60年代に美女シンガーとして脚光を浴び、70年代以降はバックシンガーで活躍するかたわら、質の高いアルバムをマイペースでリリースしたスー・レイニー。アレンジャーでキーボード奏者ボブ・フローレンスと組んだ本作は、作詞家アラン&マリリン・バーグマンの作品を歌うという企画物ながら、非常に質の高い驚きの一枚。まずは挨拶代わりに披露されるフローレンスと彼女の共作オリジナル「Flight Of Fancy」の飛翔感にドキドキ。エレピ主体のアレンジが醸し出す淡いメロウさも出来の良さに一役買ってます。.
収録曲・データ
【曲目】Flight Of Fancy / Sure As You’re Born / Nice ‘N’ Easy / Summer Me, Winter Me / You Must Believe In Spring / A Piece Of Sky // Make Me Rainbows / His Eyes, Her Eyes / That Face / (Medley) The Trouble With Hello Is Goodbye / I Will Say Goodbye / Little Boy Lost (Pieces Of Dreams) / Take Me Home
60年代後半のImperial盤「Alive And In Love」がソフトロックファンにも評価されている彼女。デビュー期の名盤がこちらです。日本でも「雨の日のジャズ」という邦題とともに長年愛されている逸品。ビリー・メイの細やかなアレンジと、彼女の歌のうまさ、情感、少しの背伸びがもたらすほんのりとした甘酸っぱさ、すべてが最高ですね。日本語解説付き。.
60年代にジャズ/ポピュラー・シンガーとしてデビューした当時から抜群の歌唱力と知的なムードで人気を誇った彼女。70年代の雌伏期を経て、80年代に入ると再び積極的にシンガーとしての活動を再開します。西海岸の名アレンジャーでもあるピアニスト、ボブ・フローレンスのトリオをバックに、ジョニー・マンデルの楽曲を歌った本作は、その再開初期の作品。「Suicide Is Painless」や、マンデルがデイヴ・フリッシュバーグと共作した「You Are There」、フローレンスの浮遊感あるエレピも美しい「A Time For Love」など、シンプルながら歌も楽曲もアレンジも素晴らしいのです。.
【曲目】How’s This For Openers / This Happy Madness / Stardust / Baseball / I Let A Song Go Out Of My Heart // Pure Imagination / Tea For Two / Riddin’ High / Body And Soul / No More Blues