冬のセントラルパークで佇む彼らの姿が、収録された音楽をよく表現しています。ほのかに暖かいストリングスと、心温まるシティ派フォークロックがよく似合って。「Let Your Feelings Go」での乾いたアコギのカッティングが素敵だし「The King Of Rock ‘N’ Roll」も最高ですね!彼らのアルバムのなかでも完成度、人気ともに群を抜いています。NYを代表するSSWデュオがLAで録音した大名盤。プロデュースはスティーヴ・バリ。.
収録曲・データ
【曲目】Time-Traveler / Will You Be My Lady / Let Your Feelings Go / Is It Raining In New York City / Mixed Emotions // Follow The Man With The Music / The Girls Next Door / Somebody Stole The Sun / AM-FM Blues / The King Of Rock 'N Roll
デビュー作にして大傑作「Records Are Like Life」(1971年)など、知的で凝ったプロダクションで知られる個性派SSW。このアルバムはアリフ・マーディンのプロデュース。その成果は「I Wanna See You Dance」のようにソウルフルなディスコナンバーに表れます。一筋縄ではいかないポップ感覚ですが、メロディに対する美意識が高く、引き込まれます。.
アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
アレッシーの双子の兄弟が在籍していたグループのセカンドにしてラスト。なにしろ最高の70sポップ! アープ・シンセサイザーが颯爽とかけぬけるアコースティック青春ポップの傑作。「Blonde」のとろけるような甘さ、「Can't Live This Way」の疾走感、最高です。かつては”早すぎたネオアコ”と言っていましたが、さらに時代が一回りして、今はもっとしっくりします。最高!.
トニー・コジネクやブライアン・プロズローなどと並び称されるべきギミカルなポップセンスを持つSSW。彼のファースト「Records Are Like Life」に感動した人には是非オススメの、ひんやりとした知性が前面に出たアルバム。かわいらしいひねくれポップ「Keep The Light Burning」にイチコロなのです。「Sing」もナイス。過小評価はもったいない! .
アイドル的な美貌を持った3人の男性ソングライターによるカラッとしたパワーポップ/シティ派グループ。コーラスはハーモニー・ポップ寄りと言ってよく、実際、そのサウンドは同時代のUK勢とも通じる良さがあります。「A Game Called We're In Love」なんかはクリス・レインボウやパイロットみたい。ストリングスアレンジはニック・デカロ。.
サード・アルバム。習作的な匂いがぬぐえなかった前2作から脱し、トータル的な完成度が一段と高まりました。決して上手いと言えない歌なのですが、このアルバムの頃の彼の歌い方は、とても切なくぐっと迫るものがあります。不思議なコードでファンクする「All Night Show」とか、同時期のアル・クーパーのソロ作にも近い雰囲気かもしれません。.
【曲目】Overture / I Stand Alone / Camille / One / Coloured Rain / Soft Landing On The Moon // I Can Love A Woman / Blue Moon Of Kentucky / Toe Hold / Right Now For You / Hey, Western Union Man / Song And Dance, For The Unborn ..
ロックミュージカル「Jesus Christ Super Star」に出演経験がある俳優兼シンガーなのですが、70年代のソロはどれも知的な香りのするコンセプチュアルなSSW作品。アルゾ的な雰囲気もある「When I'm Yours」やアコースティックスイングな「Someone’s Rocking My Dreamboat」とか意外に驚いていただけるのでは? ブリティッシュ・ポップとか好きな人にもお勧めします。.
ファーストアルバム。リチャード・ティー、ウィル・リー、スティーヴ・ガッドらNYのトップ・ミュージシャンたちを従えて、ナイーヴな青年の心模様を描き出しています。タイトル曲あたりの都会的なグッドタイム感も人気の秘密です。ジョン・ピザレリみたいなスイング・ナンバーB-3「Straighten Up And Fly Right」も最高! .
収録曲・データ
【曲目】'71 / Regina / So Many Sides / As The Time Flies // Complicated Times / I Know, You Know / Straighten Up And Fly Right / Parents / Shining In You
【曲目】Love On The Airwaves / The Runaway / Every Little Teardrop / Had To Fall In Love / Street Boys // Never Give Up On Love / Dude In The Dark / Head Talk / Call For The Captain / It Only Hurts When I Laugh