1960年代のデビュー以来、英米で大きな人気を誇り、70年代にはマダムキラーとしてのステージングもすっかり日本に定着したトム・ジョーンズ。熱いソウルを感じさせる歌いっぷりはずっと健在。この73年盤では、やはりビル・ウィザーズのカヴァー2曲「Ain’t No Sunshine」「Lean On Me」に注目です!.
トムの代表曲と言えば「よくあることさ」と「思い出のグリーングラス」。特に日本では後者を覚えている人も多いはずで、洋楽カラオケには必ずと言っていいほどに収録されてますね。同時期からアメリカ進出を本格的に目指し始めたので、それがこのカントリータッチの作品を選ばせたのかも。「That Old Black Magic」などスタンダードでも快調にスイング!.
カンツォーネから生まれた人気曲「I (Who Have Nothing) 」は全英16位/全米14位とヒットした彼の代表曲のひとつ。人気絶頂中に発表された作品で、彼の熱いソウルが全面的に展開されています。そんななかで、ロッド・マキューン作詞作曲の「Love's Been Good To Me」やバカラックのナンバーがとても繊細な味わいを添えています。やっぱり歌がうまいんです、胸を打つんです。.
収録曲・データ
【曲目】Daughter Of Darkness / I Have Dreamed / Love's Been Good To Me / Lodi / Try A Little Tenderness // I (Who Have Nothing) / What The World Needs Now Is Love / With One Exception / To Love Somebody / Brother, Can You Spare A Dime / See Saw
その全盛時のライヴでは、花道に彼の汗を浴びるために女性ファンが詰め寄ったという英国きってのダイナマイト・ソウルシンガー。男臭いけどすかっとした、後腐れゼロの歌声の魅力はいまもばっちり伝わります。ここでもタイトル曲や「If I Promise」あたりの男気が“さすが”。なにしろバカラックも「007」も認めた表現力ですから!.