タイトル通り、ソフトロックの時代に敏感に対応した「変化」を見せたふたり。瑞々しいソフトポップスを本作でも披露してくれています。ジャズ的な深みを加えたジョン・セバスチャン「Didn't Want To Have To Do It」やスキャットで押し通すビートルズ「Norwegian Wood」のカヴァーが素晴らしい。知る人ぞ知るラニー・シンクレアのカヴァーも素敵です。ちなみに、ジャケ裏にある推薦文はロジャニコのアルバムと同じ人(ジョニー・マグナス)です。.
Dedicated To Love.
Norwegian Wood.
Bye Bye.ロジャー・ニコルズが他人に提供した曲としては随一と名高い「Always You」を含む彼らの人気作。この曲のレベルがあまりに高すぎるので、90年代には彼らを“これ1曲”のグループと見なす辛い評価もありました。ブルーアイドソウル色も濃厚でとても興味深い内容。センスもいい! ロジャニコはもう一曲「To Put You With You」もあります。.
Always You.
Love Is Just A State Of Mind.
To Put You With You.レイニー・デイズは、ラヴィン・スプーンフルからの影響をノスタルジックかつサイケデリックという両極端な方法で発展させたバンドでした。これが彼らの唯一のトップ100シングル(最高位70位)です。B面はナゲッツ的なサイケビート曲。もともとは地元デンヴァーのマイナーレーベルからのリリースを買い取ったものです。.
That Acapulco Gold.
In My Mind Lives A Forest.後にジョンの妻となるバフィ・フォードとのデュオ名義で60年代末に発表したソフトサイケ・フォークの名作。スモール・サークル・オブ・フレンズや自身のサイケポップなソロアルバムでも知られるタータグリアが全面的にアレンジを行っており、その独特の空気感に気圧されます。ソフトロック・ファンやバーバンク・フリークにも聴いてほしい! 画家ジェームス・ワイエスが裏ジャケに賛辞を寄せています。再発盤が多く出回っていますが、オリジナルのレインボー・レーベルでの発見は難しくなってます!.
Holly On My Mind.
Nebraska Widow.
Lincoln’s Train.彼らの活動では中期にあたる名盤。ハープシコードを使ったレオン・ラッセルのワザ師ぶりが全開になった「My Heart's Symphony」からすでに名曲です。ソフトロック時代をにらみつつも、キャッチーで親しみやすい自分の持ち味を守っています。本作にはA-4「Tina」がミスプレスで入っていないものもあるらしいのですが、今回入荷盤はちゃんと収録。.
My Heart's Symphony.
Tina.
Where Will The Words Come From.60年代に「You We're On My Mind」の大ヒットを飛ばした彼らのラストアルバム。1977年のリリースだけにサウンドはアーシーになってはいますが、美しいコーラスに彩られたソフトロック調ナンバーをこの時代に丁寧に作っていることに、まずビックリ! 全体的にもポップス度の高い作品になっています。深いエコーがかけられ、どこか神聖な雰囲気もありますね。ハーパース・ビザールのラスト作にも通じる隠れた名作です。ぜひ!.
Take Each Day As It Comes.
Rejoice.
Does Anybody Love You.ヤング・アイドル、デヴィッド・キャシディを送り出し、当時全米で大人気のファミリー・シットコム「パートリッジ・ファミリー」企画のアルバム第三弾。「Girl, You Make My Day」や「Last Night」「There’ll Come A Time」などをはじめ、屈託のないヤング・ポップスがいっぱいです! .
Girl, You Make My Day.
Last Night.
There’ll Come A Time.ティーン向けの音楽番組「Where The Action Is」で人気者になった若手俳優キース・アリソンのソフトロック/サンシャインポップ・アルバム。プロデュースは当時多忙&絶好調を極めていたゲイリー・アッシャー。しっかりとしたビート感もかっこいいし、ミレニウムやサジタリアスが生まれる土壌ができていた当時のColumbiaの空気を反映したようなマジカルなアレンジの片鱗も聴こえます。.
Louise.
I’m A Believer.
Do It.アメリカで「70年代ソフトロック」といえば、じつは彼らのことでした。ラスト・アルバムという体裁ですが、72年にいったん活動を停止し、これが5年ぶりのアルバム。その間、デヴィッド・ゲイツのソロでの成功もあり、メンバー自身も年齢を重ねたことで、より穏やかでメロウな大人のソフトロックが自然と実現しています。.
Hooked On You.
She’s The Only One.
The Chosen One.レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
Look The Other Way.
It’s Sunday.
We Can Make It.スティーヴ・キプナー、ダリル・コットン、マイケル・ロイドのトリオ。のちのコットン・ロイド&クリスチャンの前身です。初期はスティーヴ・キプナーがメンバーだったんですね。この爽快な疾走感と気持ちのいいメロディはアレッシーやパイロットのファンにもグッとくるはず。パワーポップ好きにもいけるでしょう。イージービーツ「Gonna Have A Good Time」のカヴァーもかっこいい!.
Glamour Girl.
(Won’t You) Reach Out.
Gonna Have A Good Time.なんと日本公開時のタイトルは「クリスチーヌの性愛記」!女優ジャクリーン・ビセットが大胆なヌードを披露したことで話題を呼んだ作品でした。サントラはBuddah傘下の新レーベルで制作され、アル・カーシャが監修にあたっています。ボビー・ラッセルの歌う「As Far As I’m Concerned」の優しさがたまりません。隠れた超絶ソフトロック・チューン「La De Da」にも注目を! オーケストラのスコアもヴァラエティに富んでいてモダン。名サントラと言えます。.
La De Da.
As Far As I’m Concerned.
Christine In Las Vegas.ご存じ、映画「おかしな二人」。ジャック・レモンとウォルター・マッソーの丁々発止、軽妙なやりとりのファンはハイファイのお客さんにもたくさんいらっしゃるハズ。サントラとしてもニール・ヘフティの技が冴えまくってます。センシティヴな中年ソフトロックになっているタイトル曲をはじめ、劇中のセリフを挟みつつ、洒落た劇伴ナンバーのオンパレード!.
The Odd Couple.
Man Chase Man.
Metropole.Libertyレコードでの最後のオリジナルアルバム。つまり、この次はもうソフトロック傑作「Save For A Rainy Day」なのです。ティーンエイジャー向けのサーフポップから脱しつつある彼らの姿をとらえた重要盤。プロデューサーとしてのジャン・ベリーの才能が豊かに開花しています。ゲイリー・ゼクリー提供の「The Restless Summer」やジル・ギブソンの歌声もうっすらきこえる「A Surfer’s Dream」(彼女が作曲にも関わっています)などサマーポップの名曲多数! ジャケも人気!.
The Restless Surfer.
A Surfer’s Dream.
Summer Means Fun.元ロッキン・ベリーズのリードシンガーがバンド解散後にリリースしたファーストソロ。ジョン・シュローダーがプロデュースしたサニーでブリリアントなUKソフトロック! US盤はジャケットのフリル衣装がぶりっこに見えて好内容の割に人気薄なのですが、UK盤のオリジナルアートワーク(今回入荷のカナダ盤とおなじデザイン)で見ると、印象が一変します。というか、最初からここっちのデザインで知るべきでした。トニー・マコウレイ作のノーザンソウル風ポップ「Baby Take Me In Your Arms」も最高!.
City Girl.
Baby Take Me In Your Arms.
Montage From How Sweet It Is.どんどんソフトロックに接近するサンドパイパーズの70年作品。ロジャー・ニコルズ一世一代の名曲「The Drifter」や、ラス・メイヤー監督のカルトムーヴィー「ワイルド・パーティー」テーマ曲なども収録。制作とアレンジはボブ・アルシヴァーで、ニック・デカロも一部のアレンジに参加。ジェントルでせつない大人のソフトロック。.
The Drifter.
Beyond The Valley Of The Dolls.
Autumn Afternoon.ティーンエイジャー・レリジャス・ソフトロック!シンプルなギターバンドサウンドなのですが、三人兄弟(+お父さん)と思しき彼らのコーラスのまろやかさ! 気持ちよさ! 60年代のハワイアンコーラスの快感にも通じますが、こちらはもっといなたい美がありますね。キリスト教信仰の厚い土地柄だけに歌は神への忠誠と感謝ですが、それだけでは説明できないグルーヴがあります。「Why I Sing」や「What A Wonderful Life」にひっくりかえりました。とろんとしたギターがもたらすアシッド感も素晴らしい。いやあ最高! 地元だけで流通した超逸品! .
Why I Sing.
What A Wonderful Life.
Keep Your Faith.ビーチボーイズのハーモニーとラヴィン・スプーンフルやラスカルズのグッドタイム感の融合と言いましょうか。才人ゲイリー・ゼクリーのビーチ・ボーイズ愛が爆発した幻のグループ、イエロー・バルーン。両面ともにアルバム収録曲ですが、どちらもラヴリーで切なくて。隠れ名曲同士のカップリング!.
Good Feelin' Time.
I've Got A Feelin' For Love.スモール・サークル・オブ・フレンズの「Don't Take Your Time」カヴァーにびっくり仰天! この曲の数少ないカヴァーのひとつ。超強力なドラムブレイクから始まる「Up, Up And Away」で狂ったように踊るもよし(「Uptight」のカヴァーも最高)。その一方で表題曲の「Lonely Is The Name」も、とてもよく似合う歌を聴かせます。シブくて、ユーモラスでかっこいい大名盤です。.
Up, Up And Away.
Don't Take Your Time.
Uptight.クリッターズのソングライターはドン・シコーネだけでは有りません。ジミー・ライアンの作曲センスが炸裂したシングル・オンリーの傑作ナンバー「Don't Let The Rain Fall Down On Me」! ドラマティックで大胆な編曲の巧さとビーチ・ボーイズ的なドリーミーなコーラス・ワーク…というか、ソフトロック好きにこの曲を嫌いな人はいないハズ。.
Don't Let The Rain Fall Down On Me.
Walk Like A Man Again .映画「真夜中のカーボーイ」のために書かれ、コンペに負けて結局作者のニルソンが他人(フレッド・ニール)の曲である「うわさの男」を歌うことになった、その(愛すべき)落選曲です。ニルソン自身も「Harry」で歌っていますが、こんなハツラツとしたソフトロックカヴァーがあったとは知りませんでした! B面もストレートなカヴァーながら、時代を反映したグルーヴ感がナイス! 彼らはのちのハドソン・ブラザーズ!.
I Guess The Lord Must Be In New York City.
Do Wah Diddy.西海岸のポピュラー音楽界で長くキャリアを積んだ歴戦のアレンジャー、ラルフ・カーマイケルは徐々にレリジャス・フィールドに活動の場を移します。若いコンポーザー、カート・カイザーとヤングコーラスをしたがえて制作した本作は、ミュージカル形式のクリスチャンソフトロック! リズム・セクションの超ファンキーな展開やめくるめくコーラスの鮮やかさにクラクラ!.
We’re On Our Way.
From Out Here.
Natural High.カセネッツ=カッツが仕掛けたバブルガムプロダクションの中では珍しく実体があったようにも思えるグループ。出身はニューヨークで、Buddah入社前にもアルバムがあります。全米4位の大ヒット「Yummy Yummy Yummy」はバブルガムの代表格のように思われがちですが、実はパワーポップの源流。ロックマインド感じる良い曲多いんです。「Winter Skies」とか「She’s Not Coming Home」とかチェックしてほしいです。.
Yummy Yummy Yummy.
Winter Skies.
She’s Not Coming Home.もともとノースウェスト(アメリカ西海岸の北部エリアでシアトルやポートランドなど)のガレージパンクバンドとして活動していた彼らが、こんなバロックテイストのソフトロックに! Epicでのアルバムでも人気の1曲です。B面はノーザンソウル+ソフトロックでアルバム未収録!.
If You Love Her, Cherish Her And Such.
Happy And Me.「To Wait For Love」(山下達郎「レアリティーズ」のヴァージョンの元と思います)「Without Her」で本人がヴォーカルをとっていますが、驚くほどセンシティヴな歌声です。他にもタイトル曲は乾いたトランペットの音色が心地良いし、「The Continental」でのスティールパン入りのカリプソ・アレンジもお洒落! 内省的でソフトロックなムードもいいし、60年代を締めくくる傑作と言えるほどの完成度!.
Without Her.
The Continental.
To Wait For Love.アリゾナ出身の兄弟デュオ。60年代後半に数枚のシングルを出した消えた薄命アーティストですが、ソフトロック的でありつつ、ハンドメイドなシンプルさがのちのパワーポップの源流とも思えます。メロディもいいしね! B面はシーズにも通じるセカセカしたガレージポップ!.
I’m Not Afraid.
Chik-A, Chik-A.ポール・ヴァンスのもとでソングライター修行をしていたルパート・ホルムズが60年代に結成していたグループの代表曲。ソフト・バブルガムなA面、センチなメロディと凝ったアレンジが光る爽快なB面、ともにNY系のソフト・ロック/SSWが好きな人にぜひおすすめです。もちろん両面ともに曲とアレンジはルパート・ホルムズ。.
Jennifer Tomkins.
All Night Long.ドリーミーでジャジーで、少し憂いを帯びたLate60sな空気が作品全体を包み込む男女ソフトロックの傑作。トミー・オリヴァーの助力があったとは言え、ほぼ無名の新人であったケン・フィッシャー(彼こそボビー&アイの“I”)が披露したヴォーカル&ジャズコンボ風アレンジの素晴らしさには脱帽です! 人気曲「5:09」をはじめ、細かいところにもマジカルなアイデアがいっぱい。グルーヴィーな「Sweet Talkin' Guy」「Hurt So Bad」のカヴァーも素敵。.
5:09.
Sweet Talkin' Guy.
Hurt So Bad.ポップジャズのイメージの強いWorld Pacificからリリースされた詳細不明の男性デュオ。曲はすべて他人からの提供。レコード会社の意図としてはソフトロック時代のライチャス・ブラザースみたいなノリでしょうか? しかし内容は捨てがたいSSWモード。ボッサなムードのカッティングに引き込まれる「The Dweller」が最高です。.
The Dweller.
Strange How People Change.
Wake Me When It’s Over.タイトルに書かれていることを信じるなら、これはマイク・サムズ・シンガーズあたりと性質を同じくするイギリスのソフトロックでサニーなポップコーラス作品。アメリカのマイナーレーベルからのリリースで、両面合わせて60分以上収録されています。イギリス製とは言え、キラキラとまぶしいサウンドに、アメリカへの憧れがいっぱい詰まってます!.
Let Yourself Go.
A Very Special Love.
It’s Not For Me To Say.