ジャケだけで判断すると、ブラジル人気に便乗した安易なイージー・サンバ・ディスコ盤? と思ってしまいそうですよね。実は、これが実に出来のよい70年代ボッサ・ラウンジ盤なのです。「Tristeza」が人気。実はヴォーカルで参加してるのが、マデリーン・ベル! 彼女のやわらかな歌声で聴ける「One Note Samba」も最高です。インスト曲もドン・ラッシャーらイギリスきっての敏腕ミュージシャンが最高の仕事してます。ジャイール・ロドリゲスのブラジリアン・ファンク人気曲「Deixa Isso Pra La」のカヴァーも◎!.
収録曲・データ
【曲目】Tristeza / One Note Samba / Wave / Caravan / Quiet Nights / Viramundo // The Girl From Ipanema / Deixa Isso Pra La / Warm Breeze / Carnival / Aguas De Marco / Brazil
1970年代にデビューしたMPBアーティストとして最重要の存在のひとり。これは1982年のアルバム「Comissao De Frente」と84年のアルバム「Gagabiro」からのコンピレーションで、ドイツのみで発売された盤です。この時期のドイツ・ツアーがあったのかもしれません。近い年代に制作された2枚からの選曲なので、統一感のある作品としても楽しめます。ドイツ語訳を記載した歌詞内袋付。.
ブラジル人アレンジャー、マリオ・カストロ・ネヴスをイギリスに迎えて制作された70年代型ブラジリアン・ラウンジの名作。英Deccaの高音質ラウンジ規格であるPhase4の一枚としてリリースされたアルバムです(今回入荷は、2001年に日本でリイシューしたもの)。「Macumba Mood」などゴージャスなオリジナル曲と「The Look Of Love」などよく知られた定番曲を意外なアレンジにしたカヴァーで構成。さすがの才人ぶりです!.
※A-1「O Coracao Do Rei」の冒頭に軽いサーフェスノイズ(小)あり。A-1以外は概ね良好でM--ほどです。該当曲の試聴サンプルは良品入荷時のもので今回入荷商品とはコンディションが異なります。
「アメリカ横断ウルトラクイズ」でも使われたとは!
サッカーの神様ペレの自伝映画のサントラ。70年代モードのセルメンがプロデュースで故郷の英雄を全面バックアップ。ペレのスピード感を表現した好インスト・トラック多数! ペレ自身がヴォーカルのみならず作曲も手がけています。決してうまくない歌なんですが、なんか心がひらかれる感じになるんですよ。サックスでジェリー・マリガンも参加。A-1「O Coracao Do Rei」は、あの「アメリカ横断ウルトラクイズ」でも使われてましたけど、覚えてる人いるかな?.
【曲目】Ele Esta Pra Chegar / Simples Magica / As Baleias / Tudo Para / Doce Loucura // Cama E Mesa / Emocoes / Quando O Sol Nascer / Eu Preciso De Voce / Olhando Estrelas
ブラジル’77として、ではなくソロ名義ですが、ふたりの女性ヴォーカルを起用するなど、基本的なスタンスは変わらず。デイヴ・グルーシンを共同プロデュースに迎え、AOR的なメロウさとスタイリッシュなブラジリアン・テイストが溶けあった気持ちいい一枚です。カヴァーの多い「If I Ever Lose This Heaven」はここでも最高の仕上がりですし、ダニー・ハサウェイ「Someday We’ll All Be Free」カヴァーは感動的ですらあります。.
69年の12月に発売。ブラジル'66で名義ではこれがラスト。次作からはブラジル’77になります。60年代の総仕上げとも言うべき本作の内容は充実のひとこと。最高に気持ちいいボッサに仕上げられた「Wichita Lineman」スピーディな展開がめちゃかっこいい「What The World Needs Now Is Love」など、全篇が洗練を極めています。.
A&Mでのラスト・アルバム(80年代に復帰)。原初的なメロディに、スピリチュアルなサンバ・バトゥカーダのリズムを加えたインスト曲を始め幻想的な曲が並ぶA面、すごいスピードで疾走する序奏から複雑な展開をみせる18分に及ぶ大作「The Circle Game」(ジョニ・ミッチェルの曲ではなく、エドゥ・ロボ作)のB面ともに、数ある彼らの作品の中でも最もプログレッシヴな一枚です。.
ブラジルのコーラス・グループから独立し、デュオとして自由で多彩な音楽を求めたテカ&リカルド。76年リリースのサードアルバムです(今回入荷は2002年のリイシュー)。ジャケットからも伝わるふたりの自由なスタンスは音楽にもそのまま反映されています。人気の高い4作目「Desafio De Viola」よりは落ち着いた内容ですが、そのしっとりとした味わいがまたいいのです。.
渡米直前の時期のワルター・ワンダレー。ここでは全曲”Samba”という言葉を付けた曲名で縛ってありますが、ボッサ・オルガンとしてのスタイルはすでに完成の域にあります。「Samba In Japan」はオドロキのエキゾ・ボッサ。こんな曲あったんですねえ。「One Note Samba」など有名曲も交えながら、しなやかに弾きまくっています。ブラジルOdeonでの2枚のアルバムからセレクトした充実盤!.
収録曲・データ
【曲目】 Jet Samba / Morning Samba / Prelude Samba / Samba Of My Town / Only Samba / Beggar’s Samba // Samba In Japan / Samba De Bossa / New Samba / One Note Samba / Brazilian Samba / Sad Samba