77年発表の「Figli Delle Stelle」以降、ジェイ・グレイドン、デヴィッド・フォスターらLAのミュージシャンと米国録音作品を制作していったアラン・ソレンティ。その時期のアルバムは、かつてはAORファン垂涎のアイテムでした。この日本盤は彼の英語圏マーケット向けの英語詞曲をピックアップした日本編集盤。日本語解説は小倉エージさん。.
デヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えたアルバム。前作「Beauty On Black Street」からは目立ったヒットが出ませんでしたが、本作から「It’s A Laugh」がトップ20ヒットに。その後の彼らの躍進の導火線になっているとも感じます。A面はメロウ曲中心、B面は打って変わって彼らのロック・サイドが出ています。.
サバービア傑作として評価の高い「And The Feelings Good」の前年にリリースされた充実の作品。アラン・トゥーサンがリー・ドーシーに書いた「Yes We Can Can」の力強いカヴァーや、メロウなフォーキー・チューン「Hey Look At The Sun」などメロウなフォーキー・チューンいい曲を揃えています。プロデュースはスティーヴ・クロッパーです。型抜きで窓から見える絵が変わる特殊ジャケット。.
テリー・メルチャー&ブルース・ジョンストンのプロデュース。彼らが設立したEquinoxプロダクションを代表する一枚と言っていいでしょう。良質のシティポップ+西海岸流ブルーアイドソウル。センチメンタルな風情を醸し出しつつ、それでいてサラッとした空気感が魅力的。A-2「Bad Luck Into Good」やBラス「If I’ve Won Or If I’ve Lost」あたりはAORファンの方にこそ是非一聴オススメ。.
収録曲・データ
【曲目】You're No Better Than A Common Thief / Bad Luck Into Good Times / The Damage Is Done / Atlanta / Love Has Got Its Hold On Me / We Could Be So Good Together // Matthew Of The Canyon / Jenny / You're My What (I Needed All Along) / He's Bad Man / If I've Won Or If I've Lost
【曲目】It's My Job / Holdin' On / Cuttin' Corners / Miracle / Second Fiddle / It's Easy / Tryin' To Make The Yellow Lights / 'Till The New Wears Off / Party / California Is A Mental State / Run My Life
1970年のデビュー時からヴァン・マッコイのプロデュースでした。マッコイが「Hustle」で大ブレイクするのと時期を同じくして、彼らも軽やかにディスコ路線に進みます。粗製濫造品とはほど遠い極上のNYサウンド。ゴードン・エドワーズ、エリック・ゲイル、スティーヴ・ガッドにリチャード・ティー、すなわちバックはスタッフ全面参加。ダンスクラシック「To Each And His Own」はもちろん、「Just One Look」のディスコかヴァーも◎! サヴァンナ・バンドのファンの方もどうぞ。.
摩天楼に現れた80sジャイヴな伊達男。その正体はユー・ヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセンなのでした。これがセカンド・アルバム。ファーストでも充分に吹っ切れてましたが、さらに吹っ切れ度&エンタメ度を増して臨んでいます。サヴァンナ・バンド/キッド・クレオール〜ファンカラティーナ系名盤。アナログではあまり見かけなくなっているかも。最高の「Hit The Road Jack」収録!.
ミスター・TWANGIN’・ギター! 50年代後半から60年代にかけて一斉を風靡した元祖ギターヒーローのひとり。1966年リリースのベスト盤「The Best Of Duane Eddy」のジャケットをスタイリッシュに新装したリリースです(選曲は同じ)。リー・ヘイズルウッドがプロダクションに関わっていて、ガールコーラスとの絡め方も美味い。ここぞというところに彼のギターが飛び出してきてガツンとやられます。.
この時期のニルソンはちょっと…と敬遠してる人も少なくないかもしれません。でも待ってください。アメリカの二ルソン・ファンには70年大好きも多いんですよ。スティールパンをフィーチュアしたダニー・クーチとの共作曲「Moonshine Bandit」や、ランディ・ニューマンの「Sail Away」、ノスタルジックなメローナンバー「She Sits Down On Me」など、ロマンチックなニルソンの帰還を感じませんか?.
収録曲・データ
【曲目】That Is All - Just One Look - Baby, I'm Yours - Just One Look - Baby, I'm Yours / Moonshine Bandit / I Need You / A Thousand Miles Away // Sail Away / She Sits Down On Me / Daylight Has Caught Me / Zombie Jamboree / That Is All (Reprise)
【曲目】Bette Davis Eyes / Jessie's Girl / Take A Chance On Me / Hit Me With Your Best Shot / Leader Of The Pack // Queen Of Hearts / Whip It / Heartbreaker / Hold On Tight / Losing You (I Really Wanna Lose You)
流血した若者たちが喧嘩した後みたいなジャケの写真からはまったく想像もつかない超メロウな名曲「Drivin' Me Crazy」を聴いて下さい! ジェファーソン・エアプレインを一時的に脱退したマーティ・ベイリン在籍のブルーアイド・ソウル・グループです。彼がのちに「ハートせつなく」などで見せるAOR感覚の先取り、とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、キップのいいドライヴ感にあふれた西海岸サウンドに再び脚光を!.
収録曲・データ
【曲目】Drifting / Good Folks / The Witcher // Roberta / Second Hand Information / Drivin' Me Crazy / Twixt Two Worlds
【曲目】Didn't Have The Heart / One Night In The Heat / I Want To Be Known (For The Way I Love You) / Just Like You / And The Night Goes On Forever // It's Alright / Judging By The Light / You're So Heavy / Nobody's Fool / On The Boardwalk
クール&ザ・ギャングを輩出したDe-Liteレーベルからの作品の印象が強いですが、彼らの正式なデビューはこのRCA盤。肉感的な演奏を主体としたNY産アーリー・ディスコファンク中心で、ブラスもばっちりで踊れる曲は最高に盛り上がります。ミディアムやバラードでは伝統的なソウル・フィーリングで熱い気持ちにさせてくるのもいいですね。「It’s Me Who Loves You」素敵です。.
全米トップ40ファン、オールディーズ・ファン、そして夕暮れ時に似合うメロウなAOR名曲を探している人には直球ストライクの超名曲! アルバムは、からっとしたカントリー風味の作品もあるんですが、メイン・ソングライターで隠れたAOR名盤サード「If You Believe」をひとりで作り上げるバルデ・シルヴァの才能が、この曲ではほとばしっています!7インチ・ シングルで聴く幸せ!.
70年代のイタリアで、欧米のロックやソウルにも対応したサウンドで斬新な風を吹かせたコンポーザー兄弟。もちろんイタリアン・サントラならではのラウンジ感覚も身につけているので、彼らの作り出すサウンドはとてもおもしろいです。このサントラだと「Il Ballo」や「Plata And Salud」のようなトラックがまさに彼らの真骨頂かも。隠し味に入ってるサンバ風味も本作のポイントです。レアグルーヴ・トラックとしては「Gli Amici」を!.