AORファンにはその昔は入手困難盤として知られていたシアトルのバンドのファースト。AOR+オーシャンブリーズなテイストはこの土地の特徴でしょう。「Fly Away」や、泣メロにやられる「You Never Told Me You Loved Me」ジャジーな「Idle Days」ミディアム・アップで情感たっぷり盛り上がるオーシャンメロウ「Six Feet Lower」など、コーラスも効いてるし、聴き所多すぎの隠れ名盤! とってもいいセンス。.
Dunhillでのヒット「恋のかけひき」で知られる彼らが放った、AORファンにも大人気の名作。スウィートでアダルト、そして絶妙なファンキーさを伴ったブルーアイドソウルにしびれてください。このプロダクションの完璧さは、さすがのプロ仕事。圧倒的な極メロウ16ビートもの「Winners And Losers」をぜひ! ノスタルジックなスイングナンバー「What Kind Of Love Is This」も最高!.
収録曲・データ
【曲目】Winners And Losers / Everyday Without You / Only Love (Will Break Your Heart) / What Kind Of Love Is This / Fallin' In Love // Badman / Who Do You Love / Barroom Blues / So Good At Lovin' You / Love Is
イギリス出身ながらLAでデビューしたAOR系SSW。実は彼のファースト「Do You Wanna Tonight」は実際に発売されたのかも疑わしいほど残存枚数が少ない幻のアルバム。このセカンドが、あらためてのお披露目作品でした。ハスキーな地声とファルセットも駆使するブルーアイドソウル感覚と、切れ味のいいサウンドが魅力です。プロデューサーにはフリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーの名前も。アレンジも日本人AORファン好み。.
78年の「Everybody Needs A Little Help」がAORファンには人気が高いのですが、80年の本作もなかなかに充実の作品。「Peace In My Heart」のようなセンシティヴな作風もいいし、「Comin’ Back」みたいなキャッチーなナンバーでも甘く伸びやかな声がよく似合います。バラード「Love One Another」も絶品。この音色ひょっとして……と思ったら、やっぱりプロデュースはブラウン・バニスターでした。.
スウィンギーなジャズコーラス・スタイルとAORテイストを同居させた清々しいカナダの3人組。ビリー・ジョエルの「New York State Of Mind」をオリジナルが霞むほど洒落っ気たっぷりジャジーに決めてみたり、Bラスのメドレーのシメでは「I Go To Rio」でダンサブルにせめてみたりと、最高にヒップ&クール! 軽くジャイヴをキメた「Jackson Five」(そんなタイトル!)もグレイト。.
収録曲・データ
【曲目】South Rampart Street Parade 〜 Crazy People, Medley / There's Always A Goodbye / New York State Of Mind / Jackson Jive / Backfield In Motion / Shine Sun Shine // Mona Lisas And Mad Hatters / Hold Tight (Sea Food Mama) / You Worked Yor Spell On Me / Jersey Bounce 〜 I Go To Rio, Medley
スウェーデンのソフトロックコーラス人気グループ、ギミックスの一員だった彼女。これがソロデビュー作です。歌詞はすべてスウェーデン語ですが、英米ポップスからの選曲もナイス。ギャラガー&ライル「I Want To Stay With You」のカヴァー「Jag Vill Va’ Nara Dej」最高ですね。バウンスするディスコブギー「Baten Till New Orleans」もいい! 他にもハッとする良メロディ、良アレンジ。なにより彼女の歌がすばらしいです。.
【曲目】Lightning Lady / Circus Ride / Friends Of Mine / Yukon Lady / July Moon // Forever / Only Love / Sunrise To Sunset / Gold And Mellow / Summer Afternoon
レオン・ラッセルほどの才人もスティーヴィー・ワンダーには魅了され、影響を受けずにはいられなかったのです。A-1「Easy Love」はそのものずばり! さらにそこにマーヴィン・ゲイ的要素を加味したメロウなタイトル曲「Make Love To The Music」など、レベルの高い内容です。AORファンに人気のゲイリー・オーガンが全面的に制作に関わっている(2曲では共作も)のもポイント。ファンキーでオーシャンな雰囲気も濃厚な、埋もれた名作。.
収録曲・データ
【曲目】Easy Love / Joyful Noise / Now Now Boogie / Say You Will / Make Love To The Music // Love Crazy / Love Is In Your Eyes / Hold On To This Feeling / Island In The Sun
彼女はエリック・カズと珠玉のバラード「Love Has No Pride」を共作した才女。当然、その自作版を収録しています。実はこれ、セカンド・アルバム。ファーストはアナログでは今も激レア状態が続いてます。本作にはアル・クーパーやハース・マルチネスとの共作も収録しました。キュートな歌声が醸し出す、アンニュイな華やかさが魅力。「Kansas City」のレイジーなカヴァーが隠れた逸品です。そういえば最初の旦那さんはレヴォン・ヘルムで、今はドナルド・フェイゲン夫人なんですよね。.
収録曲・データ
【曲目】Fool That I Am / Kansas City / Can This Be My Love Affair / The Night You Took Me To Barbados In My Dreams / Love Has No Pride // Yellow Beach Umbrella / Can't Believe You're Mine / Miss Otis Regrets / Wish I Could / Darkness 'Til Dawn
クリス・レインボウがディスコ路線に走ったような爽快感あふれる名曲「Heaven On The Seventh Floor」収録。全曲に晴れやかなトーンが貫かれたハイファイの大人気ヒット・アイテム! イギリスの人気俳優だったポール・ニコラスをポップシンガーとして成功させた仕掛人はUKブルーアイドソウル職人コンビのブガッティ&マスカー(なるほど)。ネオアコ心がうずくポップファンの方もぜひ!.
収録曲・データ
【曲目】Heaven On The 7th Floor / Reggae Like It Used To Be / If You Were The Only Girl In The World / Sunday / Earthquake Landslide Hurricane // Sway / Do You Want My Love / Dancin' With The Captain / Black Daddy / Grandma's Party
今やエバーグリーンな魅力を湛える74年の4作目。ジャズ、ブラジル、フォークと様々な音楽性を縦断しながら、軽やかな切り口でまとめ上げたボーカル作品。肌触りの軽さがなんともステキです。メル・トーメやカーメン・マクレエが60年代に取り上げ、80年代にはジョン・ピザレリもカヴァーした「Haven't We Met」ほか、全曲最高の内容です。「Penny Lane」カヴァーに悶絶してください。.
収録曲・データ
【曲目】Silver Morning / Blackbird / In The Name Of Love / People Get Ready / Killed A cat // Haven’t We Met / Penny Lane / Pussywillows Cattails / Catfish / Birembau
元ヴィネガー・ジョー。ロバート・パーマーとツインヴォ−カルをキメていたのが彼女です。イギリスでソウルフルな彼女のヴォーカルとバックの洗練されたサウンドがマッチしたAORの名作です。プロデュースはあのリーバー&ストーラー。ライトファンキーな「Spiritland」「Night Bird」なども軽妙で◎。ムーディにアレンジされた「Love Potion No.9」やダン・ペンの名曲「Do Right Woman, Do Right Man」など沁みる聴き所多し。.
【曲目】Didn't Have The Heart / One Night In The Heat / I Want To Be Known (For The Way I Love You) / Just Like You / And The Night Goes On Forever // It's Alright / Judging By The Light / You're So Heavy / Nobody's Fool / On The Boardwalk
元バッキンガムスの二人による青春系サウンド。これがサードです。ELOのカヴァーの「Nightrider」から最高。せつなくピアノで幕開けして、やがてパーカッションとともにブリージーに疾走するのです。「You''re The One」も夏のオーシャン系の名曲。若さとメロウが共存しています。キャロル・キング、デヴィッド・T・ウォーカー、ジェイ・グレイドンら客演アーティストにも注目!.
70年代半ば、彼はCCM路線に進みます。ポップマーケットから距離を少し置いたとはいえ、A-1「Without A Doubt」を聴けば、相変わらずの男らしいやさしさにホロリ。作曲、プロデュースでクリス・クリスチャンの全面バックアップを受けたMOR/CCMポップ・ヴォーカルの極上品です。軽さとほろ苦さのほどよいブレンド。名ソングライターを揃えた穏やかなメロディと深みのある歌声。これぞまさしくグッドタイム・ミュージック。.
収録曲・データ
【曲目】Without A Doubt / You Were There To Catch Me / Storybook Realities / Common Ground / Down Isn't So Bad // Home Where I Belong / Starving Sinner, Sleeping Saint / Shine On / I Wanna Be Ready / Hallelujah
ファーストアルバムがAORファンには名盤として名高いシアトルのグループ。これがセカンド。乾いたコーラスワークと、軽く跳ねるポップなサウンドが魅力です。LA産のサウンドに比べると爽快感高め。「Chain Lightning」から宅録レゲエっぽい「Making Her Cry」への流れは海っぽくてとても気持ちがいいです。とりわけ60年代ヒット「Higher And Higher」を彼ららしくディスコ化したBラス最高!.
収録曲・データ
【曲目】Love Disguise / Don't Tell Me No / It's Gonna Be A Hard Night / The Evening Of My Tears / In The Middle Of The Night // Sweet Release / Chain Lightnin / Making Her Cry / Took The Love Of A Woman / Higher And Higher
カルロス・サンタナの弟がマロの後に残したトロピカルAORアルバムの傑作! 人気曲「Sandy」が最高なのはもちろんのこと、全編きらびやかなオーシャングルーヴが詰まった一枚です。遊び疲れたときのBGMにはスウィートな「Love The Way」がオススメ! 泣けて踊れちゃうトロピカル・ポップ「We Are There」も人気ですね。ヴォーカルはマロのメンバーだったリチャード・ビーン。夕暮れ、火照った身体にビール、そしてこの1枚。.
収録曲・データ
【曲目】Sandy / Tonight You're Mine / Darling I Love You / We Were There // Love You, Love You / Love The Way / Seychells / Nobody's Perfect
アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
マイケル・ジョンソンと言えばSanskritレーベル時代の静謐さをイメージしてしまいがちですが、むしろ一般的にブレイクしたのはこの時期から。やわらかいメロディを切なくメロウに歌えるシンガーとしての魅力もかなりのもの。ロバート・バーン、アンディ・ゴールドマーク、エリック・カズ、トム・スノウらの作品を取り上げた本作も内容充実。ロバート・バーン作の時が止まるようなミディアムB-1「Right Through The Heart」が最高です。.
マーカス・ジョセフとダニー・ディアドルフのユニット。ブラウンスミスをメロディー重視にしたような、心地よいオーシャンポップ気分。アコースティックでさわやかで、ハワイものが好きな人もこの音色にはやられるはず。ふたりのソロ作もそれぞれ珠玉の名作になっていますよ。「Lovely Lady」、フリートウッド・マック(ボブ・ウェルチ)のカヴァー「Sentimental Lady」ジェフリー・コマナー作でイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーでおなじみ「We'll Never Have To Say Goodbye Again」など、琴線が震えっぱなしです。.
収録曲・データ
【曲目】One More Story To Tell / We'll Never Have To Say Goodbye Again / Chicago Blue / Nighttime Love / Sentimental Lady // The Castle / Golden Road / Lovely Lady / Sing My Song / Little Kings Of Earth