東ドイツで活躍したシンガー・ソングライター。後年は俳優としての活動のほうが知られていたそうです。なるほどソフトな歌声には演劇的なキャラクターも感じます。歌詞は英語とドイツ語半々。英語カヴァーの「The More I See You」や「Alone Again (Naturally)」が耳を引きますね。ドイツ語による「Baby It’s Cold Outside」も聴き物。ジャズ畑出身なのでスキャットやスイング的な歌唱もばっちりです。.
もともとタップダンサーとしてサミー・デイヴィス・ジュニアに将来を嘱望されたほどの才能。しかし歌声の魅力と甘いルックスを買われてシンガーに。なるほど、だからリズム感も抜群なんですね。彼のチャートでの初期のヒットがこのアルバムのタイトル曲です。50年代から続く正統派ポピュラーと60年代の新しいポップスの要素が交錯しているスタイル。「The Shelter Of Your Arms」は擬似バカラック楽曲として秀逸。.
【曲目】Release Me / Quiet Nights / Yours Until Tomorrow / There's A Kind Of Hush / Ten Guitars / This Is My Song // There Goes My Everything / Take My Heart /Il Mondo / Talking Love / Walk Through This World With Me / How Near Is Love
ジョージー・フェイムもNRBQも惚れたひなたぼっこソング名曲中の名曲「Sitting In The Park」のオリジナルヴァージョン収録。巨体をふるわせ、愛らしいソウルフィーリングを振りまいていた稀代のソウル・エンターティナーのベスト盤です。ミディアムテンポで、男心をくすぐる名曲揃いなのですよk。後期のシングル曲まで収めた文句なしの編集!.
ソングライターなら、この声に一度ぜひ自分の曲を歌ってもらいたいと願うはず。バリー・マン&シンシア・ワイル作の名曲「Rock And Roll Lullaby」(号泣もの!)スティーヴィー・ワンダー「Happier Than The Morning Sun」ジョン・セバスチャン「The Stories We Can Tell」など隠れた名曲が、最大限に魅力を引き出すように情感一杯に歌われます。.
収録曲・データ
【曲目】That's What Friends Are For / Rock And Roll Lullaby / Happier Than The Morning Sun / Roads / Sweet Cherry Wine / A Song For My Brother // A Fine Way To Go / Just As Gone / I Get Enthused / Are We Losing Touch / We Have Got To Get Our Ship Together / The Stories We Can Tell
フォー・フレッシュメンのオリジナルメンバーで、歌とトランペットを担当していたケン・エレイア。脱退後に、スタン・ケントン門下のピート・ルゴロのアレンジでリリースした唯一のソロ・アルバムです。豊かな声量と表現力でスターの道を歩みだそうとした彼の気概がアルバム全篇に満ちています。バラード歌手としての売り出しをかけていたのかもしれませんが、シャープなダンスナンバー「Out Of Nowhere」に格別の魅力あり!.
70年代のフィリー期も人気が高いですが、60年代後半はデヴィッド・アクセルロッド&H.B.バーナムのプロダクションで、ソウル/ジャズ/ポピュラーを高いレベルで結びつける作品を多くリリースしていました。ヒットシングル「Down Here On The Ground」や「Baby I Could Be So Good At Lovin’ You」あたりにその成果は顕著。朗読(ブレイクビーツ!)などを含むB面の組曲的な構成は、1968年という動乱の時代を反映している気がします。.
ルー・ロウルズなど、ジャズとポップとソウルの中間をいく先輩シンガーたちの後を追うようにデビュー。これがサードアルバムです。H・B・バーナムのアレンジは十分にソウルフル。さりげなくファンキーな「By The Time I Get To Phoenix」、オーティスへの敬意を表して歌う「Sitting On The Dock Of The Bay」など素晴らしいです。.
【曲目】Yakety Yak / Little Egypt / Mr. Custer / Freddie Feel Good (And His Funky Little Five Piece Band) / Sir Thanks-A-Lot / Gitarzan // Along Came Jones / Alley Oop / Harry The Hairy Ape / Bagpipes-That's My Bag / Ahab The Arab
「Lady Love Me」はAORファンは腰を抜かすであろう名曲! しかもこの曲にはジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ参加です。他にもあの「Feel Like Makin Love」の80sなカヴァーなど、高水準・高純度のブラコンAORが並ぶ83年作品です。インストでもさすがのギタープレイ! プロデュースはアリフ・マーディンです。.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
シアトルのローカル・レーベルに残された激レアジャズの秘宝として知られるジョニー・ルイス・カルテット「Shuckin' 'n Jivin'」のジョニー・ルイスと同一人物です。マルチ・プレイヤーである彼はヴォーカリストとしてもアルバムを残しています。深く低い声とモダンなリズムセンスでアピールするこちらもなかなかの人気盤。オリジナルの「If You Can Imagine」を推薦しますが、「Country Road」「On A Clear Day」も味わい深いジャジーなカヴァーで素晴らしいです。.
1960年代のデビュー以来、英米で大きな人気を誇り、70年代にはマダムキラーとしてのステージングもすっかり日本に定着したトム・ジョーンズ。熱いソウルを感じさせる歌いっぷりはずっと健在。この73年盤では、やはりビル・ウィザーズのカヴァー2曲「Ain’t No Sunshine」「Lean On Me」に注目です!.
キャノンボール・アダレイに見出され、共演ライヴ盤でデビューした黒人ヴォーカリスト。こちらは黒人としての意識を強く感じさせるソウルフルヴォイスが冴え渡るスタジオデビュー盤。「Walk Tall」やニーナ・シモンで有名な「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」には1968年の黒人たちの意識の高まりが感じられます。ストリングスを使ったリフが最高な「When They Ask About You」などは、ショーティ・ロジャースによるアレンジの真骨頂といえるでしょう。.
フィラデルフィア出身でピアニストとしての素養も高く、ジャズ味のあるポップシンガーとして50年代から活躍したバディ・グレコ。本作はイタリアをテーマにしたおおらかなアルバムで、イタリア生まれの名曲やイタリア語で歌うマンシーニ曲などを交えた構成。「It Had Better Be Tonight」や「More」には60年代半ばらしいビート感もあって最高です。.
ロキシー・ミュージックでの活動に傑作「Avalon」でひと区切り(解散ではない)をつけたブライアン・フェリーのソロアルバム。70年代から積極的にソロ作もリリースしてきた彼ですが、このアルバムは「Avalon」からの系譜にある大人のダンディズム+80年代メロウの融合でした。「Don’t Stop The Dance」をはじめヒット満載。めちゃめちゃ音がいいです。.
【曲目】Desafinado / This Is All I Ask / Call Me Irresponsible / As Long As She Needs Me / Days Of Wine And Roses / If I Ever I Would Leave You // The Good Life / Moon River / I Wanna Be Around / Wishing Star / Lollipos And Roses
Capitol時代のシナトラでは、ハイファイではこれが間違いなく一番の人気盤! 世界周遊をテーマに、颯爽と歌で駆け抜けます。タイトル曲「Come Fly With Me」や「Let's Get Away From It All」での独特の飛翔感は、やはりシナトラならではのものなんですよね。とくにCapitol時代のフレージングやタイム感は絶妙です。おなじみ「Brazil」でもひと味違う!.
収録曲・データ
【曲目】Come Fly With Me / Around The World / Isle Of Capri / Moonligh In Vermont / Autumn In New York / On the Road To Mandalay // Let’s Get Away From It All / April In Paris / London By Night / Brazil / Blue Hawaii / It’s Nice To Go Trav’ling
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても「大人の音楽(AOR)」は成立するという好例。.