【曲目】Santo Domingo / The Long And Winding Road / Free To Carry On / A Song Of Joy / Where There’s A Heartache / (He’s Got The) Whole World In His Hands // The Drifter / The Sound Of Love / Autumn Afternoon / Come Saturday Morning / The Wonder Of You / Beyond The Valley Of The Dolls
【曲目】Cotton Candy Sandman / The Dolphin / Every Passing Moment / It Never Changes / My Carousel / Mr. Tambourine Man / Peaceful / Come Away Melinda / Song For A Winter's Night / Minuet / The Girl I Left Behind / Cotton Candy Sandman (Reprise)
いわゆる“宗教ソフトロック”に分類される作品の中でも人気なのが本作です。アッパーで爽快。めくるめく展開とソフトロック心全開のコーラス! 「Smiling At Rainstroms」「Bright New World」「The Flower Shoppe」など、サニーなムードが満点です。50年代から活躍する名アレンジャー、ラルフ・カーマイケルが組織し、メンバーは白人・東洋人・黒人の混合。フラワーかつヘアーな雰囲気に祈りが加わった傑作!.
収録曲・データ
【曲目】Our Front Porch / Smiling At Rainstorms / Bright New World / Trust Me Now / Reach Out To Jesus // Dressing Up Jesus / Memories / We're Not Going To Make It Together / The Flower Shoppe / I've Got Confidence
「To Wait For Love」(山下達郎「レアリティーズ」のヴァージョンの元と思います)「Without Her」で本人がヴォーカルをとっていますが、驚くほどセンシティヴな歌声です。他にもタイトル曲は乾いたトランペットの音色が心地良いし、「The Continental」でのスティールパン入りのカリプソ・アレンジもお洒落! 内省的でソフトロックなムードもいいし、60年代を締めくくる傑作と言えるほどの完成度なのに、今に至るまで未CD化なのが残念!.
収録曲・データ
【曲目】The Sea Is My Soil / Without Her / Marjorie / Girl Talk / Ob-La-Di, Ob-La-Da // Zazueira / The Continetal / Pretty World / Warm / To Wait For Love / Sandbox
アソシエーションが歌ったすばらしいタイトル曲をはじめ、スキャットによるインストや、ティファナ・ブラスがロックっぽくなったような曲など、ソフト・ロックの名盤としても楽しめるナイスなサントラです。B-1「It's Gotta Be Real」Bラス「So Kind To Me」もスムースなグルーヴが心地よいナイス・ソフトロック! インスト曲はチャールズ・フォックスの手によるもの。.
収録曲・データ
【曲目】Goodbye, Columbus / How Will I Know You? / Dartmouth? Dartmouth!! / Goodbye, Columbus / Ron’s Reverie // It’s Gotta Be Real / A Moment To Share / Love Has A Way / A Time For Love / So Kind To Me
ソフトロックの王道「Windy」、そしてMOR路線の代表曲「Never My Love」収録。ValiantレーベルがWarner Brosに吸収され、自動的に移籍となってからの第一弾。この時期のアルバムでは「Birthday」の評価が高いですが、他のアルバムももちろん最高だし、本作も個々の楽曲のレベルは高いです。ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような、メンバー各自の個性が浮き出始めた感じ。「Never My Love」は、映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」のオープニングに使われていて、とても印象的でした。.
収録曲・データ
【曲目】Wasn't It A Bit Like Now (Parallel '23) / On A Quiet Night / We Love Us / When Love Comes To Me / Windy / Reputation // Never My Love / Happiness Is / Sometime / Wantin' Ain't Gettin' / Requiem For The Masses
コーラスを伴って漂白感を醸し出すニール・ヤングの「Old Man」でアルバムを幕開けしていることにアーティスティックなセンスを感じます。続く「Where Is The Love」の抑制の効いたアレンジも最高! 全篇に漂う、けだるい朝の感覚が、今とても沁みます。ハリウッドで長く音楽活動をしてきたギタリスト、ルイス・モレルの息子だと裏ジャケにはありますが、それにしてもこの漂白感、虚無感みたいなものはなんなんでしょうね。4チャンネル盤。.
収録曲・データ
【曲目】Old Man / Where Is The Love / I Can Feel Happy / Morning has Broken / Wild World // Rocket Man / Daydreaming / Mozart Summer / If / Song Sung Blue
ローラ・ニーロのカヴァー「Time And Love」で軽やかに幕を開ける傑作。70年代の彼らを代表する一枚ですね。ジュニア・ウォーカーの、というよりハート・オブ・ストーンの、といった方が今ではおなじみのソウルクラシック「What Does It Take」やクールなラテンコーラス「Viva Tirado」など人気曲多し。オリジナルの特殊変形ジャケット。.
「Mas Que Nada」最高! ヴォーグスよりもソフトロックな感じで、ハプニングスより弾けてる。オジサン風ルックスでありながら、この溌剌さ。本作はタイトル曲が有名ですが、ブラジル・ナンバーの強力さにも一票を。バックのアレンジがしっかりしていて、サウンドも若々しい! “アーバーズでまず一枚”なら本作です。「Just Let It Happen」や「Dreamer Girl」にはポップス・ファンもため息。.
収録曲・データ
【曲目】Just Let It Happen / When I Fall In Love / A Symphony For Susan / Mas Que Nada / A Day In The Life Of A Fool / You Are The Girl // Dreamer Girl / Open A New Window / My Foolish Heart / Love Is The Light / So Nice
パーシー・フェイスのストリングスが、60年代末の空気を感じ取ったソフトロックコーラスと交わった逸品。ジャック・ゴールドがプロデュースをしていた時期は若々しいセンスの仕事が光ります。「Leaving On a Jet Plane」「Wedding Bell Blues」など目から鱗のリアレンジの連続。鮮やかに決まったボサノバ「Let Go」も素晴らしい。.
収録曲・データ
【曲目】Leaving on a Jet Plane / Early In The Morning / Ballad Of Easy Rider / Raindrops Keep Fallin’ On My Head / Everybody’s Talkin’ // Wedding Bell Blues / Something / Let Go / Colours / Yester-Me, Yester-You, Yesterday / Wanting You
フォーク界でのキャリアも長いギタリストでアレンジャーのウォルテー・レイムが、ボブ・トンプソンのレーベルで始動させた奇跡のソフトロック・コーラス・グループ。アンニュイでウォームでミステリアス。マーゴ・ガーヤン作のソフトボサ「Something’s Wrong With The Morning」やバカラックとは同名異曲の「I'll Never Fall In Love Again」など、時代の狭間にしかないムードを持った傑作! これがこのユニットの名義では唯一のアルバムですね。.
収録曲・データ
【曲目】Endless Possibilities / It’s Always Somewhere Else / A Woman Looking For Love / City Of Grey / Beautiful People / Something’s Wrong With The Morning // Since You’ve Gone / Nice Lady / I’ll Never Fall In Love Again / I Hear Bells / Wedding Bell Blues【Producer】Walter Raim 【Engineer】Frank Laico, Eddie Rice 【Cover Design】John Kramer
A&Mのソフトな面を代表するハーモニーグループが、スペイン語で歌った楽曲を集めたアルバム。「Guantanamera」や「La Bamba」をはじめ全曲スペイン語です。しかし、注目して欲しいのは、メキシカン・ボッサとも言える素晴らしいアレンジの「Michelle」や「Fly Me To The Moon」。アレンジはモート・ガーソン、ペリー・ボトキン・ジュニア、ニック・デカロといった鉄壁の布陣です。.
収録曲・データ
【曲目】 Guantanamera / La Bamba / Estranos En La Noche ( Strangers In The Night ) / LLevame A La Luna / Cancion De Amor / Louie, Louie // Cuando Sali De Cuba ( The Wind Will Change Tomorrow ) / Ayer ( Yesterday) / Michelle / Y La Quiero ( And I Love Her ) / Enamorado / Ojos Espanoles ( Spanish Eyes )
プロデュースはアル・ゴルゴーニ。NYの凄腕セッションメンがサポートした女優ソフトロックの傑作。「Natural To Be Gone」の高揚感、ジャジーな「Everybody's Talkin'」ウッドベースのファンキーなうねりが渋すぎる「Darkness, Darkness」など、この時代ならではの選曲と、ギミカルなアレンジ+ヴォーカルの透明感があいまった傑作!.
収録曲・データ
【曲目】Leaving On A Jet Plane / Natural To Be Gone / Holly Would / I Just Don’t Know What To Do With Myself / Everybody’s Talking // Wichita Lineman / Words / The Windmills Of Your Mind / Darkness, Darkness / Hey, That’s No Way To Say Goodbye
のちにソロになり頭脳的なアルバムを残すニール・フォックスが、ガス・マンシーニという男性SSWと組んでいたデュオ。これが唯一のアルバムです。クラシカルなオープニングから一転して、泣きのワルツへと進む冒頭の「Hand Me Down Phrases」でいきなり撃沈。各種のキーボードをうまく使ったアレンジが見事です。空洞で演奏しているような不思議な音響なのに泣けてしまう「The Colors Are Still There」とか。70年代型ソフトロックの逸品。.
ティーン向けの音楽番組「Where The Action Is」で人気者になった若手俳優キース・アリソンのソフトロック/サンシャインポップ・アルバム。プロデュースは当時多忙&絶好調を極めていたゲイリー・アッシャー。しっかりとしたビート感もかっこいいし、ミレニウムやサジタリアスが生まれる土壌ができていた当時のColumbiaの空気を反映したようなマジカルなアレンジの片鱗も聴こえます。.
高校生とカレッジの学生に対する音楽教育の一環として結成された大人数コーラス・グループ。大阪万博に来日したことがきっかけで、日本制作されたアルバムと思われます。日本規格のカタログ番号ですが、恐らく輸出用。歌っているのは欧米ポップスです。「You Made Me So Very Happy」「Love Makes The World Go Round」なんか最高です! バカラックの「Saturday Sunshine」、フリー・デザインの「I Found Love」のカヴァーも素敵!.
収録曲・データ
【曲目】Here, There And Everywhere / You Made Me So Very Happy / Until It’s Time For You To Go / Saturday Sunshine / I Got Love // Love Makes The World Go Round / Softly As I Leave You / I’ll Be Seeing You / I Found Love / Lady-O / What The World Needs Now Is Love
オーストラリア産70年代ソフトロック、あるいは珠玉のシティポップ・コーラス! 紅一点を擁する4人組で70年代に3枚のアルバムを残す彼ら。本作がファーストです。まだまだ未完成で荒削りなところもありますが、ハーモニーはすでに完成。紅一点のシャーリーン嬢の声も日本人好みのキュートなもの。タイトル曲や「Country Girl」まごうことなき名曲です! さらにキャロル・キング「It Might As Well Rain Until September」やリンダ・ルイスの「Reach Out For The Truth」も!.
ソフトロックがSSWに移行してゆく黎明期に生まれた傑作ファースト。コンビでよく作曲していたマイケル・ゲイトリーとも数曲を共作。ハイトーンヴォイス&ほのかにジャジイなサウンド。タイトル曲は何度聴いても感動的。72年に「On The Way Up」のタイトルで再発されますが、このオリジナルにはあったAラスのバカラック・メドレーがカットされています。A-3「I'm A Believer」のイントロがディープなドラムブレイクになっていて、一時期DJ買いが集中したこともありましたね。.