可憐にして大胆なコーラスの魔術師アニタ・カーがジョン・ハートフォードの「Natural To Be Gone」(スピーディーな演奏&スキャットで最高!)などを取りあげ、キュートな料理裁きを見せる逸品。カントリーといってもちっとも土臭くないポピュラー・コーラス・アルバムなのです。ボビー・ジェントリーみたいな「Johnny Wants To Be A Star」や、ジョン・D・ラウダーミルクの「Darling Jane」も素敵ですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Singing My Song / Natural To Be Gone / My Own Peculiar Way / This Sad, Sad Life / Detroit City / Galveston // Darling Jane / She's Still Gone / Johnny Wants To Be A Star / The Last Letter / It Will Come To Pass / Make The World Go Away
Decca所属時代の1958年にアニタ・カー・シンガーズが白人レリジャス・シンガー、ジミー・デイヴィスのバックを務めたアルバム「Hail Him With A Song」がカントリー・ゴスペルのレア盤として知られています。そこから2曲を差し引いて、さらに疑似ステレオ化をほどこし、タイトル、アートワークをあらためて発売したのがこちらです。.
【曲目】I Really Don’t Want To Know / Busted / Wolverton Mountain / Bye Bye, Love / Cool Water / Wildwood Flower // Detroit City / I Walk The Line / Oh, Lonesome Me / Slippin’ Around / Gotta Travel On / Dang Me
ロッド・マッケンが自作詩を朗読し、そこにアニタ・カーが音楽を作曲、彼女が指揮するサン・セバスチャン・ストリングスが演奏するシリーズ。1967年「海」に始まり大ヒットをした同企画、じつは70年代も継続されていたのです。夏のたそがれをテーマにしたアニタ・カーの美しい楽曲を味わえます。スウィートソウル+語りみたいな「Watch For The Wind And Wait」素晴らしい。.
必聴「Spooky」。めくるめく展開にやられる自作「Strange」もいいですね。テレサからアニタ・カーに送られたデモ・テープをきっかけに二人は出会います。彼女がプロデュースした女性ヴォーカリストテレサ・ベネット唯一の作品。ファンキーで粘っこくて、でもどこかお洒落でスウィートで。ここでのタイトな感覚はアニタ・カー・シンガーズのAmpex盤「Grow To Know Me」にも活かされます。.