ナッシュヴィルが誇る5人の歌姫のオムニバス。パッツィ・クラインのみこの時点ですでに故人ですが、他は60年代にとても人気があったシンガーです。そのパッツィはフェアーグラウンド・アトラクション、カウボーイ・ジャンキーズもカヴァーした名曲「Walking After Midnight」などを収録。甘さだけでなくリズム感もバッチリで、しっかり芯の強さのある歌姫たちです。.
【曲目】Rocky Island / White Dove / Front Porch Backstep / Flying Saucers / Away Out On The Mountain / Foggy Foggy Dew / Easy Winner / Leavin' Home // The Auctioneer / Victim To The Tomb / Crazy Creek / Baby-O / Ain't Nobody Gonna Miss Me / Soldier's Joy / Oh Me, Oh My / Short Life Of Trouble【Banjo】Bob Siggins【Fiddle】Ethan Signer【Guitar】John Cooke【Mandolin】 Ethan Signer【Washtub Bass】Fritz Richmond【Mastered By】Rudy Van Gelder
【曲目】Greenback Dollar / Release Me / Nobody Answered Me / The Wind And The Tree / Nobody's Darling But Mine / My Curly-Headed Baby // Pins And Needles / Bury Me Beneath The Willow / You Can't Divorce My Heart / Signed Sealed And Delivered / I Won't Stand In Your Way / The Keeper Of The Key
マイク・ネスミスに抜擢され、全国的な知名度を獲得したスチールギター奏者レッド・ローズ。オーセンティックなプレイだけにとどまらない新世代ならではの吸収力を見せる彼が自身のバンドを率いてリリースしたカントリーロック仕様のアルバムです。ラストのインスト「By The Time I Get To Phoenix」がキラキラかつメロディアスで素晴らしい!.
1955年に彼が放った「In The Jailhouse Now」は全米ナンバーワンを21週も記録した大ヒット。50〜60年代を通じてヒルビリー/カントリー界の大スターだった彼は、その軽快なスタイルでロカビリアンとしての魅力も発揮していました。本作はその「In The Jailhouse Now」を筆頭に、彼のビート系ナンバーをあらためてステレオレコーディングした作品。おおらかでヒップなロックンロールの源流です。.
ハンク・スノウ50歳、チェット・アトキンス40歳、ナッシュヴィルのギター職人ふたりの、穏やかな共演盤です。ハンクはアコースティックで、チェットはエレクトリック。無骨でストレートなギターながら、50年代カントリーの味わいの満ちているハンクの演奏と、ジャズ風味を盛り込みながらカントリーのメロディをポピュラーギターへと流麗に昇華するチェット。その音楽に先輩ハンクが生きてきた時代と、後輩チェットが生きている時代が表れています。決して火花散るような内容ではなく、結局おれたちはこれが好きな人間さという、ほほえみを感じさせる音合わせ。アニタ・カーが「Indian Love Call」など6曲でバックのアレンジを担当しています。.
収録曲・データ
【曲目】Indian Love Call / I Can’t Stop Loving You / Beautiful Dreamer / Vaya Con Dios / Sonny Boy / The Convict And The Rose // Brahms’ Lullaby / My Isle Of Golden Dreams / Blue Tango / Unchained Melody / In An Old Dutch Garden / Dark Moon
スチール・ギターの巨匠であり、後年はハワイに移住し、かの地でハワイアン・スチールの道を進んだジェリー・バード。本作はナッシュヴィル時代のレコーディングです。よく知られたポピュラーソングやカントリー・スタンダードをメロディアスに情感豊かに奏でています。ストリングスも含めた堅実なアレンジは、まさにナッシュヴィル。甘過ぎない甘さというんでしょうか。節度のあるミュージシャンシップが、心地良い時間を提供してくれます。「Memories Of Maria」(MLP4008)のリイシューです。.
収録曲・データ
【曲目】Memories Of Maria / Last Date / Breath Of Summer / Golden Earrings / Torchy / Cold, Cold Heart // Bells Of St. Mary’s / Ebb Tide / Orchids In The Moonlight / Among My Souvenirs / Green Eyes / Harbor Lights
通算では5作目(ワーナーでは4作目)のソロ・アルバム。カンリー・チャートでの大ヒット「To Daddy」(3位)「Two More Bottles Of Wine」(1位)を収録しています。すでに揺るぎない地位を確立していた時期の作品ですね。30代に入って最初のリリースでもありました。詩情あふれるジャケットを裏返すと、どきっとする彼女のポートレートが。.
ウィリー・ネルソンのレアな初期シングル! テキサスに拠点を置いていた当時28歳のネルソンがナッシュヴィルに移住した時期のシングルです。Libertyからシングルを数枚リリースしながらも、まったくヒットに恵まれていなかった時期で、「Mr. Record Man」というタイトルにも成功への願いが表れているように感じます。今となっては貴重なシングル!.
ジョン・ヘラルドが率いたグリーンブライア・ボーイズを始め、数々のバンドで若々しいマンドリンを聴かせてきた名人。ブルーグラスの伝統を受け継ぎつつ、センスとしては70年代のルーツロックへと橋渡しできる感覚があるのです。サンフランシスコの若いプレイヤーたちとのアルバムです。エヴァリー・ブラザーズも名盤「Roots」でとりあげた「T For Texas」もあるし、歌ものがいい。今の耳でぜひ聴いてほしいです。.
アメリカ人の心のおかあさんのようなパッツィ・クラインの張りのある歌声に聴き惚れてください。1963年に31歳の若さで世を去った彼女。残した音源のほとんどがシングルのみだったため、没後に多くの編集盤が作られました。これもそのうちのひとつ。しかし「Yes I Understand」「How Can I Face Tomorrow」にはシングルとは別ミックスのテイクが採用されていることで、ファンにはマストな一枚でもあったそうです。彼女の歌唱はこの世界へのよき入り口です。.
【曲目】Lost Indian / Keep On Pushin' / I Wish You Knew / Hot Burrito Breakdown / I Might Take You Back Again / Forget Me Not // Tried So Hard / Anna / If You're Ever Gonna Leave Me / Aggravation / Sound Of Goodbye / Swing Low Sweet Chariot
【曲目】Boston / Fox On The Run / Kent County Breakdown / It's A Long Way To The Top Of The World / Take Me Home, Country Roads / Rocky Top // RFD Country / Little By Little / Gold Watch And Chain / Somebody Touched Me / Leavin' The Ozarks / Country Boy Rock And Roll
【曲目】Are You Waiting For Me / Row My Boat / Dear Old Dixie / Sweetheart You Done Me Wrong / Ten Paces / Yes Sir, That's My Baby // From The Manager To The Cross / Family Bible / Holiday Religion / Country Side Of Heaven / Christmas Time's A Coming / Little Red School