A&Mからクインシー・ジョーンズのレーベルQuestに移籍したアレッシー兄弟。本作はクリストファー・クロスとマイケル・オマーティアンの共同プロデュース。80年代になっても、ふたりのハイトーン&メロウなハーモニーは不変です。ピアノが印象的な「Still In Love」あたり、相変わらず爽やかミディアムでナイス。スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、ラリー・カールトンなどバックも豪華です。.
【曲目】Didn't Have The Heart / One Night In The Heat / I Want To Be Known (For The Way I Love You) / Just Like You / And The Night Goes On Forever // It's Alright / Judging By The Light / You're So Heavy / Nobody's Fool / On The Boardwalk
夜の街をドライヴする気分をこれほど流麗に描き出した曲はない!と断言出来るA-1「Let’s Just Live Together」をはじめ、LA産の全曲最上級のグレートAOR。ファンキーチューンが並んだA面は完璧。ジェフ・ポーカロ、ジェイ・グレイドンの演奏も素晴らしいし、なによりナイーヴなヴォーカルにも惹かれます。日本盤解説は小倉エージさん。.
スペインのポップ・シンガー、カミロ・セストが全曲英語でLAレコーディングに臨んだAOR傑作にして、未だCD化されないレア盤! マイク・ベアード、リー・リトナー、ビル・ウォルファーらが全面的に参加。ソフトで甘い彼のヴォーカルの魅力を活かしたミディアム・メロウやバラードが多数収録されています。「Too Deep In Love」「Next Best Thing To Love」あたりに完全にやられました。エリック・カルメン「雄々しき翼(Boats Against The Current)」、そしてビートルズ「Here, There And Everywhere」のカヴァーも素晴らしいです。自国スペイン盤。.
過去の3枚のソロと比べても、かなり大きくAORに針を振った「Can I Call You」で幕を開ける80年のアルバム。ハドリー・ホッケンスミス(コイノニア)が参加しているのも、その筋のファンには気になるところです。かと思えば、長年のファンを泣かせる「Where Does The Lovin' Go」みたいなメロウなナンバーもあったり。「Silky」ファンキー! .
ネッド・ドヒニーの名曲カヴァー「Learn To Love」を含む名盤。UK出身の彼女。ソウルフルな歌声で人気があります。スティーヴィー・ワンダー「As」や、晴れやかにリメイクされたニール・ヤング「Only Love Can Break Your Heart」も腰を抜かすほど素晴らしい。エリオット・ランドール、ジェリー・ナイト、 アンディ・ニューマークらNY勢のバックアップ。.
【曲目】 You're Good For Me / Nobody's Hero / Don't Leave Me This Way / Take Me Down / Smooth Sailin' (Rock In The Road) // Jailbait / There's A Love / The Closer You Get / It Takes Love To Make Love / Let's Do It All Over Again
AORファン、アーバンメロウ・フリークの間では垂涎の一枚。リンダ・ルイスにも通じる透明感いっぱいのグーギー・コッポラのヴォーカルが、水を得た魚のようにメロウなサウンドを駆け抜ける大傑作。全曲素晴らしいクオリティです。16ビートならタイトル曲、ブラジリアンテイストなら「Let This River Flow」で卒倒&失神間違いなし! カットアウト盤を作らないというColumbiaレコードの方針のため、オリジナルLPの現存数が極端に少ないのです。奇跡のCD化も実現したとはいえ、変わらず人気の高いレコードです。.
【曲目】Anywhere Love Goes / Just Like Love / Midnight Radio / Rowboat In The Attic / Worry 'Bout You // Too Late Now / I Don't Care / Born To Love You / In Your Pocket / Even Cowgirls Get The Blues
もともとギター少年で、バッファロー・スプリングフィールド〜ポコ〜ロギンス&メッシーナ、そしてソロへ。ジャケから想像するイメージを裏切らない、間違いなくオーシャン系AORの傑作です。スリリングな16ビート「Do You Wanna Dance」のかっこいいこと! 続く「Seeing You」もあきれるほどメロウで! ボズ・スキャッグスがTOTOの力を借りてやったことを自前のバンドでやってみせたというのも、歴戦の人ならではの意地でしょうか。.
収録曲・データ
【曲目】New And Different Way / Do You Want To Dance / Seeing You (For The First Time) / Free To Be Me / Talk To Me // Love Is Here / Waitin' On You / (Is This) Lovin' You Lady / The Magic Of Love
ジョージ・ハリソンの設立したDark Horseレーベルにアルバムを残しているあのJivaのセカンド・アルバムと思われます。メンバーは5人に増えました。ハレクリシュナ系の神様への賛辞もありますが、ハワイアンAOR的メロウなナンバーの出来は、ファースト同様に非常に高いもの。特に「Let It Go」「You Belong To Me」あたりのグルーヴがたまらないですね。.
収録曲・データ
【曲目】Face The Light / Take My Love / Let It Go / Hangin' On To That Sand / Just For You // That Scene Again / Remember / You Belong To Me / Love Is The Feeling
16ビートで聴かせるAORグループの最高峰。AORのレコードが日本ではジャケットを変えて発売されていた時期にこのアルバムもお目見えし、マニアの間では密かに名盤として語り継がれていました。ライトなブルーアイド・ソウル感覚、若さのあるヴォーカルとコーラス、キレのあるリズム、極上のメロディ…、欠点がありませんよ。中でも完璧なのはB-1「You Saw Me Coming」! 当時、日本では違うジャケで発売されましたが、これがオリジナルのアートワークです。.
収録曲・データ
【曲目】Bad Enough / Proud / Once In A Life / A Fine Line // You Saw Me Coming / Love Is A Crazy Feeling / Holy Thunder / One Needs Another / Never Gonna Let You Go
【曲目】Lover My Love / Stringin' A Line / (The One That You Love Is) Here To Stay / How Much Love / Make You Mine, All Mine // Running Away / Don't You Give Up / Every Little Bit Hurts / Come Back / Crimes Of Passion
【曲目】Like Lovers Do / Walls That Bend / You Were In My Heart / Something That You Want / Life Of Luxury // The Hurt / Everyone's In Love / Better Days / Walk On Water / Crying Mary
B-2「Be-Bop Dancin’」の終盤からB-3「Are We Wrong」の中盤にかけて、キズによるプチノイズが続きます。試聴曲はEX++ほどで概ね良好です。
サヴァンナ・バンドに対するLAからの回答!?
ひょっとしてサヴァンナ・バンドに対するLAからの回答? 華やかな夜のパーティータイムへと誘ってくれるのが、このアルバムのA-1「Is This The Best」! Doo-Wopマナーのコーラスワークをまるでモダンなアーバンソウルに置き換えることに成功した隠れ名盤! 「I Can't Stay」「You Did It Good」にはAORファンもメロメロでしょ!.
数多くのアーティストに作品を提供してきたソングライター。元フィフィス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドのプロデュースによるデビュー作がこれ。リリース元はEW&Fのモーリス・ホワイト主宰のARC。切れ味のいいNY系白人ブルーアイドソウルなサウンドに、ちょっと口ごもったようなヴォーカルが良い味です。とにかく曲がいい。「Just Like Paradise」は男性版「Chuck E’s In Love」みたいな曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Just Like Paradise / Broken Down Rock'N Roll Man / Don't Let_ _ Do Ya Talkin' For Ya / Lose Myself // Sleepy Town / Real Good Thing / Wasn't I Your Friend / Sleep On It
【曲目】Something About You / Falling / How Does It Feel ( To Be In Love ) / Midnight Light / Stronger Love // Johnny Too Bad / Desperado / Coming And Going / I Need To Know / I Believe That We
ルイジアナのTOTOとも言える達者な演奏が持ち味の彼らの4作目。バッファロー・スプリングフィールドの「Rock'n Roll Woman」や「Midnight Summer Dream」もオススメ。特に後者はスティールパンも入ったトロピカルでメロウなAORです。まさに曲名通り、暑い夏の夜に聞きたいミッドナイト・チューン。.
収録曲・データ
【曲目】Addicted / It Doesn't Matter / Nobody Said It Was Easy / The Last Safe Place On Earth / Inspiration // You Know How Those Boys Are / Midnight Summer Dream / Rock 'N' Roll Woman / Long Distance Lover / Make Believe
元ゴンザレス、本作制作当時はアラン・パーソンズ・プロジェクトのヴォーカリストだった彼が残した最高のUK産AOR。マックス・ミドルトンらがピシッと締める16ビート系のソリッドなリズムに、若くて甘くてソウルフルなヴォーカル。アップ良し、ミドル良し、曲も良し。「Keep A Little Sunshine」は、あのデイヴ・ルイスが提供したバラード! クリス・レインボウ、70年代後半のデイヴ・ルイスみたいな音を探している人、これを聴かなくちゃ!.
収録曲・データ
【曲目】Do It Right / One Is A Lonely Number / Was It Easy / Keep A Little Sunshine / Memories // Viens / We Will Never Find / It's A Dancer / Couldn't We Try
UKのグレートなホワイトソウル・グループ! 瑞々しいオーシャン・グルーヴが超気持ちよいです。アルバムはなぜかこれ一枚きり。リズムがタイトに感じるのはUK産ゆえでしょう。曲のレベルも高くて、全曲メンバー3人のオリジナルというのもびっくり! 「Keep Reaching Out For Love」からの流れ、最高です。アリフ・マーディンのプロデュース。.
収録曲・データ
【曲目】Keep Reaching Out For Love / Strange Fascination / You And Me / So Much In Love Again / Run To The Night // Sweet Music / (You Know That) It's Alright / Ship On The Ocean / Night Train / Window Pane