骨太なソウルグルーヴで、60年代モータウンサウンドのタフなR&B感覚を支えた名コンボ。サックスインストのイメージが強いですが、歌もいけます。「Hip City」はモッド・ダンサーの定番。リフにはJBファンクに影響がチラホラ。ノーザンソウル人気曲「What Does It Take」はこの翌年にあらためてアルバムタイトル曲に昇格しますが、初出はこのアルバムでした。.
聴くほどにゴツゴツとしたグルーヴに込められたメロウなエッセンスにぐっとくる1枚です。プロデュースはジョニー・ブリストル。半数以上の楽曲に作曲でかかわっていることも大きいと思います。スマッシュヒットとなった「Take Me Girl, I’m Ready」はナイスノーザン。クルセイダーズのウィルトン・フェルダー提供の「Way Back Home」は夕暮れどきに沁みます。.
スカ〜カリプソ〜ロックステディの間をすいすいと泳ぎ抜けるフィクサーにしてサウンドメイカー、バイロン・リー60年代中期の一枚。BOACこと英国海外航空との提携レコードというだけでもヨダレが出ます。いい湯加減ときっちりリズムが共存。歌ものもいい! フォー・トップスのカヴァー「I Can't Help Myself」も最高!.