ソロ4枚目。ニューヨークをテーマとした名作です。実験的な色合いを抑え、翌年の名作「Naked Songs」のプロトタイプ的作風で、私的な香りを強く出した作品。繊細さとノーザンソウルのフィーリングの共存は男性版ローラ・ニーロと言っていいでしょう。見開きジャケの素晴らしいポートレートはリチャード・アヴェドン。.
New York City .
John The Baptist.
Back On My Feet.セカンドアルバム。「Keep On Truckin'」を聴くと、達者な演奏のなかにもアマチュアっぽい自由な感じがあって、彼らが心底このグループでの演奏を楽しんでいる姿がいつでも伝わってきます。キャロル・キングとのザ・シティを経て、ダニー・クーチマー、チャールズ・ラーキーらが結成したグループ。キャロル・キングもゲスト参加しています。.
Keep On Truckin'.
Love Is Blind.
Back On The Street Again.ノスタルジックな英国SSWというイメージですが、単なる懐古派ではない、とわかってしまうと、もうピーター・スケラーンの虜! 本作は彼の全カタログ中、もっともポップな75年のアルバムです。ジョージ・ハリスンがギターで「Make Love, Not War」に参加していたり、彼のセンスが時代ともっともシンクロしていたという趣。ふわふわした一人多重録音コーラスが何かシンセみたいでいい感じです。ブライアン・プロズローの名曲「Clog Dancer」を思わす「Snake Bite」など、ひねくれモダンポップな味が最高!.
Make Love, Not War.
Snake Bite.
Down In The Cellar.90年代のある一瞬、このイギリスの舞台系シンガーソングライターのアルバムが”ニッチポップ”の名のもとに再評価されたことがありました。最近はあまり話題にあがることも少なくなりましたが、あらためて聴くと、彼のどこかニヒルなメタポップ性は最高。「Enjoy It」を聴いてみてください。のちに舞台音楽家としてのキャリアが主流になってゆく彼のポップシンガー時代をぜひ。.
Enjoy It.
The Good Brand Band.
Scobo Queen.ジャケはサイケっぽいですが、思いのほかポップにかわいらしくて、そして手の込んだ都会派の曲を書く人ですね。録音はナッシュヴィル。ということは、あの街での裏方ソングライターを目指していた青年なのかもしれません。1973年から77年にかけて書きためた作品を収録した、おそらく彼の唯一のアルバムです。フォ−キーで晴れやかなメロディに惹かれます。.
Previous Things.
Kathie’s Love Song.
High Time.ひとりで立つ。ソロアーティストとしてのデビューアルバム。自由の女神に扮したジャケは、日本で創設されたばかりのCBSソニーのロック・キャンペーンのシンボルでもありました。名盤と呼ばれる割に、実は彼のソロ諸作の中でも、混沌とした度合いが強い作品でもありますが、自分のすべてを表現したいという意欲の高まりのほとばしる様を実感できる生々しさが今こそ痛烈です。.
I Stand Alone.
Hey, Western Union Man.
One.トッド・ラングレンの2枚組ライヴ盤「Back To The Bars」発売にあたって制作されたプロモーション盤。A面にはアルバムから、ライヴのハイライトを(好選曲!)。注目はB面で、トッドと彼の親友であるパティ・スミス(!)による会話(パティがインタビュアーを務めるかたち)が片面全体にわたって収録されているのです!.
It Wouldn’t Have Made Any Difference.
I’m So Proud.
A Conversation With Todd Rundgren And Patti Smith.60年代末にダリル・ホールと共にガリヴァーを組み、その後はソングライターとして地道に活動を続けてきた人です。本作ではジェフ・ポーカロらがサポートした、ナイーヴなソフトAORサウンド。AORファンを唸らせるのは泣きの名曲「Straighten My Love」。グッドタイミーにスイングする「Little Bo's Peep Show」も高得点ですよ。.
Straighten My Love.
It’s Your Life.
Little Bo's Peep Show.フォーキーでメロディアスなソングライティングに長けた人で、ブラックミュージックの感覚も隠し持っていて。傑作「Breezy Stories」の人気は高いですが、もっと他のアルバムも聴くべきだとこれを聴いて痛感しています。曲がいい。スタイルも多彩で、人柄のよさも伝わってきます。ジョン・ボイランのプロデュースで、イーグルスの面々がゲスト参加ということが当時の話題性だったのでしょうが、今は洗練された雰囲気が気になります。.
So Long Harry Truman.
The Delta Queen.
It’s Been A Good Day.アレッシーの双子の兄弟が在籍していたグループのセカンドにしてラスト。なにしろ最高の70sポップ! アープシンセサイザーが颯爽とかけぬけるアコースティック青春ポップの傑作。「Blonde」のとろけるような甘さ、「Can't Live This Way」の疾走感、最高です。かつては”早すぎたネオアコ”と言っていましたが、さらに時代がひと回りして、今はもっとしっくりします。最高!.
Blonde.
Can't Live This Way.
Take Me With You.ピーター・フランプトンのライヴ盤が大ヒットしていた時期に非公式にリリースされたトッドの5曲入りEP。なのでタイトルはパロディ。こうした海賊的なライヴ盤が7インチ・サイズというのは珍しいパターン。この時期以降のライヴではほとんど演奏されていない珍しい「You Cried Wolf」なども収録しています。.
Sometimes I Don’t Know How To Feel.
Lord Chancellors Nightmare Song.
You Cried Wolf.英国のSSW。ジェームス・テイラーがフィフス・アヴェニュー・バンドしたような……と都合のいいようなことを言ってますが、本当です。「If I Were You」が素晴らしい。カリブ・クエイ、ナイジェル・オルソンらエルトン・ジョンのバックバンド組を中心に、英国ロックの渋いところがサポートしています。当然、バラードもメロウ。「The Love You Put On Yesterday」にもメロメロです。.
If I Were You.
The Love You Put On Yesterday.
The Invisible Man.このルックスからは想像もつかない超大穴メロウ16ビート「Whachasign」収録。マイケル・オマーティアンが集めたジェイ・グレイドンをはじめとした豪華なAORミュージシャンの参加はこの曲のためだと言っても過言ではないでしょう。アルバム全体のムードは60年代ポップスへの愛情を70年代に体現したハッピーなグッドタイムアルバム。プロデュースのスティーヴ・バリのセンス爆発のA-1「Happy Days」も爽やかドゥーワップでおすすめ!.
Whachasign.
One Way Or The Other.
Happy Days.90年代以降に「Bad Girl Song」にやられた世代には説明は不要の、カナダの孤独でプログレッシヴなSSW。これは彼のファースト。後の作品とはやや趣の異なるポップなアレンジは、ライトハウスがバックを付けたから。その分、正直な若さが感じられる盤でもあります。このアプローチも興味深いし、サード「Consider The Heart」につながるのはこちらかも。初期トッド・ラングレン好きにも推薦です。.
Down On Words.
Tyrant.
Raymond Auston.盟友マイケル・ゲイトリーと共作した最高のメロウポップ! こんなに素晴らしいのに、Atlanticでは彼はアルバムを出せなかったんですよね。しかもヒットしたのは「ライオンは寝ている」と「ハッシャバイ」で2曲ともカヴァーだったという。彼の真価はこういう曲にこそあります。本当に最高!.
You Don’t Need A Gypsy.ファーストアルバムのオリジナル。のちにAristaから別ジャケで再発されますが、このBell盤は、まったく売れなかったため意外と見つかりません。ランバート、ヘンドリックス&ロスを完璧に再現した「Cloudburst」ベット・ミドラーでも知られる「Friends」(マーク・クリングマンとバジー・リンハートの共作)をはじめ、もちろん内容も素晴らしい! プロデュースはバリー自身と彼を発掘したロン・ダンテ。A面冒頭には2歳のバリーとおじいちゃんによる微笑ましいやりとりも入ってます。.
Friends.
Cloudburst.
One Of These Days.アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
Mr.Blue.
Love Of The Blues.
Rain.こういうレコードをシティポップ名盤と呼びたいものです。自ら華麗に鍵盤を叩き、リリカルなポップスを紡ぎだすSSW。田中康夫著「たまらなくアーベイン」や金澤寿和著「AOR Light Mellow」などでも紹介されていたアイテムですが、あらためて聴くと70年代型シティボーイ・ポップスとしての完成度も高い作品と感じます。中でもB-4「Nickels And Dimes」はトッド・ラングレン風の傑作シティ・ポップ!.
Nickels And Dimes.
Make It Thru The Rain.
Music And Words.前作「孤独の世界」への高い評価を受けて、ついにやりたいことがアルバム1枚では収まりきれなくなってしまったLP2枚組のサード・アルバム。ジェームス・テイラー「Country Road」やレイ・チャールズ「I Got A Woman」を自分流の解釈でカヴァーしたり、時代をとらえるためにあれもこれもと取り込んでいた彼の姿は、ずばりスタイリッシュな“あがき”なのだと思います。だから今もなお人の心を打つのでしょう。チャーリー・カレロとの共作「She Gets Me Where I Live」は「赤心の歌」の世界に連なる名曲。.
Country Road.
She Gets Me Where I Live.
I Got A Woman.ひ弱なファルセットで歌われるA-1「Your Heart Is My Heart」が最高なんですよ。ジェファーソン・エアプレインのドラマーだったジョーイ・コヴィントンが結成したバンドの唯一作。自分でリードヴォーカルも務めます。あの憎めない声は彼だったんです。混沌としてはいるけど、音楽愛と現代にも通じるナイーヴなマインドが刺さる! これは知られざる傑作なんです。.
Your Heart Is My Heart.
Miss Unaverse.
Hideout.繊細なポップス感覚を持ったNYのSSWのファースト。スプーナー・オールダムらの参加で南部サウンドの滋養を採り入れつつ、若さ故のセンシティヴな感性を曲ごとに輝かせた素晴らしい作品です。全編に漂う柔らかい日差しに包まれるようなソフトな感触がたまりません。壊れそうな「Loving You-Loving Me」の美しさには、思わず息が止まります。60年代サウンド感覚の残り香が、なんと愛おしいことか。.
Loving You-Loving Me.
My Sunshine.
New York City.60年代はザ・ハードとでピーター・フランプトンと同僚。SSW的資質とロック感覚をブレンドさせてソロデビューしました。やんちゃなポップさとナイーヴな感性が同居しているのが面白いですね。本人は根っからのミュージシャン体質なんでしょうね。アメリカでいえばニルス・ロフグレンやリック・デリンジャーみたいな存在感。これがセカンド。いい曲多いです!.
Suzie.
Beautiful Morning.
O Tarzan.ウィットに富んだポップスが好きな人を夢中にさせること間違いなし。NY産らしく、ひとくせもふたくせもあるシティポップの楽しみが詰まっています。抜群に渋いセカンド「On And Off Again」に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。.
I'm Waiting For A Wind.
Nightmare.
For Pete’s Sake (Julian Street).センチメンタルなファーストが人気のSSW。このセカンドでは前作と比べてサウンドがよりAOR寄りのサウンドになり、ダイナミックで爽快になリました。デヴィッド・ポメランツのポップさや、デイヴ・ルイスの70年代後期のソロが好きな人には悶絶必至の内容です。ジェフ・ポーカロ、エド・グリーンらAORファンの気を惹くメンツも参加した隠れた名盤なのです。ああ、夏メロウの「Lady I Love」を試聴に足しておきます。.
We Can Make It.
Fingertip Away.
Lady I Love.カナダのウィニペグを拠点に活動したSSW。前作「Long Distance Runner」もカナダ系のファンに人気ですね。こちらは2年後のセカンドで、相変わらず清涼感あるサウンドを聴かせてくれますが、1980年という時代を反映したシティ感覚もアップデート。ファーストより数段見つかりにくい作品でもあります。アメリカ人のAORアーティスト、デイン・ドナヒューと名前が似てますが、まったくの別人です。.
The Big One.
Bogart.
Some Old World.本名はエリック・サンピエール。1967年リリースのセカンドから4年ぶりのセカンドにしてラストアルバム。カナダのフランス語圏で活動したため全曲仏語。しかし同時代の英米シンガー・ソングライターのフォーキーなグルーヴを反映した内容はとてもいいです。タイトル曲や「Lady Strap Of Fan」「Le Reste S’entremele」をぜひ。.
Lady Strap Of Fan.
Un Poete.
Le Reste S’entremele.NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.
Funny Papers.
Humor Me.
Ariel.クライヴ・デイヴィスに才能を見いだされたSSW、ビル・クエイトマンのデビュー作。このアルバムは英国録音で、後年のアルバムに比べ、かなりフォーキーでドリーミーな色合いが強い内容。ちょっとかすみがかかったようなハスキーヴォイスは、どことなくコリン・ブランストーンに似てるかも。カリブ・クエイ、レイ・クーパー、デニー・セイウェル、レスリー・ダンカンらが参加しています。.
My Music.
Only Love.
Too Many Mornings.珠玉のアルバム「Bags And Things」からのシングルカット。スティーヴ・バリのプロデュース、ジミー・ハスケルがストリングスアレンジ。作曲はもちろんランバート&ポッターのコンビ。自らダンヒル・サウンドのお手本を示したようないい曲。のちにライチャス・ブラザーズがとりあげてます。.
Dream On.キーボード3人の6人編成時代のユートピアのライヴ。ポップ世界ポップとプログレ的なハイテクニックが交差するサウンド。ファーストアルバムの勢いそのままの質の高い楽曲が収録されています。ムーヴのカヴァー「Do Ya」はここに収録。今もライヴでの大人気曲「Just One Victory」収録です。.
Just One Victory.
The Wheel.
Do Ya.