ノスタルジックな世界へ貴方をいざなう最高の一枚。お馴染みの「Diddy Wa Diddie」「Melancholy Baby」「Sheik Of Araby」等を快演します。今回もリズム隊は超ベテランのジャズマン、ミルト・ヒントン&ジョー・ジョーンズのほか、ドン・マクリーンもバンジョーで参加。アメリカ音楽の多様なエッセンスの抽出に一役買っています。まだセカンドなのに、すでに何十年もやってるような………。.
収録曲・データ
【曲目】Diddy Wa Diddie / Nobody's Sweetheart / Shine On Harvest Moon / Crazy Blues / Mississippi Delta Blues // Mr. Jelly Roll Baker / Melancholy Baby / Sheik Of Araby / Mississippi River Blues / Winin' Boy Blues / If We Never Meet Again This Side Of Heaven
20世紀冒頭の音楽シーンを切り開いた斬新な音楽として「Jazz」を捉え直した歴史的傑作。本作発表時、しかしその真意、批評性は理解されたとは言い難いものでした。60sのエレクトリック系実験ロックバンド、ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカを率いていたジョセフ・バードがアレンジ/指揮を手掛けているというのも刺激的。B-1「In A Mist」から3曲続くビックス・バイダーベック作品が、本当に革新的でした!.
収録曲・データ
【曲目】Big Bad Bill Is Sweet William Now / Face To Face That I Shall Meet Him / The Pearls / Tia Juana / The Dream / Happy Meeting In Glory // In A Mist / Flashes / Davenport Blues / Shine / Nobody / We Shall Be Happy
これは親しげなリヴァイヴァル・ジャグバンド作品ではありません。ダークでしみるオールドタイム・カントリーです。謎多きハーピスト、メル・ライマンのシャーマン的な魅力を借りて、アメリカのダークサイドへ深く沈み込んだ素晴らしい内容。最後に登場するフォスターの「Old Black Joe」の、闇に消えてしまいそうなロンリーな解釈には、今も鳥肌が立つほど。メル・ライマンがリサ・キンドレッドらと制作したライマン・ファミリー名義の名作「American Avatar」にも通じる世界とも言えます。.
収録曲・データ
【曲目】Back In The Saddle / Sugar Babe / Okie From Muskogee / 99 Year Blues / Ramblin' Round Your City / Amelia Earhart's Last Flight // Stealin' / Old Rugged Cross / Dark As A Dungeon / Old Black Joe
【曲目】Sweet Mama Hurry Home Or I' Ll Be Gone / Ain't Misbehavin' (I'm Savin' My Love For You) / My Walking Stick / Lazybones / Marie // Desert Blues (Big Chief Buffalo Nickel) / Lulu's Back In Town / Some Of These Days / Big Time Woman / Haunted House / Polly Wolly Doodle
ノートン・バッファロー、マリア・マルダーらをシンガーに迎えたノスタルジックプロジェクト。ロックンロール/オールディーズ、ブルースも含む内容は、アメリカ音楽史的ともいえるでしょうね。マリアは「Back In My Dreams」を彼女らしいレイジーさで歌ってます。ハル・ウィルナーの一連のトリビュート作品にも近い印象。丁寧な作りのブックレット付き。.
“Dedicated To Emmett Miller And Cliff Edwards (Ukulele Ike)”というクレジットが泣けます。この当時、エメット・ミラーやウクレレ・アイクに言及すること自体、相当な変わり者。だけど、それは愛すべき音楽狂の証しでもあるのです。彼の作品中、もっとも完成度の高いアルバムとして、これを最高傑作にあげる人は多いようです。ハミングによるジェリー・ロール・モートン「If Someone Would Only Love Me」にしびれて下さい! この頃まだ彼は20代でした!.
オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。“File Under : Sad Songs”を標榜し、数ある戦前ティン・パン・アレイ〜50年代ポピュラー・ソングのなかでも、とにかく美しい、泣ける曲をだけを選りすぐったファーストに比べ、若干たのしげな曲も含み、妖しいキャバレー感覚も増大しました。Hannibalからアメリカでも流通したファーストとは違い、セカンド、サードは自国と一部ヨーロッパで流通したのみ。ピンク・マルティーニのファンの人にも聴いてほしいなあ。.
収録曲・データ
【曲目】Street Of Dreams / Trav’lin’ All Alone / Walkin’ By The River / Who Walks In When I Walk Out? / Who Needs You? / Beguine Des Reves Brises // Voz De Cabo Verde / You Let Me Down / I’m Painting The Town Red / More Than You Know / Dark Side Of The Road / Lonely Avenue / Only The Lonely
デビュー時の扱いはガレージロック。そこから抜けだし、博学のオールドタイム・マスターとしての本性を現した記念碑的セカンド。モッドな精神で20世紀初頭ミュージックホールの音楽を解釈した傑作。「Under The Ragtime Moon」に先駆けること6年前でした。若き博士風ながら、悪ガキっぽさも垣間見えたり。ジャケも含め、愛すべき一枚です。.
収録曲・データ
【曲目】Poor Little Bird / Got A Date With An Angel / The Night I Appeared As Macbeth / August, 1914 / Coney Island Washboard / Mother! Mother! Mother! (What A Naughty Boy Am I) / The Junkman Rag / The Sweetheart Of Sigma Chi // The Awful Tale Of Maggie May / Where Did Robinson Crusoe Go With Friday On Saturday Night? / Saucy Seaside Sue / Reindeer - A Ragtime Two Step / Ida! Sweet As Apple Cider / That Ragtime Suffragette / Oh Helen! / Your Baby Has Gone Down The Plug-Hole
Poor Little Bird.
Got A Date With An Angel.
Where Did Robinson Crusoe Go With Friday On Saturday Night?.
ボンゾ・ドッグ・バンドやタイニー・ティムの諸作に近い、茶目っ気たっぷりの愛すべきヒップな作品です。通算4作目。イギリスからシアトルに移住して、いかれたガレージポップ「You Turn Me On」で颯爽とデビュー。その後、大好きなラグタイム研究に打ち込んで音楽性もそちらに傾斜してゆきます。本作はその中間といったところ。ここから72年の傑作「Under The Ragtime Moon」まで彼は長い沈黙(自作の音楽書の執筆など)に入ります。.
Yazooの名編集盤「Pioneers Of Jazz Guitar」で、戦前のニック・ルーカスにKOされた人は多いはず。強烈なテクニックのギタリストとしての個性はここではちょっと控えめですが、愛すべきヴォーカリストとしての一面をクローズアップ。タイニー・ティムにも影響を与えたという独特の裏声と、ハッピーなスイング感は健在です。ティムの十八番「Tip-Toe Through The Tulips With Me」は、もともと彼の持ち歌ですから!.
オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。オリジナル・アルバムは3枚あり、メンバーの一部は後にBASTAレコードで、レイモンド・スコットなどを再演する音楽集団ボー・ハンクス・セクステットを結成します。美しくて、哀しくて、ミステリアス。単なる懐古主義ではなく、インストにも歌にも不思議な魅力があります。.
収録曲・データ
【曲目】Boulevard Of Broken Dreams / Hummin’ To Myself / Detour Ahead / In Other Words, We’re Through / Clouds / I Cover The Waterfront // I Get Along Without You Very Well / A Cottage For Sale / It’s The Talk Of The Town / Chloe / You Broke The Only Heart That Ever Loved You / Travelin’ Light
オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。“File Under : Sad Songs”を標榜し、数ある戦前ティン・パン・アレイ〜50年代ポピュラー・ソングのなかでも、とにかく美しい、泣ける曲をだけを選りすぐったファーストに比べ、若干たのしげな曲も含み、妖しいキャバレー感覚も増大しました。Hannibalからアメリカでも流通したファーストとは違い、セカンド、サードは自国と一部ヨーロッパで流通したのみ。そしてこちらはオランダ国内のみで流通したと思しき別ジャケ盤! 耽美!.
収録曲・データ
【曲目】Street Of Dreams / Trav’lin’ All Alone / Walkin’ By The River / Who Walks In When I Walk Out? / Who Needs You? / Beguine Des Reves Brises // Voz De Cabo Verde / You Let Me Down / I’m Painting The Town Red / More Than You Know / Dark Side Of The Road / Lonely Avenue / Only The Lonely