伝説のグループ、マジシャンズを結成してデビュー。60年代後半からは名ソングライター・チーム、ゴードン&ボナーとして活動。本作はセカンド・ソロで、ジャック・ニッチェのプロデュース。甘くて切ないブルーアイドソウルアルバム。オリジナルはアラン・ゴードン名義で78年リリースですが、架空のソウルグループとして売ろうと判断されたのか、名義もジャケも曲も一部変更され再発されたのがこちらです。グッドタイム・ポップ「How Can You Leave Her」収録はこちら。この曲、全然ソウルじゃないじゃん! でも最高!.
60年代に、あの「So Much In Love」のヒットを出した、あのドリーミー・ソウルグループ。その後もコンスタントにリリースを重ねていて、どれもレベルが高いのです。このアルバムはオープニングがルパート・ホルムズ「Who, What, When, Where, Why」からもう最高のディスコソウルです!.
時代ごとにモダンなサウンドをセレクトしてきた才人ヴォーカリスト、ジャック・ジョーンズが、AOR的音作りで作り上げた知られざる傑作。見事に16ビートディスコにしたバカラック「Wives and Lovers」のかっこよさには脱帽です。フランキー・ヴァリでも知られる「My Eyes Adore You」もうるわしい。丁寧に挑む冒険的な姿勢が素晴らしいと思います。MGMに翌年残した「Don't Stop Now」からも同様の精神が伺えます。.
収録曲・データ
【曲目】The Love Boat / Evergreen / Silver Lady / Nobody Does It Better / Quiet Please, There's A Lady On Stage // Wives And Lovers / I Could Have Been A Sailor / Just The Way You Are / My Eyes Adored You / Ready To Take A Chance Again
【曲目】Sail Away With Me / Had To Fall In Love / Skippin' / Language Of Love // Theme From "Starsky & Hutch" / Holdin' Out (For Your Love) / Hedge Hog / Float On By / Sky's The Limit
サイ・コールマンっておそろしい人だ。ディスコをいろんな人たちが手がけた時代、ここまでアイデアを注ぎ込んだ人はいないかも。「Chloe」「Speak Low」といったスタンダードも大胆にリアレンジ。「Tea For Two」のメロディをリフに使って大胆に展開させる自作のAラスもすごいし、「Never Can Say Goodbye」を高速にしてしまうのも離れワザ! というか、やっちゃいけないスレスレのこと。脱帽100回!! コーラスにはパティ・オースティン参加。.
収録曲・データ
【曲目】 Chloe / Love Will Keep Us Together / Touch Me In The Morning / The Party’s On Me / Bring Back Those Good Old Days // Speak Low / Never Can Say Goodbye / Doctor’s Orders / Cote D’Azur / There’s Gotta Be Something Better Than This / Time In A Bottle
企画物と侮ることなかれ。「Get Dancin'」のヒットを放った前作はボブ・クリュー主導。続くこの作品ではケニー・ノーランが全面的に音作りを担当。作曲もプロデュースも(たぶん歌も)彼。黒人音楽好きなセンスが前面に。清々しいディスコ「Hey There Little Firefly」サルサに接近したパーティ・チューン「Jimbo Salsa」など、手抜き無しの好内容! のちにアルバム「Night Miracles」でセルフカヴァーする「Ride A White Horse」も、すでにここで採り上げています(女性ヴォーカルで)。シルヴェッティ+サヴァンナ・バンドという感じのサウンド、今こそ積極的に評価します!.
UKファンク・バンドの雄。77年に「Shipwrecked」のタイトルでリリースされていたアルバムを、もっとキャッチーなタイトルとジャケで翌年出し直ししたアルバム。それだけ“売りたい”アルバムだったということなんでしょう。インスト「Bop Gropes Blues」が極上の夕焼けファンク。AORファンにはレニー・ザカテックのヴォーカル・ナンバーも高ポイント!.
収録曲・データ
【曲目】Just Let It Lay / Rockmaninoff / Oh I / Shipwrecked // Haven't Stopped Dancing Yet / Bob Gropes Blues / Tear Down The Business / Baby, Baby, Baby
いわゆるブリットファンクの先駆としても紹介されるニューウェイヴ・ディスコユニット。これがサード・アルバムになります。アメリカのダンスチャートで1位を獲得した「A Little Bit Of Jazz」収録。そのタイトルのイメージのためにアメリカではこの「ジャズ風」のアートワークが採用されたのかも。のちにニュー・ミュージックを結成するメンバーもいます。.
「Never Can Say Goodbye」(ポップ9位/ダンス1位)で颯爽と全米デビューを果たした70年代のディスコクイーン。最大のヒット「I Will Survive」が生まれるのは79年ですが、その間もグッドコンディションをキープしています。このアルバムも大ヒットこそ出ていませんが、ゴージャスな味わいが最高!.
ドイツのイージーリスニングで長いキャリアを誇るサウンドマスター。70年代的なセンスにも敏感に反応します。なんたって「朝日の当たる家」をスキャット入りのビッグバンドディスコにしてしまうんですから! 全編おおらかなユーロディスコ仕様で最高な1枚です。「Night And Day」なんてゴージャス&メロウで、すごい仕事!.
My Life As A Girl (Based on: The House Of The Rising Sun).
白人ながら彼の書く曲には黒人音楽の感性が息づいています。ボブ・クリューと組んだディスコ・プロジェクトがあったり、ブラック系アーチストへの作品提供が多いのもうなづけるところ。本作は疾走感溢れるディスコブギー連発の傑作。もうひとりのポール・ニコラス! 「Dancin' To Keep From Cryin'」で泣きながら踊る! シュガーベイブ「DownTown」とつなげても最高!.
収録曲・データ
【曲目】Motor Workout (You Got Horsepower) / Wine, Women And Champagne / Dancin' To Keep From Cryin' / Ride A Wild Horse // Night Miracles / Maybe I'm Mindless / Us And Love (We Go Together) / You're So Beautiful Tonight
You Can Do It / From Jupieor With Love / N.Y. One / Eva / Come Back // Power Jam (Part 1) / The Joy Of You / Lifelong Dream / Soca And So On / Overseas Call / Power Jam (Part 2)
シティボーイから転じてディスコボーイとして成功を手にしたポール・ジャバラ。これが彼のサードにして全面的にディスコに転じた分岐点作品。ダンスビートがメドレーで続くA面でもメロディメイカーぶりは健在。B面には、かつてポールが作品を提供したドナ・サマーがゲスト参加。Bラス「Just You And Me」は、AORファン泣かせのメロウチューン!.
1964年に7歳でレコードデビューしたマーク・ラディス。天才少年としてキャリアを積み、19歳の年にリリースしたのがこの完全無欠のディスコ・アルバムでした。若いながらも自身を含め10人編成のバンドを率い、黒人ミュージシャンたちとも堂々わたりあっています。ノーティなディスコダンス・ナンバー中心に徹した構成はすがすがしいですが、1曲あるバラード「The Answer Is You」も才能の塊と思います。.
全米4位の大ヒットとなったメロウ・ディスコ「More, More, More」が当店でも人気のウィスパーヴォイスシンガーにして元ポルノ女優アンドレア・トゥルー率いるユニットのセカンド・アルバム。後にホイットニー・ヒューストンの楽曲も手がけるマイケル・ゼーガーがプロデュースしたリード曲「What’s Your Name, What’t Your Number」が絶品。ルー・リード「Sally Can’t Dance」のカヴァーも、彼女が歌うとオリジナルよりも艶やかに。.