同時代のポップス/ロック・ヒットを歌うことを頑ななまでに拒み続けていたトニー・ベネット。ようやくアルバムの中で1、2曲歌うようになってきたのが60年代の後半でしたが、ついにこのアルバムで全面的にポップス解禁。あくまで自らの土俵で勝負を挑んでいます。ゆったりとスイングする「Here, There And Everywhere」が白眉。アレンジはピーター・マッツ。.
収録曲・データ
【曲目】MacArthur Park / Something / The Look Of Love / Here, There And Everywhere / Live For Life / Little Green Apples // Eleanor Rigby / My Cherie Amour / Is That All There Is? / Here / Sunrise, Sunset
Columbia 2eyesレーベル。A-1「I Left My Heart In San Francisco」冒頭に若干耳障りなサーフェスノイズあります(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。他の曲はM--。
すばらしい歌唱力で作り出す揺るぎない自分の世界。
1960年代以降のトニー・ベネットのキャリアを代表する大ヒット「I Left My Heart In San Francisco(霧のサンフランシスコ)」を収録。当時30代半ばを迎え、歌手として何度目かの絶頂期だったトニー。おおらかなバラード、たおやかなスイングと、すばらしい歌唱力で揺るぎない自分の世界を作り出します。.