1950年代にスタープレイヤーとしてジャズシーンになを残した名ギタリスト。1960年に結婚をきっかけに音楽活動から一時引退(おそらくドラッグなどから手を切る意味合いもあったでしょう)。約10年のブランクを経ての復帰作です。ピアノトリオをバックにした演奏はまったく切れ味変わらず。むしろ時流の変化を気にせず、50年代のジャズの良さがそのまま真空パックされているかのようです。.
Straight No Chaser.
Summertime.
My Romance.アーシーなブロウを身上とし、時流の変化にもしなやかに対応していったセンスの持ち主。70年代に入ってのソウルジャズ盤です。ロン・カーターとアイドリス・ムハマッドのリズムセクションが最高なうえに、ジョージ・フリーマンのギター、曲によってエレピを弾くハロルド・メイバーンもかっこいい。お膳立てがすっかり揃った名曲「Jug Eyes」で踊り続けられます! 「Something」カヴァーも良し!.
Jug Eyes.
Something.
Hi Ruth!.カリフォルニアの名門ジャズクラブ、ライトハウスでのライヴ録音! 新世代ソウルジャズオルガンの申し子、チャールズ・アーランドが、3管を引き連れてのセプテット編成で腰の座ったファンクを展開します。スライ「Smilin’」からカーペンターズ「We’ve Only Just Begun」へのA面のファンキーな流れ! B面では「Freedom jazz Dance」が圧巻! ストレートアヘッドなフォービートもかっこいい!.
Smilin’.
We’ve Only Just Begun.
Freedom jazz Dance.ジョニ・ミッチェルをアメリカに紹介するなどトレンドを先取りする慧眼があり、なおかつルーツミュージックも熱心にとりあげた才人。自身は作曲はせず、他人の言葉を自らに宿らせるタイプ。しかし自分のものにしてゆく過程で生まれる詩情や風合いは、シンガー・ソングライター時代に先駆した感性でした。1964年の傑作。ベースは、ボストン/ケンブリッジの雄、フリッツ・リッチモンド。.
Alabama Bound.
Cocaine.
Stackerlee.ブロードウェイ出身の女性シンガー。良きジャズマンとの共演に恵まれ、Prestigeレーベルに佳作を残しています。本作はオルガンのジョニー・ハモンド・スミス率いるクインテットで9曲。ゆったりラテングルーヴ「Vaya Con Dios」からいい感じです。バッキー・ピザレリのギターのワザが光る曲が1曲(「Games That Lovers Play」)という構成。ジャケットの色合い通りのウォームな感覚が漂う大人の女性ヴォーカルです。.
Vaya Con Dios.
Games That Lovers Play.
I Will Wait For You.パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダー・アルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
Organology.
The House Of The Rising Sun.
What The World Needs Now.兄妹による鮮烈なフォークデュオ。スタンダードとフォークブルースをレパートリーにしています。硬派な雰囲気がするのは、シカゴ出身だからかも。ジュディはフォークだけにとどまらない活動を望んでいたと英文ライナーにあり、実際この翌年、ソフトロックグループのシカゴ・ループに参加します。印象的なドブロで客演しているのはドゥエイン・ストーリー。ジャケット写真がすごくクール!.
Babe, I’m Going To Leave You.
Lover’s Bittersweet.
In My Time Of Dying.知性派ピアニスト、という範疇には収まりきらない活動でジャズ界に切り込んだ才人。これが2作目のリーダー・アルバムで、Prestigeでは唯一の作品です。リズム隊も含めてきわめて精緻かつ緊密に計算されたアレンジだということがわかる演奏がすごい。A-2「One Night Stand」のリズムの刻みの細かさに悶絶です。.
Organ Morgan.
One Night Stand.
Sweet And Lovely.ソウルジャズ界のおしどり夫婦であったシャーリー・スコットとスタンリー・タレンタインのアルバムです。グルーヴィーにぐいぐい行く内容ではなく、暖炉の炎のようにじわじわと熱をおびてゆくブルージーな演奏主体。シャーリーはフットペダルを使わないスタイルなので、このコンボではボブ・クランショーがベースを弾いています。ベースありのオルガン・コンボは独特のうねりがあるのです。.
The Funky Fox.
Grand Street.
Flamingo.