テリー・メルチャー&ブルース・ジョンストンのプロデュース。彼らが設立したEquinoxプロダクションを代表する一枚と言っていいでしょう。良質のシティポップ+西海岸流ブルーアイドソウル。センチメンタルな風情を醸し出しつつ、それでいてサラッとした空気感が魅力的。A-2「Bad Luck Into Good」やBラス「If I’ve Won Or If I’ve Lost」あたりはAORファンの方にこそ是非一聴オススメ。.
【曲目】Didn't Have The Heart / One Night In The Heat / I Want To Be Known (For The Way I Love You) / Just Like You / And The Night Goes On Forever // It's Alright / Judging By The Light / You're So Heavy / Nobody's Fool / On The Boardwalk
流血した若者たちが喧嘩した後みたいなジャケの写真からはまったく想像もつかない超メロウな名曲「Drivin' Me Crazy」を聴いて下さい! ジェファーソン・エアプレインを一時的に脱退したマーティ・ベイリン在籍のブルーアイド・ソウル・グループです。彼がのちに「ハートせつなく」などで見せるAOR感覚の先取り、とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、キップのいいドライヴ感にあふれた西海岸サウンドに再び脚光を!.
NYのソングライター/プロデューサー、ウォーレン・シャッツと、ボブ・クリュー門下のストリングス・アレンジャー、ベン・ランザローニによるディスコ・プロジェクト。ガラージ・クラシック「Under The Skin」で有名な一枚ですが、ハイファイ的にはスカイハイ・サウンド+サヴァンナ・バンド+ボッサという夢のような組み合わせが音楽的に実現した「Voce Abousou」が最高! 高速で突っ走る「Were You Ready For That」もぜひ! 生バンドのグルーヴを大切にした作りにも非常に好感!.
クール&ザ・ギャングを輩出したDe-Liteレーベルからの作品の印象が強いですが、彼らの正式なデビューはこのRCA盤。肉感的な演奏を主体としたNY産アーリー・ディスコファンク中心で、ブラスもばっちりで踊れる曲は最高に盛り上がります。ミディアムやバラードでは伝統的なソウル・フィーリングで熱い気持ちにさせてくるのもいいですね。「It’s Me Who Loves You」素敵です。.
テレビの人気ファミリー・ドラマ「パートリッジ・ファミリー」出身でポップ・アイドルとして大成功したデヴィッド・キャシディ。ポップス・ファンなら、この時期の彼のアルバムのプロダクションにブルース・ジョンストンが関わっているので要チェック。ネッド・ドヒニー「Get It Up For Love」もビーチ・ボーイズ「Darlin」もグルーヴィーなシティポップに。当時幻の曲だったMFQ「This Could Be The Night」もロッカ・バラードでカヴァーしてます。.
【曲目】I'll Play The Fool / Hard Times / Whispering 〜 Cherchez La Femme 〜 Se Si Bon / Sunshower // We Got It Made / You Got Somethin' 〜 Betcha' The Love Bug Bitcha' / Sour And Sweet 〜 Lemon In The Honey
ピアノ系シティ・ポップとして絶大な評価を受けているフランク・ウェーバーのファーストです。リチャード・ティー、ウィル・リー、スティーヴ・ガッドらNYのトップ・ミュージシャンたちを従えて、ナイーヴな青年の心模様を描き出しています。タイトル曲あたりの都会的なグッドタイム感も人気の秘密です。ジョン・ピザレリみたいなスイング・ナンバーB-3「Straighten Up And Fly Right」も最高! .
タイトル曲はマイアミ・ディスコの代名詞のひとつでもあるリズムマシーンの音響をいかした大ヒット・ナンバー! この曲を含め、ほぼ全曲をKC&サンシャイン・バンドの“KC”ことハリー・ウェイン・ケイシーが提供。全編オーシャンで開放的でメロウな世界観が展開されます。「You Can Have It All」はヨ・ラ・テンゴもカヴァーしてます。.
こういうレコードをシティポップ名盤と呼びたいものです。自ら華麗に鍵盤を叩き、リリカルなポップスを紡ぎだすSSW。田中康夫著「たまらなくアーベイン」や金澤寿和著「AOR Light Mellow」などでも紹介されていたアイテムですが、あらためて聴くと70年代型シティボーイ・ポップスとしての完成度も高い作品と感じます。中でもB-4「Nickels And Dimes」はトッド・ラングレン風の傑作シティ・ポップ!.
収録曲・データ
【曲目】Fit To Be Tied / Music And Words / Son Of A Song And Dance Man / D-D-D-Dancin' / Love // New York, New York / Pavement Princess / Drinking / Nickels And Dimes / Made It Thru The Rain
【曲目】Theme From The Mancini Generation / Joy / The Swingin’ Shepherd Blues / The Masterpiece / Charade // Memphis Underground / Killer Joe / Amazing Grace / A Bluish Bag / Eager Beaver / Theme From The Mancini Generation
ラジオ局がこのレコードを放送すれば、そのまま番組になるように構成された25分のプログラム。ジョン・デンバーのトークと音楽がまとめられています。ジョン自身が初めてのラジオ番組を放送することができて嬉しいと語るところから始まり、ふんだんに彼の語りが盛り込まれています。彼に成功をもたらした「悲しみのジェット・プレーン (Leaving On A Jet Pane)」など、初期のレパートリーからの選曲。日本で最も親しまれている時代のジョンの音楽を、彼の語りと一緒に楽しむことができます。片面のみのレコードです。.
収録曲・データ
【曲目】Opening Theme - Take Me Home, Country Roads / Leaving On A Jet Pane / Forest Lawn / Rocky Mountain High / The Eagle And The Hawk / Grizzly Bear Song / Amsterdam / Sunshin On My Shoulders / Closing Theme - Take Me Home, Country Roads
ルイジアナのTOTOとも言える達者な演奏が持ち味の彼らの4作目。バッファロー・スプリングフィールドの「Rock'n Roll Woman」や「Midnight Summer Dream」もオススメ。特に後者はスティールパンも入ったトロピカルでメロウなAORです。まさに曲名通り、暑い夏の夜に聞きたいミッドナイト・チューン。.
【曲目】Jehosephat / Everywhere I Look This Mornin' / Pretty Far Out / The Lion And The Lamb / Golden Bell / A Wayfaring Stranger // Charmin' Betsy / Gilgarry Mountain (Darlin' Sportin' Jenny) / Marvin / The Little Land / Joy Across The Land / Gotta Travel On【Engineer】Al Schmitt
バルセロナを拠点に活動する現役のスペイン音楽楽団、ロス・マノロス。1992年にリリースしたセカンド・アルバム。ジプシー・キングスに続け!というよりは、彼ら自身が好きな音楽に没頭している楽しさがサウンドに表れています。ファースト同様に、ここでもスタンダード曲をカヴァー。サンバな「Cheek To Cheek」で、これまた最高なのですが、彼らのオリジナル曲も盛り上がりますよ!.
【曲目】It's My Job / Holdin' On / Cuttin' Corners / Miracle / Second Fiddle / It's Easy / Tryin' To Make The Yellow Lights / 'Till The New Wears Off / Party / California Is A Mental State / Run My Life
【曲目】Ballerina / Thee Goes My Heart / The Donkey Serenade / Skylark / Weh Your Lover Has Gone / When I Fall In Love // Canadian Sunset / Alone Together / Ol' Man River / Don't Worry 'bout Me / Tonight / Moonlight In Vermont
この時期のニルソンはちょっと…と敬遠してる人も少なくないかもしれません。でも待ってください。スティール・ドラムをフィーチュアしたダニー・クーチとの共作曲「Moonshine Bandit」や、ランディ・ニューマンの「Sail Away」、ノスタルジックなメローナンバー「She Sits Down On Me」など、ロマンチックなニルソンの帰還を感じませんか?.
ニューヨーク産ディスコ・ソウル・グループの1981年作品。AORファンの方はエアプレイのカヴァー「I Will Be Alright」収録にご注目ください。ソウルフルなコーラスワークが楽曲の良さをドラマチックに引き出してくれています。ゴフィン&キング作の名曲「Oh No Not My Baby」のレゲエ・アレンジも、大穴トラック。タイトル曲はケニー・ロギンスの、これまたいいナンバー。夏の夜向けの隠れた人気盤。.
ネオロカのプリンス、ロバート・ゴードンのプロモ用ミニ・アルバム。A面は過去の3枚のアルバムから一曲ずつ収録。注目はB面で、79年ボストンでのレアなライヴ音源(Robert Gordon Live From The Paradise Boston, Mass 3/22/79)です。もちろんプロモーション・オンリーのグレイト・パフォーマンス!.
収録曲・データ
【曲目】Black Slacks / Red Hot / Fire // Fire / Black Slacks / Red Hot