【曲目】Light My Fire / Penny Lane / Somewhere, My Love / Expo ‘67 / Happy Together // Delicato / Sticcato / I Was Keiser Bill’s Batman / 18th Century Dream / I Got Rhythm
ローラ・ニーロのカヴァー「Time And Love」で軽やかに幕を開ける傑作。70年代の彼らを代表する一枚ですね。ジュニア・ウォーカーの、というよりハート・オブ・ストーンの、といった方が今ではおなじみのソウルクラシック「What Does It Take」やクールなラテンコーラス「Viva Tirado」など人気曲多し。オリジナルの特殊変形ジャケット。.
Bellに移籍して3作目、それ以前に在籍していたSoul City時代のヒット曲を集めたベスト盤でもあります。あえて「Up Up And Away」などは外した構成が、彼らのソウル風味などを浮かび上がらせます。ジム・ウェッブ、ピート・ジョリー、ラリーネクテル、トミー・テデスコなど、60年代の彼らを支えた豪華演奏メンバーの繰り出すサウンドにも耳が奪われますよ。.
収録曲・データ
【曲目】California Soul / Let It Be Me / Sunshine Of Your Love / Poor Side Of Town / Ticket To Ride // Blowin’ Away / Workin’ On A Groovy Thing / Carpet Man / Those Were The Days / I’ll Never Be The Same Again / California My Way
アソシエーションの記念すべきファースト。そしてプロデュースはカート・ベッチャー! 「Along Come Mary」や「Cherish」など、最初から彼らのサウンドはすでに完成していました。カート・ベッチャー作のB-3「Message Of Our Love」やジャジーなB-4「Round Again」もマジカル! ミレニウムに通じるアイデアをここで試していたのかもしれません!.
Warner - Seven Artsグリーン・レーベル(1968〜69年にかけて使用されたデザイン。オリジナル・リリースは1967年です)。
ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような。
ソフトロックの王道「Windy」、そしてMOR路線の代表曲「Never My Love」収録。ValiantレーベルがWarner Brosに吸収され、自動的に移籍となってからの第一弾。この時期のアルバムでは「Birthday」の評価が高いですが、他のアルバムももちろん最高だし、本作も個々の楽曲のレベルは高いですよ。ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような、メンバー各自の個性が浮き出始めた感じ。「Never My Love」は、映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」のオープニングに使われていて、とても印象的でした!.
収録曲・データ
【曲目】Wasn't It A Bit Like Now (Parallel '23) / On A Quiet Night / We Love Us / When Love Comes To Me / Windy / Reputation // Never My Love / Happiness Is / Sometime / Wantin' Ain't Gettin' / Requiem For The Masses
ジェリー・イエスター制作のセカンド・アルバム。大ヒット曲を収録していないのでちょっと地味な印象ですが、オリジナル曲は充実の一途。ソフトロック世代のソングライティングの雛形が、ここにあると言っても過言ではないでしょう。転調を繰り返すことでマジカルな高みへと曲が引き上げられる「Songs In The Wind」を、季節の変わり目に聴くのは最高です。.
収録曲・データ
【曲目】I'm The One / Memories Of You / All Is Mine / Pandora's Golden Heebie Jeebies / Angeline / Songs In The Wind // You May Think / Looking Glass / Come To Me / No Fair At All / You Hear Me Call Your Name / Another Time, Another Place
Warner Bros.でのラストアルバム。メンバーの顔にも髭が生え、すっかりソフトロックとはほど遠いルックスになりましたが、清らかなハーモニーは健在。あらためて聴いてみると、とても発見の多いアルバムです。タータグリアが2曲のアレンジを手がけていたり。なにしろ曲がいい。ソフトでファンキーでセンチメンタル。聴き逃すのは惜しいです。ビーチ・ボーイズで言えば「Surf's Up」あたりに通じそうなレイドバック感がたまらないのです。.
耳当たりが良くて爽やかなポップス。1971年にデビューしたカナダのソフトロック・グループの3作目。これがいちばん知られてる作品かも。のちに「愛のオルゴール」(高田みずえが「潮騒のメロディ」の邦題名でカバー)のヒットを放つフランク・ミルズが在籍したことでも知られていますね。肌触りのやわからいソフトロックな感触の上品なコーラスを聴かせます。ジョン・セバスチャン「She’s A Lady」を女性リードで、このアレンジでカヴァーするとは!.
【曲目】Rest In Peace / The Gentle Cold Of Dawn / Busman's Holiday / Can I See You / Family Way / I'll Get Around To It When And If I Can // The Progress Suite, Movements 1 Thru 5 Prologue〜Decline〜Editorial (Vocal)〜Fall〜Epilogue (Vocal)
ジョン・サイモンプロデュース。ポール・サイモンが提供した「Red Rubber Ball」「Cloudy」、セカンド・シングルとなった「Turn Down Day」など。ソフトロック調の美しいメロディに、ソフトサイケ的なアレンジが施された名盤です! ソフトロック再評価が90年代に日本で巻き起こった頃、入門編の一枚がこれでした。あらためて聴いて、みずみずしさは不変だと感服しましたよ。.
収録曲・データ
【曲目】Red Rubber Ball / Why Can't You Give Me What I Want / Baby, You're Free / Big, Little Woman / Cloudy / Cry // Turn-Down Day / There's A Fire In The Fireplace / Bony Moronie / How Can I Leave Her / Money To Burn
ジャック・ニッチェ・プロデュースのソフト・ロック〜バブルガム路線のナイス・グループ。スペクター風のサウンドを導入したA-1「I Could Be So Good To You」(超名曲ソフトロック!)に始まり、爽快感+ガッツ+センスにあふれた名曲ばかりです。元々はシアトルのガレージ・バンドだったという経歴も良い方に作用してるはずです。67年発売の割になかなか見かけないステレオ盤です。.
レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
厳密な区別はわかりませんが、プレイボーイズを率いてではなく、ソロ名義でのアルバム(67年に続いて2作目)。ヒゲともみあげをたくわえたそのいでたちは、明らかに60年代のポップ・アイドルからの卒業を表明したもの。全曲のアレンジを自身で手がけ、アーティスト性と自由な表現の幅を前面に出しています。ヒットシングル「Something Is Wrong」はすぐれたソフトロック! 同時代の影響を受けたサウンドは耳に気持ちいいです。.
オリジナルアルバムとしては、これがラスト(その後もシングルはリリース)。スティールパンと「ハレ・クリシュナ」コーラスではじまるA-1「Where Do I Go/Be In (Hare Krishna)」からしてひと味違います! キーボード担当のデイヴ・リーバートが天才アレンジャーとしての才能を開花させた「Let’s Do Something」、トレードウィンズみたいな「New Day Comin’」など、NYポップスの伝統を正しく受け継いだ最高の楽曲が眠っているのです。”Peace Of Mind”ではなくて“Piece Of Mind”担っているのは、パズル式変形ジャケも含めたシャレです。.
60年代アメリカを代表するヤング・ポップス番組のひとつ「フラバルー・ショー」との連動企画で生まれたビッグバンド&コーラス・アルバム! 当時の番組のはじけた雰囲気を伝えるナイス・アレンジはピーター・マッツ! ジョージー・フェイムでおなじみ「Yeh Yeh」のカヴァーは超かっこいいし、「I’m Telling You Now」のボッサ・アレンジも意表を突いてて最高です!.
収録曲・データ
【曲目】Hullabaloo Theme / I Can’t Help Myself / I Can’t Get No Satisfaction / What The World Needs Now Is Love / Help! / The In Crowd // Hullago / Yeh, Yeh / I’m Telling You Now / Mr. Tambourine Man / You’ve Lost That Lovin’ Feelin’
ハワイ随一のポピュラーソング・プロデューサーが、66年に夭逝した天才ハワイアンSSW、クイ・リーを追悼したアルバムです。「I'll Remember You」など、彼の書き残した代表曲をソフトな男女コーラスでリアレンジ。ロッキンにスイングする「All I Want To Do」「Ain't No Big Thing」! 甘酸っぱいソフトロック・ナンバーに生まれ変わった「Rain, Rain Go Away」も気持ちよいです。ソフトロック・ファン、リズ・ダモン&オリエント・エキスプレスが好きな方にはたまらない世界。同内容のアルバムが米本土のDotでも出ていますが、こちらはハワイ盤のジャケットです。.
傑作アルバム「Me About You」からのシングルカット。と言う訳で、プロデュース&アレンジはジャック・ニッチェ。アルバムと同テイクですが、ゴードン&ボナー畢生の傑作ナンバーと、ニッチェ作の隠れ名曲とのカップリングが胸キュン。大人のガールポップですね。この曲のシングルはうれしい! モノラル・ミックスは貴重!.
【曲目】Break Out The Wine / Bird Of Passage / Gypsy People / Foolin' Myself / Old Tyme Movie // Life's Parade / Snow Roses / The Assignment Song - Sequence / Number 33 / Don't You Feel Fine?
【曲目】The Weight / Raindrops Keep Fallin' On My Head / Easy Come, Easy Go / Born To Be Wild / Suicide Is Painless / Downhill Racer // Goodbye, Columbus / Midnight Cowboy / Mrs. Robinson / Come Saturday Morning / Maybe Tomorrow
タイトル曲はフォー・シーズンズやビーチ・ボーイズの影響を見事に昇華させたティーンポップ/アーリー・ソフトロックの屈指の名曲! A面は主に「Going Out Of My Head」「Always Something There To Remind Me」などのカヴァー、B面には彼のソングライターぶりを発揮した名曲がずらり! プロデュースは天才チャーリー・カレロ。愛らしいコーラスはガールグループ、エンジェルズ。マーサ&ザ・ヴァンデラス「Heat Wave」のカヴァーも軽やかです。Pコートを着た彼の佇まいにも魅かれちゃいます。.
あの金箔美女ジャケで知られるマイダス・タッチのレアなセカンドアルバム! アレンジャー、アル・ハムのプロジェクトであることは知られていますが、コーラスの中心をメアリー・マヨ(ディック・ハイマン「Moon Gas」でおなじみ)であることが明かされました。「More Today Than Yesterday」「Viva Tirado」「Make It With You」など気絶トラック多数!.
収録曲・データ
【曲目】Take A Look Around / If You Let Me Make Love To You Then Why Can’t I Touch You / Colour My World / Viva! Love / Darling Lili / Everything A Man Could Ever Need // Make It With You / I Just Can’t Help Believin’ / Close To You / More Today Than Yesterday / I Believed It All
More Today Than Yesterday.
Viva! (Viva Tirado).
If You Let Me Make Love To You Then Why Can’t I Touch You.
「I Must Know」収録のアルバム「That Happy Feeling」に人気が集中しているとはいえ、「The Telephone Song」収録のこちらも、ラブリーさでは負けていません。英国きっての人気コーラス・アレンジャー、マイク・サムズ率いるジェントルで切れ味のいいコーラスは、英国のアラン・コープランド・シンガーズとの声も。ソフトロックとは違う文脈の存在ながら、同じ感性をくすぐる60年代の秘宝です。.
収録曲・データ
【曲目】The Mood I'm In / The Telephone Song / (Ah! The Apple Trees) When The World Was Young / The Fortune Teller / Tiptoe Thru' The Tulips / Here's To The Losers // Something's Coming / How Much Of The Dream Comes True? / Matchmaker, Matchmaker / Soon It's Gonna Rain / I'm All Smiles / Wouldn't It Be Loverly【Arranger】Vocal Scores By Mike Sammes 【Orchestra Conductor】Johnny Scott