カリフォルニアの南端サンディエゴでレコーディングされたマイナー・フュージョン名作。主役のブルース・キャメロンはフリューゲルホーンとコルネットのプレイヤー。仲間たちに加えてパトリース・ラッシェンをはじめとしたゲストが参加。彼女が美しいヴォーカルを聴かせるクリスタルな「I Can Dream」や、ギタリストのガイ・ゴンザレスが歌うアッパーなシティポップ「Want You To Believe Me」などキラーがあちこちに隠れています。.
ナイーヴなCCM系SSWとしてデビューした彼が、AOR的センスにたどり着いたアルバム。細い声のおかげもあって、さわやかな16ビートの「Take Me Closer」は、まるでネオアコ風味+70年代のグルーヴが効いた名曲に。深い味わいの歌声が欲しい方は「As The Ruin Falls」をどうぞ。バックはマイケル・オマーティアン、ジム・ゴードン、リー・スクラーなど.LA.のスタジオ腕達者たちです。ジャケも内袋も含めて美しいアートワーク。.
収録曲・データ
【曲目】Love Broke Thru / Take Me Closer / As The Ruin Falls / Wild Horse / Disappointment // Time / Portrait / Just The Same / Things I Will Do / Abraham
2枚組ライヴアルバム「Alive」に先行して発売された片面12インチのプロモーション盤です。片面に3曲「What A Fool Believes」「Wait A Little While」「Angelique」を収録。アルバムとおなじテイクですが、モノクロのジャケットはかっこよく見えますね。AORファンには最初の2曲は最高の曲としておなじみ。.
メロウ・フュージョン感覚のCCMグループの3作目。アレンジの緻密さ、演奏力の高さ、ソフトな感覚ではずば抜けています。ジェントル・メロウな「Anywhere I Go」など美曲が満載。シーサイドがよく似合う清涼感たっぷりの「Joy Comes In The Morning」は、オーシャン系AORファン感涙もの。はっきり言ってコレ、大充実作です。.
3曲をデヴィッド・フォスターがプロデュース。ジェイ・グレイドンをはじめフォスター組のミュージシャンも参加したAOR路線作です。「Learning To Love Again」はフォスター節全開の甘いバラード。同じく、フォスターがアレンジした「Never Get To Know You」は爽快なメロディに心躍る最高のディスコチューン。ソングライターとしてのアンカの実力にもご注目ください。.
甘酸っぱいメロウダンスナンバー「I Got To Know」で幕を開ける極上の70'sサウンド! FENヒットのタイトル曲「恋のムーンライト(Moonlight Feels Right)」や、トロピカルグルーヴ「Lucky Man」など、爽やかな名曲揃いです!。 間奏で随所に現れるマリンバの音色がバンドの個性になってますね。全10曲中の9曲を書いているブルース・ブラックマンは元エタニティズ・チルドレン!.
収録曲・データ
【曲目】I Got To Know / Drop A Little Rock / Lash LaRue / The Slower You Go (The Longer It Lasts) / Moonlight Feels Right // I'm Crazy / So The Night Goes / Working My Heart To The Bone / Lucky Man / Bordello Bordeaux【Produced For】Bill Lowery Productions 【Producer】Bruce Blackman, Mike Clark【Lead Vocals】【Keyboards】Bruce Blackman【Marimba】【Vibraphone】【Percussion】Bo Wagner
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても大人の音楽(AOR)は成立するという好例。.
TOTOに提供した「I'll Be Over You」などによってのちに知られる彼のこれがファースト。長くナッシュビルでキーボードプレイヤーとして活躍してきた人です。AORファンの間では隠れたマスターピースとして語られてきた1枚。それもそのはず、本作が当時発売されたのはなぜか日本とフランスのみでした。全曲ウォームで最高。海外で再発見された今ではレア盤に!.
ジャズとAORの中間をゆく極上のフィメール・ヴォーカル。いわゆるスムース・ジャズの逸品です。ロレイン・フェザーとデヴィッド・ベノワが共作したタイトル曲は、アーバンなナイトライフを演出するスピーディーなブラジリアン・チューン。シーウィンドのカヴァー「Follow Your Road」もAORファンにはたまりませんね。隠し球はラスカルズ「Groovin’」の大胆なジャズAOR解釈!.
今やエバーグリーンな魅力を湛える74年の4作目。ジャズ、ブラジル、フォークと様々な音楽性を縦断しながら、軽やかな切り口でまとめ上げたボーカル作品。肌触りの軽さがなんともステキです。メル・トーメやカーメン・マクレエが60年代に取り上げ、80年代にはジョン・ピザレリもカヴァーした「Haven't We Met」ほか、全曲最高の内容です。「Penny Lane」カヴァーに悶絶してください。.
収録曲・データ
【曲目】Silver Morning / Blackbird / In The Name Of Love / People Get Ready / Killed A cat // Haven’t We Met / Penny Lane / Pussywillows Cattails / Catfish / Birembau
いまや世界的な人気曲となった松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」のオマージュ元として知られる名曲「It's The Falling In Love」(デヴィッド・フォスターと彼女の共作で、のちにマイケル・ジャクソンもカヴァー)を収録したセカンド・アルバム。ブルース・ロバーツ、ピーター・アレンなど共作陣もよいメンツ。この時代のLA産フィメール・ソングライター系シティポップの最上級サウンドです。.
オリジナルメンバーはすでにボブ・フラニガンひとり。しかしこのアルバムは80'sな音色を取り込み、鮮やかに甦った1枚なのです。ドナルド・フェイゲン「I.G.Y.」「Maxine」やスティーヴィー・ワンダー「Do I Do !」と選曲もツボを突いてきます! 他にも「We’re In This Love Together」などエレピ多用のウォームなサウンドはAORファンも無視できません!.
収録曲・データ
【曲目】We’re In This Love Together / Sailing / I.G.Y. / What is Life? / Do I Do // Route 66 / Maxine / Sunshine Of My Life / Sophisticated Suite
【曲目】Diamonds & Rust / Fountain Of Sorrow / Never Dreamed You'd Leave In Summer / Children And All That Jazz / Simple Twist Of Fate / Blue Sky / Hello In There / Jesse / Winds Of The Old Days / Dida / I Dream Of Jeannie〜Danny Boy
16ビートで聴かせるAORグループの最高峰。日本ではジャケット違いで発売され、マニアの間では密かに名盤として語り継がれていました。ライトなブルーアイドソウル感覚、若さのあるヴォーカルとコーラス、キレのあるリズム、極上のメロディ…、欠点がありませんよ。中でも完璧なのはB-1「You Saw Me Coming」! 当時、日本では違うジャケで発売されましたが、これがオリジナルのアートワークです。.
収録曲・データ
【曲目】Bad Enough / Proud / Once In A Life / A Fine Line // You Saw Me Coming / Love Is A Crazy Feeling / Holy Thunder / One Needs Another / Never Gonna Let You Go
【曲目】Anywhere Love Goes / Just Like Love / Midnight Radio / Rowboat In The Attic / Worry 'Bout You // Too Late Now / I Don't Care / Born To Love You / In Your Pocket / Even Cowgirls Get The Blues
「雨に微笑みを」などのヒットの勢いのまま、76年に制作された充実の1枚。レッキングクルーやナイジェル・オルセンらを従え、70年代ポップのお手本のような好ナンバーを次々に披露。メタ・ルースのカヴァーでレアグルーヴDJには知られる情熱のダンスナンバー「Here We Are Falling In Love Again」収録。ラテンポップ「Summer Nights」もゆったり踊れて最高です。.
A-1「One Last Look」の中盤に小傷によるプチノイズが4回ほど入ります。他は概ね良好です。
AORとの地続き感も出たサード・アルバム。
自身のソウルフルな資質をリトル・フィートの面々や、ジェフ・ポーカロ、チャック・レイニーらLAのセッションメンと共に、ニューオリンズ、カリブ海方面まで敷居を広げて追求したサード・アルバム。。ビル・ペインが提供した「One Last Look」やローウェル・ジョージ作「Spanish Moon」での真夜中っぽいグルーヴ感はAORと地続きでもあります。.