AOR系LAサウンドの変遷をたどるときに欠かせない最重要人物。構築性に富む編曲&適度に黒いサウンドが彼の持ち味です。奥様ストーミーとの名義になる仲むつまじいデュエットふんだんの1980年作品ソロ4作目。まだデジタルサウンドに染まり切ってないですし、メロディがとってもいい! ジェイ・グレイドンのファンは彼のギター参加に注目。彼らしい音が聞こえます。.
Charlie's Dream.
The Only Thing Missing Is You.
Dr. Jesus.ブルース・コバーンやマイケル・ジョンソンの初期作が好きな方にはぜひおすすめしたい1枚。ボブ・ハードはカリフォルニアで教鞭をとりながら、長く活動を続けたシンガー・ソングライター。楽曲は敬虔なキリスト教への信仰にもとづいた、とてもピュアな世界観ですが、コードや構成には都会的な香りをさらりとにじませます。身近なミュージシャンを迎え入れた、さりげないバンドサウンドも素晴らしい。これがセカンドアルバムです。.
Bless The Lord.
Alleluia - Psalm57.
Penitential Song.60年代にゲイリー・アッシャーと交流を持ち、サジタリアスにリードヴォーカルで参加。その後はCCMに転じてソロデビューしました。このサードソロはポップ的な質感と良質なメロディで人気。多重コーラスアカペラA-1「Anthem」のハーモニーワークだけでもまいってしまいます。ビーチボーイズ/イクイノックス・プロダクション的なポップSSWをお探しの方にも推薦です。ラス・カンケル、リー・スクラー、ジム・ゴードン、クラウス・フォアマンらLAの豪華メンバーが参加。.
Anthem.
Callin’ You.
So Thankful.ミシガン州でひっそりと活動していた、ものすごく繊細なクリスチャン系シンガー・ソングライター。ふとしたはずみで消えてしまいそうなかけがえのない美しさを備えたメロディと、簡潔なバッキングとコーラスが織りなす世界観は他には替えがたいもの。ニール・ヤング「After The Gold Rush」の「Tell Me Why」の世界観がずっと続くような感じなんです。本当です。.
To Nancy.
Song.
All Been Ready.クリストファー・クロス、ビル・チャンプリンなど豪華な顔ぶれが参加した、これぞAORのマストアイテム。CCMシーンで名前を知られてきた彼が、ボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎え、ポップAOR路線に向かった1枚でもあります。全米トップ40ヒット「I Want You, I Need You」に代表されるウォームなヴォーカル、選り抜かれたメロディ、やわらかく揺れるアレンジ、そのすべてが聴く者のハートを優しく包みます。.
I Want You,I Need You.
Love’s Not One To Forget.
The Last Goodbye.海外でも非常に人気が高いソフトでミスティックなレリジャスフォークロック。牧歌的なフルートやオルガンの音色が心地よい酩酊感を誘います。信仰心の強さゆえか、無意識のうちに異世界に足を踏み入れてしまったうっすらとアシッドな世界観が、名盤といわれる所以です。ふわりと空へ消えいく二人のハーモニーは、ここではないどこかから聞こえているよう。.
Weary And Worn.
Jesus Was A Pretty Good Guy.
Wake Up One Morning.CCM界を代表する男性コーラスグループ。長い歴史を持つ彼らですが、本作で加入したラス・タフによってAOR的なサウンド作りとヴォーカルワークが可能となりました。クリス・クリスチャンのプロデュースもとても冴えています。A-3「Gotta Watch, Gotta Play」からA-5「There Will Never Be Any Peace」のメロウな展開には思わずうならされますよ。特にファルセット使いの後者はスウィートソウル風の趣も。このあとに続く作品のクオリティも高いのであまり語られない作品ですが、本作だってすごくハイレベル。.
There Will Never Be Any Peace.
More Each Day.
Gotta Watch, Gotta Pray.あのサジタリアスにセッションシンガーとして参加していた経歴を持つチャック・ジラード。自らのソロキャリアはCCMシンガーとして築いていきます。セルフプロデュースで、西海岸の名手をセッションに配するなど音楽的スペックの高さを全体から感じます。ウェストコースト産らしいメロディ重視の内容です。.
His Word Is Still His Promise.
Wings Of Mercy.
Love Is Alive.元「アメリカ」のメンバー。1977年のバンド脱退後、CCMアーティストとしてソロ活動を開始し、コンスタントに秀作を発表します。本作は86年リリース。デジタルな曲もありますが、アメリカ時代を思わすメロディアスさや、ハーモニーの美しさは健在。むしろそちらの方が心に残るかも。さすがベテランらしいポップス感覚は健在なのです。未CD化盤でもあり、アメリカでも意外と高額アイテム。.
A New Song.
Lonely People.
All Things Work Together For Good.Numero Groupの良コンピレーション「Ladies From The Canyon」に収録されてから急速に知名度が拡がり、一時期はアナログの入手が難しくなっていた彼女のアルバム。まどろむような内省的な響きが魅力のレリジャス系SSWです。このアルバムは、彼女の4作目にしてラストアルバム。前3作よりもずっとウォームでAORテイストなナンバーも多いですし、宗教臭さは薄く、むしろ自分のすべてを投げ出してもあなた(神)を支えるという無私の愛が、とても心に響くのです。.
The Way We Are.
Content In You.
Leaning On The Everlasting Arms.イギリス生まれのブリンがカリフォルニアにマネージメントを移し、CCMマーケットに向けてリリースした作品。もとより南部なサウンドへの傾斜を見せていた彼を、レイドバック期のクラプトン・バンドがバックアップ。卓越したソングライティングのセンスと力まない歌声とゴスペルフィーリングが合致した力作。CCMスワンプっていうのも、結構珍しいと思います。.
The Gap.
Egypt.
I Can Do All Things.シーウィンドの中心人物だった夫妻。ドラムスのボブ、そしてヴォーカルのポーリン・ウィルソン。シーウィンド解散後の作品でレリジャスレーベルからのリリースだったため、以前は入手が難しい時代もありました。バックはシーウィンドのメンバーが固めており、5枚目のアルバムと言っても過言ではない充実の内容。CCMですが、スリリングでファンキーなサウンド、ポップな感覚は変わるところありません。.
Joyful Melody.
Lullabye Of Love.
With Love In Your Eyes.ワシントン州シアトルを拠点に活動した男女デュオ。キリスト教信仰に根ざしたCCMですが、AOR的なサウンドにはあまり接近せず、アコースティックで透明なスタイルを貫きました。本作は彼らの名盤のなかでも比較的見かけない1枚。ジャケット通り、子どもたちに捧げる曲集のようです。チルドレンコーラスもときおり出てきて、かわいらしさを添えてくれます。.
Circle Of Love.
Music All Around Me.
Train Song.CCM系SSWの最高峰のひとり。ナイーヴさを極めた74年の大傑作。マイケル・ジョンソンのファーストや、スティーヴ・イートンのファーストと同レベルの”突き抜けた名盤”。アコースティック感覚の静けさに満ちた世界。ブライアン・ウィルソンがSSW化したような「Open Your Heart」「Brightest And Best」子供達のコーラスが可愛い「All Day Song」など、悶絶です。.
All Day Song.
Open Your Heart.
Brightest And Best.美しい声のCCM系女性SSWの淡くフォーキーな逸品。おそらくこれがファーストでしょうか。ごくさりげなくジャズ系のコードを織り込む作風、アコースティックベースの深い音色に支えられたアンサンブル、ときおりブラスやストリングスを得て大きく世界を広げるアレンジなど、知的な音楽世界を作り出しています。淡さの中に不意に情熱が顔を覗かせるのも良いところですね。裏ジャケを見るとショートヘアの眼鏡美女です。.
Garden.
Sweet Summer Rain.
Grandina Stout.W.B.からリリースされた「Junkfood Junkie」によって広く知られる人なつっこい味わいのSSW。これは彼がクリスチャンサイエンス協会の企画として制作した真のファーストアルバムです。協会で歌われている聖歌と創設者のメアリー・ベイカー・エディの作品をギター1本、もしくはごく簡素なバックで弾き語る内容。静謐で敬虔、しかし、そこに現れる人間的な情感はかけがえのないもの。是非聴いていただきたい、見過ごされがちな名作です。.
O Gentle Presence.
I Love The Way Of Freedom.
Speak Gently.ソフトでアコースティックなタッチを身上とするCCMの人気シンガー。70年代末からの作品が名作と誉れ高いですが、ポップに弾けたウェストコースト風の曲と、メロウなテイストを持つミディアムナンバーが無理なく同居した本作もなかなか。「House At Pooh Corner」や「Learning」など、AORファンにもきっと喜んでいただけるはずです.
House At Pooh Corner.
Learning.
I’m Not Religious, I Just Love The Lord.素晴らしい! 多作アーティストで時代によってサウンドの表情も変わりますが、ソフトでなめらかでアコースティック路線が欲しい方には、これこそ文句無しのアルバムでしょう。日溜まりのような暖かみがあるタイトル曲「One Step Closer」、ほのかな灯りだけ点けてしっとり聞きたい「Pray For Me」など、落ち着いた名曲が揃っています。.
One Step Closer.
Pray For Me.
This Is The Day (A Wedding Song).CCMとブラックコンテンポラリーの良いところを併せ持ったシンガーのデビュー作。非常にソフィスティケイトされたスムースR&BとしてAORファンなら絶対に楽しめる内容です。フィリー・ソウルな「New Hope」、ラテン調の「Did You Know」などダンサブルな曲がとてもよいです。シーウィンド「The Devil Is A Liar」のカヴァーも収録。.
New Hope.
Did You Know.
The Devil Is A Liar.アコースティックなレリジャス系SSWとして最良の1枚。マイケル・ジョンソンの奥深さ、ジェイムス・テイラーのジャズ感覚、マイケル・モンローの孤独。しんと静まりかえった清冽な響きに、それらのすべてが同居し、緻密で真摯な音楽と、そしてほんのりと見えてくる安らぎの世界を彩ります。バンドを従えた演奏でも丁寧で緻密な音楽と控えめな歌声が絶品です。.
Carpenter Gone Bad?.
You're Welcome Here.
The Night Shift.em Recordsからの再発ではありません。かつてカナダに同名の自主クリスチャンレーベルが存在したのです。男女デュオを中心としたレリジャスフォークグループの素晴らしいアルバム。都会的な男性ヴォーカル曲とミスティックな憂いを帯びた女性ヴォーカル曲とが淡いコントラストを浮かび上がらせます。塗り絵の指示を施した表ジャケ、そして鮮やかな夕景色として完成した裏ジャケ。こうした意匠にもアナログならではの魅力があります。.
Me And Marty John.
May I Rest.
Day Dreams.70年代初頭に2枚のアルバムをリリースしたクリスチャン系シンガー・ソングライター。彼のギター弾き語りだけで通したファーストアルバムです。ティム・バックリーの若き日にも通じるヴォーカルにまずかなりの魅力。そして曲もよいです。経験な信仰がもたらす無私の祈りでありながら、彼自身の音楽家としての個性がどうしようもなく前に出てしまうという、レリジャスフォークの最良のかたちです。.
The Boxer.
Thunderin’.
Have You Heard The Wind?.シーウィンド解散後、ドラマーのボブ・ウィルソンが元エアプレイのトミー・ファンダーバークと組んだCCMユニット。トミーのハイトーンの歌声やバンドサウンドは80年代的ハードポップ的ですが、シンセ音をうまくいかしたメロディアスなメロウナンバーもいいです。.
All Under Him.
King Of Glory.
Silent Night.これが通算4作目。70年代の作品に比してややハードなサウンドからスタートしますが、ほどなく落ち着いた味わいのいつもながらの作風となります。「Minimum Love」を初め、さわやかで温もりを感じさせる曲ばかり。すべての曲作り、そしてアレンジを自ら手がけていて、すべてが彼の色の音楽になっています。メジャーレーベルからのリリースですが、「Truth」というワードやジャケットが示すのはクリスチャン傾向。広義のCCM作品です。.
Minimum Love.
On The Line.
Nothin’ But The Truth.多作なCCMアーティスト。アコースティックな音作りから徐々に奥行きのあるAOR的な音作りに移行していた時期の1枚です。クールな16ビートの「All I Need」クリスタルなメロウ感あふれる「Love You So」などいかがですか? どの曲も高水準の内容で、内省的な味わいが加味されていて、深い聴後感にひたれます。ケリー・ウィラードがゲストヴォーカルとして参加しています。 .
Love You So.
Hand To The Plow.
All I Need.「A New Contemporary Praise Album」と銘打った84年のアルバム。これまでになくデジタルな要素を導入した作品ですが、シンガーとしての彼の透明感ある魅力は変わらず。エイティーズとの相性もよいです。バラード「Every Good And Perfect Gift」よいですね。.
Lift Up His Name.
Every Good And Perfect Gift.
Oh Magnify The Lord.オハイオ州シンシナティ出身のCCMデュオ。これがセカンド。繊細さと透明感をたたえた音作りと、祈りの境地に深く沈む混むようなヴォーカルとハーモニーが、以前からアシッドフォーク的にも評価されていました。アコースティックな質感を重視したバンドサウンドは日本人リスナー向けでもあります。.
Come Back, Come Back.
Yeshua, Hope Of Israel.
Comfort Ye My People.ミネアポリス産レリジャスフォーク・アルバム。作曲家のリチャード・S・ウィルソンのプロジェクトで、彼がさまざまなシンガーを起用し、ビル・バーバーのアレンジャーで自作曲を歌ってもらっています。ジャズ、ロック、カントリー、フォークロックを自らジャンルに掲げているように、楽曲にはほどよくバラエティが。歌詞はキリスト教に準じた敬虔な内容ですが、ブリージーな「Noah Knew」やシンセ使いが印象的な「Simon The Magician」など聴きどころ多数。.
Noah Knew.
Jubal.
Simon The Magician.10代でのデビュー以来、一貫してCCM界での高い人気を誇り続けている女性シンガー、リーバ・ランボー。“Lady”というのは彼女の愛称で、説明不要の存在ということでしょうね。これは彼女のライヴ・アルバム。のっけから「He Gave Me Music」のシャープな16ビートにノックアウトされてしまいます。ミディアム・アップの「Nothing Can Separate Me」も素晴らしい出来。キャロル・キング「You’ve Got A Friend」もゴスペルとしてとりあげています。ライヴならではの、ダイナミズムが味わえる1枚です。.
Nothing Can Separate Me.
He Gave Me Music.
You’ve Got A Friend.1963年に「ヘイ、ポーラ」の全米1位ヒットを放った男女デュオ、ポールとポーラ。そのポールこと、レイ・ヒルデブランド。デュオ解消後はSSW路線に進み、もともとの敬虔な信仰をよりどころにクリスチャン・シンガーになります。60年代末リリースの本作では、ほこりっぽいスワンプ感覚も。ロブ・ガルブレイスのファーストが好きな人にもおすすめしたいです。.
Help The Little Bitty Children.
Say I Do.
Don’t Feel Sorry.