テキサス出身で1930年代初めに音源を残すブルースマン。彼の名が後世に語り継がれたのは、のちにチェスター・バーネットというブルースマンが、彼の名曲「Howlin’ Wolf Blues」からその名を拝借したことから。スミス自身はダミ声でもなかったというのもおもしろいですね。SP盤で残された14曲をコンパイルした唯一のLPです。.
ニューオリンズの道ばたで演奏しているところを発見された盲目のギタリスト。そう書くと、いかにも不遇の人のようですが、この路上の天才ブルースマンは「盲目で車の運転をした」「どんな曲でも耳で覚え、レパートリー1000曲」と呼ばれるほど常識を逸脱したタフでパワフルな活動を生涯続けました。この録音は、音源蒐集家ハリー・オスターによってレコーディングされた50年代末のセッションのひとつ。1959年にFolkwaysから「New Orleans Street Singer」のタイトルでリリースされた激レア盤をイギリスでリイシューしたものです。.
収録曲・データ
【曲目】Careless Love / Come Back Baby / High Society / Let Me Go Home Whiskey / Trouble In Mind / St. James Infirmary / I Got My Questionnaire / The Drifter Blues // Rock Island Line / Every Day I Have The Blues / Sophisticated Blues / See See Rider / One Scotch One Bourbon / A Thousand Miles From Home / I’m Lookin’ For A Woman / Look Down That Lonesome Road
ライヴ・アルバム「The Real Thing」を挟んで、スタジオ盤としては4作目。そのライヴにも参加していたハワード・ジョンソンのホーン隊やジョン・サイモンが参加。初期の盟友であったジェシ・エド・デイヴィス(2曲)が参加した最後のアルバムでもあり、リズム面の変化や、アンディ・ナレルのスティールパンの導入など、カリブ海方面への興味をどんどん広げてゆくスタート地点とも言える感触もあり。.
【曲目】Too Many Drivers / Bloodshot Eyes / Long Distance Call / C-Rag Medley / Street Walkin' Woman // Your Red Wagon / Indiscretion Stomp / Don't Burn The Candle At Both Ends / Maria Elena / That'll Never Happen No More / Fool About A Cigarette