ウッドストック・フォークの良心ハッピー&アーティ。弟のアーティ・トラウムが残したシティ風味なアルバムです! ダンサブルな「Is There Life On Earth」、極上メロウなボッサ「Shooting Star」、トロピカルなオーシャンポップ「Sailors Lullaby」など、ちょっとびっくりの変身ぶりです。日和ったわけではなく、このポップさ、人恋しさは彼の資質でもありました。なにしろ全曲いい!.
収録曲・データ
【曲目】Is There Life On Earth / Bread And Wine / Shooting Star / Riptide / Sailors Lullaby / Stranger / Girls Of Montreal / First Affair / My Lover Is A Runner / Night Song
知的な作風で人気の高いSSW。ファースト「Records Are Like Life」の人気が異常に高いですが、こちらはそれ以降の作品ではもっともメロディの美しいアルバム。吹っ切れた感じのポップさがあります。繊細さを兼ね備えつつ、ぐっと胸に食い込んでくるヴォーカルや不思議にクールなコード展開。ドラマチックな曲作りが本当にうまいのです。.
「夜汽車よジョージアへ」など数々のヒット曲を書いた心優しきソングライター。Buddahでの二作目です。前作に引き続きニック・デカロがアルバムの半数でアレンジを担当。爽快なオープニング曲「If That's All Our Love Mean To You」と、小さいものを愛おしむようなセンシティヴな「The Closest Thing To Love」。この2曲で、彼の個性がすでに集約されています。決してひとりじゃなくて、寄り添える仲間がいる。そういう気持ちにさせてくれます。.
インドネシア出身の彼が、オランダで発表した4作目。ダンスフロアーを意識したA面、スティーヴィー・ワンダーの影響深いメロウネスが光るB面という構成。80年代に日本で紹介された当時は「Tears For The Stars」や「Ev’rybody Feel The Groove」が人気でしたが、今だったらメロウな「Temptation’s Stronger」や「Days Can’t Stay Forever」がぐっと来たり。ジャジィなコード使いなど、高度な内容を感じさせますし、ハワイやフィリピンAORとも共通する匂いも。.
収録曲・データ
【曲目】 Ev’rybody Feel The Groove / Tears For The Stars / Wake Up / Lorraine // Jakarta / Temptation’s Stronger / The Rain / May Please Stay / Days Can’t Stay Forever / You Are My Sunbeam
UKブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴ・チューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.
【曲目】Dancing In The Halls Of Love / Driftin' / Believer / Rainbows Go On Forever / Space // You're Out Of Love / That's When She Touched Me / I Don't Wanna Lose You / Not Tonight / Just Can't Stop It【Producer】Louie Shelton
NY録音の70'sブリージーシティポップの隠れた逸品。本作は何と言っても「You've Come Over Me」! 涼風に吹かれるような傑作チューン! 甘酸っぱいラヴソング「Let's Get To Livin'」や、英国風ニッチポップな「Where Have They Gone」「Misery Loves Company」など、軽いフットワークも魅力です。.
ジャッキー・ロマックスという名前をAppleレーベル絡みでしか知らない人は損をしてます。この極上シティポップ盤を聴かなくては! A-1「More (Livin' For Lovin')」の硬質なファンクビートとオーシャンメロウな空気の融合がたまりませんね。ハーヴィー・メイソン、ウィリアム・D・スミスなど要所要所に気になる名前を発見。彼が次のボズ・スキャッグスになった可能性もあったんですねえ。.
通算6作目。ジェイ・グレイドン、マイク・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ、ボビー・キンボールらLAのトップセッションメンが参加。初期の名作「Prime Cuts」あたりからすると随分モダンなサウンドで幕開けしますが、途中で現れるピアノ系バラードになると、やっぱり彼のナイーヴでドラマチックな個性の独壇場です。沁みます。A-1「Don’t Let Go Of Me」で聴こえるコーラスは奥様のジャッキー・デシャノン。.
収録曲・データ
【曲目】Don't Let Go Of Me / You Can Always Buy Her Pearls / If This Is Love / Thirty Years Old (Mom) / Night Music // You're The One / Time Changes People / A Potato In The Rain / My Heart Got In The Way / All Along The Rhine
【曲目】Stay / Darling Christina / Snow Flakes / Raggedy Ann & Me / Skip Tune // Sister / Not Quite Time / There's A Lot To Be Said / Just A Matter Of Time / An All American Boy And His Dog
もともとはイギリスで72年にリリースされていたシングルですが、アメリカでは無視。「Laughter In The Rain」の大ヒットを受けて、急遽アメリカでもシングルカットされ、最高27位まで上昇しました。なのでバックは10ccなのです。本国でカムバックを果たしたセダカの心があらためて乗り移ったように響きますね。.
シティポップ傑作。あのアンダース&ポンシアのヴィニ・ポンシア制作によるイノセントなポップ・サウンドとすっきりしたハーモニー。グッドタイム好きには「Dancin’ On Ice」や「Sugarloo」、オーシャン系がお好きなら「Satelite Touchdown」を。ポンシアの旧友ピーター・アンダース提供の「If I Can Just Get Through Tonight」もあり。かつてのハイファイ名物コーナーGreat3片寄セレクションで「なんともまあ情けない面がまえのトリオですが、曲も期待を裏切らず情けない路線まっしぐらでグレイト。いい曲書いているけれどヒットしなそうなところがいいね」とのコメント。.
収録曲・データ
【曲目】Dancing On Ice / Rainy Weather / American Beauty Rose / Satellite Touchdown / Better Wages, Better Days // Empty Room / If I Can Just Get Through Tonight / You Think You're Too Good To Be True / Sugarloo / Would You Believe
日本の邦題「アメリカン・モーニング」こと「Just Wehn I Needed You Most」が思わぬ大ヒット。ことに日本では繰り返しTV CMなどに使用されるエバーグリーンな1曲に。やわかくてほんのりとした味わいのポップスがふんだんに盛り込まれた作品。少年っぽさの残った透明な歌声にも魅力が。突然聴きたくなることがあるのですね、このメロディを。.
NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.
オーストラリアのロックバンドとしてのちに世界的な成功を手にする彼らのファースト・アルバム。ファニーなイラストだったオーストラリア盤とは趣を変えて、ロックバンドらしさを押し出したUS盤です。アメリカでもスマッシュヒットしたのはフォーキーな「I’ll Always Call Your Name」。「Curiosity (Killed The Cat)」あたりでのライトメロウ感覚もぜひ。.
【曲目】New York City (You're A Woman) / John The Baptist (Holy John) / Can You Hear It Now (500 Miles) / The Ballad Of The Hard Rock Kid / Going Quietly Mad // Oo Wee Baby, I Love You〜Love Is A Man's Best Friend / Back On My Feet / Come Down In Time / Dearest Darling / Nightmare #5 / The Warning (Someone's On The Cross Again)
ウィットに富んだポップスが好きな人を、夢中にさせること間違いなし。ニューヨーク・メイドらしく、ひとくせもふたくせもあるアーバン・ポップの楽しみが詰まっています。2作目「On And Off Again」の渋〜い味に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなシティポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。久しぶりの入荷です。.
同時期のアルバム「One Fine Morning」が「SUBURBIA SUITE」でピックアップされたり、トニー・コジネクのファーストでバックを務めたことなどで知られるカナダのロックバンド。ブラスを加えたファンキーロック・サウンドにポップで繊細なメロディをしのばせるのが得意なんですよね。メリハリの効いた演奏はブレイクビーツとしても重宝されました。.
【曲目】Lightning Lady / Circus Ride / Friends Of Mine / Yukon Lady / July Moon // Forever / Only Love / Sunrise To Sunset / Gold And Mellow / Summer Afternoon
ブロードウェイ・ミュージカルで仕事をするうちジュディ・ガーランドに認められ発表したデビュー作。後にL.A.に拠点を移すため、NY録音はこれ一枚だけ。アル・ゴルゴーニ、デニス・セイウェルらNYのミュージシャンがバックアップしています。「Make A Time For Lovin’」を是非ご試聴ください。ポール・ウィリアムス「Someday Man」のような肌触りを持つ美しい傑作だとわかってもらえるはずです。余談ですが、彼の奥様がジャッキー・デシャノン。.
収録曲・データ
【曲目】The Farmer / My Cabin / Make A Time For Lovin' / Seventh Avenue / Just Somebody // Give A Little Laughter / Sunny Days / Piano Picker / Wouldn't It Be Nice / Please Don't Send Them Anymore【Drums】 Dennis Seiwell【Bass】 Russell George【Guitar】 Albert Gorgoni【Woodwind】 Phil Bodner【Producer】【Piano】【Vocals】【Orchestration】 Randy Edelman
彼らの最大のヒット(全米6位)となったメロウな「Sharing The Night Together」を含む8作目。「When You're In Love With A Beautiful Woman」も全米6位。人気の「Sexy Eyes」がヒットするのは翌年ですが、本作にもすでにシティポップな香りが濃厚。日が暮れた頃に似合います。ジャケからは想像つかないかもしれませんが、本当です。.
収録曲・データ
【曲目】Sharing The Night Together / Sweetest Of All / Storms Never Last / I Don't Want To Be Alone Tonight / Knowing She's There // Clyde / When You're In Love With A Beautiful Woman / Dooley Jones / I Gave Her Comfort / All The Time In The World / You Make My Pants Want To Get Up And Dance