ボブ・クリュー・ジェネレーションの3作目。爽やかなソフトロックな傾向は徐々に変化し、クリューの手足となって働くチャールズ・フォックスとハッチ・デイヴィが施すアレンジには、細かいところまでマッドさや宇宙的な感覚が増大しています。「バーバレラ」からのナンバーを2曲リメイクしているのも“売り”ですが、「Moon River」をはじめとしたスタンダードの大胆なアレンジや「Wives And Lovers」のグルーヴィーさなど、来るべき70年代を見据えた大胆さにも着目してください。.
収録曲・データ
【曲目】Stella By Starlight / Golden Earings / To Each And HIs Own / Barbarella / Moon River // Together / Wives And Lovers / An Angel Is Love / Let Me Touch You / Two For The Road
Columbia 360°レーベル(白字、矢印あり。マトリックス1D/1C)。少々チリノイズある盤です(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。
モノラル! みずみずしさは不変!
ソフトロッキンな美しいメロディに、ソフトサイケ的なアレンジが施された名盤です! ソフトロック再評価が90年代に日本で巻き起こった頃、入門編の一枚がこれでした。改めて聴いて、みずみずしさは不変だと感服しました。オリジナルのモノラル・アナログは音もいい!ポール・サイモンが提供した「Red Rubber Ball」「Cloudy」、セカンド・シングルとなった「Turn Down Day」などを収録。ジョン・サイモンプロデュース。.
収録曲・データ
【曲目】Red Rubber Ball / Why Can't You Give Me What I Want / Baby, You're Free / Big, Little Woman / Cloudy / Cry // Turn-Down Day / There's A Fire In The Fireplace / Bony Moronie / How Can I Leave Her / Money To Burn
「To Wait For Love」(山下達郎「レアリティーズ」のヴァージョンの元と思います)「Without Her」で本人がヴォーカルをとっていますが、驚くほどセンシティヴな歌声です。他にもタイトル曲は乾いたトランペットの音色が心地良いし、「The Continental」でのスティールパン入りのカリプソ・アレンジもお洒落! 内省的でソフトロックなムードもいいし、60年代を締めくくる傑作と言えるほどの完成度!.
収録曲・データ
【曲目】The Sea Is My Soil / Without Her / Marjorie / Girl Talk / Ob-La-Di, Ob-La-Da // Zazueira / The Continetal / Pretty World / Warm / To Wait For Love / Sandbox
「Girls In Love」「Me About You」など、若きソングライター・コンビ、ゴードン&ボナーの楽曲が約半数を占めるアルバム。サウンドにもソフトロック的変化が出て来たと感じるのは、初期はメンバーでもあったレオン・ラッセルが多忙となり、アレンジをニック・デカロ、ジャック・ニッチェらが担当した楽曲が増えたからでもあるんでしょう。デカロ・アレンジの「Me About You」ニッチェ・アレンジの「Moonshine」の音響感覚、よく聴くとマッド!.
【曲目】Reflections / My Girl / (They Long To Be) Close To You / Touch Me / Up On The Roof // (You Make Me Feel Like) A Natural Woman / (Sweet Sweet Baby) Since You’ve Been Gone / Make It With You / The Sun Ain’t Gonna Shine Any More / Hey, Girl
単にソフトロックなスマッシュヒットという枠を超えて現代にアピールする甘酸っぱい超名曲「Don't You Care」を収録したナイス・アルバム! GS風味の「Why Don't You Love Me」や、実際に多くの日本のバンドにもカヴァーされた「Mercy Mercy Mercy」も最高。ブラスポップとしての要素を盛り込んだプロデューサーのジェームス・ウィリアム・ガルシオにとってはシカゴでの大成功の前哨戦ともいえました。モノラル盤ゆえに、より太いグルーヴです!.
収録曲・データ
【曲目】Don't You Care / Pitied Be The Dragon Hunter / And Our Love / Why Don't You Love Me / You Are Gone // I'll Be Back / Mercy, Mercy, Mercy / Remember / The Married Life / Foreign Policy
【曲目】Shells / Hele No Kauai / Hanalei / Ulili E/ Hula Lady // Waimanalo Blues / Nanakuli E / Hula Eyes / Hiilawe / Waikiki / Beyond The Reef / My Little Grass Shack / Little Brown Gal / Aloha Oe
トニー・マコウレイ作のノーザンソウル風ポップ「Baby Take Me In Your Arms」がヒットした、元ロッキン・ベリーズのヴォーカリストのソロアルバム。フリフリの衣装にちょっと引いちゃいますが、音楽の完成度は素晴らしい! 自己主張を下手にせず、アイドル的な態度でサウンドプロダクションに身を任せたことが、気持ちよい高揚感を生んでいます。弾き語りに近い「Shenandoah」にもぐっと来ます。.
ロック世代のイージーリスニングアルバム。タイトル曲はペプシのCMソングだったんですよね。ファズギターが利いているアップテンポの「Girls On The Rocks」はロンドンっぽいトラック。「A Felicidade」みたいな曲での意外性ある楽器の選択とか、時代を制した自信に満ちあふれた、まぶしいポップサウンド!.
収録曲・データ
【曲目】Anna / Felicidade (Theme From Black Orpheus) / Theme From A Man And A Woman / Let's Hang On / Music To Watch Girls By // Concrete And Clay / Theme For A Lazy Girl / A Lover's Concerto / Girls On The Rocks / Winchester Cathedral
ポップな持ち味が光るカナダのSSWのアルバム。B-1にご注目! ミレニウムのカヴァー「To Claudia On Thursday」なのです! 他にもコリン・ブランストーンでおなじみの名曲「I Don't Believe In Miracles」(作曲はラス・バラード)は聞いていると、とてもピュアな気持ちになる傑作です。自作曲にもカナダならではの透明感あり。女性的でナイーブな声もいいですね。全編とてもよいです!.
収録曲・データ
【曲目】You Make Everything Alright / I Don't Believe In Miracles / Rebecca / Anytime At All / Daybreak Memories // To Claudia On Thursday / Natalie / Come And See My Man / Dawning Day
「Mas Que Nada」最高! ヴォーグスよりもソフトロックな感じで、ハプニングスより弾けてる。オジサン風ルックスでありながら、この溌剌さ。本作はタイトル曲が有名ですが、「Mas Que Nada」の強力さにも一票を。バックのアレンジがしっかりしていて、サウンドも若々しい! “アーバーズでまず一枚”なら本作です。「Just Let It Happen」や「Dreamer Girl」にはポップス・ファンもため息。.
収録曲・データ
【曲目】Just Let It Happen / When I Fall In Love / A Symphony For Susan / Mas Que Nada / A Day In The Life Of A Fool / You Are The Girl // Dreamer Girl / Open A New Window / My Foolish Heart / Love Is The Light / So Nice
あのグランジのニルヴァーナではないですよ! 60年代末UKのポップサイケバンドの至宝。区別するために現代では“Nirvana UK”と表記されることも多いです。アルバム「The Story Of Simon Simpath」からのシングルカットです。イギリスでは前年に違うB面でリリースされていますが、アメリカではバロックポップな「We Can Help You」とのカップリング。.
カウシルズ、ブレイディ・バンチ、パートリッジ・ファミリー、ジャクソン・ファイヴなど、本物/擬似を問わずファミリー・グループのブームがあった時代に、Capitolで一枚限りのアルバムをリリースしていた彼ら。Capitol後にリリースしたのはこの1枚のシングルのみ。ファウンデーションズの「Build Me Up A Buttercup」によく似た感じのグッドソング! キュンキュンします。.
【曲目】The Fool On The Hill / (There's)Always Something There To Remind Me / No Worry Tour / Ticket To Ride / Sally Go ‘Round The Roses // Neon Rainbow / Thank The Beautiful People / The Power Of The Flower / The Happiest Day Of My Life / Darling Concersation / Back To Where We Started From
デビューはあの「ビキニ・スタイルのお嬢さん」。60年代後半の彼の作品はどれもソフィティケイトされたポップスにして、ソフトロック的にも傑作なのです。ストリングスを使っていても湿っぽくならない乾いた音感、慎ましくも豊かな充溢感に満たされます。よく練られたアレンジの「You」や「See The Funny Little Clown」、タイトル曲でもある「Tragedy」(フリートウッズのカヴァー)などを是非ご試聴を。それにしても雨の似合う人です。.