50年代から女優として活躍するポリー・バーゲン。シンガーとしてのアルバムはColumbiaというイメージですが、本作はPhilipsに移籍後の第一弾。女優でもある彼女の生き方になぞらえたアルバム・タイトルのようです。楽曲も映画や舞台から有名になったものを中心にしています。歌声は少し円熟味を増した感じですが、アレンジ的にはモダンさもあって。ボッサな「The Continental」や、シャープなビッグバンド・アレンジの「Cheek To Cheek」が最高です!.
The Continental.
Cheek To Cheek.
Easy To Love.イスラエル出身の夫婦デュオで、ヨーロッパを中心に大変な人気を誇った彼ら。アートワークも含めてもっともソフトロック的な世界に接近した一枚です。とはいえ、彼らの出自であるアラビアンかつエスニックなフレイヴァーも盛り込まれていて、そのスリリングな折衷感覚が逆に今こそ有効と思えます。英語、ドイツ語、ヘブライ語が飛び交うヨーロッパの移民文化が生んだ最良のプログレッシヴ・ポップス!.
Never Grow Old.
7 A.
Purple Eyes.セルジュ・ゲンズブール生涯最後のミューズ。全面プロデュースの87年作品は、同時期のゲンズブール作品が向かっていたデジタル音響とタイトな80sサウンドと自らのウィスパーヴォイスをしっかり融合させた充実作。耽美的でありながら、女性としてのしっかりと自立した人間像を浮かび上がらせるのもゲンズブールとの長年のパートナーシップから生まれた強さなのでしょう。.
Etre ou ne pas naitre.
Lost Song.
Le moi et le je.イギリスの北ヨークシャー生まれの詩人にしてSSW。大学卒業後に教鞭生活と平行して始めたクラブでの演奏活動が評判を呼び、メディアに登場するように。これがデビュー作。「ジェット時代の吟遊詩人」とジャケで紹介されています。いかにも英国的な発音と豊かなメロディが相反しながら絡み合う不思議な感触。ブリティッシュフォークの世界でも、あまり似た人を知りません。ピアノ、ギター、ベース、ドラムによる小編成のジャジイなコンボに美しいストリングスもあしらわれます。休日の午後、ひとりで街を歩いたり、外の風に吹かれたりしつつ、物思いにふける、そんなレコード。.
The Last Will And Testment Of Jake Thackray.
Country Bus.
Scallywag.表題曲はモーリア版では「愛を求めて」、ルフェーブル版では「恋に祈りを」の邦題の下に発表され、日本テレビ系で日曜昼間に放映された「日曜映画劇場」の初代テーマ曲となりました。その他英国ロック・バンド、レア・バードの全英27位のヒット「Sympathy」を取り上げると、こちらもプウルセルと競作になりレパートリーが重複するなど、ポップス・オーケストラが群雄割拠する黄金期に誕生したアルバムです。60年代モーリアのアレンジの到達点を示している作品の一つ。ロック・ポップ・タイプの作品がうまく消化されています。.
Comme j'ai toujours envie d'aimer.
Sympathy.
In The Summertime.タイトル曲は60年代中期の彼らを代表するヒット曲(全米9位)です。フランキー・ヴァリのソロでの成功を横目に見ながらのリリースで、「ジャージー・ボーイズ」を見るとグループとしては不安定な時期でもあったことがうかがえますが、ボブ・クリュー、ボブ・ゴーディオ、チャーリー・カレロ、サンディ・リンツァー&デニー・ランデルら鉄壁の布陣から繰り出されるポップスは、やはり黄金なのです。.
Working My Way back To You.
Can’t Get Enough Of You Baby.
I Woke Up.顔面どアップのジャケットで有名な初期の彼女のセカンド・アルバム。当時、30歳を迎えようとしている頃ですが、まだまだ妖精、小悪魔として格上の魅力を発揮しています。男を一瞬でトリコにしてしまうその美貌を、音楽的にも表現できていたところが、実はすごいと思います。イエイエもバラードもボサノヴァもなんでもござれ。魅力全開、鼻血必至。アレンジはアラン・ゴラゲール。.
Moi Je Joue.
Ca Pourrait Changer.
Maria Ninguem.1964年のシングル。兄トム・スプリングフィールド作曲のバラードで全英8位まで上昇。アメリカでは91位までしかあがりませんでした。擬似バカラック風とも感じます。せつないマイナーメロディながら盛り上がるB面は彼女らしいノーザンソウル!.
Losing You.
Here She Comes.しっとりとしたジャズ味をきわめた60年代前半のCapitol時代と、60年代後半のソフトロック・テイストを取り入れたImperial時代。ちょうどその狭間にPhilipsに一枚だけ残されたアルバムが、こちらです。まだ彼女は24歳。実年齢らしい若さも垣間見えます。ひょっとして、早くから大人びた歌を歌わされた彼女にとって、これはフレッシュな気分を取り戻す試みだったのかも。ラルフ・カーマイケルのアレンジは上品で洒落たもの。スキャットで駆け抜ける「世界は日の出を待っている」に脱帽!.
The World Is Waiting For The Sunrise.
Beautiful Friendship.
As Long As My Live.Philips移籍前、Vee Jay時代のナンバーを集めた編集盤。なかなか渋めの選曲が通好みで、ホワイト・ドゥーワップ・グループとしての彼らの出自を明らかにしてくれる向きも。「Silhouettes」や「Why Do Fools Fall In Love」などを収録してます。ちなみにここにも収められている「Honey Love」のバックコーラスは大滝詠一「君に夢中(いつも夢中)」に使われてますね。.
Silhouettes.
Why Do Fools Fall In Love.
Honey Love.プロデュース&全曲の作詞(作曲も2曲を除きゲンズブール)もちろんセルジュ・ゲンズブール。当時36歳で一児の母であった彼女ですが、ゲンズブールのほどこしたアダルト・ロリータ的な魔法はやはり強力なのです。ブラームスの楽曲をリアレンジしたタイトル曲「Baby Alone In Babylone」の崇高と退廃が入り交じった感覚、ゾクゾクしますね!.
Fuir Le Bonheur De Peur Qu’il Ne Se Sauve.
Pupture Au Miroir.
Baby Alone In Babylone.もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
In The Name Of Love.
Do Nothin’ Till You Hear From Me.
Endlessly.もともとはフォークロック仕立ての中近東出身夫婦デュオ。エスター・オファリムの神秘的な美貌と美声で、ヨーロッパを中心に大変な人気を誇りました。「Te Ador」は、ブラシが刻むボサノバに中東的な哀愁メロディがギターカッティングと共に立ち現れるというもの。クラブDJにも大いに注目された時期がありました。.
Te Ador.
True Love Can Never Die.
Hora.カナダ生まれのロバート・ファーノン。パーシー・フェイスのカナダ時代(1940年代)に、オーケストラの首席トランペッターを務めていた経歴の持ち主で、自身も活動の場をやがてアメリカに移します。シナトラの十八番のイージー化を直接関係の無いレーベルでやっているのは珍しいかも。大編成だけでなく「Come Fly With Me」のような小粋なコンボもあり。.
The Tender Trap.
Come Fly With Me.
Young At Heart.モーリアのオケにNYのジャズ〜ソウル系ミュージシャンが加わり演奏されたディスコ作品。なので「Plus」です。その顔ぶれたるや錚々たるもので、ジョン・トロペイ、ブレッカー兄弟、ウィル・リー、アラン・シュワルツバーグなど。女性ヴォーカル(コーラス)を加えることで一段とフロア映えするブリリアントなトラックに仕上がっています。異色作! 上質なジャズ・フュージョンをコーティングするストリングスは、確かにモーリアのワザです。.
The Joy Of You.
Power Jam (Part 1).
You Can Do It.フォー・シーズンズを自らを切り離し、ソロとして順調なキャリアを歩み始めたヴァリのシングルです。いつものボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオではありません(作者はソングライターのL・ラッセル・ブラウン)。全米チャートでは52位まで上昇しました。B面はクリュー&ゴーディオですが、とてもシンプルなアレンジ。こっちはアルバム未収録ですね。.
Girl I’ll Never Know, The (Angels Never Fly This Low).
A Face Without A Name.ニューポート・フォークフェスにも出演経験がある黒人シンガー。初期はフォーキーなスタイルでしたが、徐々にキャリアを多彩に広げてゆきます。このアルバムは「今の作曲家たち」というタイトルでロック/フォークロック世代の作家たちの楽曲をとりあげています。ビートルズ「In My Life」など選曲の妙もあるのですが、アーティ・バトラー、ジミー・ワイズナーのアレンジが素晴らしく、どの曲もハッとさせられます。.
In My Life.
If I Were A Carpenter.
The Times They Are A-Changin’.ニューヨーク州のガレージバンド、ジョーダン・ブラザーズ。スペンサー・デイヴィス・グループの大ヒットを元気いっぱいにカヴァーしています。若さがビンビン伝わります。B面もソフトロック感あふれるナイスナンバー! .
Gimme Some Lovin’.
When I’m With Her.もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
In The Name Of Love.
Careless Love.
A Sunday Kind Of Love.西海岸ジャズシーンで活動した白人ピアニスト。ピーター・ネロやロジャー・ウィリアムスを意識したポピュラー・タッチのアルバムも残していますが、カリフォルニアのクラブ、PJ’sでのライヴ演奏を収録した本作は、しっかり本気のジャズモード。歯切れのいいパッセージで駆け抜けるだけでなく、ヴィブラフォンまで聴かせてくれて驚かされます!.
I Could Write A Book.
My Heart Stood Still.
You’d Be So Nice To Come Home To.おきゃんで活発なイメージの強い彼女ですが、バラードを歌ったこのアルバムではしっとりと歌のうまさを披露します。バラードではいつものチャーミングさがせつなさを醸し出してとてもいいのです。アラン・ローバーによるアレンジもべったりしすぎない洗練があって、耳を傾けてしまいますね。.
Old Folks.
Far Away Places.
(I Left My Heart) In San Francisco.両面ボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオ・コンビ(アレンジはチャーリー・カレロ)。60年代末を迎え、よりアダルトなリスナーへのアピールを志向していた時期のシングルです。A面はオーケストラルでドラマチックなバラード(全米29位のヒット)。B面は「I Make A Fool Of Myself」の続篇的な曲調で、隠れ名曲の感あり。70年代に一度セルフ・リメイクもしてますね。.
To Give (The Reason I Live).
Watch Where You Walk.はたしてコサックダンスはオシャレになりうる? そんな命題に挑戦した東欧経由フランス産コサックラウンジといいますか、意外と音源はかなり本気のコサックダンス向けです。しかし、このフォークダンス的な高揚感はハマればかなりハマると思います。メリー・ホプキンで有名になった「悲しき天使」のコサック版も収録。.
Casatschok.
Le Temps Des Fleurs.
Le Tzigane Amoureux.ジプシー・キングスが1982年にリリースしたデビュー・アルバム。その時点での彼らの正式なグループ名は“Gipsy Kings Los Reyes”でした。のちに日本ではCMソングとしてブレイクする「Djobi, Djoba」はこの時点ですでに彼らの重要レパートリーでした。今回入荷品は1989年のリイシューで、ジャケットが変更になっています。.
Djobi, Djoba.
Pene Penita.
Un Amor.シャンソンの名花。いつも黒いドレスを着ている人……というイメージを軽くすっとばしてくれる銀のタイト・ドレス! うつむいていますが、眉の上にも銀ラメのメイクをしているのでは? グラム・ロッカーでも、ここまでかっこいいのはいません! そしてアルバムの内容もフランソワ・ローバー、ミシェル・コロンビエら気鋭アレンジャーが彼女の意志に応えたモダンで緊張感の高い仕事をしています。.
Il Ne Faudrait Pas Que....
Il Fait Deja....
Deshabillez-Moi.ギリシャ出身で、知的な眼鏡フェイスと透明感あふれる歌声で世界に愛されたシンガーです(見開きジャケにはゴールドディスクに囲まれた自室での写真が)。各国語に堪能で、本作はフランス語圏向けのアルバム。穏やかな内容ですが、録音に臨む際の緊張感は相当に研ぎ澄まされていたのではないでしょうか。.
Toi Qui T’en Vas.
L’Amour Est Pareil.
Hartino To Fengaraki.ダスティが兄トムと組んでいたフォークグループ。屈託のないヨーロッパ・フォークですが、ダスティの歌声は普通に歌ってもハスキーでソウルフルで、印象が図抜けています。彼女のポップ活動が始まる前夜の記録です。.
Little By Little.
Waf-Woof.1964年の全米10位。イントロでド迫力のドラムを叩いているのは彼らのセッション専属だったバディ・サルツマン。これがあるとないとでは曲全体のかっこよさもかなり違ってきます。曲ももちろんいいんですが、ドラムを聴いてほしいシングルです。.
Save It For Me.
Funny Face.ソロデビュー前のダスティ・スプリングフィールドが兄トムらと組んでいたフォーク・グループ。この時期からすでに彼女は彼女でした! そしてフォークロックの時代はまだ到来していないのに、実に自然にはずむリズムセクションをとりいれています。.
Dear Hearts And Gentle People.
Gotta Travel On.中東イスラエル出身のおしどりフォーク・デュオ。目鼻立ちのはっきりした顔立ちの美女エスターの魅力がルックス、歌声ともに大きく際立っています。活動は60年代初頭からはじまっていますが、この時期はフォークロック的な要素が強まってきています。アラブやヨーロッパの音楽要素が入り混じった内容は、むしろ今の耳のほうがしっくりくるのではないかと思います。ディランのカヴァー「Don’t Think Twice, It’s All Right」が、心に響く仕上り。.
Don’t Think Twice, It’s All Right.
That’s My Song.
Go Tell It On The Mountain.