ウィリアム・D・スミスなんかと並ぶソフィスティケイテッド・ブラックAORの逸品です。ヴォーカルも黒っぽくなりすぎず、いい感じ。ギター・カッティングとメロウなエレピが絡み合った「Pride And Joy」イントロ部における焦らし方は、実にいやらしく、まさに悶絶もの。歌とともに昇天です。マイケル・センベロ、ジェームス・ギャドソンらがバックアップ。.
本作収録の「マルタ島の砂(The Maltese Melody)」が日本独自に大ヒット。その印象が強いですが本作の内容は大変に洗練されたもの。ショーティ・ロジャースがアレンジした「Sunny」デイヴ・グルーシンがアレンジした「Moon River」ともに、若いリスナーにも聴き直してほしい最高のアレンジ。ラストを締める「You Are My Life」でのアルパートの歌声もじんわりと沁みるものです。.
収録曲・データ
【曲目】The Brass Are Comin’ / Good Morning, Mr. Sunshine / Country Lake / I’ll Be Back / Moon River / The Maltese Melody // Sunny / I’m An Old Cowhand / Anna / Robbers And Cops / Moments / You Are My Life
A&Mでの4作目。オリジナルを超えたカヴァー曲というのがいくつか有りますが、この「Fool On The Hill」もその一つに数えたいもの。極上の仕上りです。デイヴ・グルーシンのスウィートなオーケストラ・アレンジが、レイト60'sの穏やかな空気をいつまでも届けてくれるのです。基本中の基本ですが、やはり愛おしい名盤。.
収録曲・データ
【曲目】 Fool On The Hill / Festa / Casa Forte / Canto Triste / Upa, Neguinho // Lapinha / Scarborough Fair / When Summer Turns To Snow / Laia Ladaia (Reza)
「Yesterday Once More」「Sing」など大ヒットを収録した、ポップス入門盤にして永遠の名作。しかし、そこにはこの兄妹の“生まれる時代を間違えたかもしれない”という切ない思いが込められています。B面オールディーズ・メドレーに涙。写真としか思えないジャケットは精巧なイラストで、日本人イラストレーター長岡秀星の出世作。.
【曲目】Dancing In The Halls Of Love / Driftin' / Believer / Rainbows Go On Forever / Space // You're Out Of Love / That's When She Touched Me / I Don't Wanna Lose You / Not Tonight / Just Can't Stop It【Producer】Louie Shelton
ネオアコの前哨戦みたいなタイトル曲「恋はリズムにのって (Take A Little Rhythm)」。これって今聴くと、ちょうどいい懐かしさですね。このとき彼は21才。収録曲は10代で書かれたもの。A-2「恋はリズムにのって」からA-5「African Queen」までの流れなんかホント素晴らしいですね。クリス・レインボウのファンにも聴いてほしいもの。ロンドンA&Mが見いだしたアーティストです。.
収録曲・データ
【曲目】Fools' Society / Take A Little Rhythm / Saturday Heartbreaker / We Were All In Love / African Queen // Live Every Minute / Jamie / Page By Page / The Hollywood Role / A Goodnight Song
【曲目】Bye Bye Now, My Sweet Love / Takin' Me Back / It's Really You / We Believe In Love / Maybe I'm Right // I Can Hear Love / Set The Minstrel Free / Magic Still Runs Through Your Head / Capital Shame / Easier For You
ロックミュージカル「Jesus Christ Super Star」に出演経験がある俳優兼シンガーなのですが、70年代のソロはどれも知的な香りのするコンセプチュアルなSSW作品。アルゾ的な雰囲気もある「When I'm Yours」やアコースティックスイングな「Someone’s Rocking My Dreamboat」とか意外に驚いていただけるのでは? ブリティッシュ・ポップとか好きな人にもお勧めします。.
【曲目】Deliver Me / Davy McVie / In My Own Small Way / Sail Away // Two Lovely Women / In A Dream / Drunk And Dirty / Pick Me Up On Your Way Down / Jenny's Blues
来年80歳を迎えるセルジオ・メンデス。いまなお音楽性をコンテンポラリーにキープしていて、どの時代の作品でもみずみずしさがあります。この83年のアルバムでも「Never Gonna Let You Go」や「Rainbow’s End」「My Summer Love」などAOR/シティポップ・ファンにアピールする名曲がばっちり入ってます。.
【曲目】Geronimo's Cadillac / Natchez Trace / Calico Silver / Harbor For My Soul / Rainbow Man / Waking Up // Crack Up In Las Cruces / Boy From The Country / What Am I Doin' Hangin' Around? / MIchael Angelo's Blues (Song For Hogman) / Backslider's Wine / The Light Of The City
「A Whiter Shade Of Pale(青き影)」の世界的な大ヒットの翌年のシングルです。彼らの重厚な音楽性は当時デビューしたばかりのザ・バンドとも通じ合うものだったんですよね。このシングルはアメリカではヒットしませんでしたが、アルバム・アーティストとして彼らの評価は高まってゆきます。モノラルミックスです。.
82年のイギリス青春映画サントラなのですが、舞台ははクリスマス。50〜70年代のラジオヒットをパブロックやネオスカ周辺や80sのアーティストがカヴァーするという趣向もナイス! モダン・ロマンス「Band Of Gold」や、バッド・マナーズ「Yakety Yak」、スティング「Tutti Frutti」(大穴!)、デイヴ・エドモンズ「Run Rudolph Run」など、おいしいおいしい選曲(詳しくは収録曲をクリック)ですが、一番最高なのはラストを締めるチャス&デイヴのはちゃめちゃロックンロール版「蛍の光」! サイコーです。.
収録曲・データ
【曲目】【Elvis Costello & The Attractions】Party Party / 【Dave Edmunds】Run Rudolph Run / 【 Pauline Black】No Woman, No Cry / 【 Bad Manners】Yakety Yak / 【 Sting】Tutti Frutti / 【 Bananarama】No Feelings / 【 Madness】Driving In My Car // 【Modern Romance】Band Of Gold / 【 Bad Manners】Elizabethan Reggae / 【Altered Images】Little Town Flirt /【Sting】Need Your Love So Bad / 【Midge Ure】The Man Who Sold The World / 【Chas And Dave】Auld Lang Syne