オーストラリア産ファンキー・ブルーアイドソウル・バンド。この極上アンサンブルは、フロアーのダンスバンドだったから生まれたのでは? 推進力のあるサウンドで、身の引き締まるようなディスコ〜ファンク・グルーヴを展開しますが、そこにそっと収められた数曲の泣きのミディアム、なかでも「Heading In The Right Direction」に悶絶します。同時期に活動した僚友のスタイラスも忘れられないバンドですね。.
収録曲・データ
【曲目】Good Time / Heading In The Right Direction / Who's This Guy? / Sweet Kisses / Funky Max // Rocco / Baby's Gonna Make It / She's Knocking On My Door / What Are You Going To Do For The Rest Of Your Life? / Number Forty-Three
Audiophile系のレーベルでのダイレクト・カッティング盤。ラリー・カールトン、ジム・ケルトナー、マイケル・オマーティアンらが参加した一発録り。9曲中4曲を締めるインストも、レゲエ調あり、ファンキーなフュージョンありと実に多彩。スティーヴィー・ワンダー「To Know You is To Love You」のカヴァーも秀逸。作品の性質上、もし復刻や配信があっても、この醍醐味は味わえないでしょうね。.
クライヴ・デイヴィスがAristaの社長に就任した際、前身のBellから継続して契約したのはメリサ・マンチェスターとバリー・マニロウだけだったとのこと。その強い信頼に応えたバリーの最大のヒット作。なんといってもディスコ・サンバの名曲「Copacabana」収録なんですが、じつはこの曲は全米チャートでは8位が最高。全米ナンバーワンにはなってないのですね(アルバムから最大のヒットは「Can’t Smile Without You」で3位)。しかし、しっかり時代を超えました。.
スムースなブラコン/AORとして大ヒットした「Turn Your Love Around」のタイミングで編まれた2枚組ベスト。彼の転機となった名曲「Breezin’」も「This Masquerade」ももちろん収録。びっくりするのは、そこからこのベストまで5年しか経っていないこと。しかもそれ以前のColumbiaやCTIでの音源無しで、すでに入れる曲に困るくらいボリューム満点なこと! すごい才能です!.
【曲目】Come See About Me / Your Precious Love / Rhythm Of The Rain / Tears On My Pillow / It's All In The Game // New Orleans / Searchin' / Earth Angel / Cathy's Clown / Stagger Lee
白人ながら彼の書く曲には黒人音楽の感性が息づいています。ボブ・クリューと組んだディスコ・プロジェクトがあったり、ブラック系アーチストへの作品提供が多いのもうなづけるところ。本作は疾走感溢れるディスコブギー連発の傑作。もうひとりのポール・ニコラス! 「Dancin' To Keep From Cryin'」で泣きながら踊る! シュガーベイブ「DownTown」とつなげても最高!.
収録曲・データ
【曲目】Motor Workout (You Got Horsepower) / Wine, Women And Champagne / Dancin' To Keep From Cryin' / Ride A Wild Horse // Night Miracles / Maybe I'm Mindless / Us And Love (We Go Together) / You're So Beautiful Tonight
「Pick Up The Pieces」の大ヒットで世界的な人気バンドになった前作に続いてリリースされたサード・アルバム。オリジナル・メンバーだったロビー・マッキントッシュが死去する不運を乗り越えて、快調なホワイトソウルを聴かせます。サンプリングソースとして知られる「School Boy Crush」、定番メロウ「If I Ever Loose This Heaven」など充実の内容です!.
主人公のコリー・ウェルズは元スリー・ドッグ・ナイトの一員。本作はデヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ジェイ・グルスカなどすごいメンバーに囲まれてのソロ作品。全体の雰囲気はブルーアイドソウル的で、テンポよく盛り上がる「You're My Day」で即死ですね。なにしろAORファンにとっては昔から途方もない名盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Waiting For You / When You Touch Me This Way / You're My Day / Everything's Right For Love / Midnight Lady (Hiding In The Shadows) // Starlight / Throw A Little Bit Of Love My Way / I Know You're Willin' Darlin' / Change Of Heart / Lady Put The Light Out
アンディ・ウォーホルの手によるジャケで有名な一枚。中身もAORファンには充実のひとことです。ジェイ・グレイドン、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、リー・リトナーら豪華メンバーによる贅沢なサウンド。最高のミディアムメロウナンバー「Never Gonna Fall In Love Again」せつなく踊れます。全曲自作で、バラードもハイレベル。.
収録曲・データ
【曲目】(You Bring Out) The Best In Me / Wildflower / The Painter / Closing Doors / Happier // Living Isn't Living / Aldous (Instrumental) / I'll Help You / Never Gonna Fall In Love Again (Like I Fell In Love With You) / Do I Love You? (Yes, In Every Way) / Prelude〜(You Bring Out) The Best In Me (Reprise)
【曲目】What Cha Doin' / The Two Of Us / Love Him, Love Her / Everything Needs Love // Shout / Still In Love / Pra Vos / I Need Your Love / Long, Long Time
【曲目】Tell Me About It / Survivor / Stay As You Are / Diamonds / Maker On The Make // Miss Match / Heat Of The Moment / Price Of Love / A Little Bit Of Magic / Front Line
Epicでの3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
トラフィックではドラマーとして、スティーヴ・ウィンウッドの後塵に甘んじたプレイヤーでしたが、ソロに転じてがぜんやる気を発揮。ソロ・アルバムはどれも多彩で興味深いです。このアルバムはLA録音のAOR/ディスコ路線。ディーン・パークス、レイ・パーカー、エド・グリーンらがバックアップ。A-3「Stay With You」が必殺のメロウディスコです。.
日本ではファラ・フォーセットの後を継いだ「チャーリーズ・エンジェルズ」出演とCMでブレイク。そのイメージのせいで軽く見られがちですが、彼女の歌手としての実力は本物。だって彼女は、あのジョしー&プッシーキャッツ(アニメ)で歌の吹き替えを担当してたくらいなんですから。デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドンも参加。作家陣にはバリー・マン&シンシア・ワイルがいたり。みんな彼女の実力はわかってたと思いますよ。ロネッツ「Walking In The Rain」のカヴァーは最高です。.
ジョニー・ブリストルのプロデュース。スリリングなグルーヴということではマリーナ・ショウのカヴァーともタメを張る「Feel Like Makin' Love」を収録する74年作品。楽曲面でもジョニー・ブリストルが大半を提供していて、ブラックなプリAORともいうべきサウンドを成立させています。これぞ極上のスムース・ソウル。とにかく歌が上手い!.
収録曲・データ
【曲目】Woman, Woman / Sail On White Moon / It's Gone / House For Sale / Feel Like Makin' Love / Memories Don't Leave Like People Do / Strangers In Dark Corners / Wendy / The Heart Of A Woman / The Way We Planned It
セカンド・アルバム。スコットランド出身の彼らが思い切ってアメリカ人アリフ・マーディンのプロデュースに身を任せたことによって、世界的な成功を手に入れたのが本作です。インスト・ヒットした「Pick Up The Pieces」だけでなく、「Person To Person」、アイズレー・ブラザーズのカヴァー「Work To Do」など、歌ものファンクとしての魅力も充分!.
収録曲・データ
【曲目】You Got It / Got The Love / Pick Up The Pieces / Person To Person / Work To Do // Nothing You Can Do / Just Wanna Love You Tonight / Keepin' It To Myself / I Just Can't Give You Up / There's Always Someone Waiting