60年代の早くからLAで活躍。70年代になると南部音楽に潜り込む志向を見せる一方で、相当にラジカルな要素を持ち込んだりもします。エフェクトっぽいシンセの使い方は大胆にして実験的。名曲「Blueblrd」、ニューオリンズ的リズムの「Laying Right Here In Heaven」など、南部的で粘っこくゆるやかな熱波のような音楽が満載。えらくポップです。.
ハワイの男性コーラス・カルテットの名門。60年代Decca時代の作品は、ラウンジ/ポピュラー的な趣味が絶妙にミックスされた今風の佇まいになっています。なめらかなハーモニーが素晴らしい。フラノーヴァ編曲の「I'll Remember You」(クイ・リーの名曲!)「Dahil Sa Yo ( Your Love Is Mine)」にウットリ。アップテンポ「Minoi Minoi」、ハワイアン・ジャパニーズな「Sayonara」なども絶品です。.
「Canned Music」「I Scared My Self」「Walking One And Only」「Moody Richard」など彼の代表曲を含む代表作! ホット・リックスとしてはライヴ盤をセカンドと数えると三枚目です。すでにジャンルを超えた名盤として定着した感がありますが、あらためて彼の書く曲ってヒネリがあってメロディもよくて、くやしいくらいレベルが高い! ジャズやブルースのカヴァーをせず、オリジナル曲だけでこの完成度って、すごい。メンバーとのコンビネーションも極まってます!.
70年代ノーザンソウルの人気グループ、プレジデンツのメンバーだったトニー・ボイドが新たに始めたトリオが、このアナコスティアでした。プレジデンツの仕掛け人だったヴァン・マッコイを始め、リチャード・ティー、エリック・ゲイルらNY組を揃えた最高のプロダクション。「What Kind Of Love」が踊れて泣けて最高!.
映画「ブルース・ブラザーズ」でもおなじみキャブ・キャロウェイ。彼の絶頂期録音(1930〜40年代)はColumbiaからも決定的な2枚組LPが出てますが、初吹き込み版の「Minnie The Moocher」(1931年)収録はこのMCA盤のほう。当時まだ20代だったキャブの若さと野心があふれた一枚です!.
フランク・ザッパに見出されてデビューしたアカペラ・ソウル・グループ。レコーディングキャリアを重ねても自分たちのスタイルを崩さず、ヒューマンハーモニーのみで豊かなサウンドを作り上げてゆきます。A-1「Good Old Acappella」は彼らのテーマソングみたいなものですね。「Chapel Of Love」「You Must Believe In Me」などカヴァーもよし!.
この時期でも彼らはまだまだ全然健在です。サニーな雰囲気漂うナイスファンキー・アルバム。「I'm The One Who Understands」はTokyo No.1 Soul Setがかつてサンプリングして使っていたバラード名曲です。ザックリとした感触が気持ちいい南部色濃厚な「Corns & Callouses(Hey Dr.Shoals)」もかっこいい。見開き内側にはなぜかサージェント・ペパーズ風の衣装に身を包んだ彼らのポートレート。.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
1957年公開のMGM映画「This Could Be The Night」(未公開)のサウンドトラック。トランペッターとしても活躍していたアレンジャーのレイ・アンソニーが、50年代の洒脱なナイトライフを想像させるような、ジャズ、ラテンが交錯するスコアと演奏を提供しています。女優でシンガーでもあったジュリー・ウィルソンの美声もいいものです。.