ジャズとソウルの合体、というか、サヴァンナ・バンドに対するLAからの回答というべきでしょうか。彼ら白人黒人混合のユニット(デビュー作では10人編成)、このラストアルバムが一番売れたみたいです。コンテンポラリー色強めながらノスタルジックで人懐っこいこの感じ。あらためて聴き直して、やっぱり最高だと思いました。隠れグッドタイムな「Well Deserved Rest」、アダルトなバラード「How Strong Love Can Be」に号泣です!.
Well Deserved Rest.
If You Go.
How Strong Love Can Be.1967年のイタリア産ギャング映画「A Ciascuno Il Suo」のサントラは当時本国ではシングルのみしかリリースされなかったレアアイテム。ただし、翌68年に全米公開された際に「We Still Kill The Old Way」のタイトルで、アメリカだけでフルアルバムとしてリリースされました。タイトル曲がシネマサンバとして有名! ルイス・(エンリケ)・バカロフの作曲、ブルーノ・ニコライのアレンジは当時のイタリアンサントラ最強コンビです。.
We Still Kill The Old Way.
The Arrest.
End Title.映画「ブルース・ブラザーズ」でもおなじみキャブ・キャロウェイ。彼の絶頂期録音(1930〜40年代)はColumbiaからも決定的な2枚組LPが出てますが、初吹き込み版の「Minnie The Moocher」(1931年)収録はこのMCA盤のほう。当時まだ20代だったキャブの若さと野心があふれた一枚です!.
Minnie The Moocher.
Bugle Call Rag.
Saint-James Infirmary.ランディ・クロフォードの素晴らしい歌とともにダンスクラシックとして今も愛されるタイトル曲。11分を超えるフルヴァージョンでお楽しみください。ジャズ/フュージョンの枠はとっくに超えて、70年代初頭から数多くのAORサウンドに食い込んできた彼らにとって、遅すぎた決定版という感じの1枚です。.
Street Life.
Rodeo Drive.
The Hustler.オーストラリア出身の女性シンガーで、70年代前半には全米を席巻するほどの人気でした。AOR的な妙味を増すのは70年代後半から。歌は申し分なくうまいので、ソウルフルにグルーヴする曲がうまくハマるのです。この81年盤もジョン・ゲリン、ロベン・フォードらを迎えた最高のプロダクション。彼女のことを知らない世代にこそ新鮮に聴いてもらえるかも。.
The Stars Fell On California.
Let’s Just Stay Home Tonight.
Do It You Done It When You Meant It.「オールディーズ・バット・グッディーズ」という言葉が叫ばれ始めた時代に、イギリスから登場したハンチング帽グループ。それがルーベッツ! 大ヒット曲「Sugar Baby Love」を含むアメリカでのデビュー盤。イギリスで発売されていたアルバムの2枚からの選曲で、セカンド・シングル・ヒットの「Tonight」、サード・シングルの「Juke Box Jive」も収録。全曲ナイスなキャンディ・ポップの嵐です。.
Sugar Baby Love.
Tonight.
Juke Box Jive.80sポップス世代には懐かしくもあるキッズレゲエバンド。大ヒット曲「Pass The Dutchie」はイギリスをはじめヨーロッパ各国で1位を獲得しました。しかしセカンドアルバムでは注目度が急降下。でもそれは彼らのせいじゃなく80年代の移り気な流行のせい。スタイルを拡張した彼らの遊び心に今こそ再注目してください。.
Yard Stylee.
Mash It.
Watcha Talking ‘Bout.ドリーミーさが格別なセカンドアルバム。70年代の英国ポップに慎ましやかに咲いた名バンドです。ビートルズやドノヴァンあたりの影響を英国風味のメロディ+トラッドにも通じるアレンジを交えながら、ハーモニー抜群なソフトコーラスも披露。プログレの範疇でも評価されるスタイルへと変遷を見せつつリリースを重ね、解散後に中心メンバーはコーギスを結成します。.
Anyone For Tennis.
Syracuse The Elephant.
Friendliness Part 1.ホーギーの決定的名盤と言えば、オレンジ色UK盤「Hoagy Carmichael Sings Hoagy Carmichael」。名曲「スターダスト」の作者、元祖SSWの面目躍如と言える素晴らしい作品集でした。これはその数年後に、やはりUK編集でリリースされたアルバムで曲の被りはなく、”歌手”ホーギーにスポットライトを当てたもの。他人の作品を歌っても、どこかホーギー節にしてしまうキャラクターと声の魅力を堪能出来ます。.
I May Be Wrong.
That's A Plenty.
Don't Forget To Say "No" Baby.ジャズ評論の大家、レナード・フェザー監修による戦前スイングジャズ集。1920年代後半から30年代のスイング時代を飾ったスターや名手たちの演奏を鋭い視点でコンパイル。ベニー・グッドマンがもちろん大スターなわけですが、彼の素晴らしいクラリネットソロに着目した選曲があったり、粋人エイドリアン・ロリーニやギターの名手エディ・ラングを4曲ずつ選んでいるのもさすがです。細野さんのスイング趣味が気になる人もぜひ。.
Charinetitis.
Davenport Blues.
Beale Street Blues.映画は日本未公開で、子供の心を持ったまま成長した主人公を描いたヒューマンドラマ。絶好調期のラリ・シフリン仕事にハズレなし。ファンキーなテーマ曲からして最高。そして純粋さゆえの傷つきやすさや悲しみを淡く織り込んだスコアがどれも素晴らしいのです。ディスコ好きには「Candy Store Frenzy」をおすすめ!.
Theme From “Nunzio”.
Nunzio In Love.
Candy Store Frenzy.1956年に公開され、当時世界中を魅了した映画「八十日間世界一周」。50年代はジェット機の発達により世界旅行が身近になる時代ですが、気球でめぐる世界の景色は、今でも見果てぬ夢を与えてくれます。オリジナルサントラではなく、映画で使用された楽曲を作曲者のヴィクター・ヤングがあらためて再構成してスタジオで演奏したアルバムです。タイトル曲は永遠のスタンダード! エキゾチカとしての妙味も。.
Around The World - Part 1.
Paris Arrival.
India Country Side.「Escape」「Him」の大ヒットを経てAORアーティストの代表的存在となった彼が、その勢いのままリリースした1枚。もちろん丁寧に作り込まれた見事なシャープなAORサウンドが堪能できます。特に軽やかなウォーキン・リズムで「きみなんかいらない」と歌う切ないB-4「I Don’t Need You」は、まさに彼らしい作風です。.
I Don’t Need You.
Morning Man.
Special Thanks.マイケル・ケイン主演のハリー・パーマー・シリーズ第三弾「百億ドルの頭脳」。この映画が商業映画第一作となったケン・ラッセルの監督で、カルト的な作風で知られています。第1作の「国際諜報局」はジョン・バリーのサントラが有名ですが、本作にはその影響はあまり感じられず、スリリングにアレンジされたオーケストラを基調にしています。ラウンジ色は控えめ、サントラらしいサントラという印象です。.
Billion Dollar Brain.
Anya.
Panic In The Brain.CTIからより広いフィールドでの活動を求めて移籍したMCAでの第二弾は、ミシシッピ・リヴァー・フェスティヴァルでのショーを記録したライブ盤。ストリングスを交えた大編成を率いる姿はもはや貫禄。今なお人気の高い「Super Strut」では、ジョン・トロペイがギターをスタジオ盤以上に弾きまくりますよ!.
Super Strut.
Pavane For A Dead Princess.
Jivin’.セッションベーシストの大御所エイブラハム・ラボリエルを中心にLAで結成され、主にCCMのフィールドで活動したバンド。彼らがバックに絡んだ作品にはハズレがないと言われています。メンバーはアレックス・アクーナ、ビル・マクスウェル、ハーラン・ロジャ−ス、 ハドリー・ホッケンスミス、ディーン・パークスら。86年型フュージョンサウンド、今が聴き頃かも。.
Making Room.
Greatest Love.
Frontline.1938年〜45年に録音されたアンドリュース・シスターズの最高のスイングコーラス集。こういう編集盤は本国アメリカよりもイギリスのが曲数も多いし、どれも出来がいいのです。この盤も最高のジャケ写真使ってますし、代表曲と「おや?」と驚かせてくれるレア曲の混ぜ方がハイセンス。全16曲。.
The Jumpin’ Jive ( Jim, jam, Jump ).
The Coffee Song.
Straighten Up And Fly Right.ハワイの男性コーラス・カルテットの名門。60年代Decca時代の作品は、ラウンジ/ポピュラー的な趣味が絶妙にミックスされた今風の佇まいになっています。なめらかなハーモニーが素晴らしい。フラノーヴァ編曲の「I'll Remember You」(クイ・リーの名曲!)「Dahil Sa Yo ( Your Love Is Mine)」にウットリ。アップテンポ「Minoi Minoi」、ハワイアン・ジャパニーズな「Sayonara」なども絶品です。.
Minoi Minoi.
I'll Remember You.
Sayonara.「スティング」といえば、誰しもあの「エンターティナー」の旋律を思い浮かべるでしょう。そんな映画の続編のスコアを任されるなんて、とんでもなく難しい依頼だと思います。その難役に挑んだのがラロ・シフリン。「エンターティナー」をリアレンジしてみせたり、彼が学んできたジャズの歴史への敬意も感じさせます。.
The Entertainer.
A Breeze From Alabama.
Coney Island.