ジョー・サンプルのソロ作でも透明度/メロウ度が群を抜く人気作。なかでもサンプリングソースとして90年代から重用された「In All My Wildest Dreams」は必聴。フュージョン・ブームにあった過度なテクニカル志向を削ぎ落としたような作りで、今聴いてもまるで古びてません。.
In All My Wildest Dreams.
There Are Many Stops Along The Way.
As Long As It Lasts.70年代の彼らの輝かしいキャリアのなかでは若干見過ごされている感のある作品。レーベル移籍の狭間にモータウン傘下のレーベルで1枚だけのリリース。しかもこの地味なアートワークですしね。しかし、内容は彼らのソウル愛がかなり如実に感じられるもの。ラフなセッション的感覚があるのもいいです。.
Spanish Harlem.
Trya Little Harder.
Papa Hooper’s Barrelhouse Groove.フリーソウルクラシック「Funkin’ For Jamaica」で知られるトランペッター。その快調ぶりが継続されていることがわかるアルバムです。デイヴ・グルーシンのプロデュース、バーナード・ライト、マーカス&ロナルド・ミラー兄弟などの的確なサポートを受け、水を得た魚のようにしなやかなファンキーフュージョンを繰り広げます。「What’s Going On」カヴァーをぜひ!.
What’s Going On.
Throw Down.
I Never Was A Cowboy.ビル・エヴァンスとの共演歴もあるジャズフルート奏者。CTIではこれが唯一のアルバムです。あのグーギー・コッポラをヴォーカルに迎えたタイトル曲から、極上のシティソウル/メロウフュージョンが展開されます。グーギーは3曲に参加。スティーヴ・ガッド、リチャード・ティー、デイヴ・マシューズら強力メンバー参加。.
Firefly.
Living Inside Your Love.
Everything Is Coming To The Light.ハービー・ハンコックがプロデュースした「Identity」などを経て、本人プロデュースに回帰後の77年作。奥さんのフローラ・プリムの参加はもちろん、今回はジャコ・パストリアスや、トム・スコット、ラウル・ジ・ソーサら気鋭のプレーヤーをフィーチャリング。「The Road Is Hard」などズバリなブラジリアンフュージョンもあれば、サンバ名曲「I'm Fine How Are You?」も。トム・スコットのフルートとサックスがトラックの疾走感を引き立てています。.
The Road Is Hard.
I'm Fine How Are You?.
The Happy People.北欧アイスランド出身のキーボートプレイヤーとして当時は知る人ぞ知る存在でしたが、今では北欧AORの大傑作「Jack Magnet」(1981年)の人としてよくご存知のはず。あちらは歌もの作品でしたが、アメリカでのデビューはフュージョンインスト路線になりました。トム・スコット、アーニー・ワッツ、ビル・チャンプリン(コーラス)といった顔ぶれで演奏は充実ですし、メロウなフレイヴァーは変わらずなのです。.
Special Treatment.
Burlesque In Barcelona.
Porky.NYの超一流セッションキーボード奏者として、特に70年代にはとろけるようなエレピの音色で親しまれた黒人プレイヤー。スタッフの一員としての活躍はあってもソロ・アルバムに恵まれず、これがようやくセカンド。甘さと達者な演奏だけでなく、独特の人なつっこさを感じさせるフィーリングと、数曲で聴かせてくれるヴォーカルで、最高にいい気分にさせてくれます。フュージョンというジャンルはこの人には狭すぎたのだと思います。.
What A Woman Really Means.
Tell It Like It Is.
Back Door.彼がいたことでフュージョンの世界がどれほど豊かになったことか。NYセッションシーンの要、リチャード・ティーの待ちに待ったファースト・アルバムです。エレピの揺れる「Virginia Sunday」最高! ティー自身の歌声も素晴らしい「Every Day」! バックは当然スタッフ組!.
Virginia Sunday.
Every Day.
First Love.ジャズにおけるマリンバ、ヴィブラフォンという楽器の意味を、フェンダーローズなどと共通するメロウな揺らぎでとらえなおしたのが70年代のこの人でした。そして、このアルバムには隠れAOR名曲あり! なんとマイク自身がヴォーカルをとる「Latin Lover」がその曲です。けしてうまくない歌なんですがマイケル・フランクスに似た味わいだし、曲がいい!.
Latin Lover.
High Life.
Silkworm.「プロ野球ニュース」の人気コーナー「今日のホームラン」のBGMといえば、本作収録の「Vibrations」! さらに「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使用された「Fantasy」など、日本ではテレビを通じて有名になった曲が多いフュージョンタッチの名盤。「The Seduction (Love Theme)」は映画「アメリカン・ジゴロ」で全米ヒットしました(28位)。アメリカのスタジオミュージシャンが多数起用されてます。.
Vibrations.
Fantasy.
The Seduction (Love Theme).一曲を除いてすべてヴォーカル曲。メリハリの効いた16ビートが素晴らしく、AORファンならしびれます。何と言っても、あのグーギー・コッポラがヴォーカルで全面参加! ドラムは全曲スティーヴ・ガッド。パーカー・マッギー、ダン・シールズらの曲も採り上げています。B-4は16ビート化された歌入りの「Moonlight Serenade」です! トム&グーギー・コッポラのアルバム好きはぜひ!.
Got That Feeling.
Moonlight Serenade.
Don't Feel Like That Way No More.自身の音楽ルーツを形作ったクラシック、ジャズなどを大きなスケールで三楽章にまとめあげたタイトル曲が圧巻。LPのA面全体を使って繰り広げられます。B面ではシンセサイザーも織り交ぜながら、最新型のラムゼイ・ルイスを披露。スケールの大きな音楽を目指す挟持を示した70年代の重要作。.
Legacy.
I Love To Please You.
Well, Well, Well.70年代 Blue Noteで注目を集めたロニー・ロウズ。ヒューバート・ロウズを筆頭とした音楽家族ローズ家の出身。メロウなディスコファンクへの接近もいとわず、決してダサくならない絶妙なセンスの良盤を多くリリースしています。このアルバムも1曲目の高速ディスコフュージョン「Young Child」から最高! タイトル曲など妹エロイーズ・ロウズも参加した歌ものもよいです。.
Young Child.
Every Generation.
Love’s Victory.アルバム「Sunlight」収録。最高のヴォコーダー・メロウファンク! シングルヴァージョンはイントロや間奏を短くエディットしてあって、DJにとってはより実戦的! 21世紀に入ってさらに再評価高まってます。.
I Thought It Was You.
No Means Yes.新世代のヴィブラフォンプレイヤー、ジェイ・ホガードの全米デビュー盤です。デイヴ・グルーシンの手厚いプロデュースによるコンテンポラリーなサウンドで、水を得た魚のようにしなやかにマレットが泳ぎまくっています。タイトル曲がメロウな夕暮れ気分で最高。ブリージーフュージョンのマスターピース。.
West End Dancer.
Samba Pa Negra.
Days Like These.スタープレイヤーとして人気を獲得したラリー・カールトンを送り出し、新ギタリストにビリー・ロジャースを迎えてのアルバム。その分、バンド全体でファンクするアンサンブルが強まった印象もあります。この翌年に生まれる傑作「Street Life」の前哨戦ともいえるシティメロウ感もばっちり。.
Fairy Tales.
Bayou Bottoms.
Comic Reign.豊かな肺活量を物語る狂おしいほどのロングトーン。ジョン・クレマーの持ち味を、ブラジリアンテイストと絶妙に噛み合わせた「Paradise」「Arabesque」。冒頭のこの2曲だけでも最高なんですが、その後もメロウな演奏が続々。エイブラハム・ラボリエル&レニー・ホワイトのリズムセクションが硬軟織り交ぜてすばらしいです(アルバム全曲同じセクションなのも勝因)。.
Paradise.
Arabesque.
Mardi Gras.ディスコフュージョンにアレンジされた「Aquarius」カヴァーでびっくり! 時代の変化を見逃さない男ラムゼイ・ルイスの70年代ラスト・アルバムです。洗練されたディスコファンクを中心にしつつ、リリカルな美しさを持つメロウナンバーも効果的に配置。アース・ウィンド&ファイヤーの大成功に刺激されていたんでしょうね。.
Aquarius.
Dancin’.
I’ll Always Dream About You.キャロル・キングのバックバンドから発展したインスト・グループ。メンバーはご存じのように、クレイグ・ダーギー、ダニー・クーチ、リー・スクラー、ラス・カンケルら、70年代前半を忙しく過ごした西海岸のセッションメン。ロック感覚のフュージョン/シティポップ・インストとして、東海岸のスタッフを強く意識していました。これがセカンド。一曲目の「Smilin’ Ed」や「Bullet Train」のダウンテンポが今の気分です。.
Smilin' Ed.
Forward Motion.
Bullet Train.60年代にデビューしたジャズ・ピアニスト、ドン・ランディ。後年はAOR/フュージョン・ミュージシャンをバックアップしました。自身のグループ、クエストを率いて制作したダイレクトディスク・レコーディング盤。グルーヴィーなフュージョンサウンドを完全一発録りでレコードに封じ込めています。さわやかさの中の緊張感。.
Salsalido.
New Baby.
Funkin’ Around.CTI時代はクラシックを素材にしたサウンド作りで一世を風靡しましたが、Columbia移籍後は妹のデブラ&エロイーズ・ロウズをフィーチャリングしたソフィスティケーテッド・ソウル/フュージョンへ。80年代の名盤「Family」が人気ですが、こちらにも心地よい曲が並んでいます。.
The Baron.
False Faces.
Love Gets Better.ジョン・クレマーのメロウフュージョン盤! ハーヴィー・メイソン&チャック・ドマニコという抜群のリズム隊、そして本作では浮遊感満点のエレピを聴かせてくれるミルチョ・レヴィエフが重要かと。ブルガリア出身の彼がもたらすセンスが、サウンドに独特の魅力を与えています。.
Lovin’ Feelings.
Caress.
Lifestyle.マイケルとランディの兄弟プレイヤーチームとして数々のセッションに引っ張りだこだった彼ら。自身のユニットを始動させての通算3作目。今回も70年代フュージョン最強布陣が勢揃いしたという印象。ディスコ的な妙味も加えつつ、サックス、トランペットではしっかりリスナーをうならせる。彼らの真価を問うた充実作です。.
Finger Lickin’ Good.
Don’t Stop The Music.
Squids.ニューヨークの歴戦セッションマンたちが集ったスーパー・フュージョングループ。西のクルセイダーズとともにフュージョンブームを支えたのが彼らでした。本作はスティーヴ・クロッパーがプロデュースにあたったサードアルバム。流行を意識しつつも前2作よりもソウル色がさらに強まった印象です。.
Mighty Love.
Always.
Rainbows.フュージョン界のスーパードラマー、ビリー・コブハム。78年の本作は、冒頭のメロウソウル「Bolinas」に完璧にやられます。シンガーとして起用されたカマールのしなやかにうねる歌声! 「Pocket Change」でのチャールズ・シングルトンの歌もいいですね。つまり半数くらいは歌物で、それが最高なんです。.
Bolinas.
Pocket Change.
Opelousas.アービー・グリーンは60年代から第一線で活躍してきたトロンボーン奏者。70年代に頭角をあらわした才能であるグローヴァー・ワシントン・ジュニアとデイヴ・マシューズ・ビッグバンドが彼を迎えいれてのCTI盤。「Captain Marvel」の疾走感! 「Senor Blues」や「I Wish」では大編成ならではの迫力がファンク感と融合してかっこいい!.
Captain Marvel.
Senor Blues.
I Wish.オーシャンリゾート系フュージョンの第一人者といえば、ダン・シーゲル。80年代にあまりにBGM的に濫用されたため音楽そのものを軽く見られがちですが、丁寧に計算されたメロウネスは今再評価されてよいと思いますよ。「Class Reunion」「City Lights」「Joy Ride」など曲名もいちいち気になる!.
Class Reunion.
City Lights.
Joy Ride.ラーセン・フェイトン・バンドのキーボーディスト、ニール・ラーセンのソロ。キーボード、とくにアープ・シンセの音色を活かしたインストフュージョン・アルバムです。相棒バジー・フェイトンも参加していて、彼のギターも冴えます。ブラジリアンファンク「Sudden Samba」最高!.
Sudden Samba.
Windsong.
Last Tango In Paris.ハンガリーのフュージョンバンド、ディメンツィオのファーストアルバム。もともとジャズの盛んな東欧の美学と欧米フュージョンからの影響に加え、地中海やアラブのセンスもはらんだアプローチも交えたサウンドは独自といえるもの。ブラジリアンファンクのエッセンスを消化した人気曲「Bamba」収録! やっぱりこれはかっこいい!.
Bamba.
Western.
Tavoli varos.ラルフ・マクドナルド、ヒュー・マクラッケン、アンソニー・ジャクソンなどミュージシャン/ソングライターとしてもつわものなメンバーが集ったバンド。なので名前が「ライターズ(作者たち)」なんですね。これがセカンド・アルバム。歌ものと楽曲の塩梅が絶妙で、まさにフュージョン・ソウルともいうべき感覚です。.
Share Your Love.
I Wanna Get The Feelin’ Again.
All In Fun.