レオン・ラッセルほどの才人もスティーヴィー・ワンダーには魅了され、影響を受けずにはいられなかったのです。A-1「Easy Love」はそのものずばり! さらにそこにマーヴィン・ゲイ的要素を加味したメロウなタイトル曲「Make Love To The Music」など、レベルの高い内容です。AORファンに人気のゲイリー・オーガンが全面的に制作に関わっている(2曲では共作も)のもポイント。ファンキーでオーシャンな雰囲気も濃厚な、埋もれた名作。.
Easy Love.
Make Love To The Music.
Love Is In Your Eyes.完璧なまでのAORサウンド。男らしくてせつない歌声。ダイナミックな力量も素晴らしい。美メロがツボに入りっぱなし。胸が熱くなります。実はこの人、フランク・ザッパのバンドにも在籍したサックスマン。これがシンガーとしての唯一のアルバムで、マイケル・ロイドと本人の共同プロデュースです。マイケル・センベロ、スティーヴ・キプナー、バズ・フェイトンらが参加。83年制作ながら人間味のあるサウンドです。レア盤として本国でも価格上昇中!.
Bringing Out The Man In Me.
No Strings Attached.
Never Should Have Let You Go.「Mannequin」「Blue Desart」という2枚の名作をUSで発表したのちに行われた1980年4月のライブ。発売はカナダと日本のみでした。AOR系アーティストのこうしたライヴ盤はなかなか珍しく、それだけでもありがたい気持ちになります。内容のクオリティは高し。緻密な演奏です。ここでしか聴けない曲もあります!.
Secret.
Survival.
Last In The Hurrah.邦題「女はドラマティック」。あのジョン・ヴァレンティのセカンドアルバム。ファースト「Anything You Want」が中古盤では長らく入手困難だった90年代には、まずみんなこれを先に入手していました。スティーヴィー・ワンダー・フリークならではの節回しとグルーヴが炸裂したタイトル曲は、やっぱり名曲!.
I Won't Change.
Stephanie.
That’s The Way Love Goes.イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
Dr. Love.
Dance Little Lady Dance.
It’s Time For A Change Of Heart.26年ぶりの新譜もリリースしたデヴィッドの記念碑的デビュー作がこれ。80年代初頭の空気を感じさせつつ、作り上げたファーストです。甘酸っぱくて都会的なとてもいい曲ばかり。ジェイ・グレイドンが当初プロデュースに当たる予定も多忙のためグレッグ・マティソンに変わり、ジェイはエグゼクティブな立場で参加しつつ演奏しました。ポーカロ兄弟、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・フォスター、ビル・チャンプリン、トム・ケリーなどカンペキに豪華なメンバーが参加。とてもナイスな気分のAORアルバムです。70年代であれば、とてもセンチメンタルなSSWだったと思います。.
Anywhere To Run To.
Boys Of Autumn.
Too Good To Last.ダン・フォーゲルバーグのバックバンドからスタートし、ファーストは爽快なアメリカンロックの名盤として知られてました。このセカンドではメンバーが脱退しデュオになっています。その分、デヴィッド・フォスター、ジェフ・ポーカロ、ビル・チャンプリンらが参加してバックアップしたことでAORファンに愛されることに。カラッとしたポップさにセンチメンタルさがにじむのがいいですね。.
Wouldn’t I Love To Love You.
Runnin’ And Hidin’.
Gypsy Brew.アンディ・ウォーホルの手によるジャケで有名な1枚。中身もAORファンには充実のひとことです。ジェイ・グレイドン、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、リー・リトナーら豪華メンバーによる贅沢なサウンド。最高のミディアムメロウナンバー「Never Gonna Fall In Love Again」せつなく踊れます。全曲自作で、バラードもハイレベル。.
Never Gonna Fall In Love Again.
(You Bring Out) The Best In Me.
Do I Love You?.ポール・デイヴィスの日本で一番人気がある曲、といえばこれでしょう。「なんとなくクリスタル」世代直撃の名曲! そしてB面が、がっつりレゲエなオリジナル曲だったことにも驚かされました。しかもアルバム未収録曲。今ではポール・デイヴィスのこういう側面はほとんど語られないですよね。.
I Go Crazy.
Reggae Kinda Way.Epicでの3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
Less Is More.
So Beautiful It Hurts.
Town Square & Old School.AORという潮流を生み出した傑作「Silk Degrees」に続くアルバムです。目立ったシングルヒットが出ていないので前作の陰に隠れがちですが、内容のクオリティは引けをとりません。今回もTOTO組、レイ・パーカー・ジュニア、マイケル・オマーティアン、ジェイ・グレイドンらLA鉄壁の布陣!.
Hollywood.
Still Falling For You.
A Clue.スタジオ・セッションの世界で生きてきたリチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージの二人組。ジェイ・グレイドンのプロデュースによるサード・アルバムです。都会的なセンスを切れ味良いサウンドで表現した内容はこれぞAORと呼ぶにふさわしいもの。レアグルーヴとしても人気の高いファーストにも劣らない内容です。「Fearless」でのギターソロのすばらしさも含め。グレイドン・プロデュース作品の頂点と呼ぶ声も。ファーストの世界的高騰に伴って、こちらも値上がりしてます。.
You Need A Hero.
O.C.O.E..
Fearless.「Silk Degrees」「Down Two Then Left」からこのアルバムまでが彼のAOR三部作。アートワークまで含めて、AORとは何なのかを象徴しています。TOTOの面々、レイ・パーカー・ジュニアらが参加。「Jojo」収録です。メロウさだけでなく、ライブを意識したバンドサウンドのかっこよさもあり。全米8位。.
Jojo.
Simone.
Isn’t It Time.フォーキーかつラテンな歌声とサウンドで一世を風靡した彼が、一般的には"やや曲がり角を迎えた80年代の作品"と思われているモータウンよりリリースのアルバムですが、AOR〜ポップソウル作品として見たとき、改めて最高の内容であることに気付きます。エド・グリーン、ポール・ジャクソン・ジュニアなど最高のメンツが勢揃い。持ち前の歌声も相まってすごいグルーヴです。.
Free Me From My Freedom.
I Wanna Be Where You Are.
The Drought Is Over.博学のジャズマスターにして、最高のオシャレ貴族、ベン・シドランのArista時代の3枚目。ある意味、彼がもっともAORと蜜月になっていたと言える時代の、ミッドナイト感、そしてファンキー度高めの内容。16ビートを交えたA-1「Kiss In The Night」のドラマチックな展開がカッコイイです。インスト「The Cadillac Kid」にもやられます!.
Kiss In The Night.
Moose The Mooch.
The Cadillac Kid.ケニー・ノーランの4作目にして、現時点ではこれがソロのラストアルバム。ブラック系アーティストの作品提供の多い彼らしく、メロウで流れるような伸びやかなメロディが多く、特に本作ではバラードも良いのが人気の秘訣ですね。ビル・ラバウンティのファーストやスティーヴ・イートンも手がけたジェイ・センターのプロデュース。.
The Love Song.
Broken Dreams, Broken Promises.
Soft Rock, Hard Love.デビュー作から1年、絶頂期を迎えていたギタリスト&プロデューサー、ジェイ・グレイドンと組んでものにした傑作。マイケル・オーマティアン、 ディーン・パークス、ジェフ・ポーカロら豪華なミュージシャンの顔ぶれなどからAORファンには長く人気の1枚となっています。ちょっと色気を感じるしなやかでビターな歌声、エレピが美しく響くグルーヴが魅力です。「I’m A Camera」でのグレイドンのギターソロも有名です。カナダ出身の彼なので、ある意味地元盤。.
I’m A Camera.
Generalities.
Twilight.カナダ出身のマーク・ジョーダン。セカンド「Blue Desert」へのAOR界隈での評価があまりに高いので、このデビュー作の存在がかすみがちですが、ネッド・ドヒニー的な再評価がいつ起きてもおかしくない存在です。スティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツがプロデュースしたこちらもソリッドでナイーヴで踊れて! TOTO組、デヴィッド・フォスター、 ラリー・カールトン、チャック・レイニーらが参加。.
Survival.
Marina Del Rey.
One Step Ahead Of The Blues.デイヴ・メイスン・バンド出身のマイク・フィニガン(ソロ作も人気です)とジム・クルーガー、ボズ・スキャッグス・バンド出身のレス・デューデックと組んだ職人肌バンド。ヘビーメタルみたいなジャケットですが、よく練られたアレンジで爽快なシティサウンドが詰まってます。うまくメロウに転化させる手腕は、さすが達人たちのグループという感じ。.
Angels Fall.
Just Like The Weather.
It’s All About You.プロデュースはデヴィッド・フォスター。もともとソングライターとしても高い実力で、70年代後半からはAORシンガーとして確固たる地位を築いたアレン。AOR濃度としてはこのアルバムが最高かと。ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ&マイク・ポーカロ、ペイジズ、そしてエンジニアにはウンベルト・ガティーカなど最高の布陣。曲作りにもフォスターが助力していて、いい曲ばっかりです。.
Fly Away.
I Could Really Show You Around.
Pass This Time.ウェストコーストのカラッとした空気感とメロウネスを兼ね備えたバンド。70年代の大人気グループでしたが、当時よりも彼らのブリージーな魅力は今のほうが通じやすくなっているかも。4作目にして、最大のヒット曲「Love Will Find A Way」を収録した人気盤。マイクとスティーヴのポーカロ兄弟がバックアップしています。.
Love Will Find A Way.
Don’t Want To Live Without It.
You’re Out To Lose.Elektra移籍盤。「Escape」「Him」の大ヒットを受けての移籍でしたので大きな期待を受けていたはずですが、結果的にこのアルバムのセールスはふるわず。ヒットシングルも生まれませんでした。しかし、デビュー作「Widescreen」以降追究してきた彼の物語作家的な感性は頂点に達したとも言えますし、当時の日本のAORファン好みのサウンドやメロディの洪水。このとき彼はまだ34歳。レコーディングアーティストとしてのキャリアはここでいったん13年の休暇に入ります。.
Full Circle.
One Born Every Minute.
Loved By The One You Love.「Escape」「Him」の大ヒットを経てAORアーティストの代表的存在となった彼が、その勢いのままリリースした1枚。もちろん丁寧に作り込まれた見事なシャープなAORサウンドが堪能できます。特に軽やかなウォーキン・リズムで「きみなんかいらない」と歌う切ないB-4「I Don’t Need You」は、まさに彼らしい作風です。.
I Don’t Need You.
Morning Man.
Special Thanks.心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.
Any Minute Now.
Doesn’t Mean Much To You.
Is This The Way Of Love.オランダで活動したブラジリアンフュージョングループ。84年のファースト「Batida」が人気ですが、このセカンドもすごくいいのです。80年代的なデジタルエコーが若い耳にもOKになった昨今なら、しゃきっとしたAOR/ジャズコーラス感覚も増したこっちも聴いてほしいです。.
Terra Do Sul.
Crepusculo.
Meu Amor.ジャケはハードロック・バンドのようですが、中身は素晴らしく洗練されたブルーアイドソウル/AORです。ちょっと男臭さもあって、ペイジスやブルックリン・ドリームスが好きな人はたまらないはず。バンド形式としての活動はこれ一枚で解消し、リード・ニールセンとマーク・ピアソンのデュオとして活動します。.
Once In Love.
Wasn’t That The Love.
Down To The River.冒頭からたまりません、微妙に横揺れするこのメロウな16ビート「You're Good For Me」。南部のカントリー系白人音楽感覚を洗練すると、実はAORへと繋がってくる(たとえばロブ・ガルブレイスなど)ことを、証明する作品でもあります。かつて金澤寿和さん執筆「AORライト&メロウ」に掲載されて話題となった作品。改めて聴くと確かに良いです。.
You're Good For Me.
Nobody's Hero.
There’s A Love.デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
I'll Be The Fool Again.
All Night Long.
Street Corner Heroes.これが5作目。お得意の変拍子、緻密に錬り混まれた16ビートと続くA面冒頭からの滑り出しが最高です。シンセを駆使しながら彼の孤独感が際だつ内省的なムードを醸し出すのもポイント。B面には後期ロマン派風のクラシック組曲。これがまた素晴らしい。孤高のアーティストですが、ジョンキャロル・カービー好きの方などトライしてみてはいかがでしょう。.
Valleys Of Valhalla.
The Surest Things Can Change.
A Song And Dance.ハレクリシュナ系AORの金字塔グループ、ラサを輩出したGovindaレーベルの1枚。どうやらこの宗教内での生誕劇(誕生から死まで)を主題としたロックミュージカルのアルバムのようです。すこしハード目の曲が続いたあとで、B面に登場する「Learning To Love」「Shyama」がいいですね。ハワイアンコンテンポラリーにも通じる味わい。.
Learning To Love.
Shyama.
Haven’t You Had Enough?.