライズこそされていますが、サウンドクリエイターとして30年余も孤高の存在で有り続ける人です。周囲のミュージシャンとの交流も少なく、いかにも孤高と評するのがふさわしいのに、作り出す音楽はメインストリームのど真ん中。それも気合い充分で、その迫力はすごい。白人・黒人の双方の音楽を、高い場所でまとめ上げて独自のブルーアイドソウルです。.