80年代ど真ん中な感じがちょっと気恥ずかしい感じのジャケットですが、参加アーティストの顔ぶれがデビット・ラスリー、ラルフ・マクドナルド、アシュフォード&シンプソン、 マーティン・ブリーリーらということで、AORファンにひそかな人気がある一枚です。80年代的な打ち込みサウンドが主体ですが、ロバータ・フラックが歌うミディアム・テンポのバラードA-4「One Road Leads To Another」などもとてもいいです。こういうものはまず復刻が望めないのです。詳しい曲目とアーチスト名は、曲目欄で。.
収録曲・データ
【曲目】Body Rock (Maria Vidal) / Teamwork (David Lasley) / Why You Wanna Break My Heart (Dwight Twilley) / One Road Leads To Another (Roberta Flack) / Let Your Body Rock (Don't Stop) (Ralph MacDonald) // Vanishing Point (Baxter Robertson) / Sharpshooter (Laura Branigan) / The Jungle (Ashford & Simpson) / Deliver (Martin Briley) / The Closest To Love (Ashford & Simpson)
デビューはShelterで、ジェシ・ウォルフ&ウィニングスというトリオの一員でした。ソロに転じてリリースしたセルフタイトルのファースト・アルバムはAOR名盤。このセカンドではアダルト感に寄りすぎず、もう少し彼本来のギターオリエンテッドなフィーリングが増しています。さわやかにグルーヴする「Love Is A Chain」あたりが本来の持ち味。.
【曲目】What Cha Doin' / The Two Of Us / Love Him, Love Her / Everything Needs Love // Shout / Still In Love / Pra Vos / I Need Your Love / Long, Long Time
【曲目】Just One Minute More / How Wrong Can You Be / The Words / Can't Keep A Secret / I Could Never Leave You // Sailfish / Expressway To Your Heart / Love Might Keep Us Forever / Let Me Love You / Hideaway From Love
シアトル出身の男女コンビで、ともにソングライター/バックミュージシャン出身。デニース・ウィリアムスに作品を提供し、バック・コーラスに参加したことからデビューしました。アルバム冒頭の「Oh Girl」がトップ40入り。キラキラした80sサウンドがいまならまた楽しめる感覚に。全曲ふたりのオリジナル。「 The Touch」にのみトム・ベルが参加しています。.
収録曲・データ
【曲目】Oh Girl / Don't Tell Me We Have Nothing / The Touch / Kissing, Falling, Flying / From Now On // Be My Baby / In Your Eyes / I Wish You Were Here / Pieces / Premonitions
【曲目】We Got A Way / You Gotta Be Willin' To Lose (Part II) / He Loves You / The Devil Is A Liar / A Love Song/Seawind // Make Up Your Mind / Praise (Part I) / Roadways (Parts I & II)
アレッシー的な甘酸っぱさ、そして日本人好みのほの甘いメロディのポップス。音楽にも出で立ちにも、どこかしら少年っぽさが残っていて、それがまた好感を呼びます。今や昔、「BRUTUS」誌において自由が丘ソングスの川名氏によって紹介され、田中泰夫の「たまらなくアーベイン」でもとり上げられた作品。名盤「The Riper The Finer」で知られるジョー・シャーメイが全面的にかかわっています。.
ルイジアナのTOTOとも言える達者な演奏が持ち味の彼らの4作目。バッファロー・スプリングフィールドの「Rock'n Roll Woman」や「Midnight Summer Dream」もオススメ。特に後者はスティールパンも入ったトロピカルでメロウなAORです。まさに曲名通り、暑い夏の夜に聞きたいミッドナイト・チューン。.
収録曲・データ
【曲目】Addicted / It Doesn't Matter / Nobody Said It Was Easy / The Last Safe Place On Earth / Inspiration // You Know How Those Boys Are / Midnight Summer Dream / Rock 'N' Roll Woman / Long Distance Lover / Make Believe
心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.
スタンリー・クラーク、ポール・ジャクソン、ネイサン・イーストらが参加で、見た目はまるっきりフュージョン盤。しかし、このアルバムはAORファンにも人気です。バラードにもスィート&メロウな魅力を持つソウルシンガーとしての個性が活かされているから。「Don't Wanna Let You Go」など歌モノが素晴らしいです。田中康夫さんの名ガイド「たまらなくアーベイン」掲載。.
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.
イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
ネッド・ドヒニー作の名曲でチャカ・カーンも取り上げた「Whatcha' Gonna Do For Me」のAWB版収録はこのアルバム! デヴィッド・フォスターがプロデュースした10作目がこちら。AORファンにはことに人気の高い作品で、彼らのソウル色とフォスターのAOR色が融合したサウンドにしびれて下さい。.
「Phantasies」がAORファン垂涎のアイテムとして語られるカナダのポップAORシンガー。アルバムによっては歌詞がフランス語のものもあるのですが、本作は全曲英語詞。もっと評価されてよい一枚だと思います。アーバンメロウというよりは、UKのモダンポップ的な質感。「Hold On To The Night」は名曲です。カナダ・オンリーのリリースです。.
収録曲・データ
【曲目】Stranger / Hold On To The Night / Running Scared / Lead Me Home / It Just Occured To Me // You Don't Want To Lose That Girl / Sweet Lighting / I Could Have Been A Sailor / Closing time / Merlin's Dance
数多くのアーティストに作品を提供してきたソングライター。元フィフィス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドのプロデュースによるデビュー作がこれ。リリース元はEW&Fのモーリス・ホワイト主宰のARC。切れ味のいいNY系白人ブルーアイドソウルなサウンドに、ちょっと口ごもったようなヴォーカルが良い味です。とにかく曲がいい。「Just Like Paradise」は男性版「Chuck E’s In Love」みたいな曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Just Like Paradise / Broken Down Rock'N Roll Man / Don't Let_ _ Do Ya Talkin' For Ya / Lose Myself // Sleepy Town / Real Good Thing / Wasn't I Your Friend / Sleep On It
前作「One Bad Habit」まで続いたトミー・リピューマのプロデュースを離れ、新たにマイケル・コリーナとレイ・バーダニのコンビにアレンジも含めて一任しての作品。一曲目「Jelousy」をきくと、心なしか王道のAORサウンドにシフトを切り替えたような印象も。ジャケットに使用されているのはタヒチ時代のゴーギャンの名画です。.
AORファンが存在を知ったら、ちょっとびっくりするサウンドトラック。レオ・セイヤー「It's Your Move(君の旅立ち)」はこのアルバムのための録音ですが、メンバーはジェイ・グレイドン、 マイク・ポーカロ、マイケル・オマーティアン、トミー・ファンダーバークら豪華なもの。アンブロージア「Outside」もこのアルバムでしか聴けない、ツボを押さえたトラックですよ。.
冒頭の「Call Me」。スティーヴィー風のグルーヴでマイケル・マクドナルドみたいな声、ってある種の理想じゃないですか? シンセのプログラミングを担当した縁からスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加。そのハーモニカと2曲のベース以外はすべてビル自身の手による宅録AORの隠れ傑作です。「Why Do You Do Me」にも、うなってください。ヴォコーダー使いの「Papa Was A Rolling Stone」にも結構ビックリ!.
収録曲・データ
【曲目】Call Me / So Shy / Window On A Dream / Papa Was A Rollin' Stone / Nobody Knows // Why Do You Do Me / Wake Up / Soaring / Camouflage / Pop Quiz
【曲目】Hungry Nights / I Think I Know Too Much / Love Hangs By A Threat / Soon / Somewhere Down The Road // Straight For The Heart / Don't Call It Love / I Almost Let You Go / Our Song / Time Of Our Lives