モータウン発のディスコソウル・グループ。グループ名やジャケット写真の通り、ローラースケート世代(!)の若さやスピード感を活かしたブギーディスコです。モータウンの豊富な楽曲カタログを活かして、マーヴィン・ゲイの「After The Dance」「Baby, I’m For Real」をカヴァーしていたり。メロウなバラードものもよいです。.
1972年に「Show And Tell」を全米ナンバーワン・ヒットさせたLAのベテラン・ソウル・シンガーがジョニー・ブリストルのプロデュースで放った珠玉のオーシャン・ソウル名曲「La La Peace Song」。そのヒットを機に発売されたこのアルバムはジェリー・フラーの素晴らしいプロデュースに加え、スティーヴ・クロッパーも2曲を担当。熱い歌声、グッド・グルーヴに満ちた最高気持ち良い盤です。.
収録曲・データ
【曲目】La La Peace Song / A Stones Throw / I Won't Last A Day Without You 〜 Let Me Be The One / Goin' Through The Motions / Passport // I'm A Weak Man / Fifty-Fifty / The Longer We Stay Together / Willoughby Brook / You're The One Thing (Keeps Me Goin')
La La Peace Song.
Medley: I Won’t Last Day Without You / Let Me The One.
「Tighten Up」のアーチー・ベル&ザ・ドレルズも、すっかり成熟した70sフィリーソウル・グループに。それでもA-1「Let's Groove」のイントロでは、懐かしの「Tighten Up」調の煽りMCが登場。気分を盛り上げてくれます。サヴァンナ・バンド風のメロウ・ノスタルジアが効いた「I Could Dance All Night」が火照った体に染み渡ります。.
【曲目】I Can't Stop Dancing / (Sittin' On) The Dock Of The Bay / Do The Choo Choo / You're Such A Beautiful Child / Monkey Time // Do You Feel It? / I've Been Trying / Jammin' In Houston / Love Will Rain On You / Sometimes I Wonder
バカラック作曲で、ロジャニコのカヴァーで日本ではおなじみ「Don’t Go Breaking My Heart」がアレサにかかると、こんなに熱く燃えるソウル・ナンバーになるのです! バカラック曲では「You’ll Never Get To Heaven」もカヴァーしていて、こちらはバラード仕立てで迫力満点。シリータ(スティーヴィー・ワンダー楽曲)の「I Love Every Little Thing About You」はぜんぜn違うアレンジで意表。プロデュースはジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド、アリフ・マーディンとアレサ自身。つまり、Atlantic総出です。.
収録曲・データ
【曲目】Without Love / Don’t Go Breaking My Heart / When You Get Right Down To It / You’ll Never Get To Heaven / With Everything I Feel In Me // I Love Every Little Thing About You / Sing It Again - Say It Again / All Of These Things / You Move Me
長いキャリアをジャズ・スタンダード歌手として過ごしてきた大ベテラン。低く深い声を活かして彼が正面から70年代ソウルに取組んだ意欲作です。両面アタマがギャンブル&ハフの作品というあたりにも気合いが現れています。最高なのはサニーなグルーヴで大いに盛り上がるタイトル曲「All My Life」。男の色気がぎゅっと濃縮されて伝わってきます。.
収録曲・データ
【曲目】I Wantcha Baby / All My Life / I Love Makin' Love To You / Baby I'm The One // When Love Is New / One Broken Heart / All I Need Is You Tonight / This Is What You Mean To Me
記念すべきデビュー盤。プロデュースはシカゴソウルの後見人カール・デイヴィスと、彼女の旦那さんであるユージン・レコード。「The Look Of Love」などのバカラック・ナンバーもロマンチックで良いのですが、やはり旦那絡みのポップ・ソウルが最高。ヴィブラフォンとブラスが切なく揺れるA5「I've Got You Baby」隠れ名曲ですね。.
収録曲・データ
【曲目】What The World Needs Now Is Love / The Look Of Love / The Old Matchmaker / Come And See Me Baby / I've Got You Baby / Love Makes A Woman // Please Sunrise, Please / Your Sweet Loving / Yes I See The Love (I Missed) / To Sir, With Love / Be By My Side
「Baby I’m Yours」「Hello Stranger」など、たそがれたガールズソウルの名曲を数多く送り出してきた彼女。65年のスマッシュヒット(全米11位)でもある、この「Make Me Your Baby 」も忘れちゃいけません。ロネッツ「Be My Baby」のビートを拝借したバーバラ・ルイス流スペクター風ガールポップ!.
ロマンチックなガーリーソウル。ソングライターとしても卓越した実力を持つラブリーな黒人ガールシンガー。もともとこのシングルはブルージーな「Snap Your Fingers」がA面で、そちらも71位まで上昇したんですが、カップリングだった「Puppy Love」がラジオで受けて38位まで上昇。AB面逆転ヒットになったのでした。.
Karateというあやしげなレーベルに残されたポップコーン系ソウル・ナンバーなんですが、イントロは完全にロネッツ「Be My Baby」から拝借してるし、この歌メロディは「ドナウ川のさざなみ」として有名なクラシックワルツ。アル・ジョンソンによって20世紀にヴォーカル曲に生まれ変わったその曲をさらにモッドに変身させちゃってます!.
ベン・E・キング・ミーツ・ボブ・クリューと聞くと、ポップス的なものを想像しますが、なんとこれがファンク色濃い異色作。ドラムの音色が強烈に鋭すぎ。重たいミッドテンポ・ファンクの「She Lets Her Hair Down」からただならぬ雰囲気。ディランの「Tonight I'll Be Staying Here With You」のカヴァーのロックなかっこよさには、ただただ唖然です。.
全米ナンバーワン・ヒットにして不倫ソウルの決定版バラード「Me And Mrs. Jones」を収録した、彼の代表作。もちろんそれが聴き所なのですが、そこばかりに気を取られると、もともとジャズ・ソウル的なセンスに長けたこの人の本質を見失いかねません。キャロル・キング「It’s Too Late」エルトン・ジョン「Your Song」のカヴァーなど、この人ならではのセンスの良さを感じます。.
出身はアメリカですが、イギリスでブレイクした彼ら! 軽やかでスムースな初期ディスコファンクと極上のスウィートソウル。なにしろ曲もいい! アップテンポ、バラードと2部構成になっている「What Did You Do To Me?」など、構成にも機転が利いてます。ソウルファンの評価は高いのに一般に今ひとつ知られていないのはUK発だから? それはもったいないですよ!.
パティ・ラベル&ザ・ブルーベルズのデビュー・アルバム! ニューヨークのアポロ・シアターでのライヴ盤(という設定)で、フィラデルフィアのマイナー・レーベルからのリリース。「I Sold My Heart To The Junkman」「Decatur Street」など初期のヒット曲を中心に両面で16曲、若々しいヴォーカル&ハーモニーを聞かせます。当時19歳のパティの歌声はソウルフル&キュート! ガールポップ・ファンにも聞いていただけたら!.