Columbia期のピアノトリオ作品。全曲パリをテーマにした企画盤の体裁を取っていますが、ストイックでいながら映像的な彼のジャズ心をたっぷり堪能できます。「Under The Bridges Of Paris」「Paris Je T'aime」のような、スピーディーで立体的なアレンジはまさにこの人ならでは。.
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.
映画音楽家としてのルグランの知名度を世界的に高めた作品。説明不要ですね。「シェルブールの雨傘」です。「Watch What Happens」「I Will Wait For You」などの名曲を収めていますが、曲目は映画内の進行(日時)に合わせた順番になっています。だって、ミュージカルですから! アメリカ盤。一枚仕様、見開きジャケット。英訳シナリオ付き。.
鮮やかな南国の鳥をあしらったアートワーク。ミシェル・ルグランの素晴らしいオーケストラアルバムです。ラテンテイストを巧みに取り入れながら、独自の創意工夫が施されたアレンジが素敵です。オーケストラの編成も大きく、澄んだ音質のステレオサウンドが晴れやかに響きます。アメリカでは「Strings Of Fire」のタイトルでリリースされましたが、そのフランス盤がこちらです。.
【曲目】Espana / Sentir De Laalhambra / La Danse Du Feu / Andalucia / El Gato Montes / Tango / Espana Cani / Jungle Drums / Oriental // Oriental / Malaguena / Sentir De La Alhambra / Andaluza / La Violetera / El Choclo / Rondella Araonesa / Sant Marti Del Canigo / Espana
ボビー・ジェントリーが1967年に放った大ヒット「Ode To Billie Joe」(映画では“Billy”)を題材にして作られた映画。すでにボビー自身は引退していましたが、あらためて彼女のオリジナルヴァージョンをテーマ曲として収録。他のスコアはミシェル・ルグランが担当(「おもいでの夏」とおなじ脚本家だったことも関係しているかも)。B面には珍しい「Ode To Billie Joe」インストヴァージョンも収録。.
自らアレンジしたビッグバンドに乗って歌ってスキャットして踊ってスイングしまくる大傑作ヴォーカルアルバムです。作家が歌ったものとしてここまで歌にのめりこんだ作品は他にないかも! センスがいいということだけでなく、彼が情熱的な人だということが、とてもよくわかります。自由にスキャットが天を駆ける「Quand Ca Balance」にKOされてください。.
同じグリフォン・プロダクションに籍を置いていた時代の共演アルバム。当時リリースされたときは、ジャズ・プレイヤーとしてのフィル・ウッズに焦点が当たっていたため、正当な評価を受けていない一枚だと思います。ルグランのふくよかで機知に富む70年代オーケストラとの、素敵な混じり合いを「We've Only Just Begun」でご堪能あれ。.
ミシェル・ルグランが代表曲を70年代のモードでリアレンジした作品を揃えた人気盤。オーケストラや自身のピアノを上品に配したロマンチックなナンバーが中心ですが、息をのむようなお洒落なファンキー・チューン「The Deep Blue C」「Picasso Summer」も収録しています。モダンと気品が同居した人気アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】Brian’s Song / Theme From “The Go-Between” / The Deep Blue C / What Are You Doing The Rest Of Your Life / Picasso Summer / Dis-Moi // Summer Of ‘42 / Wuthering Height / Pieces Of Dreams / The Windmills Of Your Mind / I Will Say Goodbye