彼のように「American Pie」の全米No1ヒットなんて持ってしまうと、アルバムを聴いたこともないのに知ってると思いこんでしまうことも。そんな偏狭さを取り去って試聴してみれば、包容力のある大きなヴォーカルと優しく親しみやすいメロディに、深く揺り動かされるはずです。すごくいいアルバム。ぜひ試聴して下さい。とても暖かい気持ちになります。このアルバムのプロデューサーはAtlanticの切れ者ジョエル・ドーン。.
Wonderful Baby.
Crying In The Chapel.
La La Love You.ファーストソロ。すべての楽器・歌をひとりでやってしまった室内ポップ。宅録向けの楽器だけでなく、バンジョーやストリングスの類まで自分でやってしまう実験精神過剰さがたまりません! セカンド「Mustard」も飛び抜けた名作ですが、彼の素直なポップ感覚が味わえるという意味ではこちらも捨てがたい。「Songs Of Praise」みたいな晴れやかな気分にいつだってなりたいのです!.
Songs Of Praise.
All The Way Over The Hill.
She’s Too Good For Me.全米No.1大ヒット「American Pie」直後の作品。ハイファイでの人気盤「Homeless Brother」に通じる人懐っこさに加え、こちらにはややひんやりとした空気も感じます。ニール・ラーセン、バジー・フェイトン、トニー・レヴィン、クリス・パーカーといったNYのセッションメンの名前がクレジットされていることを意外に感じるかもしれませんが、実はとても洗練されたアーティストなのですよ、彼は。.
Birthday Song.
If We Try.
Falling Through Time.「女房の殺し方教えます」という怖いタイトル。ジャック・レモン主演の1965年のコメディ映画でした。ソフトロック仕様の女性コーラスも軽やかなタイトル曲がとにかく最高。一発でノックアウトです。細かいところまで気を配ったヘフティのジャズ・アレンジも素晴らしい! 彼のサントラ仕事の中でも群を抜く人気盤。.
How To Murder Your Wife.
Stag Party Blast.
Scene Of The Crime.センチメンタルなファーストが人気のSSW。このセカンドでは前作と比べてサウンドがよりAOR寄りのサウンドになり、ダイナミックで爽快になリました。デヴィッド・ポメランツのポップさや、デイヴ・ルイスの70年代後期のソロが好きな人には悶絶必至の内容です。ジェフ・ポーカロ、エド・グリーンらAORファンの気を惹くメンツも参加した隠れた名盤なのです。ああ、夏メロウの「Lady I Love」を試聴に足しておきます。.
We Can Make It.
Fingertip Away.
Lady I Love.ジョージ・マーティンのビートルズ楽曲集第一弾。ビートルズ・サウンドの鍵を握る男として、その秘密を明かすのではなく、まったく別のアプローチで楽曲そのものの魅力を引き出した傑作です。アメリカのホリーリッジ・ストリングス(スチュ・フィリップス)との、本家本元ならではのアプローチの違いなど、聴けば聴くほどおもしろくなる傑作。.
She Loves You.
Can’t Buy Me Love.
Please, Please Me.アンディ・ウォーホルの手によるジャケで有名な1枚。中身もAORファンには充実のひとことです。ジェイ・グレイドン、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、リー・リトナーら豪華メンバーによる贅沢なサウンド。最高のミディアムメロウナンバー「Never Gonna Fall In Love Again」せつなく踊れます。全曲自作で、バラードもハイレベル。.
Never Gonna Fall In Love Again.
(You Bring Out) The Best In Me.
Do I Love You?.ギャルドストン&トム(のちのAORの名グループ、ファー・クライ)を結成するSSWのファースト。NYのシティボーイっぽい洗練されたアコースティックナンバーを連発。ジャズのコード感を秘めたメロディと展開は、とても小粋。都会ならではの人恋しさが交錯するグリニッチヴィレッジのワンシーン。それを写し取った音楽に、胸が締め付けられます。.
The Newsreel.
I Wanna Go To Sleep.
Know You Well.ナッシュビル、LAの二カ所で、当時の考えうる最高のセッション・ミュージシャンを使って録音された完全無欠のスワンプ・アルバムです。男ふたりの野趣と哀感がにじむアメリカの懐に抱かれてください。プロデュースは初期ビーチボーイズやフレッド・ニールでおなじみ西海岸の重鎮ニック・ヴェネット。この人の手掛けたフォーキーな作品には、ざらっとした独特の肌触りがありますね。.
Power Failure.
Evinrood.
Dancer.70年代前半のソウルシーンに見事な足跡を残した彼らのファーストヒット!(全米3位) ショービズっぽい下世話さを手放さずにきちんとかっこよさまで短い時間で持っていく、それってヒット曲の秘訣みたいなものです。初期ディスコ人気曲。シングルはモノラルミックス!.
Treat Her Like A Lady.
Over At My Place.1959年公開のクライムサスペンス映画「拳銃の報酬」(ロバート・ワイズ監督)のサウンドトラック。MJQが映画音楽を担当しています。作曲者としてピアノのジョン・ルイスの名を前面に出したクレジット。実際、クラシックの素養を持つルイスらしく管弦のあしらいも堂々としたもの。翌年、このスコアをMJQとして再演した盤が有名ですが、オリジナルはこちらです。.
Prelude To Odds Against Tomorrow.
Morning Trip To Melton.
Waiting Around The River.「アメリカン・パイ」の印象が強すぎるかもしれませんが、彼が素晴らしいフォーキー。歌もギターも抜群にうまいということを、この最高のライブ盤で知ってほしいと思います。人気絶頂で、おそらくバンドもついていただろうアメリカではなく、イギリスツアーでのギター弾き語りを収めたのがポイント。もちろん「アメリカン・パイ」もやってます。.
Magdalene Lane.
American Pie.
Vincent (Starry Starry Night).ウォーのハーモニカ奏者であり、中心人物として今も活動を率いるリー・オスカー。LAチカーノソウルのエッセンスを洗練させ、コンテンポラリーなソウルジャズ/フュージョンとして表現した初のソロアルバムです。チカーノたちの歴史を組曲として構成するなど、都会的なメロウさだけではない骨のある個性が魅力です。.
BLT.
Sunshine Keri.
Starkite.50年代の実験的スタイルこそ影をひそめたものの、ユーモラスなルックスとジェントルなツインピアノで長くアメリカ音楽界で人気を誇ったデュオです。本作はソフトロックエイジど真ん中でリリースされた1枚。スタンダードナンバーからバカラックまで、曲名に「LOVE」を持つものを集め、変わりゆく時代にも変わらぬ愛を表現しようとしています。.
The Look Of Love.
What The World Needs Now Is Love.
For Love Of Ivy.名匠シドニー・ルメット監督、マーロン・ブランド主演の映画「蛇皮の服を着た男」のサントラ盤です。クリード・テイラーの音楽的な参謀でもあったケニヨン・ホプキンスがサントラを担当。重厚なオーケストラ・スコアだけでなく、マーロン・ブランドの不良性に呼応したR&B的なビートナンバーもある(しかも、かっこいい)のが印象的!.
Bird Song.
Get Crazy.
High Pocket Blues.フェアポート・コンヴェンションのツアー・サポートを通して注目を集めたことから、メンバーの協力を得て制作されたデビュー作。アメリカ的なホーボーっぽい資質と、イギリス人としてのトラッドへの愛情が垣間見える名作。英国的な“くもり”のかかった端正なヴォーカルは、いつもはるかな景色を見せてくれるのです。.
Sometimes.
Scarlet And Grey.
Nursery Tale.これがデビュー作。オリジナルは70年にマイナーレーベルからのリリース。あらためての再リリース盤がこちら(ジャケや曲目などは同一です)。彼を有名にした「American Pie」を収録するのは次作とはいえ、スマッシュヒットとなった「Castle In The Air」やペリー・コモが素晴らしい歌唱によって採り上げた名曲中の名曲「And I Love You So」を収録した本作。彼のいつもの作品と同様に、暖かく穏やかな響きに満ちていて、忘れがたい余韻を残すアルバムです。.
And I Love You So.
Castles In The Air.
Three Flights Up.ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン&ウォルター・マッソー主演という組み合わせによる映画「恋人よ帰れ! わが胸に」のサウンドトラック。ブラックユーモアにあふれる作品を、ジャズと本格オーケストラ両方の醍醐味を知るアンドレ・プレヴィンが音で味付けしています。レモンとマッソーのコンビが「おかしな二人」で大成功するのはこの2年後。.
You'd Be So Nice To Come Home To.
Waltz Of The Fortune Cookies.
Main Title.60年代ベイシーの強力な1枚! 007映画の曲で遊びまくったアルバムです。ほとんど音頭かと思うくらいにパーカッシヴな「007」ビッグバンドカリプソ「Kingston Calypso」、そしてお馴染み「James Bond Theme」をとびきりヒップな4ビートで! 安易なアイデアではなく、懐の深さと尋常じゃないかっこよさを見せつけてくれます。.
Kingston Calypso.
James Bond Theme.
007.ご存じ「大脱走」! テーマ曲はなぜか日本ではCMソングとしてもここのところおなじみになってますね。エルマー・バーンスタインにとっても生涯を代表するサントラ仕事となりました。うわべだけの勇壮さだけでなく、不屈の人間たちのドラマをちゃんとにじませている名スコア。.
Main Title.
Premature Plans.
Finale.アラン・アーキン主演の映画「Popi(ふたりの天使)」のサントラ。大の大人がふたりの子供と繰り広げるコメディタッチの映画だったようです。ヴォーカル入り主題歌は、子どもソフトロックの名品です! 「On To Miami」はタイトル通りのヴァカンスナンバーです。ラテンタッチの曲もどこかとぼけてておかしいんですよ。.
Popi.
On To Miami.
Two Boys On A Beach.マカロニウェスタンの大スターとなったクリント・イーストウッドのアメリカ凱旋作「奴らを高く吊るせ」。テーマメロディはブッカー・T&MG’sのカヴァーでもヒットしました。あと、ウーゴ・モンテネグロがカヴァーしたアルバムをよく見かけるのでそっちがサントラと勘違いしている人も少なくないかも。こちらが正調盤です。.
Hang ‘Em High.
Rachel.
I’ll Get ‘Em Myself.70年代 Blue Noteで注目を集めたロニー・ロウズ。ヒューバート・ロウズを筆頭とした音楽家族ローズ家の出身。メロウなディスコファンクへの接近もいとわず、決してダサくならない絶妙なセンスの良盤を多くリリースしています。このアルバムも1曲目の高速ディスコフュージョン「Young Child」から最高! タイトル曲など妹エロイーズ・ロウズも参加した歌ものもよいです。.
Young Child.
Every Generation.
Love’s Victory.ロックの時代に呼応したレパートリーと編曲による長ーいキャリアのピアノ・デュオの71年作。重くファンキーなリズムに流麗なピアノとオーケストラが絡む「Oh Culcutta」のカヴァーは、インストとしては最高峰のひとつ。彼らの作品では珍しいソフトロックなコーラスの入った「Ballad Of Easy Rider」も◎。大音量で聴くとクラクラしちゃう音の粒だち! .
Oh Culcutta.
Ballad Of Easy Rider.
Raindrops Keep Fallin’ On My Head.アメリカの良質ポピュラーヴォーカルの宝庫、Unites Artistsに所属する英米シンガーたちのショーケースアルバムです。リズミカルでダンサブルな曲から、スケールの大きなバラードまで、この時代のシンガーたちのレベルがいかに高かったか!.
Night And Day.
Everything’s Coming Up Roses.
I Feel So Spanish.アイク・ターナーが送り出したファンクバンド。もしかしてアイク&ティナのバックバンドを務めていた連中ですかね? これがセカンドアルバム。歌ものとインスト半々ほどの構成で、どちらも熱さと洗練の両方が感じられてかっこいいのです。人間的には問題ありだったそうですが、やっぱりプロデューサーとしてのアイク・ターナーはすぐれもの!.
Beauty Is In The Eye (Of The Beholder).
Two For Three For Me.
Scratch.ジャズ・ピアニスト、ハル・シェーファーと奥さんで女性ヴォーカリスト、リー・シェーファーの小粋さがほとばしる仲睦まじいコラボアルバム。ピアノジャズと静謐な美しいヴォーカルナンバーが交互します。彼女にはジム・ホールと共演したアルバム「A Girl And A Guitar」という悶絶もののソロ作品がありますが、残した録音が少なすぎる! 本作でも素晴らしく透明な歌をきかせてくれます。.
Glocca Morra.
Heather On The Hill.
Waitin’ For My Dearie.金曜日をテーマにしたビートナンバーの傑作といえば、間違いなくこれ! オーストラリアの生んだ天才ソングライター・コンビ、ヴァンダ&ヤングが在籍したOZビート・グループ、イージービーツ。全英で6位、全米でも16位まで食い込む大ヒットとなりました。荒っぽい演奏も最高!.
Friday On My Mind.
Made My Bed : Gonna Lie In It.今のリスナーにはケニー・ヴァンスが在籍したグループと説明したほうがわかりいいかもしれません。ニューヨークのオールディーズを60年代ポップスに橋渡しした重要な存在。初期のホワイト・ドゥーワップ的な魅力から、よりビート感、ソフトロック感を増したサウンドへと移行してきた名作です。メンバー自作のタイトル曲や「Over The Mountain」などソフトロックのファンにも聴いてほしい曲もいっぱい!.
Livin’ Above Your Head.
Over The Mountain.
The Sun Aint Gonna Shine Anymore.「若くて気分屋」という名前の男性デュオ。といっても彼らの本名なのですが。渋さの中に粋な感覚が垣間見える良質のブリティッシュ・スワンプです。ミック・ムーディはこの後、ヘビメタ路線のバンドで活躍するのですが、それをまったく予想もさせない人間味あふれるサウンドです。ロニー・レインのファンにも推薦。.
I’ll Be Back.
Someone Else’s Door.
Too Young To Feel This Way.