ザ・シティ解散後にリリースしたファーストソロ。「No Easy Way Down」「Child Of Mine」など重要なレパートリーを含みますが、まだぎこちない印象です。しかし、この青さを残した感じが愛おしくもあるわけで…。ザ・シティの匂いが好きな方は、このアルバムが一番かも。ジャズっぽい「Raspberry Jam」なんか、たまんない名曲です。ジェイムス・テイラーが全面参加。.
ゴルゴーニ・マーティン&テイラーでの活動を経て、ようやくリリースされたファースト・ソロ。すでにソングライターとしての名声があり、シーンの大物として知られていたのに自分の名前で出したアルバムは初めてなのでした。メリリー・ラッシュに提供した名曲「Angel Of The Morning」自演版をはじめ、淡いテイストながらチラリと生き様が見え隠れします。このアルバムをひそかに愛する人が多いのもうなづけますね。.
詩人でありSSWであり、憂いを帯びた存在そのものが人を魅了する人間であり続けたロッド・マキューン(マッケン)。制作はStanyanプロダクションですが、発売はBuddahという一枚。自作あり、カヴァーありですが、SSWとしてのスタンスが色濃く出た作品といえます。しゃがれた声で「Help Me Make It Through The Night」とか聴かされたら、たまんなくなります。.
振幅の多い次兄ジェームスの人生に比べ、彼はひょうひょうとしてるかな。テイラー一家の三男です。6/8拍子のリズムが心地よいディズニー・ソング「Over The Rainbow」を白眉に、軽やかで味わいがあって、フェンダー・ローズが胸をくすぐってくれる、心優しい名曲が目白押し。最高です。本アルバムが彼のベストでしょう。そしてハイファイの長い長いロングセラー・アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Loving Be My New Horizon / Pretty Woman / Falling In Love With You / I Can't Dream Of You / Blind // Somewhere Over The Rainbow / Rodeo / Lady Tomorrow / If I Needed Someone / Let Me Go Down / Oh Hallelujah
「Sweet Baby James」から続く3部作の最終作。数多くのシンガーにカヴァーされた「Don't Let me Be Lonely Tonight」を収録しています。しかし、アルバムとしては短い曲やインストなども多く、実験的と言えなくもない感じ。感情の切れ端をスケッチしたような作風に、他の作品にはない奇妙な余韻が残ります。アルバム冒頭を飾る「One Man Parade」も捨て難い名曲。.
「Abraham, Martin And John」の大ヒットともにシンガー・ソングライターとしての表現に大きくシフトしたディオン。その時期のシングルで、ジョニ・ミッチェル「青春の光と影」をとりあげています。あの声でこの曲ですから悪かろうはずなし! 胸に去来するいろいろな思い出とともに聴いてください。シングルはモノラルミックス。.
ものすごく手間ひまをかけたと言われる特殊メイク(老人になった彼をイメージ)や、宇宙船の発信というオープニングなど、少し考え過ぎなところも含め、彼らしいところがよく出たアルバムだと思います。良い曲多いし。「Monkey Time」(メジャー・ランス)とか「The Man In Me」(ボブ・ディラン)とか「Swept For You Baby」(ミラクルズ)、カヴァーの選曲も“らしさ”満点。.
【曲目】California Bloodlines / Razor-Back Woman / She Believes In Me / Omaha Rainbow / The Pirates Of Stone County Road / Shackles And Chains // Mother Country / Some Lonesome Picker / You Can't Look Back / Missouri Birds / July, You're A Woman / Never Goin' Back
【曲目】Sleepin' In The Daytime / P.F. Sloan / Love Song / Careless Weed / Psalm One-Five-O // Music For An Unmade Movie (In Three Parts) : Songseller 〜Dorothy Chandler Blues 〜 Jerusalem / Three Songs : Let It Be Me 〜 Never My Love 〜 I Wanna Be Free / Once Before I Die【Producer】Jimmy Webb
全米9位のヒット曲「Good Time Charlie's Got The Blues」の初スタジオ録音ヴァージョンを含む傑作セカンド。66年リリースのファーストが幻の存在のため、通常はこちらがファースト作品として紹介されます。アーシーでありながら、うっすらと漂う洒落た都会的センスが彼の持ち味。ジャジーなコード感のなか、バーバンク的展開も見せる「3:10 Smokey Thursday」最高!.
収録曲・データ
【曲目】Covered Wagon / Smokey Thursday / The Drover / A Country Song / Good Time Charlie's Got The Blues / Steel Guitar // Saturday Morning / Sweet Rollin' / Bottle Up And Go / Come Dance With Me / Canary / Rev. Stone
【曲目】Grand Illusion / Masquerade Ball / Jonathan's Dream / My Country Breakdown / Forest Ranger / Gemini Gypsy // Ponce De Leon / Who's The Captain Of Your Ships Of Dreams / Fields Of Clover / Good Christian Cowboy / Tiptoe Past The Dragon
70年代初頭にストーリーテラーというグループに在籍していたUKのSSWのソロ。適度にファンキー、そしてオーシャン風味とグッドタイム感もあり。ジミー・スフェーリスあたりが好きな人にはきっと気に入っていただけるはずです。爽やかな16ビート「If I Were A Ship」や、JTが軽くスウィングするようなグッドタイム・チューン「Nevertheless I Fall」に惚れました。.
「Wedding Bell Blues」「Stoney End」「He's A Runner」「Goodbye Joe」「And When I Die」などなど、若き彼女(まだ19歳)の魅力を、暗闇でうっすらと微笑む美しいポートレートとともに封じ込めた記念すべきファーストです。Verve / Forecast版以降は曲順が変更され、裏ジャケのデザインも歌詞になっています(Columbiaでのリイシューもこちらに準じています)。.
隠れアコースティックスイング名盤。アコギ1本でスイングするジャジーなナンバー「It's A Sin To Tell A Lie」が最高です。往年のポップスファンは「馬場こずえさん!」と叫んでるかもしれませんね。さらにタイトル曲は最高のインスト・ストリング・ナンバー。そして黒人ブルース・スインガー、ルイ・ブルーイも参加した「Mama Don't Allow It」も最高にスイング。名曲「City Of New Orleans」で知られる愛すべきSSWがスイング心全開で挑んだ快作です。.
収録曲・データ
【曲目】Door Number Three / Blue Umbrella / This Hotel Room / Spoon River / Jessie's Jig (Rob's Romp, Beth's Bounce) // It's A Sin To Tell A Lie / I Can't Sleep / Moby Book / Lookin' For Trouble / Mama Don't Allow It
強い女としてのカーリー・サイモンのイメージを決定づけたサード・アルバム。ミック・ジャガーが名を隠して参加した(でも聴けばすぐわかる)「うつろな愛 (You're So Vain)」が日本でも大ヒットしましたっけ。この不穏なイントロも最高なのです。強い意志を持つ女性というイメージですが、しなやかでガーリーないい曲もとても多いんです。.
収録曲・データ
【曲目】The Right Thing To Do / The Carter Family / You're So Vain / His Friends Are More Than Fond Of Robin / We Have No Secrets // Embrace Me, You Child / Waited So Long / It Was So Easy / Night Owl / When You Close Your Eyes
イギリスのキャロル・キング、あるいはジャッキー・デシャノン的存在である名ソングライターにして名シンガー。前作「Moonbathing」の香りを引き継ぎ、トータルに聴ける名曲揃いなアルバムだと思います。本作で彼女は引退してしまうのです。「The Sky’s On Fire」「Falling Like A Leaf」「Slirpping Sideways」など、柔らかい16ビートのグルーヴは珠玉としか言いようがないです! .
収録曲・データ
【曲目】The Sky’s On Fire / Maybe It’s Lost / Slipping Sideways / Living It All Again / Another Rainy Day // Ride On The Wind / Let It Roll / Walk In The Sea / Falling Like A Leaf / Don’t Worry ‘Bout It / Drift Away
【曲目】Who Do You Think You're Foolin' / Wounded Eyes / Never Gonna Love Again / In The Street // Just The Same / Reaching / Walk Away / Take Your Trouble
【曲目】Santa Monica Pier / So Long, Marianne / In Your Childhood / Let's Not / I Shall Remember / Ring Around The Rosie Rag / The Same Thing Has Happened To You / Leitch On The Beach / Highway In The Wind / Dress Rehearsal Rag / Show Me The Way To Go Home