A-1「Where There's A Will There's A Way」の終盤からA-2「Song For Paula」の冒頭にかけて、キズによるプチノイズあり。他は比較的良好です。
ドミノスのサウンドの中核を成していた魅力的な声。
デレク&ザ・ドミノスのメンバーだった彼がダンヒルに残したスワンプ・ロックの名作です。事実上、ドミノスのサウンドの中核を成していた彼の魅力的な声が、全開になっています。また、豪毅なスワンプだけでなく、「A Game Called Life」のような、じわりとミスティックな作風でも、その才能の奥深さを感じさせてくれます。.
収録曲・データ
【曲目】Where There's A Will There's A Way / Song For Paula / A Game Called Life / Country Life / A Day Without Jesus // Back In My Life Again / The Scenery Has Slowly Changed / I'd Rather Live "The Straight Life" / The Dreams Of A Hobo / Back Home In England
冬のセントラルパークで佇む彼らの姿が、収録された音楽をよく表現しています。ほのかに暖かいストリングスと、心温まるシティ派フォークロックがよく似合って。「Let Your Feelings Go」での乾いたアコギのカッティングが素敵だし「The King Of Rock ‘N’ Roll」も最高ですね!彼らのアルバムのなかでも完成度、人気ともに群を抜いています。NYを代表するSSWデュオがLAで録音した大名盤。プロデュースはスティーヴ・バリ。.
収録曲・データ
【曲目】Time-Traveler / Will You Be My Lady / Let Your Feelings Go / Is It Raining In New York City / Mixed Emotions // Follow The Man With The Music / The Girls Next Door / Somebody Stole The Sun / AM-FM Blues / The King Of Rock 'N Roll
ブリティッシュ・フォークとプログレの中間で語られるバンドですが、これが素晴らしい。柔らかくて青く甘酸っぱいSSW〜ソフトロックが詰まったA面にノックアウト。UKではVertigoという強者レーベルからのリリースですが、USではDunhill。むしろDunhillの方が相性がいいようにすら感じます。とりあえずA-1「Going My Way」そしてソフトなグルーヴを刻むAラス「Airport Song」に酔ってください。B面は四季をテーマにした組曲で、これも難しいものではなく、ドリーミーな世界が広がっています。.
【曲目】People Like Us / Pacific Coast Highway / Snowqueen Of Texas / Shooting Star / Step Out / Lady Genevieve // No Dough / European Blueboy / Pearl / I Wanna Be A Star / Grasshopper / Blueberries For Breakfast
1971年の全米4位の大ヒット「Don't Pull You Love Out(恋のかけひき)」で知られるトリオ。ソングライター・コンビのランバート&ポッターが目指した70年代型Dunhillサウンドの理想はおそらく彼らにあったと思います。目立つヒット曲がないためスルーされがちなセカンド・アルバムですが、タイトル曲をはじめ男のせつなさをグッドメロディに落とし込んだ最高のブルーアイドソウル・ナンバー多数です。「明日に架ける橋」と「君の友だち」のミックスカヴァーもいい!.
ルイ・アームストロングの歌った「What A Wonderful World」は68年のリリース当初はそれほどアメリカではヒットしなかったので、実はカヴァーヴァージョンもそれほど多くないんです。それをあえてタイトルに持ってきたのは、若くピースフルなポップスサウンドを牽引していたDunhillならではという気がします(ベトナム戦争への反戦の意も込め)。ロジャー・ベネットのクラリネットと上品なアレンジが耳にやさしいです。.
デビューは1959年。フリップ・スローン名義でした。その後スティーヴ・バリとのコンビでソングライターとして活動してきた彼が、ファンタスティック・バギーズを経て、ついにソロ・デビューを果たしたファースト・シングルです。ここからボブ・ディランに強く影響を受けた若くシリアスなフォークロックへ転身。青い情熱がシングルのミゾからほとばしり出るようです。「The Sins Of A Family」は、バリー・マクガイアのアルバム曲としても採用されました。.