ヴァン・ダイク・パークスの電子CMソング「Music For Ice Capades TV Commercial」を3ヴァージョン収録していることで知られるWarner / Repriseのプロモーション用コンピ第二弾。他にもニール・ヤングやキンクスなどの有名どころはもちろん、バーバンク周辺のレア曲を多数収録。たとえばジェフ&マリアのLP未収録曲や、ジョニ・ミッチェルの語り、ファッツ・ドミノがバーバンク人脈で録音した「Everybody Got Something To Hide...」などなど。嬉しい発見もあって、第一弾同様に目の付け所が最高です!.
Music For Ice Capades TV Commercial.
Everybody Got Something To Hide Except Me And My Monkey.
まるで裏ニルソン! 狂気と天才の狭間を生きるビフ・ローズのセカンドです。本作にはヴァン・ダイク・パークスがゲスト参加。彼がMOOGを弾くA-1「Ain’t No Great Day」にはやられます。カービー・ジョンソンによるオーケストレーションとピアノの絡み合いにはバーバンクの香りも濃厚。ハメルーンの笛吹のように、聴き手をどこかへ連れていってしまう不思議な一枚です。.
スリー・ドッグ・ナイトのリードシンガーとして著名な人ですが、ヴァン・ダイク・パークスとは若い頃から大の親友。加入以前、1965〜66年のHBR〜MGMレーベルの7インチを中心としたソロ音源集。MGM時代の楽曲にはヴァン・ダイクがノンクレジットですが深くかかわっています。そのうちの一曲が、ハーパース・ビザールも演った名曲「Funny How Love Can Be」。このアヴァンギャルドなアレンジには時代を超えて仰天! バーバンクサウンドのファンはマストアイテム。.
ジョン・セバスチャンのアルバム未収録シングル(しかも超名曲!)「Give Us A Break」を収録した、W.B.グループのサンプラー2LP(1972年オリジナル・リリース)。このシリーズ中でも、もっともSSW〜グッドタイム色の濃いバーバンク・サウンドが味わえます。なにはともあれ「Give Us A Break」は手元に置いておきたいもの! トッド・ラングレン「Dust In The Wind」〜ビーチ・ボーイズ「Caroline, No」(ステレオミックス)という流れも、この72年という年だから実現したものですよ。詳細は「収録曲・データ」を参照して下さい。.
収録曲・データ
【曲目】 In The Morning ( Jennifer ) / Sunshine Lady ( Dion ) / Friendly Sounds ( Rod Mckuen ) / It’s A Lovely Day ( Jesse Colin Young ) / Second Cup Of Coffee ( Gordon Lightfoot ) / Hey Mister, That’s Me Upon The Jukebox ( James Taylor ) / Political Science ( Randy Newman ) // Ode To Big Blue ( Gordon Lightfoot ) / An Account Of Haley’s Comet ( John Stewart ) / Calico Silver White Me Down ( Kenny Rogers And The First Edition ) / Give Us A Break ( John Sebastian ) / World In Harmony (Fleetwood Mac ) // Love’s Been Good To Me ( Frank Sinatra ) / Paper Airplanes ( Seals & Crofts ) / Dust In The Wind ( Todd Rundgren ) / Caroline No ( The Beach Boys ) / I Need You ( America ) / It Will Come To You Again ( Mary Travers ) / Life’s A Gas ( T. Rex ) // Comin’ Back To You ( Alex Taylor ) / When I Get Home ( Pentangle ) / Side Road ( Peter Yarrow ) / The Family ( Tony Joe White ) / If You Never Say Goodbye ( Dionne Warwicke ) / Wedding Song ( Paul Stookey )
ボー・ブラメルズがワーナーと契約してバーバンク・サウンド化する前のサンフランシスコ時代のベスト盤です。この時代も「Laugh Laugh」「Just A Little」などヒット曲をすでに出していた彼ら。ソングライターとしてのロン・エリオットの才能も切れ味があって、これはこれでひとつの完成形だったという印象です。疑似ステレオ盤。.
ヴァン・ダイクと兄カーソンのパークス兄弟が在籍していたフォークコーラス・グループ。これがファーストです。このときヴァン・ダイクはまだ21歳。後の迷宮的なサウンド作りの片鱗はうかがえない…かと思いきや、兄弟がアレンジに参加した2曲「When The Sun Goes In」「Greenwood County」ではコーラスやリズムに対するセンスが他とは明らかに異なって聞こえます。.