現在はハワイに住んでいるジェシ・コリン・ヤング。そのことを何となく連想させるオーシャン系AORの名曲「Slow And Easy」収録のアルバムです。続く「Maui Sunrise」もしっとりとした潮風を頬に受けるようなソフト・ブリージーなナンバー。B面の組曲的な展開も◎。ハワイへの憧憬あふれるオーシャン系名盤です。チェックしてみてください。.
ジャズとAORの中間をゆく極上のフィメール・ヴォーカル。いわゆるスムース・ジャズの逸品です。ロレイン・フェザーとデヴィッド・ベノワが共作したタイトル曲は、アーバンなナイトライフを演出するスピーディーなブラジリアン・チューン。シーウィンドのカヴァー「Follow Your Road」もAORファンにはたまりませんね。隠し球はラスカルズ「Groovin’」の大胆なジャズAOR解釈!.
【曲目】Change Your Mind / Are You With Me / Love All Your Blues Away / Stop Me From Starting This Feeling / Learn To Love Again // Willow Weep For Me / We'll Be Together Again / The Way You Look Tonight / It Never Entered My Mind
マッスルショールズ録音。”ひとりブレッド”とでもいうべきテイスト漂うタイトル曲の美しいMOR感覚や、バリー・マン&シンシア・ワイル、スティーヴィー・ワンダー、ジェフ・バリーなどゲスト作曲陣の匠な技が光ります。洗練された南部サウンドにジャストフィットのブルーアイドな男性ヴォーカリスト(1曲だけ自作曲も)。バリー・マン作の「You Turn Me Around」は何度も聴き返してしまいました。.
収録曲・データ
【曲目】Rings / I Believe (When I Fall In Love It Will Be Forever) / You Know Me / Constant Disappointment / I Am What I Am // Go Ahead And Have Your Fun / Walkin' In The Sun / You Turn Me Around / I'll Be Your Brother / I'll Come And Get You Every Sunday
ミル・マスカラスのテーマ曲に使われたことにより、日本では「Sky High」だけのグループというイメージが強いですが、彼らはその前後もキャリアがきちんとあるブリティッシュ・シティポップ・バンド。A-1「If I Have To Go Away」のスウィートソウルぶりで、まず認識が改まるはずです! 75〜77年にかけてのアルバムから抜粋したアメリカ再デビュー用のベスト盤。なので内容充実。もちろん「Sky High」も!.
タイトに作り込まれたアレンジ、ブルーアイドソウル感たっぷりのヴォーカル&コーラスなど、ナッシュヴィルで生まれた最良のAORクラシック。兄はトッド・ラングレン、弟はスティーリー・ダンやドゥービー好きだったというスティーヴとケリーのウィルソン兄弟唯一の作品。誰だって「Take Me To Your Heaven」を聴くと卒倒しちゃいます!.
AORにカテゴライズこそされていますが、サウンドクリエイターとして30年も孤高の存在で有り続ける人です。しかし、彼は非常にすぐれたメロディメイカー。最高のファンキー・メロウA-5「Fly Into This Night」を是非聴いてみてください。ジェイ・グレイドン参加の4枚目。シンセを多用したシャイニーで熱いグルーヴも今こそ旬。絶頂期。.
【曲目】Money Money Money / Every Picture Tells A Story / I’d Really Love To See You Tonight / Street Singing / Wham Bam Shang-A-Lang / Paloma Blanca / I Can’t Live A Dream / Like A sad Song / You’ll Never Find Another Love Like Mine // Play That Funky Music / If You Leave Me Now / Nadia’s Theme / Muskrat Love / Dancing Queen / Magic Man / I Only Want To Be With You / You Should Be Dancing
ウィットに富んだポップスが好きな人を、夢中にさせること間違いなし。ニューヨーク・メイドらしく、ひとくせもふたくせもあるアーバン・ポップの楽しみが詰まっています。2作目「On And Off Again」の渋〜い味に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなシティポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。久しぶりの入荷です。.
かつて「恋は水色」で一世を風靡した彼女が、アメリカ西海岸でのレコーディングを敢行したAOR路線のポップ・アルバム。何とプロデュースはキム・フォウリー!(彼は同時期のヘレン・レディのアルバムでも良い仕事をしています)。スペクター・サウンドを70年代に甦らせたようなアレンジの「Angels Of Mercy」など、ニヤリとさせる仕掛けもあちこちに。アメリカでのリリースは無く、なかなか入手困難です。.
収録曲・データ
【曲目】Anyone Who Had A Heart / Music Speaks Louder Than Words / Career Girl / I'm A Lady / Angels Of Mercy // Old Country / A Million Tears / Little Things / City Man / Before We Say Goodbye
ミュージカル「Hair」公演の際に初めてオーストラリアを訪れ、そのまま住み着いてしまったディーヴァ。フリーソウル・ナンバー収録の「Marcia Shines」が人気ですが、AORファンにはむしろこちらを。エレピの音色が涼しげなメロウ・ミディアムの名曲「Heart Like A Radio」収録。またアルバム全体を彩るタイトなリズム隊の細やかなプレイも聞き物。彼女のヴォーカルの自然な明るさが魅力になっています。.
マーティ・バリンのAORヒット「Hearts(ハート悲しく)」(1981年)の作者。ブルーアイドソウル感覚バッチリのソロデビュー作です。爽快な16ビート「Feeling For A Song」、ソフトラテンな「Winds Away」など、どれも素晴らしい仕上がり。制作はマーティ・バリン。ここからの縁だったとは。前歴はShelterにアルバムを残すSSWトリオ、ジェシ、ウォルフ&ウィニングス。なるほど、だからフォーキーな味わいも残っているんですね。.
収録曲・データ
【曲目】Count On Me / Feeling For A Song / Power Of Love / Love Thats Right / You // Grand Illusion / A Kiss Made The World Begin / Winds Away / Lovers Leap / Way To Love
ジェイ・グレイドンのプロデュースが完全に成功したアルバム。彼らしいAORサウンドが色濃い「OnThe Boulevard」「Kafka」美しいアカペラ「A Nightingale Sang In Berkeley Square」なども素晴らしいです。「Boy From New York City」はアド・リブスのカヴァー(このカヴァーもヒットしました)。意表を突くカリプソ・ナンバーA-3「(Wanted) Dead Or Alive」もナイスです。.
収録曲・データ
【曲目】On The Boulevard / Boy From New York City / (Wanted) Dead Or Alive / Spies In The Night / Smile Again // Until I Met You (Corner Pocket) / (The Word Of) Confirmation / Kafka / A Nightingale Sang In Berkeley Square
【曲目】Lightning Lady / Circus Ride / Friends Of Mine / Yukon Lady / July Moon // Forever / Only Love / Sunrise To Sunset / Gold And Mellow / Summer Afternoon
【曲目】The Calling / Mainstream / Man Out Of Time / Come And Give It All You Got // Praise His Name And See It Happen / Give It Up / Believing For The Best In You / One Song Is Not Enough / It Is Done
数多くのアーティストに作品を提供してきたソングライター。元フィフィス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドのプロデュースによるデビュー作がこれ。リリース元はEW&Fのモーリス・ホワイト主宰のARC。切れ味のいいNY系白人ブルーアイドソウルなサウンドに、ちょっと口ごもったようなヴォーカルが良い味です。とにかく曲がいい。「Just Like Paradise」は男性版「Chuck E’s In Love」みたいな曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Just Like Paradise / Broken Down Rock'N Roll Man / Don't Let_ _ Do Ya Talkin' For Ya / Lose Myself // Sleepy Town / Real Good Thing / Wasn't I Your Friend / Sleep On It
70年代に入ってどんどんコンテンポラリーなサウンドにアップデートしてゆくジョニー・マティス。このアルバムでもメロウソウルの巨匠ジーン・ペイジをアレンジャーに迎え、芳醇なグルーヴに身を任せています。なにしろこのシルキーな歌声は天からの授かりもの! 「Begin The Beguine」はフリオ・イグレシアスのカヴァーの元になったヴァージョン! 「As Time Goes By」のようなスタンダードもすごく気持ちよい仕上がりです。.
心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.