「A New Contemporary Praise Album」と銘打った84年のアルバム。これまでになくデジタルな要素を導入した作品ですが、シンガーとしての彼の透明感ある魅力は変わらず。エイティーズとの相性もよいです。バラード「Every Good And Perfect Gift」よいですね。.
クリストファー・クロス、ビル・チャンプリンなど豪華な顔ぶれが参加した、これぞAORのマストアイテム。CCMシーンで名前を知られてきた彼が、ボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎え、ポップAOR路線に向かった1枚でもあります。全米トップ40ヒット「I Want You, I Need You」に代表されるウォームなヴォーカル、選り抜かれたメロディ、やわらかく揺れるアレンジ、そのすべてが聴く者のハートを優しく包みます。.
西海岸AORのトップアレンジャーでプロデューサー。彼のレアなファースト「On Ward」(74年リリース)の、CCMレーベルMyrrhからのリイシュー(ジャケ、タイトルは変更)です。ファンキーかつメロウな作風は、すでにAORファンを満足させるものになっています。全曲を妻ストーミー・オマーティアンと共作。「See This House」など穏やかなバラードはさすが秀逸。リー・リトナー、ウィルトン・フェルダー、ラリー・カールトン、ディーン・パークスら、参加メンバーの豪華さはシーンの立役者ならでは。.
クリスタルなサウンドと伸びやかな歌声でAORファンにも人気のCCMシンガー。キース・トーマスのプロデュースによる本作は、この時代らしいからっとしたサウンドと爽やかなコーラスワークの噛み合いが印象的。「Thank You」や「Gimme What It Takes」などポップでシティなナンバーが光ります。バラード曲の胸を打つ哀愁感もよいです。.
収録曲・データ
【曲目】Jesus On Our Side / Gimme What It Takes / Farther And Higher / Jesus Drawing Me / The Net Of Peter // Thank You / The Only Story / You Just Talk To Me / Run To The Battle / Back In The Furnace / For Every Man
初期はクルーズ・ファミリー名義で活動していたCCM人気グループ。80年代に入って名前を短くし、エイティーズサウンドに対応してきました。このアルバムも多様なスタイルですが、やはりファミリーならではの温かみある歌やコーラスをいかした曲に魅力があります。「Dancin’ In The Light」いいですね。エイブラハム・ラボリエル、カルロス・ヴェガ、エド・グリーンら堅実なミュージシャンたちの演奏も○。.
CCM系SSWの最高峰のひとり。ナイーヴさを極めた74年の大傑作。マイケル・ジョンソンのファーストや、スティーヴ・イートンのファーストと同レベルの”突き抜けた名盤”。アコースティック感覚の静けさに満ちた世界。ブライアン・ウィルソンがSSW化したような「Open Your Heart」「Brightest And Best」子供達のコーラスが可愛い「All Day Song」など、悶絶です。.
収録曲・データ
【曲目】Still Life / Open Your Heart / Simple Pleasures / Setting Of The Sun / I'm Human // Matthew's Blues / Brightest And Best / All Day Song / We Are All Together / Rest In Him
ミネアポリス産レリジャスフォーク・アルバム。作曲家のリチャード・S・ウィルソンのプロジェクトで、彼がさまざまなシンガーを起用し、ビル・バーバーのアレンジャーで自作曲を歌ってもらっています。ジャズ、ロック、カントリー、フォークロックを自らジャンルに掲げているように、楽曲にはほどよくバラエティが。歌詞はキリスト教に準じた敬虔な内容ですが、ブリージーな「Noah Knew」やシンセ使いが印象的な「Simon The Magician」など聴きどころ多数。.
【曲目】All Things Are Possible / Divine Lady / Love Was Just Another Word / He's All That's Right / One Way // Ready For Love / Lighthouse / Forgive Me, Forgive You / Hometown / You're My Savior / I Have To Say Goodbye
10代でのデビュー以来、一貫してCCM界での高い人気を誇り続けている女性シンガー、リーバ・ランボー。“Lady”というのは彼女の愛称で、説明不要の存在ということでしょうね。これは彼女のライヴ・アルバム。のっけから「He Gave Me Music」のシャープな16ビートにノックアウトされてしまいます。ミディアム・アップの「Nothing Can Separate Me」も素晴らしい出来。キャロル・キング「You’ve Got A Friend」もゴスペルとしてとりあげています。ライヴならではの、ダイナミズムが味わえる1枚です。.
正面から風を受けるような爽快感抜群のアコースティックCCMグループのセカンドです。スライドギターもコーラスもカラッと決まって気持ち良いことこの上なし! ファーストよりもウェストコーストサウンドっぽい仕上がり。淡くラテンロックテイストのA-4「Do You Feel The Change」がブリージーです。.
【曲目】I Need You Every Hour / Help The Little Bitty Children / Say I Do / The Life That Wins / Oh, Can't You Hear The Music // Common Ground / Don't Feel Sorry / Joy, Love, Peace And Patience / Lord, There's A Mountain Over Here / Pretty People