「Memphis Underground」直前のハービー・マン。ストリングスを交え、ポップかつリズミカルなジャズを披露しています。ルルの「To Sir With Love」のあしらいや、思い切ってカリプソにしたドノヴァン「There Is A Mountain」もお見事。素晴らしいのはプロデューサーも務めるトリー・ズィトーの提供した「Flight Of The Bluebird」! この飛翔感、さからえません!.
テキサスのベテラン・トランぺッターが残した最高のラウンジジャズ! 太っちょで老獪なルックスからは想像もつかないソフトロック的な展開に、目から鱗がぼろぼろと落ちまくります。全曲のアレンジを担当したラリー・マホベラックの手腕は相当なものだと見ました! 「Jacoby’s Theme」「The Eyes Of Love」「By The Time I Get To Phoenix」など、どこに出しても恥ずかしくないレベルの高さ。ジェントルさに深い感動を覚えます。.
収録曲・データ
【曲目】By The Time I Get To Phoenix / The Eyes Of Love / Theme From Elvira Madigan / The Heat Of The Night / Doo Dah // Jacoby’s Theme / Since You’ve Been Gone / Always Something There To Remind Me / Chain Of Fools / Sunday Best
デビューはNormanレーベル(GNPの前身)。大きく知名度を上げることになるDecca移籍後の初リリースがこのアルバムです。ピアノトリオ+パーカッションという4人編成で、ラムゼイ・ルイス・トリオのライバル的な演奏をダイナミックに繰り広げます。ソウルジャズ/ラテンジャズの域にとどまらないスケールの大きなグルーヴ。「I Didn't Know What The Time It Was」そしてタイトル曲にしびれてください!.
収録曲・データ
【曲目】Kilimanjaro / I Left My Heart In San Francisco / Secretly / I Didn't Know What Time It Was // My Favourite Things / My One And Only Love / Ramblin' Rose / You Came A Long Way From St. Louis
チャイライツの名曲「Stoned Out Of My Mind」を、そのままズバリ、カラオケとして使用し、スーパーメロウなヴィブラフォンをたなびかせてしまってます! こんな夢みたいなヴァージョンがあるのですねえ。これもユージン・レコードが制作に協力したから出来たこと。全編メロウファンク〜ソウルジャズ路線。70年代の彼からは目も耳も離せません。.
収録曲・データ
【曲目】There It Is / Stoned Out Of My Mind / Beautiful Day / Happiness / Wrapped Up In Your Warm And Tender Love // I Never Had It So Good (And Felt So Bad) / Without You In My Life / How Could I Forget You / Pretty Little Angel Eyes /Sing A Little Song
聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
ソウルフルな資質と、ジャズなアティチュードが同時代のヒットポップスと重なりあって生まれた傑作。チャック・レイニー、キング・カーティスらの参加も目を惹きますが、やはりナチュラルに和音を作り出して、「My Cherie Amour」や「Let It Be」に新たなグルーヴを与えてゆくブライアントのプレイが圧巻。抜群の仕事で最高の内容!.
収録曲・データ
【曲目】Stick With It / Let It Be / Bridge Over Troubles Waters / Jey Jude // Shake-A-Lady / Unchained Melody / My Cherie Amour / Spinning Wheel
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.
【曲目】A Day In The Life / Watch What Happens / When A man Loves A Woman / California Nights / Angel // Eleanor Rigby / Willow Weep For Me / Windy / Trust In Me / The Joker
美しい夕暮れどきを音で描いたようなA-1「It Must Be Love」にメロメロです。70年代を迎え、まろやかな感覚のシカゴ産ノーザンソウル(ギターはフィル・アップチャーチ?)とヴィブラフォンマスターの幸福な出会い。ミディアム・テンポで揺れ続ける琥珀色のグルーヴに酔っぱらってしまいそう。「Soulful Autumn」も今の気分。楽曲の大半を占めるユージン・レコードのペンも、彼の全盛期だけに冴え渡っています。.
1968年にポール・ウィンターが創設したユニット、ウィンター・コンソートは、ジャンルの枠を大きく越え、クラシックやワールドミュージックにも拡張した想像力あふれるプロジェクトでした。当時はイージーリスニング的に聴かれていたサウンドに秘められていた革新性をあらためて確認できるA&M時代のベスト盤。1曲目「A Big Hug」から発見の連続です。.
ブラジリアンフィーリングにあふれた高速フュージョンジャズや、ジャジィでファンキーなヴォーカルナンバーを身上とする女性グループ。パーカッシヴな演奏力はやはり圧倒的。ギル・スコット・ヘロン作のA-1「Willing」から一気に煽られます。続くタイトル曲のクールな4ビートも爽快! メロウなボッサチューン「Heaven Is In Your Mind」で感動的にフィナーレを迎えるライヴアルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Willing / Call It Jazz / Show Me The Way / Step By Step / Wild Women Don't Get The Blues // Greeting Song / Loving Song / Golden River 〜 Golden Dream / Too Bad / Heaven Is In Your Mind
ジャズ/ソウル・シーンにあって優美かつ革新的なストリングス・アレンジを手掛けてきた黒人アレンジャー、ジョニー・ペイトを起用した意欲作。フィル・ウッズのなめらかでよく歌うサックスも快調ですが、とにかくペイトのアレンジがすさまじい! ヤング・ラスカルズの「How Can I Be Sure」で爆発をしてみせるストリングス、これはありえない! 綿密に計算されているはずなのに、どこまでもスリリング。.
ジョナ・ジョーンズといえば、“のんきで洒落たトランペット伯父さん”。本作はそんな彼のイメージを覆す異色のソウルジャズ・アルバム。冒頭の「California Soul」からソウルフルに飛ばします。スカイハイ・サウンドの先取りをしたような「Falling In Love For The First Time」にもビックリ。カヴァー曲にも、意表を突いたハイセンス、ファンクあり。おじさんってば、こんなにソウル・ジャズだったのね!.
収録曲・データ
【曲目】California Soul / Jonah's Ark / Falling In Love For The First Time / For Better Or Worse / Uptight (Everything's Alright) / Niagara Falls // You Keep Me Hangin' On / Is This The Kind Of Life You Lead / Fingertips Part / Why You Are / Our Day Will Come / Don't Mess With Bill
パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダーアルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
【曲目】Monday, Monday / Hurts So Bad / Winchester Cathedral / Alfie / Paperback Writer / Walk On By // Yesterday / Tangerine / You’ve Lost That Lovin’ Feeling / These Boots Ware Made For Walking / Love Is A Hurting Thing / Primrose Lane
ソバカスだらけの顔して演奏は達者。天才少年ピアニストのセカンドです。ドン・セベスキーら大人のアレンジャーと真っ向勝負したソフトロックジャズ! ビートルズで知ってるはずのイントロから一気に世界を変える「Martha My Dear」に轟沈! 「101」など、限りない才能を感じさせるオリジナルナンバーにも驚かされるばかりです……。のちには作曲やシンセの開発など裏方に回り、彼のリーダー作はすべて少年時代に残した3枚しかありません。.
収録曲・データ
【曲目】Lazy Day / Moonlight Sonata〜My Funny Valintine / In A Long White Room / The Look Of Love / I Will Come / Martha My Dear // This Time / 101 / Traces / Sonnymoon For Two / The Worst That Could Happen〜Paper Cup