「おもいでの夏」のタイトルで日本でも公開され、美しく切ない旋律で映画音楽ファンをも魅了した70年代ルグランのサントラ代表作。ヒップでジャジイな…といったイメージをあえて離れ、映画の情景を音でも再現するために、綿密な構想がオーケストラルなサウンドに組み込まれていることがわかります。.
The Summer Knows.
Theme From”Summer Of '42”.
Summer Song.75年公開のブラックムーヴィーのサウンドトラック……と思いきや、劇中曲を新たにリアレンジしてサントラ盤のように仕立てた作品ということです。しかし、そこにウェルドン・アーヴァインの名前がしっかりクレジットされていることで作品の価値も人気もあがります。メインの作曲はマイケル・チュディンで、インスト主体ながら曲によってフレンズ・オブ・ディスティンクションのコーラスも入ります。緊張感高めのニューソウル的展開で、海外でも大人気!.
Titles And Openings.
Nowhere.
Honey Baby Thume.素晴らしいアートワークに、素晴らしいサウンド! デヴィッド・ローズのMGM作品はすべて買ってもいいぐらいです! ミュージカル「GIGI」の楽曲(アラン・ジェイ・ラーナー&フレデリック・ロウのコンビ)を、彼らしいドリーミーなストリングスと、ユニークな着想のアレンジで料理しました。ぜいたくな時間を与えてくれます。.
The Night They Invented Champagne.
GIGI.
Waltz At Maxim’s.ウェストコーストジャズの実力派で、ソウルジャズ傑作「Mustang」でもおなじみ。彼がディズニー関連のオーケストレーションで知られるアレンジャー、カマラータのプロデュースでレコーディングしたミュージカル(ブロードウェイ)と映画(ハリウッド)の名曲集。企画要素が強い内容ですが、アレンジがとってもいい! サックスもメロディアスで、A-1「Goldfinger」から聴き惚れてしまいました。.
Goldfinger.
Get Me To The Church On Time.
Of Human Bondage.ジョン・ウェインとロバート・ミッチャムが共演した西部劇映画「エル・ドラド」(ハワード・ホークス監督)のサウンドトラック。ネルソン・リドルの数あるサントラ盤でもかなりレアです。西部劇とリドルの組み合わせからしてすでに興味津々。ソフト・コーラスをあしらったタイトル曲も斬新で美しい仕上り。ハーブ・アルパートにも通じるメキシコ的叙情と洗練性の融合が素晴らしいですね。.
El Dorado.
Free Frijoles.
La Noche Y Las Estrellas.イタリアの小さな港町アマルコルドを舞台にした住人たちの悲喜こもごも…。フェリーニの自伝的色合いの濃い傑作映画です。実はこの映画がフェリーニの中で一番好き、という人、多いんじゃないでしょうか? 豪華客船のあまりの美しさに涙してしまう、というシーンが印象的でした。ロータのフェリーニ作品の中でも叙情味の大きい作風です。.
Amarcord.
Gradisca And The Prince.
The Rex.“Un-original Cast(オリジナル出演者ではないです)“と銘打ってお送りするユーモラスでヒップなジャズ版「My Fair Lady」。ジャック・シェルドン、アイリーン・クラルをヴォーカリストに迎え、ジョニー・ウィリアムスが全体をアレンジ。インストながら「Get Me To The Church On Time」もクール! 物怖じしない洒落心が生んだ素敵なチャレンジです。.
Show Me.
Get Me To The Church On Time.
I Could Have Danced All Night.50年代の人気映画のテーマ曲を2人のアレンジャーが片面ずつ担当して一枚のアルバムに収めたレコードです。トミー・ドーシー・オーケストラのアレンジャーを務めたディック・ジェイコブス、ローレンス・ウェルクに重用されるアレンジャーのジョージ・ケイツ。ストリングス、ブラス、コーラスを駆使しながら、それぞれに異なる個性を感じさせます。「エデンの東」など、今では永遠の名画がこの当時は公開間もなくであったりとか、この時代にしかありえないロマンティックなムードが濃厚です。.
Theme From East Of Eden.
Away All Boats.
Nightfall.ウィリアム・ゴールディングの無人島を舞台にした子供ディストピア小説「蝿の王」、1963年の初映画化時のテーマ曲(子供コーラスとインスト)を収録した変速サントラ盤です。サントラとしてはその2曲のみで、あとは当時のヒット映画や話題作からの楽曲をエリオット・ローレンス、エルマー・バーンスタインらのアレンジで収録。「博士の異常な愛情」のサントラと似たパターンですね。.
Theme From ‘Lord Of The Flies’.
Love Theme From ‘Period Of Adjustment’.
Way Down East From ‘The Great Chase’.夢の超音速旅客機コンコルドをめぐるサスペンス映画「コンコルド」のオリジナルサウンドトラック盤。当時、これもなぜか日本のみでしかリリースされず、世界のイタリアのサントラファンたちを嘆かせた1枚でした。70年代後半のチプリアーニらしいシンセを駆使したメロウでミステリアスなディスコムードがたまりませんね。.
Adventure Flight.
The Last Clash.
Martinica Dreaming.1978年の公開された映画「火の鳥」(手塚治虫の長編漫画を実写+アニメで映画化)。そのテーマ曲を手掛けたのがミシェル・ルグランでした。映画全体の劇伴は深町純が担当したものの、ルグランがそのテーマメロディを組曲として発展させて制作したのが、このアルバムです。LP片面が組曲「火の鳥」。B面は自作曲も含む数々の映画テーマをディスコメドレーにしたものと「火の鳥」の映画版テーマを収録。。世界観の違いに驚きますが、この両面性もまたルグランです!.
HINOTORI.
What Are You Doing The Rest Of Your Time.
Motion Picture “HINOTORI” Main Title.1964年公開の映画「サーカスの世界」サウンドトラック。サーカスに宿るにぎやかさ、楽しさ、そしてせつなさを巨匠ディミトリ・ティオムキンが丁寧にスコア化。美しいコーラスの「Circus World」が聴き物。「フェリーニの道化師」を手掛けたニーノ・ロータのサントラと並ぶサーカス物の名品ですね。フェリーニはドキュメンタリー的でしたが、こちらは物語のある劇映画でした。.
Big Top.
Buffalo Gal.
Circus World.1962年制作のアメリカ映画「荒野を歩け」サウンドトラック盤です。ルー・リードの曲がヒットするまで「Walk On The Wild Side」と言えばアメリカではこの映画のことでした。黒猫が悠然と闊歩するオープニングタイトルは、本当にもう最高。ジャズフィーリングを巧みに取り入れたスコアが最高にヒップ!.
Walk On The Wild Side.
Night Theme.
Walk On The Wild Side Jazz.一度見たら忘れられない感銘を残す奇想ファンタジー映画「まぼろしの市街戦」のUS盤サウンドトラック。音楽は名匠ジョルジュ・ドリリュー。トイピアノのような音がキラキラと、しかし悲しげに反復するA-2「The Twirling Waltz」を聴くと、すごく切なくなります。映画「フランシス・ハ」でもここからの「The Bicycles (La Bicyclettes)」「The Rest (Le Repos)」などが引用されていました。本国フランスではヒットしなかったこの映画ですが、60年代末からアメリカでベトナム反戦を掲げる若者たちの気分とマッチして名画座でロングランされるカルトシネマとなりました。.
The Twirling Waltz.
The Bicycles.
The Rest.古くからサントラファンには名作の誉れ高い1枚。ニューオリンズのホテルを舞台にした群像劇で、カトリーヌ・スパークが出演していることもポイントです。ジョニー・キーティングのスコアはオーケストラでもビッグバンドでも素晴らしく、ジャジーな展開を見せる「Airport」や「Key Case」には聴き惚れますよ。カーメン・マクレエの歌も2曲。.
Theme From “Hotel”.
Airport.
This Year.アフリカを舞台にしたブロードウェイミュージカルからのナンバーをジャズ化した異色作。スタイリッシュかつ多才な黒人ピアニスト、ビリー・テイラーですが、こうした変化球的なテーマはうってつけ。クラーク・テリー、フィル・ウッズらを配した11人コンボ編成で、シンプルかつ知的でリズミカルな世界を展開します。ホルンやチューバ、フルートを擁する管編成も奏功。.
Something Big.
Nothing More To Look Forward To.
Another Time, Another Place.フェリーニとニーノ・ロータは長年の名コンビ。数あるサントラの中から、1955年の「崖」と1965年の「魂のジュリエッタ」のサントラをそれぞれ1枚ずつ収録した2枚組LPです。「崖」はサントラ音源が存在していながら長年レコード化されず、このときが初のお目見えでした。10年のスパンを挟んだロータの名人芸的スコアの変遷を感じることもできますね。.
Il Bidone.
Amour.
Les Grenouililles.ギャンブル映画の決定版! 音楽は脂が乗った時期のラロ・シフリン。ジャジーでゆったりした雰囲気ながらも緊張感のあるスコアは、まさに彼の真骨頂。ヒット映画を舞台に、いろんなことを試しているようですね。タイトル曲ではレイ・チャールズが「これは、魂の勝負だ」と歌ってます。.
The Cincinnati Kid.
Shooter.
At The Farm.イギリスのテレビ局「チャンネル4」で放映されたドラマのサウンドトラック。なんとエルヴィス・コステロがプログレバンド、グリフォンの元メンバー、リチャード・ハーヴェイとのコンビで取り組んだ異色作です。彼の歌声はいっさいなく、オーケストレーションを主体としたトラックで全体が統一されています。あえてクラシカルなスコアのこだわっていて、ドラマの深みやサスペンス感を表現しています。.
G.B.H. Opening Titles; The Life And Times Of Michael Murray.
Bubbles.
Smack ‘Im!.名匠シドニー・ルメット監督、マーロン・ブランド主演の映画「蛇皮の服を着た男」のサントラ盤です。クリード・テイラーの音楽的な参謀でもあったケニヨン・ホプキンスがサントラを担当。重厚なオーケストラ・スコアだけでなく、マーロン・ブランドの不良性に呼応したR&B的なビートナンバーもある(しかも、かっこいい)のが印象的!.
Bird Song.
Get Crazy.
High Pocket Blues.戦前から活躍するジャズトランペッター、ボビー・ハケットはなかなかモダンなセンスの持ち主。ブロードウェイのヒット作品を素材に若手ピアニスト、ロニー・デヴィッドとアレンジャー、フランク・ハンターの用意した洒落たアレンジにも抜群の対応をみせます。白眉は「There's Gotta Be Something Better Than This」。目から鱗がポロポロ落ちるほどおしゃれでしょ?.
There's Gotta Be Something Better Than This.
That's How Young I Feel.
Where Am I Going?.デイヴ・グルーシンのジャズピアニストとしてのデビュー作。ブロードウェイミュージカル「Subways Are For Sleeping」からのナンバーを、ヒップにスイングするピアノトリオで採り上げています。アドリブに対するセンスが非常に編曲的というか、リズムへの反応などに後の非凡なアレンジャーとしての萌芽を見ます。レアな1枚。.
Getting Married.
Who Knows What Might Have Been?.
When You Help A Friend Out.良質音響のラウンジ作品を多数制作し、プロデューサー/レーベルオーナーとしても職人たちに発表の場を与え、やがてはあのフリー・デザインも発掘したイノック・ライト。彼の作品はライト・ブリゲイドというユニットを率いた変幻自在のサウンドが特徴です。このアルバムは60年代半ばのヒット映画のテーマ集。ストリングスもブラスもアレンジの思い切りがいいのです。.
Goldfinger.
Forget Domani.
Ship Of Fools.米TVの人気ドラマ「サンセット77」からテーマ曲とアイデアを拝借した、クールなビッグバンドジャズ! ビート族(ビートニク)の風俗も映し込まれた内容だけに、その影響下にある本作も悪かろうはず無し。最高に洒落たマンボチューン「What Private Eyes」「Free Way Mambo」が強力そのもの! レアなステレオ盤!.
77 Sunset Strip.
What Private Eyes.
Free Way Mambo.フェリーニの名作「カビリアの夜」の舞台をNYに置き換えたミュージカル映画。陽気でヒップなナンバーが鳴り響くなか、善意のかたまりである主人公の女性チャリティは悲運を辿ります。この映画、60年代後半の制作で、ロック的、かつグルーヴィーなアレンジが多いんです。また、曲のレベルが高いのはサイ・コールマンが作曲に関与しているから。.
I’m A Brass Band.
Where Am I Going?.
Rhythm Of Life.1971年製作の映画「死刑台のメロディ」のサウンドトラックです。1920年代のアメリカで、いわれのない冤罪によって死刑となってしまったサッコとヴァンゼッティというふたりのイタリア移民の運命を描いた社会派ドラマでした。モリコーネのメロディラインにも痛切な思いが込められています。ジョーン・バエズの歌声も印象的。.
Speranze Di Liberta’.
La Ballata Di Sacco e Vanzetti (II parte).
Here’s To You.1965年公開のサスペンス映画「36時間」のサウンドトラック。名匠ディミトリ・ティオムキンによる、まさにサントラかくあるべしと言いたくなる格調の高さと絶妙な緩急。主題歌「A Heart Must Learn To Cry」(ソフトボッサ)が急に断ち切られて「Prelude」になだれこむ冒頭からまさにスリリング!.
A Heart Must Learn To Cry & Prelude.
Misleading.
On The Way To The Rendezvous.1980年の日伊合作映画「エデンの園」(増村保造監督)のオリジナルサウンドトラック盤。日本制作の「エーゲ界に捧ぐ」がヒットしたので、それを受けての作品。サントラはイタリア映画音楽界からステヴィオ・チプリアーニを招いての制作でした。しかし映画はヒットせず。このサントラも長らく日本のみでの発売にとどまっていました。.
Inizia L’Amore.
La Fuga.
La Prima Volta.ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン&ウォルター・マッソー主演という組み合わせによる映画「恋人よ帰れ! わが胸に」のサウンドトラック。ブラックユーモアにあふれる作品を、ジャズと本格オーケストラ両方の醍醐味を知るアンドレ・プレヴィンが音で味付けしています。レモンとマッソーのコンビが「おかしな二人」で大成功するのはこの2年後。.
You'd Be So Nice To Come Home To.
Waltz Of The Fortune Cookies.
Main Title.名匠ポール・ウェストンがハリウッド映画から生まれた名曲を流麗なオーケストラでアレンジしたアルバムです。往時の映画館の看板を思わせるような美麗のイラストに包まれ、20世紀半ばの最高に輝いていた時代のハリウッドの空気が音とともに立ち上ります。.
Gone With The Wind (Tara’s Theme).
Love Letters.
Ruby Gentry.