フィンガーピッキングの名手ダック・ベイカーが、アメリカの伝承曲をひたすら弾きまくる1枚です。ニューオリンズの「The Jackson Stomp」、メジャーリーグファンにはおなじみ「Take Me Out To The Ball Game」など、耳に心地よいメロディとガットギターの音がいっぱい。録音はサンフランシスコ。.
アルゼンチンのジャンゴ・ラインハルトとの異名を持つギタリストのSP音源を集めた好編集盤。アナログで聴ける音源は限られているため、戦前SPをコンパイルしたOld Masters盤は重宝します。指力、歌心ともにジャンゴに負けず劣らず。洒落心という点では、ひょっとしてこちらに軍配が上がるかも。「Swingin' On A Star」など楽しい名曲中心の編集。不意に飛び出す小唄やスキャットにも悶絶。.
ウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズの1924-30年の戦前音源集。タイトル通り、彼が街で一番ホットな男だった時代の名曲選です。同名映画以前から、もともと彼が歌っていた「Singin' The Rain」や、ウクレレ弾き語り「Fascinatin Rhythm」など、素晴らしい選曲で20曲のたっぷりボリューム。42年のプライヴェート録音「It Had To Be You〜Paddlin' Madelin' Home」も収録。.
収録曲・データ
【曲目】Thats My Weakness Now / Sing, A Happy Little Thing (From "Forward March") / I'll See You In My Dreams / My Red Hot Gal / I Can't Give You Anything But Love (From "Blackbirds Of 1928") / He's The Hottest Man In Town / Who Takes Care Of The Caretaker's Daughter? / It Had To Be You〜Paddlin' Madelin Home / Just Like A Melody Out Of The Sky / Half-way To Heaven // Singin' In The Rain (From "The Hollywood Revue Of 1929") / Fascinatin' Rhythm ( From "Lady Be Good") / Reaching For Someone (And Not Finding Anyone There) / Mary Ann / Anything You Say! / Singing A Song To The Stars (From "Way Out West") / It Goes Like This, That Funny Melody / If You Can't Land Her On The Old Veranda / Hang On To Me (From "Marianne") / Stack O' Lee
【曲目】Dinah / Tiger Rag / Lady Be Good / I Saw Stars / Lilly Belle May June / Sweet Sue // Blue Drag / I’m Confessin’ That I Love You / Swanee River Your Sweet Smile / Ultra Fox / Continental
戦前からジャズ界を生き抜いてきたヴァイオリンのジョー・ヴェヌーティと、東海岸随一のスタイリスト、ズート・シムズの共演盤第一弾。まず、ジョーが老人であるということを一瞬で忘れさせるA-1「I’ve Found A New Baby」の火の出るような演奏にノックアウト! 老いてからの方がむしろ若々しいというジャズ界の不思議な法則を目の当たりにしたような感じです。.
ジャンゴ・ラインハルト&ステファン・グラッペリによるマヌーシュ・ジャズの名演を詰め込んだイギリス編集盤。エリントンの「It Don’t Mean A Thing」や、ガーシュインの「I Got Rhythm」をコンピの目立つところに配置したジャズ・サイドに寄せた選曲になっています。イラストのジャケットも雰囲気ありますね。90年前に彼らがいた景色に思いを馳せながらお聴きください。.
フランスEMI編集で、年代順にジャンゴの歩みを追う好アンソロジーの第8弾。アメリカから招かれたハーモニカ奏者ラリー・アドラーをフィーチャリングした「Body And Soul」など4曲がとにかく新鮮です。あまり特筆されることのない時期ですが、高速の「I Got Rhythm」など、とても面白い録音です。ホット・クラブ・オブ・フランス以外にも、レックス・スチュワートのコンボとの共演なども収録。.
デンマーク出身のヴァイオリニスト。ストリングス+ジャズ・コンボを基調にした北欧出身らしい気品とかわいらしさあふれるイージーリスニング盤です。ヴァイオリンの流麗さ、ピチカートの軽やかさが北欧の調度品のように収まっていて。紅茶の似合う逸品です。口笛とフィドルのデュエットが楽しいA-6「Can You Whistle, Johanna?」素敵です。アリス・バブス、ユーリク・ノイマンらと結成したラブリーなスイング・トリオ、スウェ・デーンズの人でもあります。.
収録曲・データ
【曲目】Tabu / The Continental / Passing By / You Are My Lucky Star / In Hamburg The Nights Are Long / Can You Whistle, Johanna? // When Day Is Done / The Danish Rhapsody / The Woodpecker Song / Sing, Nightingale, Sing / Beautiful Friend / Macky-Boogie
ハンガリー生まれのジャズ・ギタリストとして60年代にフランス録音のアルバムを二枚残しているこの人。実はもともとの手習いはヴァイオリンでした。Flying Dutchmanの傍系としてボブ・シールが立ち上げたレーベルで、NYの腕利きたちとモダンなバックで録音した本作は基本がエレクトリック・ヴァイオリン。でも機械的じゃない、なまめかしくて色っぽい音です。一曲ギター。タイトル曲「I Love You」の見事なボッサに時を忘れそう。.
隠れアコースティックスイング名盤。アコギ1本でスイングするジャジーなナンバー「It's A Sin To Tell A Lie」が最高です。往年のポップスファンは「馬場こずえさん!」と叫んでるかもしれませんね。タイトル曲も最高のインスト。そして黒人ブルーススインガー、ルイ・ブルーイも参加した「Mama Don't Allow It」も最高にスイング。名曲「City Of New Orleans」で知られる愛すべきSSWがスイング心全開で挑んだ快作です。.
収録曲・データ
【曲目】Door Number Three / Blue Umbrella / This Hotel Room / Spoon River / Jessie's Jig (Rob's Romp, Beth's Bounce) // It's A Sin To Tell A Lie / I Can't Sleep / Moby Book / Lookin' For Trouble / Mama Don't Allow It
【曲目】Twelfth Street Rag / Music Box Waltz / Bye, Bye Blues / Melody In F / I Ain’t Got Nobody / Ain’t She Sweet // Uke Said It / Humoresque / Waltz Of Yesteryear / Five Foot Two / Sweet Georgia Brown / Honolulu Shuffle