アメリカに活動の拠点を移す以前のセルジオ・メンデスがリーダーを務めたブラジリアンジャズ・アルバム(オリジナルのブラジル盤は1964年リリース)。モアシル・サントス作の「Nana」でのオープニングがめちゃめちゃクールでかっこいいです。ボサノヴァの精神を引き継ぐ世代であることを意識した選曲でもあると感じます。アメリカでは67年に「Beat Of Brazl」のタイトルでリリースされてました。.
A&Mでの4作目。オリジナルを超えたカヴァー曲というのがいくつか有りますが、この「Fool On The Hill」もその一つに数えたいもの。極上の仕上りです。デイヴ・グルーシンのスウィートなオーケストラ・アレンジが、レイト60'sの穏やかな空気をいつまでも届けてくれるのです。基本中の基本ですが、やはり愛おしい名盤。.
収録曲・データ
【曲目】 Fool On The Hill / Festa / Casa Forte / Canto Triste / Upa, Neguinho // Lapinha / Scarborough Fair / When Summer Turns To Snow / Laia Ladaia (Reza)
ブラジルMPBシーンから現れた才能のなかでも飛び抜けてミスティックな存在感(ジャケットのせいもあるかも)。女性シンガー、セレスチのデビュー・アルバムです。ジャヴァン作「Serrado」でのオープニングから、その情熱的な歌声とメロウ・ブラジリアン・サウンドに気持ちを持っていかれてしまいます。「Amor A Tres」最高!.
【曲目】(Sittin On) The Dock Of The Bay / Viola / Song Of No Regrets / Salt Sea / Empty Faces // Pretty World / Dois Dias / You Stepped Out Of A Dream / Crystal Illusions (Memorias de Marta Sare)
ブラジルのコーラス・グループから独立し、デュオとして自由で多彩な音楽を求めたテカ&リカルド。76年リリースのサードアルバムです(今回入荷は2002年のリイシュー)。ジャケットからも伝わるふたりの自由なスタンスは音楽にもそのまま反映されています。人気の高い4作目「Desafio De Viola」よりは落ち着いた内容ですが、そのしっとりとした味わいがまたいいのです。.
ブラジルから登場した女性シンガーのなかで、アメリカのマーケットでもっとも成功したのはこの人でしょう。伴侶であるアイアート・モレイラ、ロン・カーターらと、スペシャル・ゲストにミルトン・ナシメントを迎えたモントルー・ジャズフェスでのライヴです(1974年7月6日収録)。スリリングな演奏が続き、彼女のポテンシャルも最高。ナシメントとデュエットした「Cravo E Canela」の芳醇さ!.
ブラジル人アレンジャー、マリオ・カストロ・ネヴスをイギリスに迎えて制作された70年代型ブラジリアン・ラウンジの名作。英Deccaの高音質ラウンジ規格であるPhase4の一枚としてリリースされたアルバムです(今回入荷は、2001年に日本でリイシューしたもの)。「Macumba Mood」などゴージャスなオリジナル曲と「The Look Of Love」などよく知られた定番曲を意外なアレンジにしたカヴァーで構成。さすがの才人ぶりです!.
ブラジル音楽の重要なオリジネイターで、60年代にヨーロッパに活動拠点を移してからは、本国での流行の変遷とは一線を画して自身の美学をギターで追求し続けた才人。1964年にフランスでリリースした「Le Monde Musical De Baden Powell」をスペインでリイシューしたのがこちらです。ジャケットは美女写真に差し替えられています。.
ギターのファビアンとヴォーカルのマルタ嬢。ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンに感化されたフランスの若き男女デュオが残した唯一のアルバム。アコースティックなボッサが好きならきっと宝物になる逸品。ボッサ系のコンピレーションCDにも収録された「Sol Do Carnaval」や「Menina」でこのレコードを知った方も多いかもしれません。.
【曲目】Ele Esta Pra Chegar / Simples Magica / As Baleias / Tudo Para / Doce Loucura // Cama E Mesa / Emocoes / Quando O Sol Nascer / Eu Preciso De Voce / Olhando Estrelas