かつて「真夏の夜のジャズ」で見た雄々しい姿や、映画「サマー・オブ・ソウル」での最晩年の胸を打つ歌唱で、このゴスペルの女王の真価に触れた人は多いと思います。彼女のアルバムは数多いですが、本作はストリングスを交えた美しい曲やクワイアコーラスとともに盛り上がる曲など、彼女の表現の幅広さもとらえた内容です。.
Garden Of Prayer.
I’ll Never Turn Back.
I Will Say Of The Lord.70年代には世界中をとろけさせた美声。80年代以降は生まれ持った信仰心を前面に出し、ゴスペルソウル路線でのアルバムを重ねます。といってもバックは相変わらずのハイ・サウンドですし、基本的なところはほとんど変わっていないのです。じわりと彼のソウルが奥深いところに染み込んできます。.
Precious Lord.
Morningstar.
Rock Of Ages.フィフス・ディメンション的なコーラスを主体としたヤングゴスペルグループ、ザ・ディザイプルズを率いて活動してきた彼のファーストソロ。グループでもすべての作詞作曲とアレンジを手がける天才ぶりでしたし、ここでもメロディセンスや構成力を存分に発揮。なによりソフトながら説得力のあるヴォーカルもいいのです。A-1「You Ain’t Livin’」から圧倒されます。.
In Rememberance.
Lord, You’ve Been Good To Me.
You Ain’t Livin’.ゴスペルというと黒人の領分というイメージがあるかもしれません。教会への忠誠は人種を超えていますので、ホワイトゴスペル・コーラスグループも数多く存在します。50年代にプレインズメン・カルテットとしてデビュー。これが短く改名しての再デビュー盤。見事なハーモニーとぐいぐいと前に進む躍動感、そしてスパイスとしてのカントリー風味。とっても素晴らしいです。.
I’m Working On A Building.
Dem Bones (Dry Bones).
Long Long Journey.陽気なトランペッター、ジョナ・ジョーンズとゴスペルコーラスの名門ジュビリー・フォーが、がっちり握手。オルガンとピアノでソウルフルな色合いを添えるのがディック・ハイマン。じわじわぐいぐいと胸に迫るゴスペル・タッチの演奏です。ゴスペルソングのみならず、「Work Song」あたりも採り上げていて、これはひとつのR&Bジャズ逸品。.
Yes Indeed!.
Work Song.
Down By The Riverside.シカゴのゴスペルグループ、ハロルド・スミス・マジェスティック・シンガーズが1970年にレコーディングした新録音と、かつてアレサ・フランクリンがColumbiaと契約する以前にレコーディングしていたゴスペル音源2曲などを組み合わせた変則コンピレーション。若き歌声はそれはもう掛け値なしに素晴らしいですし、フィル・アップチャーチがベースを引く新録もいいです。自然に1枚聴き通せて敬虔な気持ちになります。.
Yield Not To Temptation.
Let It Be.
Move Up A Little Higher.映画「サマー・オブ・ソウル」での素晴らしいゴスペル・アワーを体験して、あらためてゴスペルを聴きたくなった人におすすめしたい一枚です。キャラヴァンズはシカゴの女性ゴスペル・グループ名門(デビューは1958年)。この時期はソロでも有名になるシャーリー・シーザー在籍。あのロリータ・ホロウェイも在籍していた時期もあるんだそうです。.
Soul Salvation.
I Want To See Jesus.
Hold Your Peace.ジェイ・グレイドン(“Jay Clayton”と誤表記されていますが)が全面参加した黒人男女デュオのアルバムです。アール・パーマー、エド・グリーンら曲によってメンバーは入れ替わっていますが、グレイドンとベースのジェームス・ジェマーソンは全曲に関わっているようです。同時代のMotownとしては異色のゴスペル的内容のアルバムですが、ニューソウル・ゴスペルと表現したくなるような新鮮さが全体にあります。.
Everything Is Alright Now.
Satisfied Mind (Sing).
I’ll Keep My Light In My Window.素晴らしい歌唱力を買われ、スピリット・オブ・メンフィス・カルテット、ゴールデン・エコーズ、フェアフィールド・フォーなど数々の名門ゴスペルグループでリードシンガーを担当したシンガー。リトル・アックスは愛称で、本名はウィリアム・ブロードナックス)。本国アメリカでは実現していなかった彼のキャリアを総括するコンピレーション。ほぼアカペラコーラス。濃厚です! スウェーデンのみでの発売でした。.
Glory Glory.
My Life Is In His Hands.
So Many Years (Jesus In Heaven).トーチソング(ラヴバラード)シンガーとしてのイメージの強かった彼女に、胸がすっとするほど気持ち良くゴスペルソングを歌わせたアルバム。彼女の中に敬虔な宗教心があってこその企画とは思いますが、そのコンセプト、いかにもLibertyらしいと思います。ビリー・メイのゴージャスなアレンジで歌う選曲は、レリジャスソングというよりは、フォスター歌曲なども含め、アメリカ人の心のふるさとにあるような歌の数々という解釈の方が近いかと。シルヴァーブルーに輝く美しいジャケ。.
All God’s Children Got Shoes.
Goin’ Home.
If You Want To Get To Heaven... Shout!.デューク・エリントンがNY五番街の長老派教会で行ったセイクレッド・ミュージックのコンサート。その模様を収録したライヴ盤です。リード・シンガーにブロック・ピータース、クワイアも迎えての演奏ですが、さすが生涯作曲を続けたエリントンだけあって、演奏されるのはこの日のためのオリジナル曲。壮大にして敬虔な曲想にぐいぐい引き込まれます。.
In The Beginning God.
Come Sunday.
New World A-Coming.1948年に結成されたアメリカ南部を代表する白人ゴスペルコーラスグループ。TVやラジオを通じて現地で親しまれていた彼ら。編成を変えながら現在も活動する彼らは、いわばゴスペル界のフォー・フレッシュメンのような存在でしょう。日本ではエルヴィスのバックを務めたジョーダネアーズは有名ですが、アメリカではこちらも高くリスペクトされています。50年代の素晴らしいレコーディング。.
Nicodemus.
The Sea Walker.
When My Master Walks With Me.コンテンポラリーゴスペルの名門ファミリーグループ。クインシー・ジョーンズのレーベルからリリースしていた時期は、ジーザス向けのメッセージを若干抑えて、より広い慈愛の精神として発信した良質モダンソウルになっています。アニタ・ベイカーをゲストに迎えた「Ain’t No Need To Worry」をはじめ、デジタルをとりいれながらもあくまで人間味が熱いです。.
Ain’t No Need To Worry.
Breaking Of Day.
Love Has No Color.1954年にコロムビアと契約して後の音源からは、キャリアの絶頂期であることは勿論、世界的評価の上昇を背景にした精神的な余裕、そして充実した製作陣のバックアップが感じられます。とにかく音楽が大きく深い。歌に全身全霊を捧げつつ、優しさや可憐さも兼ね備えていて。現在もゴスペル界最高峰の歌手として語り継がれるマヘリア、その名に相応しい仕上りの代表作でしょう。.
Little David Play On Your Hand.
Everytime I Feel The Spirit I Pray.
Have You Any Time For Jesus.ジャケットの迫力通り、マヘリア晩年の傑作! 彼女としてはかなりR&B寄りのバンドを従えてのレコーディングです。半数以上の曲では彼女自身がバンドをアレンジした作品でもあり、ゴスペル界の巨大なアイコンに安住するのではなく生涯を賭けて熱いメッセージを届けることに執心していたとわかります。.
I Want My Crown.
Thought You’re Reeling And Rocking.
Come On Up To Bright Glory.ハワイのカントリーミュージック(パニオロ)を代表するシンガー、メルヴィーン。彼女は敬虔なクリスチャンでもあり、こちらは神に捧げる曲をレコーディングしたアルバム。チャールズ・バット・ダントのアレンジは彼女の持ち味を消さないよい仕事。「My Sweet Lord」や、カントリー風味の「Nobody Knows But Jesus」など、とてもよいです。.
My Sweet Lord.
Nobody Knows But Jesus.
Amazing Grace.1930年代からナッシュヴィルで活動する白人ゴスペル・カルテット。黒人ゴスペルに比べると軽やかさがありますが、ハーモニー自体は深みがあり、耳にとても気持ちよいです。ピアノだけの伴奏で心地よくスイングしてゆくところにじわりと良さがあります。ジャズ、フォーク、ドゥーワップなど、いろんな要素を内包している面白さです。.
Press On.
Singing Keeps Me Happy.
Telling His Wonderful Love.ローリング・サンダー・レビューや日本武道館での初来日公演を終えて、ディランはゴスペルを歌う道へと進みます。当時のファンには戸惑いも大きかったようですが、現代ではあらためて評価されていますね。バックバンドの演奏もディランの歌も真摯で素晴らしいです。.
Slow Train.
Do Right To Me Baby.ゴスペルの女王マヘリア、晩年の一枚です。なんとマーティ・ペイチをアレンジャーに迎えてのストリングス・ゴスペル! 堂々とした迫力と美しさに打たれます。映画「サマー・オブ・ソウル」でのメイヴィス・ステイプルズとの共演もすごく胸を打ちました。.
Power In The Blood.
Roll, Jordan, Roll.
It Is well With My Soul.アメリカの名門ゴスペル・グループは数あれど、このグループはアルバム・リリースにはあまり恵まれていませんでした。彼らの絶頂期と目される50年代Peacockレーベルへのレコーディングは長いことシングル盤だけでしか聴くことができませんでした。その時期の全貌をまとめた日本編集盤、全16曲。世界に誇れるPヴァインのいい仕事です。日本語解説付。.
Let’s Talk About Us.
The Lord & I.
Do Lord Remember Me.アメリカのR&Bゴスペル名門グループ。アレサやメイヴィス・ステイプルズにも負けないくらいの迫力で歌う女性リードシンガーがめちゃくちゃかっこいいです。名前がわからないのが残念。B面ではリーダーのチャールズ・テイラーが歌っています。.
Break Bread.
Maybe My Last Time.オランダの16歳から20歳までの経験なクリスチャンの青少年たちによるロック/SSW世代向けレリジャス・サウンド。ペトロ・マライスというコンポーザー/プロデューサーの指揮のもと、アメリカやカナダ、インドネシア、南アフリカでもおなじようにプロジェクトが行われていたようで、これはその一環としてのオランダ版です。ソフトロック的なクワイア曲、アシッドなまどろみ感もあるSSW曲までスタイルはさまざまですが、経験な祈りの感覚は通じ合っています。.
Liefde Is Niet Maar Een Woord.
Dromen.
Chance.