シンプルながら暖色系のサウンドと粘りのあるベースラインで彩られた内容は、全体的にもハイクラス。彼女の歌声も80年代を迎えても快調そのものです。ジャズワルツの「How Little We Know」、めくるめくアレンジの「Come Rain Or Come Shine」「The Thrill Is Gone」なども、素敵な魅力を放っています。名手バッキー・ピザレリがギターで参加。クラブクラシックとして人気のジャズサンバ「Rio」(「I Go To Rio」と同曲)を収録しています。.
収録曲・データ
【曲目】I Love Being Here With You / The Thrill Is Gone / Like Someone In Love / This Is It / Rio // How Little We Know / Anyone Home / Baia / Come Rain Or Come Shine
アメリカのジャズ史の中で女性ミュージシャンが果たしてきた功績を、貴重な録音から検証するシリーズ。初期のStashレーベルはジャズやブルースの世界におけるマイノリティに着目したすぐれたリリースを行っています。本作は女性ピアニスト編。もっとも古い1924年のラヴィ・オースティンから1961年の秋吉敏子のエアチェック音源まで、全16曲。トラディショナル〜モダン・ジャズの変化の中での女性ピアニストたちを収録。”Women In Jazz”シリーズの2作目です。.
【曲目】Love For Sale / Pretty Women / Nuages / Sutton Mutton / Close Enough For Love / Undecided // Spain / All Through The Night / This Nearly Was Mine / Come Rain Or Come Shine / Nikki / Stems
女性ヴォーカル人気盤「Lazy Afternoon」(1959年リリース)などで日本でも人気の高い彼女。年齢を重ね、みずみずしさを失わないまま落ち着いた表現にさらに磨きをかけていきました。本作はNYの名門Stashからのリリース。20世紀の大作曲家ジェローム・カーン楽曲集です。オールディーズ・ファンにはリンダ・スコットの歌唱でもおなじみ「I’ve Told Every Little Star」から始まります。.
ジャッキー・パリスとの気絶しそうなほどかっこいいデュエット・アルバム(1974年)で、その存在を知っていた美女ヴォーカリスト。81年リリースのソロ・アルバムです。NYのクラブなどで歌い続けていたのでしょうね。少し低い声ですが、自由にスイングするフレージングが魅力的。ジャズAOR的なタイトル曲や「Corner Of The Sky」が耳を惹きますが、バラードにも静かな色気あり。.
ペンシルヴェニア出身でニュージャージー〜NYのジャズシーンで歌い続けてきた彼女にレコードデビューの話が舞い込んだのは30代の終わりのこと。84年のデビュー作に続く2枚目のアルバムは、NYの小粋ジャズ名門Stashからのリリースとなりました。ジョージ・ムラーツ、トム・ハレルら名手のバックアップを得て、自分の歌の魅力をシンプルに伝えます。聴いていてまったくストレスを感じない素直な歌です。ドリイ・カイミ楽曲でセルジオ・メンデスがヒットさせた「Like A Lover」の解釈に深みあり。.
裏ジャケが経年変化のためやや薄茶色になっています。チリノイズ少々ある盤です(試聴サンプルは良品入荷時のもので、今回入荷商品とはコンディションが異なります)。B-5「Oh, What A Memory We Made」の中盤に小さなキズによるプチノイズあり。
過度な装飾の無いしゃれたNYジャズ・ヴォーカル。
小気味よくスイングする80sフィメール・ジャズ。彼女は50年代から美女ジャズシンガーとしてアルバムを残してきました。疾走するビートの上を駆け抜ける「Ridin' On The Moon」や「Gotta Have Me Go With You」が気持ちをぐっと高めてくれます。ラテンテイストでアレンジされた「While We're Young」も新鮮。Stashレーベルならではの、過度な装飾の無いしゃれたNYジャズ・ヴォーカル。.