長いキャリアの彼らに世界規模の成功をもたらした「Back Stabbers」に続くアルバム。プロデューサー・チーム、ギャンブル&ハフにとってはまさに脂の乗り切った時期。ここでオージェイズは享楽的で安易なダンス路線は選ばず、あえて社会性を前面に出したシリアスさとグルーヴを共存させる方向に進みます.
フィリーソウルの屋台骨を半世紀以上にわたって支え続け、2019年にキャリアを終了したオージェイズ。70年代は彼らの絶頂期。フィリーのしゃれたサウンドに身を任せていても歌から気骨が伝わってくるのが彼らのよさです。盟友ギャンブル&ハフ、新世代の才能マクファーデン&ホワイトヘッド、そして彼ら自身のプロデュース。「We’re All In This Thing Together」はサヴァンナ・バンドのフィールもあってすごくいいです。.
フィリーソウルの超名門グループ、オージェイズ。80年代も半ばを迎えて変わってゆく流行を横目に見つつ、自分たちの信じるフィリーサウンドを継続したA面(全曲ギャンブル&ハフのプロデュース)と、モダンな80sサウンドで現役感をしっかり示したB面。両面ともに魅力があります。.
もともとは69年にBellでリリースされていたシングル。「Back Stabbers(裏切者のテーマ)」を大ヒットしたので、再リリースされた盤です。A面の作曲/プロデュースはジョージ・カー。つまり厳密にはフィリーではなくニュージャージー・テイスト。もともとは69年にBellでリリースされていたシングルを。B面はH・B・バーナムの作曲/プロデュースで、こちらも反戦ニューソウル風ドラマチックな展開。よく見ると「OJay’s」の綴りが違ってますね。.