正式なアーティスト・クレジットにはギタリストのジョー・ベックが連名で記されています。さらにもうひとりギターで参加しているのがスティーリー・ダンの「Peg」のソロに抜擢されることになるスティーヴ・カーン。アンディ・ニューマークやウィル・リーといったNYの凄腕セッションマンがサポートしたファンキーでメロウなソウル・アルバムです! レパートリーは「Going Out Of My head」を除いて、「Unforgettable」などよく知られたスタンダードナンバーばかり。.
アンフォゲッタブル.
For All We Know.
Fever.リトル・エスター・フィリップスの愛称で幼少時代からR&Bシンガーとして活躍した彼女。70年代前半にKuduでファンキーな名作をいくつも残した後で、意外と知られていないのがこのMercury盤です。フランキー・ヴァリでも知られるNYディスコの超名曲「Native New Yorker」を歌っていますが、これが最高の仕上がり! メロウでソウルフル。言うことないすね! AORファンにも大穴盤でしょう!.
Native New Yorker.
S.O.S..
Pie In The Sky.最高に洗練されたNYのセッションメンたちとファンキーにうねりまくる「Alone Again (Naturally)」のカヴァーが、かっこよすぎます。ときにプリーチャーのように、ときに小悪魔のように冴え渡る歌声が素晴らしいのはもちろんのこと。リチャード・ティーのエレピも全体にすごくよく効いていて。「I've Never Found A Man」も超ファンキーに生まれ変わってます。彼女のKudu時代ではこれが一番人気!.
Alone Again (Naturally).
I've Never Found A Man.
Use Me.70年代前半のKuduレーベルでのリリースを経て、後半は移籍したMercuryでディスコソウル路線へ。少女時代から抜群の歌唱力で知られた人ですので、なんでも歌いこなすのですが、スタンダードソング「If I Loved You」をミディアムテンポのディスコにするなんてさすがです。ヴァン・モリソン「Into The Mystic」カヴァーもすばらしい。ブルージーなナンバーでもちゃんと実力を見せてくれますよ!.
Love Addict.
If I Loved You.
Into The Mystic.幼少時代からR&Bシンガーとして活躍した彼女。クリード・テイラーの寵愛を受け、70年代はフュージョン系ミュージシャンと都会的なソウル/ジャズヴォーカル作品をKuduで発表していきました。このアルバムはディスコ感覚も前面に。なにしろ歌がうまい人ですから対応力も完璧。レゲエ・ファンクな「Higher And Higher」、スタンダードをディスコ化した「Dream」など、実に痛快です。.
Higher & Higher.
Dream.
Boy, I Really Tied One On.