4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.
西海岸の超一流ジャズメンを曲ごとに配し、若くしなやかな感性を小粋に表現した傑作。レパートリーも「Kansas City」「Lonesome Town」「I Only Have Eyes For You」など、この当時(1950年代末)のヒット曲から選ばれています。中でも乱舞するパーカッションとコーラスに導かれる「Venus」(フランキー・アヴァロン)のかっこよさは極めつけ。これは必聴! 美女とレコードを従えてのレコ屋ジャケにもニヤリ。.
出ました! テディ・タナカ! ハワイでは有名な日系の大スターですが、このアルバムは、あの「さくらさくら」を高速ラテンビッグバンドにしてしまって衝撃的! 誰もが度肝を抜かれます! 「Eso Beso」も洒落てるし、「Old MacDonald Had A Farm」をハワイのスズキさんに置き換えた「Suzuki-San’s Farm」の、のんびりした盆踊り感も最高! これぞ60年代のハワイのエンタメ系エキゾヴォーカルアルバムの最高峰でしょう!.
収録曲・データ
【曲目】 Suzuki - San’s Farm / Misty Sea / Fly Me To The Moon / Eso Beso / Days Of Wine And Roses / What Kind Of Fool Am I // Sakura / Surftides / On The Street Where You Live / Summertime / Shima Sodachi / Here Is Happiness
Columbia 2eyesレーベル。A-1「I Left My Heart In San Francisco」冒頭に若干耳障りなサーフェスノイズあります(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。他の曲はM--。
すばらしい歌唱力で作り出す揺るぎない自分の世界。
1960年代以降のトニー・ベネットのキャリアを代表する大ヒット「I Left My Heart In San Francisco(霧のサンフランシスコ)」を収録。当時30代半ばを迎え、歌手として何度目かの絶頂期だったトニー。おおらかなバラード、たおやかなスイングと、すばらしい歌唱力で揺るぎない自分の世界を作り出します。.
リチャード・アルトマン監督の傑作「ナッシュヴィル」で助監督を務めたアラン・ルドルフが、LAを舞台に監督した音楽群像劇映画「Welcome To L.A.」。日本未公開な上にソフト化もされていない幻の作品ですが、これはキャスト的にも「ナッシュヴィル」のファンならどうしても見たい作品。サントラも「ナッシュビル」の作曲の中心だったリチャード・バスキンと、「I’m Easy」を自作してヒットさせたキース・キャラダインが担当した歌もの。都会人たちの陰影を描き出した名曲が多くて、あーこの映画見たい〜!.
もともとタップダンサーとしてサミー・デイヴィス・ジュニアに将来を嘱望されたほどの才能。しかし歌声の魅力と甘いルックスを買われてシンガーに。なるほど、だからリズム感も抜群なんですね。彼のチャートでの初期のヒットがこのアルバムのタイトル曲です。50年代から続く正統派ポピュラーと60年代の新しいポップスの要素が交錯しているスタイル。「The Shelter Of Your Arms」は擬似バカラック楽曲として秀逸。.
【曲目】A Brand New Me / Elizabethan Reggae / My Cherie Amour / Steady / Oh Happy Day // Looking Back / Model “A” Reggae / Walk A Mile In My Shoes / Grant’s Pass / You’ve Lost That Lovin’ Feelin’
シアトルのローカル・レーベルに残された激レアジャズの秘宝として知られるジョニー・ルイス・カルテット「Shuckin' 'n Jivin'」のジョニー・ルイスと同一人物です。マルチ・プレイヤーである彼はヴォーカリストとしてもアルバムを残しています。深く低い声とモダンなリズムセンスでアピールするこちらもなかなかの人気盤。オリジナルの「If You Can Imagine」を推薦しますが、「Country Road」「On A Clear Day」も味わい深いジャジーなカヴァーで素晴らしいです。.
オーストラリア出身のシティボーイ系シンガー。本作は米国での2作目。ビージーズ「Fanny」や、バリー・マニロウ「涙色の微笑(Can’t Smile Without You)」など他人のカヴァーと自作曲が半々づつのレパートリー構成。いい曲があれば偏見なくとりあげます。ちょっと甘酸っぱいメロディを歌わせると、微妙な切なさを巧く表現してくれてるのです。70年代のニール・セダカやフィル・コディあたりが好きな方にはたまらないはず。.
【曲目】The Night You Said Aloha To Me / Manua Kea / Sweet Someone / Minoi Minoi E / I’m A Happy Hawaiian Cowboyh / The Hula Twist // Papio / There’s No Place Like Hawaii / Love Song of Kalua / Lokelani / No Hulu /Maruru A Vau
【曲目】A Man Alone / Night / I've Been To Town / From Promise To Promise / The Single Man / The Beautiful Strangers / Lonesome Cities // Love's Been Good To Me / Empty Is / Out Beyond The Window / Some Traveling Music / A Man Alone (Reprise)
ビリー・メイとのコンビでスインギーにきめた「Come〜With Me」三部作の筆頭がこれ。世界周遊旅行をテーマに、颯爽と歌で駆け抜けます。タイトル曲「Come Fly With Me」や「Let's Get Away From It All」での独特の飛翔感は、やはりシナトラならではのものなんですよね。とくにCapitol時代のフレージングやタイム感は絶妙です。おなじみ「Brazil」でもひと味違う!.
収録曲・データ
【曲目】Come Fly With Me / Around The World / Isle Of Capri / Moonligh In Vermont / Autumn In New York / On the Road To Mandalay // Let’s Get Away From It All / April In Paris / London By Night / Brazil / Blue Hawaii / It’s Nice To Go Trav’ling
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
【曲目】 Just A Little Lovin ~ What The World Needs Now Is Love / Name Of A Sorrow / Stormy // My Cherie Amour / When You Look In The Mirror / The Luckiest Man In The World / I Wanna Be Your Baby
オズモンド・ブラザースのヤングなコーラスも最高なスパイラル・ステアケース「More Today Than Yesterday」のカヴァーを収録した傑作。A面を「Ballads」サイド、B面を「Not So Ballads」サイドに分けて、69年当時のヒット曲を気持ちよく歌っています。アル・キャップスの思いきりのいいアレンジが全体にハツラツとしてみずみずしいフィーリングを与えています。最高!.
収録曲・データ
【曲目】My Cherie Amour / You Are / Yesterday I Was Young / Love Theme From Romeo And Juliet / Quentin’s Theme // Good Morning Starshine / Sweet Caroline / Get Together / More Today Than Yesterday / Put A Little Love In Your Heart / Aquaris〜Let The Sunshine In