【曲目】Christopher Columbus / The Dipsy Doodle / Judy / I’ve Got My Love To Keep Me Warm / Lullaby Of The Leaves / Idaho // Tuxedo Junction / Amor / As Long As I Live / Opus #1 / I’ll Remember April / Jersey Bounce
【曲目】Chopin : Prelude in C major / Limehouse Blues / I Never Loved A Woman The Way I Love You / Both Sides Now / Chopin : Prelude in E major / Brasil ‘57 / The April Fools // Norwegian Wood / We’ve Only Just Begun / Peace Train / If / Blackbird / Love Rach
ラウンジやエキゾの側面のみで語られがちなレス・バクスターですが、管弦のアレンジャーとしての実力と時代を読みとる柔軟性という下地があってこそ。60年当時のポップヒットを優雅にリアレンジした本作は、彼の音楽的な基礎体力を知る絶好の1枚。フランキー・アヴァロン「Venus」で幕開けし、ボビー・ダーリン「Mack The Knife」で締めという構成。リズミカルなアレンジが冴える「Running Bear」や、大胆な弦アレンジが施された「Tom Dooley」など、興味深い選曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Venus / Running Bear / Let It Be Me / The Battle Of New Orleans / Mister Blue / El Paso // What In The World’s Come Over You / Theme From A Summer Place / Tom Dooley / Misty / Forever / Mack The Knife
ドアーズ「Touch Me」、トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ「Crimson and Clover」などなどロック世代向けの選曲をお届けするラウンジ好盤。アレンジを担当したダン・モアハウスはLAにあるクローヴァー・スタジオの専属だったそうで、それと掛け合わせたタイトルなのかも。タイトなリズム隊と、サックスや各種キーボード、ストリングスの絡みが醸し出すフラワー&ピースフルな空気! 好ジャケ!.
50年代ウェストコーストジャズ界の大スターでありながら麻薬で完全に身を持ち崩してしまうチェット・ベイカー。彼にとっては完全に不遇時代のティファナ・ブラス人気便乗企画とされる作品ですが、それでもリードを取るときの音色には独特の色気がありますね。いくつかこの名義でのアルバムはありますが、本作はスタンダードのカヴァー中心。チェットが参加した「In The Mood」を聴けるなんてね。.
厚紙くりぬきジャケでおなじみRCA Stereo Actionシリーズ。コミカルに動き回るパーカッションとシャープなブラスの対比で作り上げられる音の螺鈿細工です。ブラスのおかげで意外とジャズっぽかったりもして。急展開のタイトル曲や、目まぐるしい「Love For Sale」など。普通の人が何枚かにわけてやること、いっぺんにやっちゃうんだから!.
フランスのライブラリージャズ。ユニークなアレンジのビッグバンドによる小気味良いナンバーの連発で、レイモンド・スコット、ディーン・エリオットなどのファンにはバッチリくる内容です。軽くスカなリズムを刻む「Le Dernier Scotch」や、スピーディーな「Le Grand Huit」をおすすめしておきますね。ステレオミックスなのも、この手のサウンド好きにはうれしいです。.
英国人ピアニスト、ジョニー・ピアソンを軸に、ジャズ的なリズムセクションとストリングスで、スインギンロンドンな雰囲気を濃厚に醸し出したユニット。ヴィンス・ガラルディの名曲「Cast Your Fate To The Wind」を美しくカヴァーしたヴァージョンがワールドヒット。かくしてUSデビューとなりました。モッドなピアノインストとしても重宝! オリジナルのボッサ「Like The Lonely」もさりげなく素敵。.
収録曲・データ
【曲目】Cast Your Fate To The Wind / Something's Coming / Scarlatti Potion No.9 / At The Mardi Gras / When Love Has Gone / To Wendy With love // Have Faith In Your Love / Carnival (From “Black Orpheus”) / Downtown / Scarlatti Potion No.5 / Love Letters / Like The Lonely
【曲目】Headin’ Home / Harlem Nocturne / Durango / Night Train / Dansero / Yes, Oh Yes // Mood Indigo / Spanish Harlem / That Old Black Magic / Misirlou / El Bronx / Street Scene
【曲目】I’m Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter / I’ll Never Smile Again / Any Time / Smile / Seems Like Old Times / Bye Bye Blues // Sing, Sing, Sing / I Can’t Give You Anything But Love / Coquette / I’ll Be Seeing You / Charmaine / The Sheik Of Araby
Sing, Sing, Sing.
I’m Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter.
ジェームス・コバーンの意外な一面を後世に伝えた人気映画「電撃フリント」のサントラ。アメリカからの「007」への返答でもあったような、いやもっとちゃらんぽらんではちゃめちゃで、しかし超人的な色男スパイを主役に据えたこのシリーズ。ラウンジーでヒップな雰囲気を巧みに音楽化したジェリー・ゴールドスミスの手腕もさすがです。「Galaxy A Go-Go! -Or- Leave It To Flint」はゴールドスミスとランディ・ニューマンの共作だって知ってました?.
音で遊ぶことを心得ているレーベルCommand産パーカッシヴ・ラウンジ。“オフビート”のタイトル通り、どこかとぼけた感じ。無数のパーカッションが左右に出たり引っ込んだり、まるでかくれんぼしてるような愉快犯ラウンジジャズですね。「Drums In My Heart」や「The Big Brush Off」あたり、ホントに打楽器が踊ってます。ブラシの録音のキレイさがキモ!.
TV「ナポレオン・ソロ」で主役のロバート・ヴォーンを追い抜くほどの人気を獲得したデヴィッド・マッカラム(イリヤ・クリヤキン役)が指揮するポップ・オーケストラ作品の第一弾。プロデュースはデヴィッド・アクセルロッド(これが重要)。「1-2-3」「The In Crowd」など当時のヒップなヒット曲がゴージャスにインスト化されています。マッカラム自作の「Insomnia」が意表のカッコヨサ!.
収録曲・データ
【曲目】1-2-3 / Turn! Turn! Turn! / The “In” Crowd / A Taste Of Honey / Yesterday / I Can’t Get No Satisfaction // We Gotta Get Out Of This Place / Downtown / The Far Side Of Town / Louise / Insomnia / The Sugar Cane
70年代のイタリアで、欧米のロックやソウルにも対応したサウンドで斬新な風を吹かせたコンポーザー兄弟。もちろんイタリアン・サントラならではのラウンジ感覚も身につけているので、彼らの作り出すサウンドはとてもおもしろいです。このサントラだと「Il Ballo」や「Plata And Salud」のようなトラックがまさに彼らの真骨頂かも。隠し味に入ってるサンバ風味も本作のポイントです。レアグルーヴ・トラックとしては「Gli Amici」を!.
ロックの時代に呼応したレパートリーと編曲による長ーいキャリアのピアノ・デュオの71年作。重くファンキーなリズムに流麗なピアノとオーケストラが絡む「Oh Culcutta」のカヴァーは、インストとしては最高峰のひとつ。彼らの作品では珍しいソフトロックなコーラスの入った「Ballad Of Easy Rider」も◎。大音量で聴くとクラクラしちゃう音の粒だち! .
収録曲・データ
【曲目】The Theme From Z / Something / For Once In My Life / Oh! Culcutta! / A Familiar Concerto // Lay Lady lay / Raindrops Keep Fallin’ On My Head / Good Morning Starshine / Leaving On A Jet Plane / Ballad Of Easy Rider / Colonel Bogie March
【曲目】Sally Go 'Round The Roses / Duel In The Sun / I Hadn't Anyone 'Till You / Strangers / Say It Over Again / Armen's Theme // Rememb'ring / Wind Song / Wabash Moon / One Night Of Love / You Must Have Been In Love Before / Beau Night In Hotchkiss Corners
ルイ・アームストロングの歌った「What A Wonderful World」は68年のリリース当初はそれほどアメリカではヒットしなかったので、実はカヴァーヴァージョンもそれほど多くないんです。それをあえてタイトルに持ってきたのは、若くピースフルなポップスサウンドを牽引していたDunhillならではという気がします(ベトナム戦争への反戦の意も込め)。ロジャー・ベネットのクラリネットと上品なアレンジが耳にやさしいです。.
長く裏方をつとめてきた職人アレンジャーによるソフトロック・ラウンジ盤。女性スキャットは奥様の歌声だそう。やさしい肌触りのアレンジの相性がたまりません。「亡き王女のためのパヴァーヌ」をアレンジした「Princessa」は絶品。「Peter And The Wolf」のビート感にもびっくり! たおやかでおおらかなサウンドと、時代の変化を敏感に感じ取ったソフトロック要素の取り入れかたはさすが!.
収録曲・データ
【曲目】Come Touch The Sun / Peter And The Wolf / Bridge Over Troubled Water / The Emperor / I Wanna Dance With You / Always On Saturday // Josette's Music Box / Princessa / Georgy / Where It's At / Green Green Grass Of Home / Marcus Welby, M.D. - Theme
【曲目】The Man With The Golden Arm / The Man That Got Away / Dragnet / Witchcraft / Harlem Nocturne / There Will Never Be Another You // Peter Gunn / Mack The Knife / Why Don’t You Do Right / Tenderly / Mambo Inn / Undecided
グループ名はコワモテな感じですが、ジャケはかわいい女の子ふたり。内容はそのどちらとも関係があまりない、ドイツ人トランペッターふたりによるラウンジインスト(ティファナブラス風)なのです。いろんな要素がジャケットにありすぎて中身が読めなすぎ! でも楽しい演奏で心もはずみますから音楽に罪はないのです。ラストはギターがやけにかっこいい「Rock Around The Clock」!.
【曲目】Put Your Hand In The Hand / Kiss Her Once With Feeling / Me And My Shadow / In Our Time / Red Sky At Morning Falling Free // Dream Baby / Oh Woman, Oh Why? / Gray Eyes Make Me Blue / Bell Bottoms / Proud Mary / Living Easy
世界中の音楽を軽いラテン・センスで自分に取り込むラウンジ・ピアニスト、アーヴィング。このアルバムはイタリア関連の名曲集。まろやかなタッチの指さばきが情緒豊かなメロディを紡ぎ、ラテン・リズムと相まってオツな味を醸し出します。「Isle of Capri」なんか、結構ダンサブルにアレンジされてますよ。ジャケット、ナイス!.