United Artists Jazzシリーズのアルバムは内容、アートワーク共に全部持っておきたいハイクオリティ! 黒人オルガン奏者とオリバー・ネルソンのビッグバンドによる、黒くて構築的でアイデア豊かな“ソウル・ジャズ”です。オープニングを飾る「A Taste Of Honey」から目が覚める思い。レイ・バレットのコンガが全体を力強く鼓舞しています。ジャケットに描かれた少女は、のちに「The Knack」に主演するリタ・トゥシンハムがモデル(映画「A Taste Of Honey」で英国アカデミー新人賞を受賞)。.
10代半ばで演じたヘレン・ケラー役で全米の注目を浴び、女優/シンガーの両面で人気者となったパティ・デューク。日本での知名度は本国には及びませんが、アメリカでは60年代からずっと親しまれた存在でした。ガールポップ的な雰囲気を受け継ぎながら歌ったヒット曲を集めたベスト盤。「What The World Needs Now Is Love」のラブリーなカヴァーあり。.
主題歌「The Best That I Know How」を作曲し、歌っているのはバリー・マン。もちろん作詞はシンシア・ワイル。ここにしか収録されていません。残りはELOの既発曲と、ジミー・ハスケルによるインスト曲という構成。日本でのタイトルは「メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド」というものだったそうです。.
収録曲・データ
【曲目】The Best That I Know How / Tightrope / Dancin' In Alaska / Can't Get It Out Of My Head / Boy Blue / Eatin' Dog Food // The Best That I Know How (Instrumental) / So Fine / The Getaway / Telephone Line / Rockaria! / Train Stuff / The Best That I Know How (Reprise)
B-1「Me Japanese Boy, I Love You」のイントロにサーフェスノイズ少々あり(試聴サンプルは今回入荷商品から録音しています)。他は概ね良好です。
「Me Japanese Boy」は、これがオリジナル!
バート・バカラックの「Me Japanese Boy, I Love You」はもともと彼のために書かれた曲。そして、これがその曲を収録しているサード・アルバム。なかなか見かけない一枚になっています。ソングライター志望でもあった彼の意を汲んでオリジナルが半数ほどを占めていますし、ゴフィン&キング、ボイス&ハートなど、質の高い提供曲もアルバムを豊かに彩っています。.
【曲目】If You Were Mine / When Johnny Comes Marching Home Again / You Made Me Love You / I’ve Got Everything / All Of Me / You Go To My Head // Season Greetings / Oh Lady Be Good / Little Lamb / Kids / What Good / Put On A Happy Face
「Soulful Strut」の続編みたいな、素晴らしいシャッフル・ピアノ・インストになった「Let’s Get It On」だけでもう最高。ピアノ二台を使った連弾をアレンジしながら息の長い活動を続けたデュオの74年リリース作品。当時のヒット曲を安易にカヴァーしたというような内容ではありません。リリカルさも、オーケストラの壮大さもきちんと知り尽くした意匠の秀作です。.
収録曲・データ
【曲目】Touch Me In The Morning / Caine’s Theme From “Kung Fu” / Harmony / I Want to Spend My Life with You / Live And Let Die / Spring Is Coming // Let’s Get It On / Jeremy / Tie A Yellow Ribbon Round The Old Oak Tree / Yesterday Once More / The Morning After / When Heaven Smiles
【曲目】Here We Go 'Round The Mulberry Bush(Traffic) / Taking Out Time(The Spencer Davis Group) / Every Little Thing(The Spencer Davis Group) / Virginals Dream(The Spencer Davis Group) / Utterly Simple(Traffic) / It's Been A Long Time(Andy Ellison) // Looking Back(The Spencer Davis Group) / Picture Of Her(The Spencer Davis Group) / Just Like Me(The Spencer Davis Group) / Waltz For Caroline(The Spencer Davis Group) / Possession(The Spencer Davis Group) / Am I What I Was Or Was I What I Am(Traffic)
ロンドンのカリブ系移民の若者たちが結成した1970年代型スティールバンド。アルバムは2枚ありこちらがファースト。カリプソというより同時代のファンクやレゲエを意識したヴォーカル&インストゥルメンタル形式。「Love’s Theme」と「Theme From Shaft」に注目を! UK盤は銀ジャケ(スティールパンの色!)!.
ケニー・ローゼンバーグこと、のちのケニー・ヴァンスが在籍。ホワイト・ドゥワップからスタートし、後期には甘さを湛えたポップス・グループへと成長。ロネッツ「Do I Love You」「Walking In The Rain」の素晴らしいカヴァーをはじめ、60年代のポップスをモダンなアレンジで再生させようという“Oldies But Goodies”な試みの一枚。ポップス・ファンにはたまらない名解釈連発です。.
「ゴールドフィンガー」の声の持ち主。イギリスを代表する黒人女性シンガー、 70年のアルバム。レパートリーからも想像がつきますが、ジョニー・ハリスのきめ細やかなアレンジが行き届いたモダンなアルバムです。クールな表情をたたえた「Easy To Be Hard」ドラマチックさに圧倒される「What Are You Doing The Rest Of Your Life」が感動的! そしてファンキーな「Spinning Wheel」!.
収録曲・データ
【曲目】Something / Spinning Wheel / Yesterday I Heard The Rain / The Sea And Sand / My Way / What About Today // You And I / Light My Fire / Easy To Be Hard / Life Goes On / What Are You Doing The Rest Of Your Life / Yesterday When I Was Young
7人の金色男? あ、そうか、「黄金の七人」! イタリア盤とはまったく違うアートワーク(劇中のシーンから写真を使用)のため気づきにくいですが、これがUS盤サウンドトラック。90年代以降の日本で、DJやテレビのBGM、某アーティストの元ネタに至るまで、「Seven Golden Men」のお世話にならなかった人はいないかも。めくるめくスキャットを配したトロヴァヨーリの素晴らしいスコア!.
【曲目】Prologue / Suspicion / Virna / Here's To My Lover / Stag Party Blast // Bash Brannigan / How To Murder Your Wife / Scene Of The Crime / Cartoon Capers / Requiem For A Bachelor
50年代から活躍し、ブレイズン・ブラス名義でのブラス・イージーものを手がけた名トランペッターを、ボブ・クリューのスタッフだったハッチ・デイヴィがアレンジでバックアップ。洒落たポップソングものに仕立ててます。ハッチ・デイヴィらしいハイセンスさを感じるのは「You Only Live Twice」や「What's New Pussy Cat?」。特に後者はリズムに跳ねがあってナイス。.
1964年に7歳でレコードデビューしたマーク・ラディス。天才少年としてキャリアを積み、19歳の年にリリースしたのがこの完全無欠のディスコ・アルバムでした。若いながらも自身を含め10人編成のバンドを率い、黒人ミュージシャンたちとも堂々わたりあっています。ノーティなディスコダンス・ナンバー中心に徹した構成はすがすがしいですが、1曲あるバラード「The Answer Is You」も才能の塊と思います。.
大ヒット曲「This Magic Moment」収録。NYのホワイト・ドゥワップ・シーンから出てきた彼らが、自分たちのルーツに立ち返って、ポップスをコーラスする楽しさを追求したアルバムです。内ジャケに書かれた数々のデディケーションに、彼らの愛情の深さがにじみ出ています。「Goodnight My Love」「So Much In Love」が素晴らしい仕上がり。Beach Boysも採り上げている「Hushabye」もいいアレンジです。じつはこれ、69年リリースのアルバム「Sands Of Time」と同内容です。.