60年代ベイシーの強力な一枚! ほとんど音頭!なくらいにパーカッシヴな「007」、お待ちかねビッグバンド・カリプソ「Kingston Calypso」、そしてお馴染み「James Bond Theme」をとびきりヒップな4ビートで! 安易な組み合わせと思わせて、懐の深さと尋常じゃない格好良さを見せつけてくれます。.
収録曲・データ
【曲目】007 / The Golden Horn / Girl Trouble / Kingston Calypso / Goldfinger // Thunderball / From Russia With Love / Dr. No’s Fantasy / Underneath The Mango Tree / The James Bond Theme
初期作品の人気は相変わらず高い彼女ですが、活動後期の作品までチェックしている人は少なくなったはず。ブルージーで迫力のある歌声はそのままですが、時代に呼応したシティサウンドではメロウソウル的な魅力が出てきてるのです。「You May Be All I Need」や「Lover’s Lane」など、ぜひもう一度無心で聴いて見てください。すごくいいですから。.
50年代から活躍し、ブレイズン・ブラス名義でのブラス・イージーものを手がけた名トランペッターを、ボブ・クリューのスタッフだったハッチ・デイヴィがアレンジでバックアップ。洒落たポップソングものに仕立ててます。ハッチ・デイヴィらしいハイセンスさを感じるのは「You Only Live Twice」や「What's New Pussy Cat?」。特に後者はリズムに跳ねがあってナイス。.
タイトルからすると69年の映画主題歌集のようにも受け取れますが、現実にはそれほど厳密ではなくて。69年型のハイセンスなラウンジ・オーケストラの醍醐味をたっぷり味わえます。中でも出色なのは「Old Devil Moon」! 「Chitty Chitty Bang Bang」のかわいらしいアレンジもいいですね。.
収録曲・データ
【曲目】Chitty Chitty Bang Bang / Lylah / The Charge Of The Light Brigade / Love Theme From Romeo And Juliet / Joanna / Listen To The Sea // Old Devil moon / Star! / Theme From The Lion In Winter / Funny Girl / A Flea In Her Ear / Where Is Love?
60年代半ばにCapitolと契約が切れたプリマは、やがて自分のレーベルPr1maを設立するのですが、これはその狭間の一枚。ブロードウェイ・ミュージカルからのヒット曲を、ゴキゲンな感じで採り上げた歌モノの作品です。怒濤の爆発力よりも、余裕のスイング心を重視した「I Believe In You」や「On A Clear Day」にニコニコなのです。.
収録曲・データ
【曲目】Mame / Cabaret / Illya Darling / I Believe In You / Sunrise, Sunset // The Impossible Dream / Hello Dolly / On A Clear Day / Poor Old Mart / My Cup Runneth Over
ノリが欲しければラテン風味満載のA-1「Where Did You Come From?」を。ウィリアム・スミッティ・スミス作の名曲! 洒落っ気たっぷりのポップが欲しければB-1「For Imagination Sake」を。まるでもう一人のマリリン・スコット! 素晴らしい内容です。リー・リトナー、リッチー・ズィトー、ジェームス・ギャドソン、エド・グリーンなどなど、黒人+白人の凄腕たちに支えられたLA録音。ハイファイでも長い間、高い人気を誇っているフィメールAORの傑作!.
収録曲・データ
【曲目】Where Did You Come From? / I'm So Glad You Called / Ready To Fall In Love Again / Song In My Heart / People Who Care // For Imagination Sake / I Don't Want To Lose / Love's In Need Of Love Today / Day Without You / Music To My Ears
彼らの名声を決定づけた「Uncle Charlie And His Dog Teddy」と、カントリー界の重鎮を迎えた「Will The Circle Be Unbroken」に挟まれて、後世から見るとちょっと分が悪い感じですが、活きのいいカントリー・スワンプを展開している本作にも充分以上の魅力があります。持ち味である曲の良さ、ハーモニーの確かさ、ルーツ志向をロック的なかっこよさと融合させる手法など、芯がしっかりしてるし、なにより音が若いです。.
【曲目】Gabrielle / Finns Det Liv Sa Finns Det Hopp / Bjorkens Visa / I Lunden Grona / Vid En Bivag Till En Byvag Bor Den Blonda Beatrice / Vildandens Klagan // Jag Vantar Vid Mid Mila / Vid Roines Strand / Marianne / Ann-Margaret / Wenn Alle Strome Versiegen
アル・クーパーが映画音楽家として初めて手がけたファンキーなサウンドトラック。アルバム「Easy Does It」収録ヴァージョンとはテイク違いの「Brand New Day」に始まり、チャック・レイニー、エリック・ゲイル、ジョー・ファレルら、NYのジャズ・ミュージシャンと、ステイプル・シンガーズ、ロレイン・エリソンらをシンガーに迎えたファンキーなサウンドが展開されています。ハル・アシュビーの監督デビュー作のはず。どんな映画だったんでしょうね、気になります。.
収録曲・データ
【曲目】Brand New Day / The Landlord / Car Commercial / Walter G’s Boogaloo / Croquet Game / Let Me Love You / Rent Party // Love Theme / Soul Hoedown / Elgar’s Fantasy / Doin’ Me Dirty / Lainie’s Theme / Brand New Day / The Axe / God Bless The Children【Arranger】Al Kooper, Charles Calello 【Engineer】Al Polhemus
主題歌「The Best That I Know How」を作曲し、歌っているのはバリー・マン。もちろん作詞はシンシア・ワイル。ここにしか収録されていません。残りはELOの既発曲と、ジミー・ハスケルによるインスト曲という構成。日本でのタイトルは「メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド」というものだったそうです。.
収録曲・データ
【曲目】The Best That I Know How / Tightrope / Dancin' In Alaska / Can't Get It Out Of My Head / Boy Blue / Eatin' Dog Food // The Best That I Know How (Instrumental) / So Fine / The Getaway / Telephone Line / Rockaria! / Train Stuff / The Best That I Know How (Reprise)
クロード・ルルーシュ監督の「男と女」オリジナル・サウンドトラックのUS盤です。ピエール・バルーとニコル・クロワジールのスキャットによる永遠のラブテーマ「A Man And A Woman」収録の傑作サウンドトラック。「Samba Saravah」で聴ける、ピエル・バルーの若々しい歌声も素晴らしい! ニコル・クロワジールとのデュエット「Stronger Than Us」の切なさも忘れられませんね。.
収録曲・データ
【曲目】A Man And A Woman / Samba Saravah / Today It's You / A Man And A Woman / Stronger Than Us // Today It's You / In Our Shadow / Stronger Than Us / 124 Miles An Hour
大傑作サントラ。映画の邦題は「華麗なる掛け」(68年公開)。冒頭に収録されたノエル・ハリソンの歌う「The Windmills Of Your Mind(風のささやき)」が、世界的にヒットしました。インスト的には、これぞ60年代の最もヒップなサウンドです。ルグランのスキャット爆発「Cash And Carry」に、「The Boston Wrangler」「Playing The Field」など過激なまでにかっこいい! .
収録曲・データ
【曲目】Theme From The Thomas Crown Affair / Room Service / A Man’s Castle / The Chess Game / Cash And Carry // This Eyes, Her Eyes / Playing The Field / Momentrs of Love / The Boston Wrangler / Doubting Thomas / The Crowning Touch
のちのセッション・ミュージシャンとしての姿ではなく、「You Can’t Sit Down」で颯爽とデビューしたR&Bギタリストとしてのシングルです。と、言いつつ、両面ともにギターの出番はほとんど無し。ベースが前に出たミックスといい、どうやらここではベースを弾いているのではないかと思われます。つまり、リード・ベース! かっこよさ、ファンキーさ、楽しさには文句無し!.
ファースト・ソロ。すべての楽器・歌をひとりでやってしまった室内ポップ。いわゆる宅録向けの楽器だけでなく、バンジョーやストリングスの類まで自分でやってしまう実験精神過剰さがたまりません! セカンド「Mustard」もいろんな意味で飛び抜けた名作ですが、彼の素直なポップ感覚が味わえるという意味ではこちらも捨てがたい。「Songs Of Praise」みたいな晴れやかな気分にいつだってなりたいのです!.
USでのセカンド・リリース。すでに同時期のイギリスではスティーヴ・ウィンウッドの心はグループを離れていたのですが(実際、4月に脱退)、アメリカでは引き続きUKのニュースター・グループとして売り出されていました。シカゴがカヴァーしたタイトル曲は、まさに彼らの勢いを象徴した最高のR&B。「Georgia On My Mind」などR&Bヒットのカヴァーを聴くにつけ、ウィンウッドが十代の白人だとは誰も信じなかった(黒人だと思った)という説にうなずかざるをえません。.