邦題は「ミンク・ホロウの世捨て人」。ニューヨーク州郊外のミンク・ホロウのスタジオで久々に完全多重録音に挑んだ一枚。それでいてトッドのポップな側面の最良の部分がまとまった傑作です。とりわけA面は「Something/Anything?」の続編と言える完璧なもの。「Can We Still Be Friends?」も涙の名曲ですが、実はそれに続く「Hurting For You」「Too Far Gone」の流れも最高です。.
ランディ・ヴァン・ウォーマーと共作した「アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)」の絶品セルフカヴァーを収録したトニー・ウィルソンのセカンド。格別のメロウさと黒人らしいバネを兼ね備えたしなやかな名曲が揃っています。ベーシックの録音はマッスル・ショールズ、仕上げをNYのベアズヴィルスタジオで行っています。.
収録曲・データ
【曲目】Give Your Lady What She Wants / Lay Next To You / Fool Around / Just When I Needed You Most / Africa // Try Love / New Orleans Music / Love, I Thought I Would Never Find Love / I Really Love You / Forever Young
トッド・ラングレンの2枚組ライヴ盤「Back To The Bars」発売にあたって制作されたプロモーション盤。A面にはアルバムから、ライヴのハイライトを(好選曲!)。注目はB面で、トッドと彼の親友であるパティ・スミス(!)による会話(パティがインタビュアーを務めるかたち)が片面全体にわたって収録されているのです!.
It Wouldn’t Have Made Any Difference.
I’m So Proud.
A Conversation With Todd Rundgren And Patti Smith.
A面は全曲ひとり多重録音による60'sポップカヴァー集。「Good Vibration」の鬼気迫るほど完璧な再現性はあまりに有名。でも今の気分はむしろオリジナル曲を集めたB面かも。素直なメロディに聴こえるのに変則コード進行使いまくりの名曲「Love Of The Common Man」やリズムが不思議なポップナンバー「When I Pray」もこの頃の彼にしか出来ない素晴らしさ。.
日本の邦題「アメリカン・モーニング」こと「Just Wehn I Needed You Most」が思わぬ大ヒット。ことに日本では繰り返しTV CMなどに使用されるエバーグリーンな1曲に。やわかくてほんのりとした味わいのポップスがふんだんに盛り込まれた作品。少年っぽさの残った透明な歌声にも魅力が。突然聴きたくなることがあるのですね、このメロディを。.