「The Sea」(海)からスタートしたロッド・マッケンの詩とアニタ・カーの音楽のコラボ作品シリーズのひとつ。「The Sea」が大ヒットしたことによって、十数作の作品が制作されることになりました。ナレーターがロッド・マッケンではなく、アニタ・カー・シンガーズのジーン・マリーノ、そして極上のコーラス作品「Who Has Touch The Sky」が収録されたこと。この二つがいつもとは違います。でもそれが本作に特別な味わいを与えています。アニタ・カーの音楽作りの深く確かな実力を知る作品でもあります。.
収録曲・データ
【曲目】How Many Colors Of Blue? / The Butterfly Is Drunk On Sunshine / A Walk With The Angels / So Little Sun / Night Talk / When Winter Comes (Soloist, Vocals Anita Kerr) / My Dog Likes Oranges // The Forehead Of The Morning / A Patch Of Sky, Away From Everything / Mr. God's Trombones / Buy For Me The Wind / A New Lullaby / In Summing Up / Who Has Touched The Sky
アニタ・カーによるスコアとロッド・マキューンによる詩の朗読。そのうつくしい組み合わせから生まれた大ヒット・シリーズ「海」。日本でも岩谷時子・訳、石坂浩二・語りでリリースされました。これがその記念すべき第一作です。アレンジャーとしてのアニタ・カーの素晴らしく繊細な仕事を味わえます。冒頭の「My Friend The Sea」の美しいメロディは、「Sea」シリーズの通奏低音のようにして、この後の作品においても用いられていきます。.
収録曲・データ
【曲目】My Friend The Sea / While Drifting / Gifts From The Sea / The Time Of Noon / Afternoon Shadows / Do You Like The Rain? / The Days Of The Dancing // Pushing The Clouds Away / You Even Taste Like The Sun / The Storm / The Ever Constant Sea / The Gypsy Camp / Beyond The Bend Ahead / The Sea
Decca所属時代の1958年にアニタ・カー・シンガーズが白人レリジャス・シンガー、ジミー・デイヴィスのバックを務めたアルバム「Hail Him With A Song」がカントリー・ゴスペルのレア盤として知られています。そこから2曲を差し引いて、さらに疑似ステレオ化をほどこし、タイトル、アートワークをあらためて発売したのがこちらです。.