バカラックとハル・デイヴィッドが本気で取組んだSFミュージカル大作。残念ながら映画は大コケして、バカラック&デヴィッドのコンビ解消にまで事態は及んでしまいました。しかし音楽作品としては、プログレッシヴな作風が極まった独自の魅力を持つ渾身の傑作です。「Living Together, Growing Together」「Reflections」をはじめ気品に満ちたバカラック節が満載。メランコリックなタイトル曲や、子供コーラスを交えた晴れやかな「The Word Is A Circle」「Question Me An Answer」など、どれも名曲です。.
いかにもBellレーベルらしい佳作。ダン・ペン、マーク・ジェイムス、ジョン・ハーレイらを筆頭にして、Bellには職業作家たちの武骨で人間臭いソロアルバムが残されています。この人は作曲家としては日本ではあまり馴染みがありませんが、なかなかの実力派。ブルックス・アーサーの洗練されたプロダクションと拮抗する粘っこい歌声が印象的。「A Million People」ではチルドレンコーラスとデュエット。.
70年代に入って自分の矛先を完全にソウルにシフトしたルー・ロウルズ。ダリル・ホール&ジョン・オーツ「She’s Gone」をタイトル曲にしたこのアルバム、モダンソウル隠れた名作といいたい1枚です。「Feel Like Makin’ Love」も最高。ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、デヴィッド・T・ウォーカーらメンバーも大事なところが揃ってます。.
不覚でした。このアルバム、こんなにかっこよかったんですね。ジョン&ヨーコともわたりあった名司会者デヴィッド・フロストのTVショーのテーマ「It's The David Frost Theme」でノックアウト! シャープでファンクなビッグバンド「O.K. Billy」に続くセンシティヴなピアノトリオチューン「Somewhere Soon」でまたまた悶絶。さらにエッジの効いたリズムの「Tell Me Why」でまた撃沈! A面だけでも最高なのに、B面も怒濤!.
収録曲・データ
【曲目】By George - It’s The david Frost Theme / O.K. Billy / Somewhere Soon / Tell Me Why // Dirty Ole Man / If You Really Are Concerned Then Show It / Break - A - Way / After Love, Emptiness
1968年リリースの傑作「Back On Top」のリイシューです。ジョージ・カーのプロデュース、リチャード・ティーのアレンジ。歌良し、曲良し、グルーヴ良し。60年代ノーザンソウルの魅力を集約したような一枚です。何故か擬似ライヴ形式になっており、曲の合間に歓声が入りますが、そのウソっぽさも含めて多幸感があります。最高の「I'm So Glad I Found You」の前には、どんな気持ちも晴れますよ!.
ジェームス・バートン、ジム・ケルトナー、マックス・ベネットといった鉄壁の布陣が全面参加したサード・アルバム。この作品を過小評価してはいけません。ダン・ペンやマーク・ジェームスにも通じる男らしさと美しいメロディ。大声で歌って、大声で泣いて。胸を熱くして浸って下さい。ちなみにあの名曲「Son Of A Preacher Man」を作曲したのはこの人。メンフィスのスワンプ・マスターです。.
フェイム・スタジオ出身のサザンソウル兄弟デュオ、これがセカンドアルバム! とにかくソウルを歌うことが大好きだってことがアルバム全編から伝わってきますね。ファイヴ・デュ・トーンズのヒット曲「Shake A Tail Feather」の彼らのヴァージョン、すげえかっこいいです! 「Soul Man」ふうのリフがかっこいい「I Take What I Want」も最高! 尊敬するサム&デイヴのレパートリーも歌ってます!.