フィリーソウルの名グループとして70年代に数々のヒットを放った彼ら。3代目リードシンガー、ジョン・エドワーズ時代の名作とされる本作はNY録音で、マイケル・ゼイガーのプロデュース。コンテンポラリーなサウンドを求めた彼らの皮膚感覚での判断が成功しています。サム・クックのカヴァー「Cupid」は全米4位の大ヒットに。ウランダ・マックローとデュエットした「Heavy On The Sunshine」もよいですね。.
70年代の日本で「フィリー・ソウル」といえば彼女たちのことだったはず。イギリスでヒットした「口づけでおやすみ (Take Good Care Of Yourself)」収録のアルバムです。日本ではちょうど「天使のささやき」や「にがい涙」がヒットした直後でしょうかね。トレードマークといえる「TSOP」も収録。マーヴィン・ゲイ「Distant Lover」の彼女たちヴァージョンも最高メロウです。US盤は切れ味いい音です。.
【曲目】 (I) Just Don’t Want To Be Lonely / Dodge City, Hit City / You Make Me Feel Brand New / Zach’s Fanfare 80 / Bright Eyes // In Search Of Peace Of Mind / Don’t Leave Me This Way / In Good Faith / Skoo - Be - Dooby / I Wish
意外にもこれが70年代のスピナーズでチャートの最上位を記録したアルバム(最高8位)。メロウなシングル「Games People Play」(ジョー・サウスのヒットとは別の曲)もチャートの5位を記録。フィリー人気グループとしての存在感と責任を果たしていたんですね。大人の余裕を感じる良メロディ&ナイスグルーヴ揃い! メンバーのフィギュアを切り抜ける変形ジャケット。.
「She's A Bad Mama Jama」でマッチョなソウルマンとしてブレイクする以前から彼はシングルやアルバムをリリースしていました。60年代にキッズソウル・シンガーとしてデビューしていて、このセカンドアルバムの時点でもまだ22歳。ヤングな感性をフィリーの才人バニー・シグラーがプロデュース。タイトル曲は最高のディスコダンサー。.
ギャンブル&ハフをプロデュースに迎え、フィリーソウル路線に向かったサード「There’s Gonna Be A Showdown」からのシングルカット。ソウルグループとしての充実度は、サードが最高と言われているのもうなずけるナイスなカップリング。ノーザンソウルならではのシャッフルビートで泣けるA面、ダンスグループ出身らしいキャッチーさが光るB面、どっちもいいんだ! シングルのみのモノラルミックス。音質音圧ともに最高です!.
60年代に「Mashed Potato Time」で一世を風靡した、あのディー・ディー・シャープです。流れるようなグルーヴが気持ちよい「Touch My Love」や、10ccの大名曲を歌った「I'm Not In Love」など、フィリーソウルの本場に移籍し、スムースなソウルヴォーカルを聴かせます。このアルバムが縁でケニー・ギャンブルと結婚することになるんですよね。.
収録曲・データ
【曲目】Love Buddies / Touch My Life / Ooh Child / Real Hard Day / Make It Till Tomorrow // Happy 'Bout The Whole Thing / I'm Not In Love / Share My Love / Best Thing You Did For Me
「Ain’t No Stoppin’ Us Now」の大ヒットを放ったフィリーソウルの名ソングライター・コンビ。その勢いに乗ってこのセカンドも大ヒット、と言いたいところですが、そうはいかず。しかし、タイトル曲は「Ain’t No Stoppin’ Us Now」の続編というべきビートと高揚感。彼らの書く曲とパフォーマンスに間違いはないです!.
60年代からキャリアがありますし、「It’s A Shame」の人気が日本では高いですが、デトロイトからフィリーに拠点を移した70年代のほうがむしろ大きな成功を手にしたグループでした。この曲も全米11位まで上昇。新リードシンガー、フィリップ・ウィンの切なくもさわやかな歌声がフィリーサウンドにばっちりマッチしてます。.